10月 16, 2013 - 漢方薬処方, あ行処方    2 Comments

安中散(あんちゅうさん)
………神経性胃炎、慢性胃炎、胃アトニー

適応症状  

 痩せ型で腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛または腹痛があって、ときに胸やけ、げっぷ、食欲不振、吐き気などを伴うものの次の症状:
 神経性胃炎、慢性胃炎、胃アトニー

用方・容量(顆粒製品の場合)  

 1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
 ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

組成(顆粒製品の場合)  

 3包(7.5g)中、次の成分を含みます。 
    けいひ(桂皮)4.0g        えんごさく(延胡索)3.0g 
      ぼれい(牡蛎)3.0g       
    ういきょう(茴香)1.5g 
      かんぞう(甘草)1.0g
     しゅくしゃ(縮砂)1.0g 
      りょうきょう(良姜)0.5g 
 以上の割合に混合した生薬より得たエキス1.5g含有します。

類似処方鑑別  

人参湯  
 冷え症で、血色がすぐれず、胃腸が弱く下痢しやすく、口中にうすい唾液が溜まり、うすい尿を出し、時に腹痛を訴える場合に用いる。

六君子湯   胃腸虚弱で顔色が悪く、心窩部の振水音が顕著で、胃部膨満感、食欲不振、倦怠感、手足の冷えあり、腹痛をあまり訴えない場合に用いる。

平胃散  
 比較的体力のある人で、鼓腸、食欲不振、心窩部の膨満感などを訴える場合に用いる。

柴胡桂枝湯   
 体力中等度で心窩部に振水音がなく、季助下部の抵抗・圧痛および腹直筋の緊張を認め、しばしば腹痛を訴える場合に用いる。

使用上の注意  

1. 次の場合には医師または薬剤師に相談してください
(1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
(2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。
(3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)
(4)長期運用により低カリウム血症、血圧上昇などが現れる場合があるので観察を充分に行う事。



2. 服用に際して、次のことに注意してください(1)定められた用法、用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。 



3. 服用中または服用後は、次のことに注意してください  
(1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
(2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。 



4. 保管及び取扱い上の注意  
(1)小児の手のとどかない所に保管してください。
(2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。 



5. その他  
 本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。

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    (2) 主成分:炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどの無機塩類、アミノ酸類など
    (3) 性味:鹹・渋、微寒
    (4) 薬能:重鎮安神、平肝潜腸・収斂固渋・軟堅散

     

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