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  • ≪通巻6号≫
    薬が合わないと感じたら相談を/携帯血糖値測定器を入荷/Webラジオの収録/『マトリックス リローデット』/ラブホテルで歯科衛生の講義/オムレツレストラン『ラケル』のパン/新型肺炎SARSには冷静な対応を

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    ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                  ≪通巻6号≫
    提供 : まぐまぐ
    発行 : 北園薬局 http://plaza2.mbn.or.jp/~kitazono/
    編集 : 北村俊純
    窓口 : kitazono@a1.mbn.or.jp
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    ~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~
    ※5月27日(火)………薬が合わないと感じたら相談を。
    ※5月28日(水)………携帯血糖値測定器を入荷。
    ※5月29日(木)………Webラジオの収録。
    ※5月30日(金)………『マトリックス リローデット』
    ※5月31日(土)………ラブホテルで歯科衛生の講義。
    ※6月1日(日)………オムレツレストラン『ラケル』のパン。
    ※6月2日(月)………新型肺炎SARSには冷静な対応を。
    ******************* 先週の平凡な日記 *********************
                                       
    ◆5月27日(火)/2003年
     朝の情報番組で“ビブリオマンシー(書物占い)”の事を取り上げていた。
     なんでも、『魔法の杖』という邦訳本でビブリオマンシーをして、前向きに生きていこうと言うのが流行っているとか。
     無理矢理、流行らせようとしてるとしか思えないんだけど(笑)
     だいたい、占いに頼る時点で後ろ向きな気もする。
     http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/478971859X/250-8095144-0462617
     ちなみに、本来はビブリオマンシーは聖書で行う。
     いわば、聖書を読ませるための方便である。
     テレビでは、「好きな女の子に告白するべきか」とか「一戸建ての家が欲しい」という事でビブリオマンシーをしていたが、本来はそんな“願掛け”のための占いではない。
     聖書には、「貧しい者は幸いである。(中略)富める者は災いである。」と書いてある。
     喘息を患っていると言う患者さんが来店。
     話を聞くと、鼻づまりもあって夜寝る時に苦しいと言う。
     しかし、病院からもらってる薬は小青龍湯らしい。
     確かに小青龍湯は喘息の治療に使うが、同時に体を温める効果がある。
     そして、鼻づまりの原因は“のぼせ”である事が多い。つまり、冷やさなくてはならない。
     担当の医師が喘息を先に治療しようと考えているのか、それとも単に小青龍湯がどのように作用するのかを知らないだけなのか。
     病院から処方されてる場合は、患者さんに直接「その使い方は間違ってますよ」とも言えない。
     医師と患者さんの信頼関係を損ねる事になりかねないからだ。
     せめて処方している薬局がウチならば、担当の医師に連絡を取って薬の変更を提案する事もできるが、薬は別な薬局で受け取ってるようなのでそれもできない。
     一応、患者さんに漢方薬の一覧表を渡して、鼻づまりに効果のある漢方薬が“あるという事”だけを教えた。後は患者さんが自分で医師に相談するか、薬を受け取っている薬局に相談してももらうしかない。
     ウチには、漢方薬に詳しいと言う事で来てくれたようではあるが、今回はウチから出した薬ではないので、出来るのはここまで。なんとも歯がゆい。
     病院からの処方箋で薬を受け取りに来た患者さんが、今回は前回の錠剤を半分に割った物なので値段も半分のはずだとゴネて困った。
     薬の量が半分になったとしても、単純に半額にはならない。
