• タグ別アーカイブ: 風邪
  • 失敗に落ち込み頼られ復活……単純ともいう

     風邪の棚で迷っている様子のお客様に声を掛けてみたところ、患者さんはご主人で、主訴は喉の痛みに鼻水とのこと。
     発熱や悪寒は無いそうなので、風邪ではない可能性もあることを話したところ、「風邪だから」というお返事。
     そのため、もう少し詳しく発症の経過や、喉の痛み方、鼻水の状態などを尋ねたら、「もういいです! 面倒くさい!!」と立腹して帰られてしまった。
     あうっ(>д<)
     ここのところヒアリングが上手くいっていたと過信して、基本の「まず要望に沿うものを提示する」ことと、「質問は多くても3つまで」というのを外してしまった。
     | 柱 |ヽ(・´_`・。)反省……。
     と落ち込んでいたら、また戻ってきて『パブロンSゴールド錠』を購入された。
     歩いて1分もしないところに、別なドラッグストアーが2軒もあるのに、どうして戻ってきて下さったのかは謎。
     単純に、他のお店に行くのが、もっと面倒だっただけかもしれないけど。
     落ち込むと引きずるタイプなので、後半の検品や品出し業務の効率が、だだ下がり。

     以前に相談を受けて、そちらは改善したというお客様から、今度は成人の娘さんの生理痛の相談を受けた。
     失敗した後なので、気を引き締める(`・ω・´)シャキーン!!
     でも、改善したということで頼って頂けるのは、素直に嬉しい。
     自分の『命の母ホワイト』を娘さんに服用させてみたところ、生理痛を含めてイライラなどの随伴症状も軽減したので、継続させて良いですかと。
     軽減したのであれば、適応したのだろうと思うものの、本人は比較的体力があり、イライラの傾向が強いそうなので、『桂枝茯苓丸』の方が向いているかもしれない。
     でも『命の母ホワイト』の中身は『当帰芍薬散』なので、それが適応したとすれば迷うところではある。
     考えられるのは、『当帰芍薬散』だけじゃなくて、大黄と牡丹皮が加わっているから、それがイライラを鎮めるのに適応しているのかもしれない。
     人によっては、そのせいで下痢をしそうだから、やはり万能という訳にはいかないだろう。
     ジェーピーエス製薬の『婦人華』のように、『当帰芍薬散』『桂枝茯苓丸』の合方なんてのもあるので、そちらの方が良いようにも思えるし。
     ただ、お風呂は短めで、理由がのぼせやすいからと言う点を考えると、やっぱり『桂枝茯苓丸』の方が良いようにも思える。
     お風呂については、血流改善のためには長湯が必要なため、湯温を40度前後にして扉を開けたままか、水タオルを首や頭に掛けての入浴を提案した。
     そして、いずれ本人に来店して頂くようお願いした。

     

  • 言葉の誤用を正そうと造語が生まれ泥沼化

     お客様から風邪が治らないということで、相談を受けた。
     喉が痛くて『葛根湯』を4日ほど服用して痛みは治まったものの、今度は鼻水になったという。
     『葛根湯』を4日間は続けすぎだと思うけど、上半身を温めるから鼻水にも効果があるはずなのに、どうしたことか。
     もう少し詳しくヒアリングしたところ、花粉症もある事が分かった。
     いわゆるスギ花粉などには早いとはいえ、乾燥した空気に舞う排気ガスなどに反応しているのかもしれない。
     となると、免疫反応の異常なので、『葛根湯』では力不足。
     最近では、「役者不足」なんて造語もあるらしいが。
    「役不足」の本来の意味である「役者の力量に対し、役割が不足している」というのを、「役目に対して役者の力量が不足している」という誤用が広まったのを正そうとして造られた言葉らしい。
     「役不足」と間違われやすい言葉が「力不足」ということだったのに、言葉が似ている「役者不足」なんて造ったら、ますます混乱するじゃないか(笑)
     おっと、話が逸れた。
     鼻水の色は透明で、放っておくと垂れてくるようだから、アレルギー性なのは間違いない模様。
     となれば、『小青龍湯』の出番である。
     特に花粉症のある人は、花粉症の本番に入る前から服用しておくと症状を軽減することができるので、そう説明してお買い上げ頂いた。
     ただ、いつも喉から風邪になるというお話もあり、それについては頭重感や悪寒など、他の風邪の症状があるかを確認するように、お話をした。
     喉の痛みだけなら『葛根湯』より『駆風解毒湯』の方が向いているし、喉の奥がヒリヒリするように痛みの時には胃炎を起こしているケースが有り、そういう時には『麦門冬湯』が適応したりするので。
     今回も、私としては最初の喉の痛みは風邪ではなく、年末年始に胃を悪くして発症したところに、『葛根湯』でさらに胃を傷めて免疫異常が起きたと推測してるんだけど、どうだろう?

