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  • 言葉の誤用を正そうと造語が生まれ泥沼化

     お客様から風邪が治らないということで、相談を受けた。
     喉が痛くて『葛根湯』を4日ほど服用して痛みは治まったものの、今度は鼻水になったという。
     『葛根湯』を4日間は続けすぎだと思うけど、上半身を温めるから鼻水にも効果があるはずなのに、どうしたことか。
     もう少し詳しくヒアリングしたところ、花粉症もある事が分かった。
     いわゆるスギ花粉などには早いとはいえ、乾燥した空気に舞う排気ガスなどに反応しているのかもしれない。
     となると、免疫反応の異常なので、『葛根湯』では力不足。
     最近では、「役者不足」なんて造語もあるらしいが。
    「役不足」の本来の意味である「役者の力量に対し、役割が不足している」というのを、「役目に対して役者の力量が不足している」という誤用が広まったのを正そうとして造られた言葉らしい。
     「役不足」と間違われやすい言葉が「力不足」ということだったのに、言葉が似ている「役者不足」なんて造ったら、ますます混乱するじゃないか(笑)
     おっと、話が逸れた。
     鼻水の色は透明で、放っておくと垂れてくるようだから、アレルギー性なのは間違いない模様。
     となれば、『小青龍湯』の出番である。
     特に花粉症のある人は、花粉症の本番に入る前から服用しておくと症状を軽減することができるので、そう説明してお買い上げ頂いた。
     ただ、いつも喉から風邪になるというお話もあり、それについては頭重感や悪寒など、他の風邪の症状があるかを確認するように、お話をした。
     喉の痛みだけなら『葛根湯』より『駆風解毒湯』の方が向いているし、喉の奥がヒリヒリするように痛みの時には胃炎を起こしているケースが有り、そういう時には『麦門冬湯』が適応したりするので。
     今回も、私としては最初の喉の痛みは風邪ではなく、年末年始に胃を悪くして発症したところに、『葛根湯』でさらに胃を傷めて免疫異常が起きたと推測してるんだけど、どうだろう?

     お客様から、『ムヒのこどもせきどめシロップS』と『ムヒのこども鼻炎シロップS』を比較しての相談を受けた。
     患者は1歳10ヶ月の幼児で、基本的には病院での受診を勧めるところ。
     主訴は鼻水と咳で、『ムヒのこどもかぜシロップ』についても尋ねられたけど、ひとまず発熱が無ければ不要なことを説明した。
     そのうえで、咳と鼻水であれば『小青龍湯』を使う方法もあることをお知らせしたところ、お客様自身は花粉症に用いているという。
     現代薬は、どうしても体力の低下を避けられないから、漢方薬の方がお勧め。
     子供にどうやって飲ませれば良いかという問いには、小皿にお湯で溶く方法を勧めたけど、味を嫌がるようであれば、離乳食に混ぜても良いとお話した。
     もちろん、服薬ゼリーを使うという手もある。
     あと、体が冷え気味と考えられるため、下半身を主に温めるようにアドバイスした。
     そして、本日はお買い上げ無し。
     ………しまった(;´∀`)!!

     

  • 説明不足な店員が悪いんですけどね

     これから始まる花粉症について、お客様から相談を受けた。
     毎年の主な症状は鼻水とクシャミで、鼻がつまることはあまり無いというお話だったため、『小青龍湯』を案内した。
     気象情報では、今年の花粉の飛散量は多いという予測だから、症状が始まる前に『小青龍湯』を1日1回服用する方法を勧めてみた。
     本日は、相談のみ。
     そうそう、うちのお店には第1類医薬品を置いていないため、第二世代抗ヒスタミン薬の『アレグラ』や『アレジオン』などは扱っていないから関係無いんだけど、他店ではお客様から「効かない」というクレームが来てるらしい。
     それたぶん、売った店員が薬効を説明していないからだと思う。
    「第二世代」という呼び方が「第一世代より強い」とお客様を誤解させてるんだろうけど、そもそも効き方が違うのだ。
     例えるなら第一世代抗ヒスタミン薬というのは、怪我した後の出血を抑えるようなもので、その効果は対症療法。
     でも、第二世代抗ヒスタミン薬は別名・抗アレルギー薬とも言われ、怪我をしないように皮膚に先に膜を張るような予防的な作用をする。
     そもそも怪我しにくくするのだから、出血を抑えるのとは訳が違う。
     その効果は、大いに期待して良いものだろう。
     ただし、その仕組から言って「すでに出血していたら役には立たない」という次第。
     つまり、現に鼻炎や目の痒みなどの症状が出ている患者さんには、向かないんである。
     以前にメーカーの学術部の人に聞いたら、使用目標としては効果が現れるまで1~2週間かかるそうで、症状が現れる前に服用するのが望ましく、すでに発症してから効果的に使うには症状を抑える第一世代抗ヒスタミン薬を先に服用させて、症状が軽減したところで第二世代抗ヒスタミン薬に乗り換えるんだそうな。
    「うへぇ、それは患者さんの理解を得るのが大変そう(;´д`)=3」と思ったもんである。
     今回の件に限らず、よく「効くのを」とか「強いのを」と患者さんから要望されるけど、薬が効くプロセスを説明するためにも、時間的な余裕を持って頂けると、こういう行き違いも防げるかと。
     いや、患者さんのせいにするつもりは無いんですけどね。
     明らかに悪いのは、説明不足の店員の方なんで。
     ただ、一部の高圧的な患者さんや、説明に聞く耳を持たない患者さんへの対応に疲弊して、そのうち自動販売機になりたくなるんです………。