     調剤基本料や薬剤情報料などが加算されるので、薬の量が減ったとしても少ししか下がらない。
     また、今回のように錠剤を半分に割った場合は、薬代が減っても薬を割る手数料が加算されるのでトータルでは割高になる。
     確かに患者さんの側から料金の算定方法が不透明な面があるのは否めないが、医療改革の流れの中で、領収書にはそれらを記載するようにはなってきている。
     それに、ラーメン屋で半ライスを頼んだって値段は半額ではないのだから、分かりそうなものだとも思うのだが………。
     夕方頃になってクシャミが止まらなくなる。
     頭もボーッとしてきて、風邪のような感じ。
     柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を飲んだものの効き目が弱いようなので、続けて葛根湯加川弓辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)を飲んだ。
     いささか乱暴な飲み方ではあるが、スーッと楽になってきた。
     家に帰って夕飯を食べてから、今日は早めに寝る事にした。
    ◆5月28日(水)/2003年
     問屋さんが新しい商品として、携帯血糖値測定器を持ってきた。
     針で指先を刺して、滲んでくる血液を試験紙に付けて測定するという物だ。
     先端恐怖症の私でも使えるように、ペン状の先に針が隠れてるので安心して使える。
     針も使い捨てで、毎日測定しなければならない生活習慣病の患者さんなどは今までより少し楽になるかもしれない。
     http://www111.sakura.ne.jp/~kitazono/order/order_kanri_kettou.html
     雑貨が少なくなったので近所のドラッグストアーに買出し(笑)
     ウチの近くには7件のドラッグストアーがひしめき合いしのぎを削っている。
     仁義無き戦い状態である。
     しかし、ウチはそもそも雑貨は諦めたので、あまり影響は無い。(おいおい)
     まずはBiGドラッグの浦和円正寺店に行ってみた。
     このBiGドラッグというのは(株)シブヤ薬局の系列で、関東を中心にチェーン展開をしているらしい。
     http://www.shibuya-pharm.co.jp/
     で、他のお店は知らないが、近所の浦和円正寺店の不思議なところは、まず店員が挨拶をしない。ほぼ、ポーッと突っ立ってるだけ。
     商品の棚を尋ねても、ほとんど分からない。
     なんだか楽そうで羨ましい限りだ。
     目当ての商品は見つけたものの、結局買わずにセイムスの柳崎店の方に行ってみた。
     すると、セイムスの方はまったく違う。
     http://www.fujiyakuhin.co.jp/seims/
     外で商品の整理をしていた店員が挨拶をしてくる、店内に入るとレジの店員が挨拶をしてくる、店内を移動している店員が挨拶をしていく。
     しかも、その挨拶はシツコイわけでもなければ、片手間の感じもしない。ごく自然の雰囲気だ。
     実はウチに来る患者さんからも、セイムスは良い評判を聞く事が多い。
     BiGドラッグは怖くもなんともないが、セイムスは脅威となる。
     さすがは、ウチの奥さんが面接を受けて落ちただけの事はある(苦笑)
     アルバイトといえども、教育が行き届いてるのだろう。
     とても気分良く買い物が出来て、つい必要の無い菓子類などまで買ってしまった。罠か(笑)!?
     なんにしても、あの接客の姿勢は学ばねばなるまい。
     
    ◆5月29日(木)/2003年
     今日の関東は7月上旬並みの気温だそうな。
     患者さんが少ないのも、暑すぎて出かけないのだろうか。
     夕方になれば化粧品のお客さんが来るかもしれないと待ちつつ、ホームページの更新作業を進める。
     今日は早めに仕事をあがって、SEでやっているWebラジオの収録のために貸しスタジオへ行くことになっているのだが、弟が夜勤で夕飯を食べてから出かけるため、お母んが用意するためにいったん家に帰ってしまった。
     戻ってくるまで店番である。
     こちらも出なきゃならない時間がせまってるのに、なかなかお母んが戻ってこなくてジリジリと待つ。
     予定時間を少し過ぎてしまったが、お母んが戻ってきたので慌ててお店を出た。