     お客様から、『ムヒのこどもせきどめシロップS』と『ムヒのこども鼻炎シロップS』を比較しての相談を受けた。
     患者は1歳10ヶ月の幼児で、基本的には病院での受診を勧めるところ。
     主訴は鼻水と咳で、『ムヒのこどもかぜシロップ』についても尋ねられたけど、ひとまず発熱が無ければ不要なことを説明した。
     そのうえで、咳と鼻水であれば『小青龍湯』を使う方法もあることをお知らせしたところ、お客様自身は花粉症に用いているという。
     現代薬は、どうしても体力の低下を避けられないから、漢方薬の方がお勧め。
     子供にどうやって飲ませれば良いかという問いには、小皿にお湯で溶く方法を勧めたけど、味を嫌がるようであれば、離乳食に混ぜても良いとお話した。
     もちろん、服薬ゼリーを使うという手もある。
     あと、体が冷え気味と考えられるため、下半身を主に温めるようにアドバイスした。
     そして、本日はお買い上げ無し。
     ………しまった(;´∀`)!!

     

  • 患者さん本人を連れてきてくれるだけでも珍しいんですけどね

     『葛根湯』を購入されたお客様に主訴を確認してみると、喉の痛みとの事だった。
     『葛根湯』が喉の痛みに全く効かないということも無いけれど、喉の痛みがメインなら上半身を温める『葛根湯』では効果範囲が広すぎて、やはり向かない。
     しかも今回のお客様の場合は、風邪をひいたのは数日前で、喉の痛みは弱まってきているというお話。
     体内の乾燥を取る『麦門冬湯』で喉を潤して、風邪のぶり返しを防ぐために『柴胡桂枝湯』を併用するよう提案した。
     そして2つを購入することで、『葛根湯』はキャンセルとなった。
     『葛根湯』自体は本部からの推奨販売品だから、売らないといけないんだけどね。
     風邪薬全般の売上目標ならともかく、特定の銘柄だけを推奨するっては、薬の販売スタイルとしていかがなものか。

     数日前に風邪をひいたというお客様から、咳と喉の痛みの相談を受けた。
     寝る時に咳が激しく出るそうなので、『五虎湯』を案内して、お買い上げ頂いた。
     ただ、風邪をこくことで体内が乾燥している可能性をお話して、『麦門冬湯』も紹介しておいた。
     以前にも来店されていたらしく、お連れの人に「的確なんだよ」と仰っしゃって下さり恐縮。
     でも、覚えていない……(;´∀`)

     妊娠初期というお客様から、葉酸の相談を受けた。
     単独の物と、他の成分が入っている物のぢらが良いかと。
     貧血対策で考えれば、鉄分は単独では造血には働かなくて葉酸が必要なので、単独で摂るよりは他の成分と一緒の物の方が、有益だと言える。
     一応そういう説明をしたけど、サプリメント関係は実証的なデータの選別が難しくて、薬の案内より悩む。
     そして、サプリメントを摂る時の参考になるのは、普段の食事内容の方だろう。
     例えば葉酸の場合は、1日の必要量を食事で摂ろうとすると、ほうれん草で一株は食べることになるらしい。
     湯がくと小さくなるとはいえ、結構な量である。
     味付けの塩分なんかを考慮すると、調理の仕方によっては、サプリメントで摂ったほうが良いケースもありえる。
    「バランスの良い食事を心がけましょう」とは言っても現実的には難しいから、あまり食べない物の主要な栄養素にターゲットを絞ってサプリメントを選ぶのが適切でしょうとお話した。