     中学生の娘さんの生理痛の相談を受けた。
     まず『小児用バファリン』を案内したところ、高校生の姉が『バファリンA』でアレルギーを起こしたことがあるそうで、他の物を希望された。
     その誤解は、同じブランド名ゆえ当然だろう。
     でも、『バファリンA』と『小児用バファリン』との成分は、縁もゆかりも無い。
     そのうえ、15歳以下で使える鎮痛剤は、実質『小児用バファリン』に含まれているアセトアミノフェン一択しか無いのだ。
     ただ、『バファリンA』が駄目ということは、アスピリン系が駄目という事でもあるので、ブランド名ではなく成分の方を覚えておくよう、加えて説明した。
     今回の娘さんの生理痛は3ヶ月前くらいだそうで、今までは無かったというから寒さが関係するのかも。
     痛いのが当たり前と思うようになると、将来的に大病を見逃してしまうかもしれませんから、早いうちに漢方薬などを用いた対処も検討するようお話して、『小児用バファリン』を購入して頂いた。

     やや高齢のお客様が『葛根湯』を求めて来店したけれど、主訴は喉の痛みと、しわがれ声とのことだった。
     喉の痛みだけなら『駆風解毒湯』の方が良いし、しわがれ声には『響声破笛丸』が向いていますと案内しつつ、体内が乾燥している可能性もお話した。
     症状の変化に合わせて、服用する物も乗り換えた方が効果的なので、先の2つの後に『麦門冬湯』を覚えておいて下さいと。
     ただ、後から頭重感があるというお話が出たため、鼻水が無いことを確認して、最終的には『銀翹散』をお買い上げ頂いた。
     あちゃー、もっと早い段階で他の症状について確認しておけば良かった。

     

  • 「飲まなければ安全」ではありません

     お客様から、『冷えピタ』について質問された。
     濡れタオルと、どちらが良いかという比較の話。
     冷やす効果の持続時間で考えれば、『冷えピタ』の方が便利ではある。
     用途を尋ねてみると、ご主人が発熱しているらしい。
     となると、どちらにしても使うタイミングと使い方のほうが大事。
     悪寒がしているようであれば、熱を出して風邪と戦う準備をしているところだから、それを邪魔をしないように額を冷やす程度にしておく。
     発熱で頭が痛くなったりするから、あくまでそれを軽減するために。
     悪寒がせず体温が上がる一方になったら、目安としては38度越えくらいで解熱するのを目的に、首の後など「皮膚が薄くて太い血管が通っている」ところを冷やす。
     そういう意味では、『冷えピタ』より水枕か、『アイスノンソフト』なんかの方が良いんだけど。
     で、肝心のご主人の容態はというと、薬を嫌がるため何も服用していないそう。
     まぁ、普段よほど偏った食生活をしているとか疲労している訳でなく、ゆっくり休めるようであれば、薬を使わずに養生するのは悪くない。
     付け加えるなら、食事に消費するエネルギーを風邪を治す方に使ってもらいたいので、食欲が落ちていなくても、消化に良いメニューにして量を控えること。
     という訳で、今回は商売にならず。

     中学生の子供の、喉の痛みと鼻水の相談を受けた。
     症状は3日ほど前からで、花粉症は無く風邪だと思うという話なのだけれど、寒い季節は判定が難しい。
     発熱や頭重感といった、風邪の兆候が無いようでもあるし。
     それに詳しくお話を訊いてみたら、喉の痛みは楽になってきているらしく、鼻水は透明なようだから、もしかすると風邪は入り口で治まってしまって、後は単純に体が冷えているだけかも。
     なので『小青龍湯』を案内してみたけど、顆粒が飲めないそうなので『パブロン鼻炎カプセル小児用』を購入して頂き、お風呂に長めに入って体を温めるようお話した。
     ………後になって、クラシエの『小青龍湯』に錠剤があることを思い出した。
     なんで忘れていたんだ、自分orz

