11月 21, 2014 - 漢方薬処方, は行処方    No Comments

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
急・慢性胃腸カタル、醗酵性下痢、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔い、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症

適応症状

 みぞおちがつかえ、ときに悪心、嘔吐があり、食欲不振で腹が鳴って、軟便または下痢の傾向のあるものの次の症状:

 急・慢性胃腸カタル、醗酵性下痢、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔い、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症

用方・容量(顆粒製品の場合)

 1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。

 ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

組成(顆粒製品の場合)

 3包(7.5g)中、次の成分を含みます。

  はんげ(半夏)5.0g    おうごん(黄ごん)2.5g

  かんぞう(甘草)2.5g

  たいそう(大棗)2.5g   にんじん(人參)2.5g

  おうれん(黄連)1.0g

  かんきょう(乾姜)2.5g

 以上の割合に混合した生薬より得たエキス4.5g含有します。

類似処方鑑別

黄連解毒湯

 体力中等度以上の人が、のぼせて精神不安、不眠などイライラする傾向があり、心窩部につかえ感のある場合に用いる。

安中散

 
比較的体力の衰えてる人で、慢性に経過した心窩部痛があり、胸やけなどがある場合に用いる。

平胃散

 体力がやや衰え、上腹部が膨満し心窩部に振水音を認め、時に下痢する場合に用いる。

人参湯

 痩せて生気に乏しい人が、手足が冷えて、口に生唾がたまりやすく、心窩部痛があり、腹部は全体に軟弱無力で、振水音を呈する場合に用いる。

六君子湯

 元来胃腸虚弱な体質の人で、心窩部の振水音を認め、心窩部の膨満感、食欲不振、全身倦怠感、手足の冷えなどのある場合に用いる。

使用上の注意

1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください

 (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。

 (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。

 (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)

 (4)アルドステロン症、低カリウム血症、ミオパチーなどのある患者。(服用不可)



2.服用に際して、次のことに注意してください

 (1)定められた用法、用量を厳守してください。

 (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

 (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。



3.服用中または服用後は、次のことに注意してください

 (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 

 (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

 (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

 (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。



4.保管及び取扱い上の注意

 (1)小児の手のとどかない所に保管してください。

 (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。

 (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。



5.その他

 本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。

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