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     小学校高学年の娘さんを連れたお客様が来店。
     娘さんが突き指したそうだけど、それほど痛みは無いらしく、患部も腫れたりしていないとのこと。
     こうして本人を連れてきてもらえると、やはり助かる。
     詳しい症状を本人に尋ねられるし、患部も確認できるので。
     とりあえず指はテーピングされているので、急性症状に合わせて『バンテリンコーワクリーム』を案内したところ、薬のアレルギーがあるという話が出た。
     しかし、それがなんの薬だったかは覚えておらず、お薬手帳は持ってきていなかった。
     惜しい、実に惜しい。
     本人を連れてくること自体が珍しいから、それは良いのに……惜しいなぁ。
     しかも、アレルギーは危険度の高いことだし。
     以前に病院で処方された湿布は大丈夫だったから、同じ物が欲しいと希望されたけれど、内容を特定できなければ分かりません(;´・ω・)
     初期には患部を冷やしたというお話と、今の患部の状態からすると様子を見て頂いても良さそうだったため、今日のところは何も購入しないことになった。

     

  • 患者のプロはいないよね

     お客様から、喉の痛みと鼻水の相談を受けた。
     前にも書いたけど、「相談を受けた」と書いているうちの殆どは、私の方から声を掛けたからで、お客様の方からというのは滅多に無い。
     という事は、お客様の方から相談されるというのは、往々にしてお客様の自己判断による対処が上手くいかなかった場合であり、だからつまり難しいケースだったり、すでに店頭での対応の領域を外れていたりする。
     なので、正直受けたくない( ̄ε ̄;)←マテ
     今回のお客様は、4日ほど前に風邪をひき、初日から3日間は『コルゲンコーワIB透明カプセル 30カプセル』を服用していたのに、効果を感じられなかったという。
     ただ、発熱は無かったそうなので、本当に風邪だったのかは不明。
     寒さで鼻水が出て、乾燥で喉を傷めただけとも考えられる。
     風邪と紛らわしい症状は数多あり、特定するには症状の発現から経過、できれば直前の出来事などを検証しないと特定は難しい。
     だけど、鼻炎が起きると風邪、喉が痛いと風邪、と考える患者さんは多い。
     そのくせ、吐き気を風邪と関連付けて考えることは少なかったりする。
     その理由は簡単で、要するに「経験不足」である。
     普通の人は、年に風邪を1回風邪をひくかどうかで、しょっちゅう風邪をひくという人も、本当に風邪だったのかは検証してみないことには不確かだろう。
     いずれにしても、年間に女性100人と交際しても女性の謎は解けないのに、1人2人と交際したくらいでは女性への対応策など分かろうはずがない。
     ………なんだ、その例えは(爆)
     今回のお客様は、今は体のだるさも感じるというという話だったけど、風邪のせいなのか服用した薬のせいなのか判断に迷う。
     食欲はあるようだけど、仕事始めからまだ週の半ばなため、体力の温存に『柴胡桂枝湯』を使い、主訴の喉の痛みには『駆風解毒湯』を当てることを提案して、両方をお買い上げ頂いた。
     鼻水に関しては、それど酷くないようだったから『柴胡桂枝湯』で胃の働きを持ち直せば対応できると踏んだ。
     見通しが、甘いかな?
     ユンケル系の栄養ドリンクが家に有るという話だったけど、栄養ドリンクの処理にもエネルギーを消費してしまうので、今は温存しておくようにお話した。

     『ナボリンS』を買いに来たお客様に症状を尋ねると肩こりに使っているそうで、以前ほどには効かなくなった気がすると言われた。
     年齢とともに、以前に効いていた薬が効かなくなることはあるし、同じ症状だと思っても原因が違うと効かないということがある。
     上半身を温めて血流を改善する『独活葛根湯』と、高血圧を緩和して肩こりをほぐす『釣藤散』を案内したうえで、ストレスが思い当たる場合にと『コリッシュ』(治肩背拘急方)を紹介したところ購入された。
     一方、一緒に来ていた奥さんは、季節の変わり目に偏頭痛になるそうで、詳しく症状を訊いてみると、目眩もするという話だったため『苓桂朮甘湯』を案内してみた。
     すると、「我慢すれば治る」というお返事。
     ううん、ただの偏頭痛だと思っていると、将来的に重大な病気を見逃してしまう恐れもあるから、治療か軽減策を模索するよう勧めてみたんだけど、やっぱり「我慢すれば治るから」と帰られた。
     そういうのでは仕方ないけど、心配だなぁ(;´・ω・)