     風邪薬の棚を何度も行ったり来たりしているお客様がいらしたので声を掛けたところ、置き薬にする風邪薬を探しているとのこと。
     喉風邪になることが多いそうなので、『パブロンエースAX』を案内し、薬の効き目は相性もあるため、内容量の少ない物をと勧めた。
     本日のところは、購入に至らず。

     『ヒストミンゴールド液』をレジに持ってきたお客様に、疲労の度合いを訊いてみたところ、口内炎があって、いつも後で風邪に移行するため、それに備えて選ばれた模様。
     口内炎には胃の不調が関係していると考えられるから、『新ヒストミンゴールド』の方を勧めてみると、ストレスも思い当たるというお話が出た。
     それでしたら、いっそ栄養ドリンクよりも治療を目的に『柴胡桂枝湯』を使ってみてはと提案し、そちらをお買い上げ頂いた。
     あと、ストレスで口内炎を繰り返すようであれば、『半夏瀉心湯』の方が適応しますと紹介しておいた。

     お客様から、喉の痛みと体のだるさに『葛根湯』が適応するか質問された。
     ごく初期の喉の痛みには使えなくもないけど、『葛根湯』『桔梗湯』を併用するか、『銀翹散』の方が向いていることを説明。
     発症した時期を尋ねたら、3日ほど前からで、発熱は無かったという。
     だるさについては『柴胡桂枝湯』を案内してみると、最初の話には無かったけど、夜中に咳が出るのだとか。
     これは、『麦門冬湯』も候補になるか?
     こっちが迷ってしまっては、お客様も迷ってしまう。
     こういう時は、一番つらい症状からターゲットにしたほうが良い。
     そこで、改めて主訴を確認すると、喉の痛みの方で、胃腸は丈夫というお話から、『桔梗湯』を単独で使って頂くことになった。
     ううむ、だるさについてもう少し掘り下げるべきだったかな……。

    『太田胃散A錠』をレジに持ってきたお客様から、胃痛に使えるか質問された。
     患者さんは奥さんだそうで、お昼に脂っ濃い物を食べてかららしい。
     普段はそういうことは無く、お酒も飲まないそうだから、適応しますと答えて、お買い上げ頂いた。
     一応、比較として、『安中散』に痛み止めの『芍薬甘草』が入っている『大正漢方胃腸薬』も紹介。

     最初は男性のお客様から、「のどスプレーを」と要望されたので、消毒系のポピドンヨードと、炎症を抑えるアズレンのに2類を案内したところ、使うのは奥さんだとのことで、奥さんに訊いてみる、といったん売り場を離れられた。
     しばらくして、ご本人とみられる女性がいらしてポピドンヨードを選ばれたのだけれど、念のため適応を確認しようと症状を尋ねたら、ご主人からは「のどスプレーあるよ」と聞かされただけで、種類については伝わっていなかった模様。
     ありゃん(;´・ω・)
     しかも、のどスプレーを求めたのは、病院から処方されている『ワーファリン』などの複数の薬を服用しいるからで、喉に噴きつけるだけで飲まない物なら大丈夫だろうと思ったのだとか。
     いや、まぁ、ポピドンヨードとアズレンは大丈夫ですが、「飲まなければ安全」とか思われると、点鼻薬や湿布薬なんかで思わぬ事故になるので、その考え方は改めて下さい。
     とりあえず、ポピドンヨードの『のどスプレー』はそのまま購入して頂き、他の薬と影響しにくい物として『麦門冬湯』『駆風解毒湯』を紹介したうえで、お薬手帳を持ち歩くよう勧めた。

     

