11月 22, 2014 - 漢方薬処方, か行処方    No Comments

五虎湯(ごことう)
咳、気管支喘息


適応症状  

 比較的体力ある人で、悪寒や発熱は無く、口渇を訴えて、喘鳴や激しい咳嗽のあるものの次の症状:
 咳、気管支喘息

用方・容量(顆粒製品の場合)  

 1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
 ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

組成(顆粒製品の場合)  

 3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
    せっこう(石膏) 10.0g
   きょうにん(杏仁) 4.0g
   まおう(麻黄) 4.0g    
   そうはくひ(桑白皮) 3.0g
   かんぞう(甘草) 2.0g
 以上の割合に混合した生薬より得たエキス2.25g含有します。

類似処方鑑別  

麻杏甘石湯
 
咳嗽は本方に似ているが、より体力がある場合に用いる。

麦門冬湯
 体力がやや低下した人の激しい咳で、痰が切れにくく、顔面紅潮を伴う場合に用いる。

小青龍湯
 体力中程度の人の喘鳴、咳嗽で、泡沫性の痰や水様性鼻汁、くしゃみなどを伴う場合に用いる。

使用上の注意  

1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
 (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
 (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。
 (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)
 (4)著しく胃腸虚弱な患者。(軟便、下痢、胃部不快感、食欲不振等の胃腸障害を起すことがある。)
 (5)狭心症、心筋梗塞など循環器系の障害のある患者、または既往歴のある患者。
 (6)長期運用により低カリウム血症、血圧上昇などが現れる場合があるので観察を充分に行う事。
 (7)不眠、発汗過多、頻脈、動悸等の症状が現れる場合がある。
 (8)交感神経興奮薬との併用により、動悸、頻脈等の症状が現れるおそれがある。



2.服用に際して、次のことに注意してください
 (1)定められた用法、用量を厳守してください。
 (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
 (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。



3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
 (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
 (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
 (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
 (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。



4.保管及び取扱い上の注意
 (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
 (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
 (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。



5.その他
 本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。


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