     

  • 症状から推理する謎解きの快感

     やや高齢のお客様が、肘のサポーターを求めて来店した。
     ご主人が使うそうなのだけれど、適応するサイズが分からず、私の肘周りのサイズを元に『バンテリンサポーターひじ用大きめ』を購入して頂くことになった。
     ただ、ご主人は半身が麻痺していて、今回サポーターを求めたのは、肘の痛みを訴えているからとのこと。
     念のため、動かさなくても痛むのか確認するよう、お話した。
     動かさなくても痛むようだと、血行不良が原因とも考えられるので。
     内科医の往診はあるらしく、その医師には「科が違うから」と、話していないそうな。
     いえいえ、科が違っても起きている症状については、どんどん伝えた方が良いですよ。
     よほどボンクラな医師でなければ、自分の領分でない相談でも応じて、適切な病院を紹介してもらえるはずです。
     ………してくれるよね(;・∀・)?
     もし対応してもらえないようでしたら、改めて相談して下さい。

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     ブルーベリーのサプリメントを求めて来店したお客様に、DHCと小林製薬の物を案内した。
     パソコンの使用による疲れ目というお話だったから、血流改善に良いとされている『アスタキサンチン』も紹介してみた。
     そして、お会計をしながら『ナボリンS』も眼精疲労の候補に挙げたところ、その時になって初めて、緑内障を患っているというお話が出た。
     ズゲッΣ(・∀・|||)!!
     詳しくお話を訊くと、どうやら緑内障だから薬を避けてサプリメントをと考えているらしい。
     いや、まぁ、ブルーベリーは大丈夫でしょうが、「サプリメントだから大丈夫」と考えていると、思わぬ事故もありえます。
     ネットの相談掲示板でも、平気で「植物性で化学物質ではありませんので、飲み併せても問題ありません。」とかテキトーな答えを書き込んでるのを見掛けますが、大変危険です。
     『ナボリンS』も、大丈夫っちゃ大丈夫だけど。
     担当医にも、相談するようにして下さいな。
     漢方薬では、『苓桂朮甘湯』『五苓散』などの水分代謝を調整してくれる物が、緑内障の治療に使えるけど、今回は黙っておいた。
    「サプリメントだから大丈夫」という考え方が、「漢方薬だから副作用が無い」にスライドされても困るので。

     成人の娘さんの咳の相談で、お客様が来店。
     まだ病院が営業開始していないせいか、なんだか忙しいぞ。
     今回は、風邪をひいた後に咳が残ったという話だったけど、詳しく症状の経過を訊いてみると、鼻水はあったものの発熱などは無かったそう。
     ううむ、判断に迷うなぁ。
     寒さもあるし、忘年会やら新年会やらで胃を悪くしてということも考えられる。
     咳は体内が乾燥してるからかもしれず、胃を悪くしている可能性もお話してみたところ、2日ほど前に唇の周りが荒れていたという答えが。
     それだーm9(゚д゚)っ!!
     胃の症状は、たいてい口に現れる。
     謎が溶けたので、胃を治して咳を鎮める『麦門冬湯』を勧めて、お買い上げ頂いた。
     娘さんは、お風呂が長めだそうだから、それは続けて下さいと伝え、しばらくは根菜でお腹に優しいメニューを組み食事を摂らせるよう提案した。

     

  • 症状の掘り下げを忘れずに

     お客様から、授乳中の『葛根湯』の使用について相談を受けた。
     基本的には大丈夫なんだけど、症状を詳しく尋ねたら、よく喉が痛くなるというので『銀翹散』を案内したところ、鼻づまりにもなりやすいそうな。
     それでしたら、なおさら『葛根湯』ではなく『銀翹散』の方が適応しますと説明した。
     しかし、さらに症状を確認していくと、鼻づまりと鼻水を行ったり来たりするということが分かった。
     ありゃん、即断しなくて良かった(;´∀`)
     その場合には、『葛根湯加川きゅう辛夷』の方が向いています。
     保険の適用薬でもあるので、病院で処方してもらうことを提案し、本日のところは購入は無し。
     いやぁ、お客様のためには早めに答えを出してあげた方が良いだろうとつい考えがちになり、症状の掘り下げを疎かにしてしまいそうになる。
     気をつけよう。