  • 「別な物を」と思う時には同じメーカーの中から選んでみる

     やや高齢のお客様から、更年期障害の相談を受けた。
     皮膚疾患と胃腸障害に並んで、苦手な分野である。
     足に冷えを感じるものの、実際に手で触ってみると冷たいというほどではないらしい。
     ただ、布団に入って横になると、急速に冷えていくのを感じて、良く眠れないとのこと。
     最初の候補として『当帰芍薬散』を案内してみると、以前に知人に勧められて使った時には、目眩がしてやめという。
     目眩がした時に、医師や薬剤師といった医療関係者には相談しなかったそうだから原因は定かではないけれど、血流が悪い時に『当帰芍薬散』を使うと、急に血行が良くなり体がビックリして目眩を起こすという話を講習会で聞いたことがある。
     知人に勧められて薬を試すのは軽率だし、それで具合が悪くなったのに医療機関に掛からないというのも個人的には、理解の外側なんだけど、一般的にはそういうもんなのかしらん(^_^;)
     他に、以前には頻繁に足が攣っていたという話もされた。
     今は足が攣ることは無いそうだけど、手の色艶からすると、やはり血流は悪いように思える。
     ともかく冷えを改善するのが近道なようにも思えたので、『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を案内して試して頂くことになった。
     あと、お会計をした後で、夏に熱中症のようになった事があり、寒くなってきた今は、足の神経がプツプツと途切れる感じがすると言われた。
     どうして、その話をさっきしてくれないの……。
     いや、頭の中では色々と考えていて、言い出すタイミングを探っていたか、思い出したのかもしれないけど。
     自分も、話をする時には、その何倍もノイズのように頭の中を情報が行き交って、軽くパニックになってるからねぇ。
     『疎経活血湯』に乗り換えることも検討するようにお話して、漢方薬に詳しい医院を紹介しておいた。

     やや高齢のお客様がレジに『葛根湯』を持って来て、用途を尋ねてみたら、奥さんが病院で肩こりに処方されていて、使い切ったため頼まれて買いにいらしたそう。
     『葛根湯』が適応したのてあれば、鎮痛効果が加わった『独活葛根湯』を試してみてはと提案して、そちらをお買い上げ下さった。
     ……頼まれ物で、別な物を買わせるのはマズかったかな。
     夫婦間のイザコザになると、困るやね。

     成人の息子さんが鼻水と喉の痛みを訴えているとのことで、『ストナアイビージェル』と『ベンザブロックL』を比較しての質問を受けた。
     成分的には、どちらも近い内容であることを答えると、すでに家にあった『ベンザブロックL』を服用していて、それを使い切ったため今度は別な物をと思ったらしい。
     そして、『ストナアイビージェル』を購入された。
     あれ?
     内容的に同じ物を買うので……(^_^;)?
     同じメーカーの同じブランド名の中から選んだ場合は、おのずと違う成分の物を選択することになるけど、違うメーカーの物を選ぶと、実は同じ中身の物を選んでしまう事がある。
     だから、もし「別な物を」と思うのであれば、同じメーカーの中から選んだ方が分かりやすい。
     というか、今さっき同じような内容だって説明したはずなんだけど……。
     あれぇ?
     戸惑いながらもお会計をしながら息子さんのことを訊くと、鼻炎になると喘息に進むことがあるそうな。
     そこで、『小青龍湯』を案内してみたら、お客様自身は使っているという。
     しかし、以前に息子さんに飲ませたら、お腹を壊してしまったらしい。
     ああ、胃腸が弱いんですね。
     そして、そういう時に『正露丸』を飲ませて良いかと質問された。
     『正露丸』は消毒薬に近いから、いわゆる食中りの下痢止めに適応するけど、胃腸に負担がかかっての下痢止めなら『ビオフェルミン止瀉薬』の方が良いだろうと思い案内した。
     いや、まぁ、『小青龍湯』は合わなそうだから、使うのは避けた方が良いでしょうとも伝えましたが。
     そのうえで喘息には、咳き込む時の『麦門冬湯』と、ヒューヒューと喘鳴がする時の『半夏厚朴湯』をと紹介しておいた。

     女子高生が母親と来店して、腹痛とガスが溜まることについて相談された。
     本人が一緒に来店してくれると、本当に助かる。
     突っ込んだ質問ができるので。
     症状としては、ここ数日、お腹にガスが溜まりやすく、痛くなる事もあるという。
     痛くなるのは、お臍の下辺りで、お腹が張って、便は硬いとのこと。
     本人が来ないと、こういう基本的な情報すら買いに来た人は分からなくて、それでいて「効くのを」と注文されるから途方に暮れる。
     『ガスピタン』が分かりやすい名前で本人は目についたようだけど、症状としては『ザ・ガード』で整腸した方が良いように思えたので、そちらを勧めてお買い上げ頂いた。
     そうそう、ストレスが思い当たるようであれば、『桂枝加芍薬湯』もご検討下さいと付け加えた。
     さて、いつも「本人に来て欲しい」と偉そうなことを書いてるけれど、これで本当に適応するか。
     ………不安だ(;´∀`)

     