     ところが……、なんとスクーターがガス欠。
     エンジンが止まってしまい、ガソリンスタンドまで引くハメに。
     最近は健康のために自転車か歩きだったため、ガソリンの残量を確認していなかったのが敗因。
     完全なガス欠になると、ガソリンを入れてもしばらくはエンジンがかからない。
     駅へと向かってスクーターを引っぱりながら何度かエンジンをかけてみて、やっと始動した。
     しかし、これで大きくタイムロス。
     そして、焦って判断能力が落ちていたのか、いつもと違う電車での乗り換えルートを選んだら、これも大失敗。乗り換えの接続が上手くいかなかった。
     結果大遅刻となり、番組を2本収録するはずだったのだが、1本は次回に収録と言う事になった。
     一緒にパーソナリティーを努めているMちゃんとスタッフには申し訳ない。
     番組の方は昨年の12月に第1シーズンを終えて、今回収録するのは第2シーズンの最初の回である。実に半年振りで、マイクを目の前にして少し緊張してしまった。
     第2シーズンから聞くリスナーさんのために、パーソナリティーの自己紹介を収録してから、私が担当している『幻想時間・緑』を収録した。
     緑で今回取り上げたのは、映画が『時をかける少女』の原田知世版と中本奈奈版。
     http://www.imasy.or.jp/~yamve/timetravelers/story/
     TRPGは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』である。
     http://www.hobbyjapan.co.jp/dd/
     果たして、今回収録したものが本放送に使えるデキだったかどうか自信が無い。編集でなんとかなれば良いのだが。
     ちなみに第1シーズンの放送は、以下のサイトで聞けますのでヨロシク(・v<)
     http://www.snake-eyes.gr.jp/radio/
    ◆5月30日(金)/2003年
     昨夜は寝苦しくて何度も目を覚ましてしまった。
     暑いせいなのだが、冷房に弱いのでつけなかった。
     冷房をつけて寝るためには、体の冷えすぎを予防するために小青龍湯(しょうせいりゅうとう)を飲まなければならない。
     なんともコストパフォーマンスの悪い体だこと(苦笑)。
     朝の情報番組で『マトリックス リローデット』のイベントの裏側をやっていた。
     あの、東京タワーをグリーンにライトアップした時のものだ。
     私も規模はだいぶん小さいとはいえイベントを手がけていたりするので、苦労も分かるし達成感も分かる。
     イベントの裏側の方が、映画の前作よりもワクワクした(笑)
     http://www.getthematrix.jp/

     前作はまったく印象に残らなくて、私の映画ワースト10の中では上位にランクインしている。
     昔からSF小説を楽しんでいた人からすれば題材も陳腐だし、日本のアニメを楽しんでいた人からすれば映像表現にも真新しさがまったく無い。 なんでそんなに話題になるのか不思議といったところだ。
     居眠りした覚えは無いのに、オープニングシーンもラストシーンも、ストーリーも、どうにも思い出せない。
     見せ場がCMで流れていたシーンだけだったから、そこだけは憶えているのだが………。
     しかし、今回のイベントで謎が解けた気がする。
     『スターウォーズ』と同じなのだ。
     http://www.starwars.jp/index.html

     『スターウォーズ』は、映画としてはそれほど素晴らしいものではない。
     人物造詣は単純だし、物語の展開も単調で、気を抜くと観ていて眠くなる。
     じゃあ『スターウォーズ』の魅力は何かと言うと、“お祭り騒ぎ”だ。
     関連したイベントやグッズなどで、「みんなで盛り上がる」事が楽しいのだ。
     映画は『スターウォーズ』というイベントの一部にしかすぎず、自発的に楽しもうと言う人以外にとっては、どうでもいい事にしかなりえない。
     そう理解すると、「ノらなきゃソンソン♪」と思えてくる。
     『マトリックス リローデット』の映画には期待していないが、今後のイベントなどには注目しておこう。
     長期治療の患者さんは、担当医師の診察との兼ね合いもあって、ほぼ毎月同じ頃に来る。
     だから、前回の処方箋をチェックしておいて薬を取り揃えておく。