     以前に風邪で来店し、その時に案内した漢方薬が効いたとのことで、やや高齢のお客様が頼って再訪された。
     ただ、今回の主訴は口唇ヘルペスだったため、塗り薬が第1類にしか無く、うちのお店には置いていないと説明するだけになってしまった。
     でも他に、2日ほど前から悪寒がするという話があったので、疲れていて発熱できない事がありますと『柴胡桂枝湯』を案内したところ、「元気だと熱が出るんですか!?」と驚かれた。
     そうなんですよ~。
     頭痛もするという話だったから、昨日今日の悪寒なら『麻黄湯』も考えたんですけどね。
     もともと胃弱そうなお客様で、風邪による胃腸の不具合での頭痛かもと予想した。
     そういうお話もして、『柴胡桂枝湯』をお買い上げ頂いた。

     いつも栄養ドリンクを購入されるお客様と店内ですれ違い、もう閉店準備に取り掛かっていたため挨拶だけのつもりでいたら、悪寒がすると言われて対応。
     あー、またシャッター下ろすの遅くなる……。
     いつも買う栄養ドリンクを飲んで寝ようと思うと話されたので、栄養ドリンクを使うくらいなら薬を使いましょうと勧めた。
     ゆっくり休めるなら良いけど、三ヶ日が明けて仕事始めが間近でしょう。
     確か外でのお仕事で、この季節は寒風に曝されるんですから。
     なので、『葛根湯』かなと思ったけど、すっ飛ばして『麻黄湯』から入った方が良いだろうと判断して液剤を勧め、購入して頂いた。
     自宅に、『パブロン』シリーズのどれかがあるらしいけど、覚えていないというので、併用しないように伝えた。
     しかし、なんだ。
     よく店員が、芸能人の誰々が来店したってTwitterなんかに書き込む気持ちは分かるわ。
     確かに、目の前に現れるとテンションが上がる。
     引退したとはいえ、デビュー当時からのCDを持っているんだもの。
     うう、「ファンでした(〃’▽’〃)♪」って言いたい。
     でも、迷惑かもしれないから言えない。
     他のお客様と同じく、「お大事に(*・ω・)*_ _)))ペコリ」と見送った。

     

  • 市販薬は比較的安全な基準で作られてはいますけどね

     遅く起きて、朝食を食べに実家へ。
     お屠蘇を飲みたいところだけど、これから出勤なので事前に買っておいた「ノンアルコール日本酒」なる物を飲んでみた。
     単独で飲む分には悪くないと思ったものの、お節料理と一緒に食べたら、甘ったるいお酢の味に変化した。
     うゲェ、こりゃダメだ(^o^;)

     なるほど確かに、元旦なのにお客様が来る。
     というか、特に行くところが無いから散歩に来たという感じだったり。
     かつては地元も転勤族が多くて田舎に里帰りし、正月期間は街はヒッソリしていたのが、当時の子供達が大人になって、今では里帰りしてくる街になったんだろうね。

     やや高齢のお客様から、UV対策の目薬を希望されたのだけれど、用量の少ない物をと注文が付いた。
     病院で処方されるような用量を、想像してるのかな。
     この季節にUV対策の目薬というとスキーかなと思ったらゴルフだそうで、ゴルフから帰ってくると目が痛くなるため、今までは『ロートゴールド40』を、行った時だけ使っていて、使い切れないから用量の少ない物をという話だった。
     いやぁ、それは勿体無いですよぅ。
     血行促進したり、組織代謝を活発にする成分が入ってるんですから、日常のUV対策に使ったり、少なくともゴルフに行った後も数日間は使ってみてはいかがでしょう。
     そう提案したうえで、今回は『バイシンUV』を案内して、お買い上げ頂いた。