  • レジに持ってくるだけだと見逃してしまいます

     『バファリンA』を購入されるお客様に念のため用途を尋ねると、いつもは『イブA』を使用しているそうで、「強さ」を質問された。
     単純な「強さ」は『イブA』が上と云えるけど、成分と症状と体の「相性」も効果に影響することを説明した。
     そのうえで、頭痛の状態を重ねて尋ねたら、ズキズキしたり、締めつけられたりと、「あらゆる頭痛」の症状があるらしく、病院では担当医に「一生つき合っていくしか無い」と言われたそうな。
     ううむ、それは頭痛ごとに別な原因が関係しているようにも思える。
     諦めないで、別な病院を受診することも検討して下さい。
     相談していただければ、私の方も応じますから。
     たぶん世の中には、1軒や2軒の病院を受診しただけで、そういうもんだと思ってる患者さんが多くいるんだろうなぁ。
     もちろん逆に、本当に幾つもの病院を訪れたけど完治しない患者さんもいるんだろうけど。

     6歳の子供の、しもやけと手荒れの相談を受けた。
     幼稚園で手洗いをし過ぎるくらいに指導しているらしく、子供が自分で家でも同じようにしてしまうというお話だったので、洗い方を工夫してみるよう提案した。
     具体的には、おそらく子供の感覚ではゴシゴシと強くこすりつけるようにしているだろうから、こすりつけずに泡立ててフワフワにするようにして、汚れは泡に吸い付けられて落ちるんだよと教える。
     言葉で理解しきれなくても、一緒にやってみせれば分かるはずなので。
     あと、ハンドクリームを使っているのか尋ねたら、知人からもらったという尿素入りの物は滲みて痛がったという。
     それならと『ヘパクリーム』を案内したら、チューブの物は、いっぱい出してしまうというお話。
     ああ、そうでしょうねぇ(;´∀`)
     じゃあ、ローションタイプにしましょう。
     ただ、傷口があるそうなので、傷口を治すのを優先した方が良いだろうと思い、『ヒビケア』を紹介したら、ステロイドだと思われて敬遠された。
     一応、違うことを説明したけど、ステロイド自体、そう怖がられても困る。
     用法・用量を守れば、むしろ症状の悪化を防げるのだから。
     また、口の周りが荒れているそうで、お客様自身は、本人が口の周りに食べ物が付いてこするからだと考えているみたいだったけど、案外と無視されがちなのは神経性胃炎なんだよねぇ。
     子供は、状況の分析や理解の能力が乏しいだけに、大人よりもストレスの影響を受けやすいのだ。
    「口に現れる症状は、胃でも起きている」と思ってもらった方が無難なくらい。
     他に、お話の中でお客様自身は、以前に不妊治療の家庭で『当帰芍薬散』を服用していたそうで、不味くて今はやめているとのことで、だけど今回は肌荒れ対策に『ペアA錠』を『ヘパローション』と一緒に購入された。
     そして、帰り際に薬剤師さんだと明かされた。
     キャー(*ノдノ)
     調剤専従だったため接客したことは無いそうで褒められたけど、得意になって薬の説明をしてたのが恥ずかしいわ……。
     そのうえ、帰られてからハッと気づいて落ち込んだ。
     『ルビーナめぐり』(当帰芍薬散+人参の糖衣錠)を紹介しておくべきだったと、気づいたから。
     ベシベシ(;’◇’)ノ☆(・_;)

     お客様から、喉の痛みと咳について相談された。
     4日ほど前に風邪で発熱して、治った後も喉の痛みが取れず、咳も出るという。
     お客様自身は、ポピドンヨードの『のどスプレー』を選んでいたのだけれど、体内が乾燥している可能性をお話して『麦門冬湯』を紹介したうえで、喉の痛みに『ペラックT』と『駆風解毒湯』を案内した。
     うーむ、候補を増やしすぎたかな。
     つい、「選択肢は多い方が良い」と考えてしまうのは悪い癖。
     とりあえず今回は、咳よりも喉の痛みの方が主訴だと判断して、『ペラックT』をお買い上げ頂いた。
     外れたら、ごめんなさい(;´・ω・`)ゞ