     そんな訳で、来週の月曜日に患者さんが多く来るだろうと予想していたのだが、どうゆうわけか今日集中的に来てしまい、薬が揃っていなくて困ってしまった。
     まさか、台風に備えて早めに通院したのだろうか。
     薬が不足している患者さんには謝って、後で配達する事に。
    ◆5月31日(土)/2003年
     今日は、浮気の日(笑)
     Iちゃんに会いに茨城県まで出かけた。
     駅までIちゃんが迎えに来てくれる事になっていたのだが、急遽学校に行く用事が出来たとの事で、しばし駅で待つ。
     昨日までは暑いくらいだったのに、今日は例年より早い台風が来ていて荒れ模様のため、いささか肌寒かった。
     いつもは私の方が30分~2時間くらい遅刻してくるので、これで貸し借りナシって事で(苦笑)
     迎えに来たIちゃんの車に乗って、まずはモスバーガーで昼食を食べに向かったのだが、Iちゃんの運転は怖い。怖すぎる(^-^;
     免許を取ったのは3ヶ月前らしいが、乗るようになったのは1週間くらい前からだとか。
     知ってれば乗らなかったのに……。
     なのでモスバーガーの駐車場に入るのも四苦八苦。
     お腹空いてるのも忘れちゃったよ(笑)
     モスバーガーのいいところは、禁煙席がちゃんとしている事。
     http://www.mos.co.jp/index.html
     どうゆう事かと言うと、禁煙席のスペースが広く、窓際の見晴らしのいい場所に設けられている。何店かを利用した事があるが、おおむね良かったように思う。
     一方、喫煙者を優遇しすぎているのではないかと思ってしまうのが、マクドナルドとロッテリアだ。
     http://www.mcdonalds.co.jp/
     http://www.lotteria.co.jp/
     禁煙席が地下や3階など見晴らしが悪かったり移動の労力がかかる所に設けられていたり、ひどい所になると店内の端の方に追いやられたりしている。
     タバコを吸わない状態が普通なのに、なぜ禁煙席がないがしろにされてるいのか理解に苦しむ。
     しかも喫煙者に対しては、灰皿を“無料サービス”している。吸わない人には、何か無料でサービスしてくれるわけではないらしいのに。
     5月から施行された『健康増進法』では、第五章特定給食施設等の第二節受動喫煙の防止の第二十五条において、「飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。」と定めている。
     http://www.ron.gr.jp/law/law/kenko_zo.htm
     空調設備の充実なども必要な措置の1つだろう。だとすれば、その費用は喫煙者が負担するべきで、吸わない人も同じ料金というのはオカシイのではないだろうか。
     と、ここまで書くと私がタバコを吸っていないように思われるかもしれないが、実は吸っている。
     健康のためには、まったく吸わないのが一番なのは確かだが、しかし吸いたくはなる。
     そこで月の初めに1箱買ったら、それで次の月まで過ごすのだ。
     そうする事で吸い過ぎないようにしている。
     そんな訳で、出かけた先で他人の迷惑を顧みずに吸う人の神経も、またそれを優遇する飲食店の存在も私には理解できない。
     予定では雨と言う事が分かっていたので美術館に行くつもりだったのだが、Iちゃんがすでに運転疲れの模様なので(苦笑)、ホテルに直行した。
     なんでもIちゃんが友達から勧められたラブホテルだそうな。
     Iちゃんが友達と、そうゆう情報交換をしているという事に、妙に感慨深いモノを感じてしまった。
     行ってみると満室。悪天候のせいもあるのか、それともやはり評判のホテルなのか。
     ホテルのホームページを検索してみたが見つからなかった。残念。
     待つよりも他のホテルへという選択もあったが、Iちゃんの運転する車に乗ってるよりは、ここで待っていた方が安全そうなので待つ事に。
     待合室には、2人掛けのソファが幾つかあり、ちゃんと仕切られていた。
     待ってる間もイチャイチャ(古いな)出来る訳である。
     しかし、どうも仕事病というかなんと言うか、Iちゃんは歯科衛生士の勉強をしているので、ちょっとその事で色々と尋ねてみた。
     Iちゃんは学校に寄ってきていたので、教科書やノートなどもそろっていて、しばし歯科衛生に関する講義となった。