     『パブロンSゴールド』と『アネトンZ液』を一緒に購入されるお客様がいらしたので、念のため用途を確認したところ、成人の息子さんの風邪に用いるとのこと。
     主訴は咳だそうで、『アネトンZ液』は自分がいつも使っていて良く効いたから選んだという。
     でも、息子さんは使ったことは無く、風邪薬にしても息子さんからは頼まれていなくて、咳以外の症状があるか尋ねたら、まったく把握していなかった。
     ………怖いよぅ(;´・ω・)
     いやまぁ、市販薬は比較的安全な基準で作られてはいますけどね。
     判断基準が「自分に効いたから」というのと、本人の症状を把握しないまま選択するというのは、それこそ病院で処方された薬でも同じことをされたら、重大な事故につながる恐れがある。
     一応は、お客様の希望だから売ってしまったけど、『パブロンSゴールド』と『アネトンZ液』は併用しないことと、他に症状が分かったら相談して下さいと伝えた。

     やや高齢のお客様がご主人の手荒れの相談にみえて、患部に痛みは無いというお話から『ヘパクリーム』を案内したら、「男性なんだけど」と言われた。
     内服薬として、『当帰飲子』を紹介した時にも同じく「男性なんだけど」と言われるし、男性向けとして何を想定しているのか分からず戸惑う。
     一応は、『ヘパクリーム』をお買い上げ頂いたものの、どう聞き出せば良かったかなぁ?

     

  • ダラ~と年越し

     『ヒアルロン酸』のドリンクを購入されたお客様の手が、見るからに蒼黒くなっていて、余計なお世話とは思いつつ、つい「よろしければご相談下さい」と言ってしまった。
     時間が無いようだったので、指先の血行改善のためにシャワーを意識的に浴びたり、お風呂に入る時には、しっかり指先を湯船に浸けるようにとだけ伝えた。
     塗り薬なら『ヒビエイド』を、内服薬なら『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を案内したかったんだけど、また来てくれるかしらん。

     成人の息子さんのために風邪薬をと来店されたお客様に、詳しく症状を尋ねると主訴は咳で、その咳は昼間に激しく出て、すでに数日が経過しているという。
     『エスエスブロン錠』をとも考えたけど、明日にはチケット販売のバイトがあるというお話だった。
     ありゃ、新年早々にイベント関係の仕事ですか、大変ですねぇ。
     屋外ではないらしいとはいえ、私の経験では会場の入口近くだったりするから、寒風が吹きさらすと予想。
     神経中枢に働きかける咳止めだと、疲労して免疫力が低下してしまうかもしれず、年末の医療機関が休みのタイミングで風邪が悪化してしまう可能性を考慮して、『五虎湯』を案内した。
     すると、咳だけではなく吐き気も訴えていると分かった。
     重要な情報を、後出しされると困る(^_^;)
     まぁ、本人じゃないからお客様も忘れていたんだろうし、聞き出しが遅かった私のミス。
     あまりやらない使い方だけど、『柴胡桂枝湯』との併用を提案して、両方をお買い上げ頂いた。

     温湿布を求めて来店したお客様、使っていた銘柄が棚に見当たらないというのだけれど、なんとなくデザインで記憶しているらしく、名前も主成分も不明。
     『サロンパス』と『パテックス』は、以前に使ってかぶれたというから、サリチル酸系が駄目なのか。
     フェルビナク製剤も提案してみたのだが、レジに生活用品を持った人が来てしまい、そちらの対応をしている間に立ち去られてしまった。
     うう……、医薬品以外のレジに誰か誘導して……(´。・ω・。`)

     やや高齢のお客様が『葛根湯』を購入され、用途を尋ねると常備薬にとのことだった。
     『葛根湯』は、未病の段階、すなわち「風邪かな?」という時から使えるから、確かに常備薬にはもってこい。
     ただ、家に置いておいては、飲み始めるタイミングを外してしまうこともあるので、ぜひ持ち歩いて下さいと説明した。
     すると、喉風邪になることが多いというお話。
     もし本当に喉風邪が多いのでしたら、『銀翹散』もお勧めですよと紹介したところ、『芍薬甘草湯』を探しているけど見当たらないと言われた。
     ああ、うちのお店では『芍薬甘草湯』という銘柄ではおいていないんですよ~。
     本部から大量に送り込まれてる、『コムレケア』があるので。
     中身は、『芍薬甘草湯』ですと案内すると、『葛根湯』と一緒に購入された。
     テニスをしていて、夜に疲労からか、こむら返りになるらしい。
     まぁ、運動してなら心配ありませんね。
     これが、運動していないのにこむら返りを繰り返すようだと、心臓疾患も疑われますが。
     とはいえ、体に負担になる運動量は、ほどほどに(´∀`*)ノシ