     和漢箋の『小青龍湯』を探しに来店したお客様に、どうして和漢箋と限定しているのか尋ねてみた。
     こういうのを尋ねるのは、緊張するんだけどね。
     下手すると、地雷を踏んで怒らせることになるから。
     でも理由は、錠剤が欲しいからという理由でズッコケ(・_゚)
     いや、まぁ、本人にとっては重要なんだろうけど。
     錠剤ならばクラシエにもあるから、和漢箋にこだわる必要はありません。
     しかし、症状の方も尋ねてみると、鼻水だけではなく、夜には鼻づまりになるというお話だった。
     それでしたら、『小青龍湯』ではなく『葛根湯加川きゅう辛夷』の方が適応します。
     そうお勧めして、お買い上げ頂いた。
     そしたら、以前にもお越し頂いていて、その時に『小青龍湯』を勧めたのは私だと判明した。
     マジでΣ(゚◇゚;)!?
     そういや以前は、和漢箋の『小青龍湯』を置いていたな。
     本部から取り扱い中止の指示が来て、最後の一個を勧めた気がする。
     その時には、症状が放っておくと鼻水が垂れてくるくらいというお話だったから。
     実は、これは重要なこと。
     人間はつい、「前回と同じように対処しよう」と考えがちだけど、実際には諸条件が変わっていたりする。
     今回の場合は、鼻水だけではなく鼻づまりにもなるという訳で、条件付けが違っていた。
     たまたま、お客様が探していた物が無かったから気づけたけど、もし置いてあって、特に相談も無くレジに持ってきて買われていたら、気づかないところだった。
     改めて、お客様への声掛けが大事だと思ったし、お客様もその都度相談して下さいと思った。

     

  • 自分の家の薬箱には漢方薬

     『小青龍湯』を買いにいらしたお客様のお話によると、今回は中学生の息子さんの鼻炎のためにとのことで、以前から家族でも使っており常備薬にしているとか。
     息子さんが受験生だそうなので、風邪の予防と疲労回復に『柴胡桂枝湯』を紹介し、試験での緊張を軽減するために『半夏厚朴湯』という物がありますとお話したら、実際に息子さんは、緊張すると声がかすれて出にくくなるというので、適応することを説明した。
     まぁ、今回は『小青龍湯』のみの購入だったけれど。

     薬箱を求めてお客様が来店したものの、うちには取り扱いが無くて、代わりに中においておく薬のアドバイスを求められた。
     自分の家じゃ、100円ショップで買ったプラスチックケースに、薬局で買い求めた漢方薬を詰め込んであるんで、こういうマトモな相談は困っちゃうなぁ(苦笑)
     常備薬は、応急として使うものだから容量の少ない物をと提案して、風邪に『パブロンSゴールド』を、お腹に『正露丸糖衣錠』、傷に『バンドエイドウォーターブロック』と『マキュロン』を勧めて、お買い上げ頂いた。
     ちなみに、自分の家だと、風邪だけでも『葛根湯』『麻黄湯』『柴胡桂枝湯』『銀翹散』『川きゅう茶調散』『麻黄附子細辛湯』『香蘇散』と解熱に『地竜』(ミミズの粉末)と、お腹は下痢止めの『即効丸』の他には『半夏瀉心湯』『安中散』『六君子湯』『五苓散』で、傷には『排膿散及湯』を備えている。
     あっ、あと喘息持ちなので『麦門冬湯』『五虎湯』『半夏厚朴湯』も。
     でもこれらを、初見のお客様には勧めにくい。
     というか、『地竜』の入荷ルートが無いんだよなぁ、うちのお店。
     あれば、便利なのに。

     高齢のお客様が、『手首用サポーター』をレジに持ってきて、「水仕事に使いたい」というので、『中山式ゲルサポーター』を案内した。
     ところが、目的は「親指に力が入らないから支えたい」とのことだった。
     どうも親指が腱鞘炎らしく、今まで使っていた親指用のサポーターのゴムが緩んできたため、新しい物を買おうといらしたそうな。
     ありゃん、それだと取り扱いが無いです……。
     入荷できるか調べてみますとお答えしたのだけれど、今日のところは『中山式ゲルサポーター』の手首用を購入された。
     ううん、余計なお金を使わせてしまったなぁ(;´・ω・)

     

  • 解熱は、ジャンプしようと屈んだところを蹴り倒している

     お客様から、『龍角散』と『龍角散ダイレクト』の違いを質問された。
     正直、良く分からないので、成分で比較してみると、どうやら前者が炎症を抑えるために冷やす物が主体なのに対して、後者は血行を良くするニンジンと保湿するアセンヤクが追加されている。
     そう説明して、何か具体的な症状が出ているのか尋ねたところ、喉が痛いという。
     風邪の兆候は無いようだったから、『桔梗湯』『駆風解毒湯』を案内したうえで、風邪の心配があるようであればと『銀翹散』を紹介した。
     すると、『龍角散ダイレクト』と『銀翹散』をお買い上げ。
     商売上は嬉しいけど、一緒には服用しないで下さいねー( 」゚Д゚)」

     やや高齢のお客様が『葛根湯』を買いにみえたけど、症状を尋ねると主訴は咳だった。
    「風邪の初期には葛根湯」と思っていて、いつも咳でも服用しているというで、それて効いているのかと問えば、良く分からないというお返事。
     布団に入ると咳が出るそうなので、『五虎湯』を試してみて下さいと勧めて、お買い上げ頂いた。