     ラブホテルの待合室でなにやってるんだろうね(笑)
     一見すると健康そうな歯茎が、実は腫れているケースなど写真を交えて教えてもらう。
     また、虫歯はいわば感染症なので、子供に親が使った箸で食べ物を取り分けたりするのは良くない事なども教わる。言われてみれば確かに。
     一通り講義が終わった所で空き室が出来たとの案内が。
     部屋に入ってみると、なるほどビックリ。
     ベッドは普通だが、お風呂場が広くて、部屋もゆったりとしていて値段と比較すると評判がいいのも分かる気がする。
     あまり居心地が良くて、結局ここで半日過ごしてしまった(苦笑)
     
    ◆6月1日(日)/2003年
     さて、本来なら月初めと言う事でお店の方は忙しいハズなのだが、天候がいまだ不安定なのか客足が少ない。
     お母んに上がっていいと言われたので、奥さんと出かけることにした。
     昨日は浮気してきたので、その埋め合わせと言う事で(苦笑)
     どこに出かけようかと思ったが、奥さんがカラオケがいいと言うので直行。
     なんとも安上がりな。
     3時間ばかり付き合うハメになったが、奥さんは満足した模様。
     少し遅い昼食を川口市内のダイヤモンドシティで摂ることにした。
     http://www.carat-mail.com/
     お目当ては、オムレツレストランの『ラケル』である。
     http://www.rakeru.co.jp/
     新宿店や渋谷店などと違って、ココに入ってる『ラケル』のメニューは、パンやジャガイモ、そしてオムライスが少し小ぶりなのだが、味がほぼそのままなのが嬉しい。
     特にパンは最近まで何故か置いてなくて、「なんであの美味しいパンが無いんだ」と残念に思っていたのだが、やはりお客から要望があったのだろうか。私はパンは嫌いな方なのだが、ラケルのパンだけは別で、これが食べられると少し幸せな気分になれる。(やや大げさ)
     ただし……、ココのダイヤモンドシティの飲食コーナーはちょっと問題。
     昨日の日記にも書いたが、禁煙席の扱いがぞんざいで、そもそも喫煙席との間になんの仕切りも無く、空調もうまく効いてないため、禁煙席の方にタバコの煙が流れてきてしまう。
     ダイヤモンドシティのホームページには「人にやさしい施設」と書いてあるのだが、なんだか空々しい。
     それと喫煙席で、自分の子供の前でタバコを吸ってるのを見ると絞め殺したくなるのだが、傷害罪になるので自粛。
    ◆6月2日(月)/2003年
     病院でもらってる薬を飲むと便秘になるように感じるという患者さんが来店。
     調べてみると、薬の方は胃の働きを抑えるものらしい。
     しかしこの薬は、胃が悪くなってから飲むものだ。
     おそらく、主な治療の薬の副作用として胃が悪くなるので、それを防ぐために処方されたのだろう。
     だが、胃の働きを抑えるという事は消化も悪くなるので便秘や下痢をする可能性はある。今回も、それが原因かもしれない。
     あいにくウチで出した薬ではないので、医師と相談せずに服用をやめるようには指導できないので、とりあえず相互作用の影響が無い便秘薬を勧めた。
     もちろん、何か体調がおかしいと感じたら、やはり医師に相談するのが望ましい事も伝える。 
     新型肺炎SARSの影響で、中国や台湾などだけではなく外国からの帰国者や渡航者の検疫が強化されていると言うニュース。
     しかし、現実にはどれほど効果があるのかは疑問である。
     例えば、ウチの周辺の学校は“多国籍学校”の様相を呈している。
     なにしろ、市内でも一番外国人が多く、当然通っている子供たちも多種多様な人種だ。
     お母んは学校薬剤師も勤めていて、給食センターの人たちの検査も請け負っている。
     すると、宗教上の理由で牛肉を食べられない子供などがいて、給食のメニュー作りだけでもかなり大変なのだとかいう話を聞いてくる。
     そして、春休みには故郷に帰り、そのまま新学期から通ってるらしい。
     どこぞでは、海外から帰国した子供を10日間自宅待機にするなどしたという報道もあるが、不思議な事に近所の学校では聞いた事が無い。
     日本でSARS患者が出ないのは奇跡と言っていいだろう。
     ただし、マスコミの加熱ぎみの報道もまた疑問ではある。