     今年最後の勤務が終了。
     と言っても、明日も普通に出勤するから年末という気が全くしない。
     先輩パートさんに聞いた話じゃ、元々は三ヶ日には営業していなかったのが、試しに開けたら予想以上にお客様が来ちゃったんで開けるようになったそうな。
     閉めとけば良かったのに……(;´д`)
     そして今日は、夕飯を食べに実家に立ち寄り。
     奥さんと次郎は、奥さんの実家に行ってしまったので。
     奥さんがいないと、食生活が充実して助かる(笑)
     帰ってくるまで、気ままな独身生活♪
     夕飯は年越しそばで、お酒を飲んで仮眠してしまったから、起きたら『紅白歌合戦』も終わって年が明けていた。
     寒空の中、家に帰って飲み直し。
     新年が、ダラ~と始まってしまった(笑)

     

  • 独り言だと思って聞き流して下さい

     小林製薬の『ハレナース』を求めてお客様がいらしたけど置いていないため、成分の近い『ペラックT』を案内したうえで、『桔梗湯』『駆風解毒湯』も紹介してみた。
     『ハレナース』については、いつも使っている訳ではないそうで、主訴は喉の痛みと痰とのことだった。
     そして、一週間ほど前から続いているという話から、体内の乾燥を考え『麦門冬湯』を案内してみた。
     ただ、お客様自身は風邪の兆候と考えているらしかったため、要望を汲んで『銀翹散』を案内し、お買い上げ頂いた。
     使用のタイミングとしては、外れてる気がするけど……。

     お客様が『麻黄湯』を求めて来店されたけど、風邪の兆候を感じているというものの主訴は喉の痛みだったので、『銀翹散』の方を勧めてお買い上げ頂いた。
     また、喉の痛みだけの時には『桔梗湯』『駆風解毒湯』をと案内したところ、いつも風邪の後で痰が絡むというお話があったため、『麦門冬湯』も紹介した。
     口唇炎にと『メディカルリップ』を購入されたお客様に、口に現れる症状は胃の不調が原因として考えられることを説明し、半身浴を勧めた。
     ストレスについては思い当たるようだったので、内服薬の使用も検討するよう伝えて、『半夏瀉心湯』を紹介した。

     口内炎のパッチ薬をとお客様から承ったので、主に炎症を抑える『大正パッチクイックケア』と、患部の再生を促す『大正パッチA』を案内すると、後者を購入された。
     どうして、成分構成を合わせた薬にしなかったんだろうね、この商品。
     あるいは、『大正パッチクイックケア』を先に使って、その後に『大正パッチA』に乗り換えるという使い方が良いのかな。
     メーカーの開発者に、訊いてみたい。
     でも、大正製薬の営業さんは法律上の制約に厳格で、パッケージに書いてある以上の効能に関しては、話してくれないんだよねぇ。
     S製薬の営業さんなんて、「それ、患者さんに説明したら、こっちの立場がヤバイわ」ってくらい、効能を盛って説明してくるのに(苦笑)
     まぁ、私も日記には、パッケージに記してある以外の効能のことを書いているから、批判はできんけど。
     漫画や映画なんかのフィクションでも、良くあるでしょ。
     目の前に主人公とかがいるのに、「これは独り言だ」って前置きして説明するシーン。
     ああいう事だと、思って下さい。
     今回のお客様にも、内服薬として『半夏瀉心湯』を紹介した。
     そうそう、効能書きには、「口内炎」とはあっても「口唇炎」とは無いです、念のため(・。・)