     『冷えピタ』を買いにいらしたお客様に用途を尋ねると、2日ほど前から発熱して、『冷えピタ』を首の後に貼ると、その時は熱が下がるものの、昼間に活動すると、また熱が出るため、追加を購入しようと思ったそう。
     ううむ、状況から推測すると、体が風邪を治すために熱を出そうとしているところを邪魔してしまい、風邪を長引かせてるんじゃあるまいか。
     そこで、ジャンプしようと屈んだところを蹴り倒しているという喩え話をしてみると、状況は理解して頂けた模様。
     さて、それでは風邪薬の案内をと思ったら、家には銘柄が不明ながら風邪薬はあるそう。
     ありゃん、残念(笑)
     そんな訳で、その風邪薬を服用しつつ、体の方は過度に冷やすのを避けるように勧めた。

     以前に、鼻水と咳に『ストナデイタイム』を勧めたお客様が、良く効いたとのことで、追加を買いにいらした。
     発熱が無ければ、アセトアミノフェンの入っていない通常の『小青龍湯』をとお話してみたけれど、気に入ってしまわれたらしく『ストナデイタイム』を、お買い上げ。
     痩せ型で声もか細いお客様だから、『小青龍湯』の連用も心配なんだけど。

     

  • レジで買う気マンマンのお客様に声を掛ける勇気

     『改源錠』をレジに持っていらしたお客様に症状を尋ねたところ、主訴は鼻水で、発熱などの風邪の兆候は無い様子。
     さらに、高脂血症の治療中だという事が分かった。
     まぁ、そちらの方は問題無いけど、いずれにせよ鼻水なら上半身を温めた方が良いので、血圧が特別高かったりしない事を確認して、『葛根湯』を案内し購入して頂いた。
     鼻水という点では『小青龍湯』も候補に考えたものの、鼻炎で鼻づまりになる事もあるという話があったため今回は避けた。
     念のため、鼻水と鼻づまりを行ったり来たりするようであれば、『葛根湯加川きゅう辛夷』に乗り換えるよう提案はしておいた。
     それと、保健の適用薬でもあるため、担当医に相談して処方してもらうのも良いと思いますとお話したら、お薬手帳を持参してきていた。
     最初に、服用している薬の相談もせずに『改源錠』を購入しようとしたもんだから、お薬手帳を持ち歩いてる訳が無いと思い込んでしまった。
     うーん、持参してきてるのなら、どうして提示してくれないかな。
     と愚痴ったところで、基本を怠った私のミス。
     ショボーン(´・ω・`)

     やや高齢のお客様から、自立神経失調症に効く市販薬はあるかという相談を受けた。
     お客様は痩せ型で声もか細かったため、『桂枝加竜骨牡蛎湯』を紹介した。
     でも、思っていた物では無かったらしく、そのまま帰られてしまった。
     ううん、いきなり漢方薬を提示したのが、いけなかったのかしらん。
     もう少し踏み込んだお話を訊いてから、対応策を検討するべきだったかも。

     『アスコラルL』を購入されたお客様に、外用消炎剤としては弱めであることを伝えると、8歳の子供が足を捻ったようだと話された。
     やっぱり、何がしか声をかけていかなきゃならないようで。
     レジに商品を持ってきたお客様は、もう財布を手に支払いをすぐにでも済ませる気マンマンだから、声を掛けるのは相当に勇気がいる。
     不登校で引き篭もりで、人と面と向かって話すのが苦手な私には、かなり敷居が高いんですが………(;´・ω・)
     子供が足を捻ったのは昨日のことで、患部が熱を持ってきたため冷やそうと思っての選択らしい。
     大人ならば、インドメタシンやフェルビナクを候補にしたいところだけど、今回は年齢的に使えないため、逆に声を掛けたことで困ってしまった。
     余計な事しなきゃ良かった、と後悔したり。
     ただ、患部が熱を持つような足の捻り方だと、捻挫ではなく剥離骨折という骨の表面が剥がれているケースも有るため、捻挫程度だと思わずに病院を受診しておくよう勧めた。
     大げさに対処して、なんでもなかったとホッとするのが一番だと思うので。
     何もできずに、丸投げしてしちゃってるようで情けないですが。
     今日はこんな調子で、ずっと低空飛行だった(((((((((((っ・ω・)っブーン

     

  • 五虎湯(ごことう)
    咳、気管支喘息

    適応症状 

     比較的体力ある人で、悪寒や発熱は無く、口渇を訴えて、喘鳴や激しい咳嗽のあるものの次の症状:
     咳、気管支喘息

    用方・容量(顆粒製品の場合) 