     確かに現在のところ特効薬は開発されていないし、医療体制は後手に回っているが、同時に基本的な風邪の予防方法、すなわちマメに手を洗い嗽(うがい)をする事で効果がある事も分かってきている。
     備えあれば憂い無し。油断大敵。
     どちらかに偏ることなく、冷静に対応する事が肝要だろう。
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  • イボコロリの注意事項

     天気予報では、曇り時々雨との事だったが、やむ様子はまったくない。
     処方箋の患者さんも来ない。
     お客さんも来ない。
     人通りも無い。
     雨とはいえ、どうしたことか。
     『ドラえもん』の“もしもボックス”の出てくる話で、「もしも、自分以外に世界中の人間がいなくなったら」というのがあったが、そんな感じである。
     あまりに暇なので、商品棚をせっせと掃除した。
     棚の裏側からは、羽虫の死骸が( ̄▽ ̄|||
     シャンプーやリンスの棚だったのだが、やはり香料にひかれて来るのだろうか。
     そんな呑気(のんき)な状態だったが、お昼を過ぎた辺りから俄(にわ)かに忙しくなってきた。
     昼食を食べているところに処方箋が入ってきたのでデータをパソコンに入力していたら、お母んに片付けられてしまった。
     まだ食べてたのに。シクシク(T-T)
     娘さんの首筋にイボができたという事で、『イボコロリ』を買いに来た人が。
     http://www.yokoyama-seiyaku.co.jp/pro_series/pro_ibokorori.html
     しかし、イボコロリは注意書きに顔面や首筋に使ってはいけないと書いてある。と言うのも、成分として入ってるサルチル酸は、いわば皮膚を腐らせて、新しい皮膚が出きてくる事でイボを治療するのだ。
     顔の近くのイボは、薬で治療するよりも病院の皮膚科で治療してもらう方が安全だと勧めた。
     T姉から、久しぶりにメールが届いた。
     姉と言っても、血のつながりは無い。
     ただ、色々とお世話になったと言うか、恋愛話で息が合ったと言うか、まぁ私に悪い事(?)を色々と教えてくれた人である。
     しかも、メールには「あけましておめでとう」とあった。もう1年の半ばにもなろうかというのに(笑)
     今度また飲みましょうと返事をした。
     全国的には花粉症は落ち着いたかのようだが、ウチの近所ではまっさかりである。
     と言うのも、近くを流れている芝川の土手に『カモガヤ』が咲くからである。
     http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/kamogaya.html
     スギ花粉症は有名になったが、それ以外の花粉症は意外と知られていない。
     ウチも「もう時期じゃないのに花粉症みたいなんですが」と原因が分からないと言う患者さんが訪れる。そして、芝川の近くに住んでいませんかと尋ねると、ほぼ例外無く近くに住んでいるか、毎日通勤通学で通っているかである。
     しかも、スギのように高い所から飛ぶ花粉は広範囲に影響するため人々に認知されやすいが、低い植物の花の花粉は、まさにその近辺にしか影響しないため見過ごされてしまう。
     かてて加えて、川口市では夏が過ぎた頃にカモガヤの伐採をする。背が高くなって犯罪を誘発するのを防ぐためだそうだが、その頃には花も終わって花粉症の人には、まったく関係が無い。
     近所の人たちの一部は、もっと早く伐採するように市に陳情したようだが、実態がつかめない故、取り合ってくれなかったらしい。
     http://www.city.kawaguchi.saitama.jp/index-true.html
     他の人はなんともないのに、自分だけ花粉症のような症状が続いているときには、近所や通りがかりの道を観察してみた方がいいだろう。
     自分だけが影響のある花などが咲いているかもしれない。
     かく言う私は、一年中どんな花にも反応している。
     うう……誰か治して(T-T)
     花粉症は現在のところ不治の病と言っても過言ではない。
     また、決定的に防ぐ手立ては無い。
     私自身は、症状が出そうだと感じたら漢方薬の小青龍湯(しょうせいりゅうとう)を飲んでいる。
     ただしコレは、体質虚弱で体が冷えやすく鼻水が出る人向けなので、それ以外の人は自分のかかりつけの薬局で相談して欲しい。