     『ナザール「スプレー」(ポンプ)』を求めて来店したお客様に詳しく症状を尋ねると、お酒を飲むと鼻づまりになるとのことだった。
     なるほど、それは上半身に熱が篭りやすいということですな。
     体内の熱を循環する機能が衰えているという事だから、お風呂に長めに入って血行を良くするよう勧めた。
     でも、お客様が帰った後になって、良く飲むお酒の種類を確認するのを忘れていたと気づいた。
     もちろん、お酒を飲まないのが一番なんだけど、鼻水にしろ鼻づまりにしろ、上半身に影響を及ぼすのはビール系だから、焼酎などの蒸留酒の方が症状を軽減できるので、言おう言おうと思ってて、世間話に入ってしまい忘れた(^_^;)

     

  • 皮膚のケアには保湿と考えがちだけど

     お客様から、あかぎれや手荒れの改善のために、寝る時に薄い手袋を使いたいと相談され綿手袋を案内したのだけれど、どうやらイメージと違っていた模様。
     詳しくお話を訊くと、保湿を目的にしているらしく、手を見せて頂いたら肌が割れていた。
     これでは、保湿がどうのというレベルではないので、『ヒビケア軟膏』を案内した。
     すると、『ヒビケア軟膏』は持っているものの、期限切れだから使っても良いかと尋ねられた。
    「私の家族なら、使わせることもありますが……」と答えて、察して頂いたσ(^◇^;)。
     その後、お客様自身で『メンタームメディカルクリーム』を選んで購入された。
     そして、どうしても手荒れは保湿と考えがちだけど、ハンドケアの薬の成分を見れば分かるように、血行促進のためにビタミンEが入っていたりと、皮膚の再生のためには材料(栄養)の供給が必要で、その材料を運ぶのは血液なので、血行の改善もまた大事なのだ。
     今回のお客様も、指先の蒼黒い色からして血行不良は明らか。
     内服薬として、『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介した。

     欲しい商品を一品一品メモを見ながら探すのを頼まれたので、介護さんかと思ったら、購入代行業の人だった。
     仕事としてあるのは知っていたけど、初めて会ったわ。
     いちいち尋ねられるのは面倒だけど、買い物としては正しくもある。
     残念ながら今回は、探しているという商品は一点も置いていない物ばかりだった。
     お話では、歩き回って大変だから、お店に入ったらすぐ店員に尋ねることにしているというので、こちらも足の疲労について話を振ってみると、やはり筋肉痛になるという。
     そこで、『コレムケア』(芍薬甘草湯)をと勧めたら、お買い上げ頂けた。

     踵のひび割れということで、『ヒビプロKT』を購入されたお客様が、やはり保湿を気にされていたので、これまたやはり血行が大事なことをお話して、マッサージを勧めた。
     マッサージというと、強く揉んだり擦ったりと思われがちだけど、血行改善のためにしろリンパマッサージにしろ、力を入れる必要は全く無い。
     軽く撫でるだけでも充分なので、お風呂に入りながらでもテレビを見ながらでも、数分間だけ撫でてみて下さいな。
     毎日やっていると、やる前との違いが分かると思います。

     『のどぬーるスプレー』を求めて来店されたお客様に、消毒主体のポピドンヨードの物と、炎症を抑えるアズレンの物とで二種類あることを説明した。
     私は基本的に毎回案内するようにしてるんだけど、特に質問することもなく購入する人は、そのへんの違いをどう判断して購入してるんだろう(・_・?
     今回のお客様は、症状を詳しく尋ねてみたら、喉の痛みはそれほどではなく、喉に何かが張り付いている感じがするというので、乾燥している可能性をお話して『麦門冬湯』を勧めたところ、お買い上げ頂いた。
     胃の具合が悪い感じがするというお話もあったから、もしかすると逆流性食道炎というのもあるかもしれない。
     なにしろ正常な人でも、日に50回程度は胃液が逆流していて、食道や気管支を傷めていたりするので。
     だからこそ、「喉が痛い」というだけでは風邪とは限らないんだけど、なかなか認知が広がらないのが現状。
     そして『麦門冬湯』は、効能こそ乾燥性の咳だけど、生薬構成は胃薬に近いため、逆流性食道炎での喉の違和感や痛みにも適応する。
     そうなお話をしたら、お客様は声を使う仕事をされているそうで、今回『のどぬーるスプレー』を使おうと思ったのは、声がれに備えてというのも考えていたそう。
     なるほど、それでしたら『響声破笛丸』も覚えておいて頂くと、役に立つ時にあるかもしれませんと紹介した。