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合) 

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
        せっこう(石膏) 10.0g
       きょうにん(杏仁) 4.0g
       まおう(麻黄) 4.0g    
       そうはくひ(桑白皮) 3.0g
       かんぞう(甘草) 2.0g
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス2.25g含有します。

    類似処方鑑別 

    麻杏甘石湯
     
    咳嗽は本方に似ているが、より体力がある場合に用いる。

    麦門冬湯
     体力がやや低下した人の激しい咳で、痰が切れにくく、顔面紅潮を伴う場合に用いる。

    小青龍湯
     体力中程度の人の喘鳴、咳嗽で、泡沫性の痰や水様性鼻汁、くしゃみなどを伴う場合に用いる。

    使用上の注意 

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)
     (4)著しく胃腸虚弱な患者。(軟便、下痢、胃部不快感、食欲不振等の胃腸障害を起すことがある。)
     (5)狭心症、心筋梗塞など循環器系の障害のある患者、または既往歴のある患者。
     (6)長期運用により低カリウム血症、血圧上昇などが現れる場合があるので観察を充分に行う事。
     (7)不眠、発汗過多、頻脈、動悸等の症状が現れる場合がある。
     (8)交感神経興奮薬との併用により、動悸、頻脈等の症状が現れるおそれがある。


    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。


    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。


    4.保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    5.その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。


     

  • 微熱でも熱を計っておきましょう

     お客様から、鼻水と頭重感の相談を受けた。
     患者さんは家族で、症状は昨日からだという。
     微熱があるらしいのだけれど、計ってはいないとのこと。
     どうも世間的には、微熱程度では計らない傾向のように思える。
     微熱を、「初期」とか「軽度」と考えてしまうのだろう。
     でも大事なのは、実は体温そのものではなく、体温の「変化」の方。
     微熱とはいえ、一日の中で変化はあるものだし、変化の幅が狭いのであれば、そのこと自体が病態の参考になる。
     今回は別だけど、「一週間くらい微熱が続いている」というようなケースでは、本当に微熱だけで上昇した期間は無かったのか、というようなことが重要な情報となる。
     それこそドラッグストアーでは、直接的な診察はできないから、患者さんの周辺情報が適応する薬を選択する手掛かりになるので、ドラッグストアーに訪れる前には体温を計り、そして何時に計ったのかをメモしておいて欲しい。
     今回は主訴に喉の痛みは無いようなので、まず『小青龍湯』を案内したのだけれど、疲れがあるようだという話が出たため、『柴胡桂枝湯』も候補にした。
     パッケージに書いてある効能だけだと、『柴胡桂枝湯』は関係無さそうに見えて、実のところ鼻水は内臓が冷えている時に起きる現象だし、頭重感も胃の不調と関係が有るため、胃腸と肝臓を支えることでの回復を見込める。
     微熱なのは、単純に風邪のひき始めなのではなく、疲労によって熱が出せない可能性もあるしね。
     一応は、そう説明したものの、頼まれ物だから、やはり効能には直接的な症状のことが書いてある方が良いだろうと思い、この後に熱が上がる場合も考慮して、『小青龍湯』に解熱鎮痛剤を足した『ストナデイタイム』の方を勧め、お買い上げ頂いた。
     それから、鼻水や頭重感が治まっても、疲労が回復しないようであれば、『柴胡桂枝湯』への乗り換えも検討して下さいと付け加えた。

     筋肉痛に『エアサロンパス』を使っていたら、すぐに使い切ってしまうということで、お客様からご相談。
     スプレータイプは無駄に薬剤が飛び散ってしまう訳で、ローションタイプで塗ってみてはと提案し、成分の近い『アンメルツヨコヨコ』と『トクホンチールOX』を案内した。
     すると、11歳の子供と一緒に使いたいという。
     『トクホンチールOX』は、薬剤の強さというより刺激の強さで13歳以下の使用は避ける事になっているのを説明したうえで、薬は家族で共用するよりも、体質や普段の食事の他に運動量が違ったりするから、それぞれ別な物を検討するよう勧めた。
     納得して頂けたらしく、両方を購入された。
     ヤタッヽ( ´ー`)ノ

     やはり急に冷えたからか、鼻水の相談が続く。
     今回のお客様は、鼻水が放っておくと垂れてくるくらいらしいので、体内まで冷えているのは確実だろう。
     『小青龍湯』で良いようにも思えたけれど、詳しく症状を尋ねると微熱があるというお話から、今後の熱の上昇に備えて『ストナデイタイム』を勧めて、お買い上げとなった。