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  • 体調が悪い時は食欲があっても食事に気をつけて

     外国人のお客様が来店し、2ヶ月の子供が鼻水が出てそれが喉にも入ってるらしく、豚のような声をしているとのことで風邪薬を希望された。
     しかし、見てみると鼻水は透明で発熱などは無いというお話から、体が冷えているのが原因と考えられることを説明した。
     そして薬を使わず、首回りとお腹を温めるようお話しして、鼻吸い器をお買い上げいただいた。
     念のため、市内の救急相談の電話番号案内しておいた。

     お客様から『パブロン鼻炎アタックスプレー』と『アネトンせき止めZ』の併用について尋ねられ、併用はできるもののどちらも強い薬なので短期間でと説明した。
     すると患者はご主人で、総合風邪薬を使ったが効かなかったというお話があり、主訴は鼻づまりと咳で症状からすると『チクナイン』(辛夷清肺湯)が合うのではと思い提案し、他に通常の鼻炎スプレーと『麦門冬湯』や『ブロン錠エース』の組み合わせも比較として紹介した。
     今回は、以前から使っていたという『アネトンせき止めZ』のみを購入されたのだけれど、原因として胃炎の可能性をお話したところ、直前にお腹を下していたということが分かった。
     お客様には、症状が起きている間は消化の良い食事にして量を控えるようにと伝えた。
     発熱が無く、体のだるさを感じずに、鼻と咳の症状だと普通に食事をしてしまいがちだけど、それが内蔵へ負担をかけることになり症状を長引かせてしまうから、気をつけてもらいたいところ。

     

  • 主訴と薬のアンマッチを見つけ出すのは難しい

     お客様が『エスタックイブファインEX』をレジに持ってきてヒアリングしてみると、15歳の子供が鼻水と喉の痛みを訴えていて、微熱もあるらしい。
     ただ鼻水は透明だそうなので、まだ初期であればと『葛根湯』を提案してみた。
     すると、そもそも薬は避けたい様子で、家には喉の痛む風邪に適した『ベンザブロックL』があり、まだ使っていないとのことから、まずは体を充分に温めて休ませ、様子を見てから進行した場合に『ベンザブロックL』を使ってみてはとお話すると、お帰りになった。
     透明な鼻水は内臓の冷えが原因だと考えられるし、もし本当の風邪だとしても本来は自然に治るものである。
     以前に製薬会社の治験データを見せてもらったことがあるけど、風邪薬を使った場合と使わなかった場合で完治するまでの期間に有意義な差は認められず、効果はあくまで症状の軽減だけ。
     そして取り込んだ薬効成分を体は処理しなければならないことからすると、風邪薬を服用することが体への負担となり、かえって疲労してしまう可能性がある。

     『パブロンSゴールドW』を持って来たお客様に、喉が痛むようでしたら同シリーズでは『パブロンエースAX』の方が適していることを伝えると、患者はご主人で主訴は鼻水と咳であり、喉の痛みは無い模様。
     それならば適用すると考えられるので、そのままお買い上げいただいた。
     余計なことではあるが、この一言をかけないと主訴と薬のアンマッチを見つけ出すのは難しいんである。
     お客様には、鼻水が透明なのは内臓が冷えている可能性があり、積極的に温かい物を飲むなどして体を温め、消化にエネルギーを奪われないよう消化に良い食事にして量を控えることを勧めた。

     お客様が『バファリンルナi』と『プレミアムバファリン』を一緒に購入しようとされるので、処方構成が似ていることをお話すると、娘さんが頭痛や生理痛に使うとのことだった。
     一つの薬で複数の症状に役立てたいという気持ちは分かるけど、生理痛には子宮の痙攣を抑える成分の入った『エルペインコーワ』という生理痛専用の薬もあることを紹介し、症状によって鎮痛剤も使え分けるのが効果的なことを説明した。
     すると、姉妹では違う薬を使っているのというので、それは良いことですねと伝えた。
     一見同じ症状でも、家族間で体質が違うということはあり得るので。
     それにしても、成分表示を見較べてもらえれば、両者がほとんど同じだと気づくのではと思ってしまうが、たぶん見ているところが違うのだろう。
     反対に、『バファリンA』だけが同シリーズの中で唯一、成分違いなことも知られておらず、「バファリンを頼まれた」ということで、バファリンと名のつく製品を適当に買われてしまうことがある。
     そこをどうサポートするか、お客様から尋ねるとこなく薬を買われることが多い現状では、なかなかに難しい課題である。

     

  • お年寄りが「喉のイガイガ」を訴えていたら注意が必要

     やや高齢のお客様から『カロリーメイト』について尋ねられ、食べても吐いてしまうというお話だったため、高カロリーなだけで勧められないことを説明した。
     そのうえで、介護食の『メイバランス』を紹介したところ、病院には行ってるそうなので、飲むのであれば担当医に相談をとお話ししたところ、糖尿病の治療を受けていることが分かった。
     お客様からの情報は、どうしても小出しになるもの。
     あまり質問しすぎると嫌がられるかもしれず、さりとてまだ隠れている情報があるかもしれず、加減が難しい。
     胃が正常に働いていないことについては、以前に『六君子湯』を処方されたことがあり、効かなかったため他の漢方薬に変更になったというのだが、そちらの名前は覚えていないという。
     お客様には、お薬手帳を持ち歩くことと、薬は合う物に出逢うまでが大変なため、気持ちを大きく持つよう伝えた。
     まぁ、気持ちを大きく持つようにと言っても、実際に苦しい時にはそこまで考えていられないのだが。
     私も喘息でのたうち回ってる時には、体への悪影響がどうのよりも、一気に止める薬があれば使いたいと思ってしまう。
     本日は、担当医に相談してみるとのことで、お客様はお帰りになられた。

     やや高齢のお客様が、『イソジン』と『ヴィックスドロップ』を購入されるので、喉の痛みが顕著であれば医薬品をと話したところ、喉がイガイガしやすいというので胃炎などの可能性を伝え『麦門冬湯』を紹介した。
     年を取ると体内が乾燥しやすくなり、また胃の機能低下による逆流性食道炎に気づかないケースもあるので、お年寄りが『イソジン』などのうがい薬や喉の飴を買うさいには気にかけている。
     もし家族に高齢者がいて、同じようにしょっちゅう喉の違和感などを口にしているようであれば、やはり気をつけてもらいたいところ。
     それは、風邪とは関係無いかもしれず、もし逆流性食道炎などだったりすると、これも胃の機能の低下と関係するのだが誤嚥、つまり食べ物が食気道ではなく気道の方に誤って入ってしまうことが多くなり、それは肺炎の原因にもなりえる。
     その場合は、『半夏厚朴湯』が予防に役に立つのだけれど、まずは病院で診察してもらった方が良いだろう。
     いつも喉がイガイガするというのは、案外と油断ならないのである。

     

  • お客様は百人百様、生のステージの難しさ

     乳児を連れた夫婦が来店し、『ルルアタックEX』をレジに持ってきたので服用者を確認したところ、患者はご主人で主訴は鼻炎とのこと。
     鼻水が黄色いとうことから、風邪と考えて良さそうではある。
     一応、症状に合わせて同シリーズの『ルルアタックNT』を提案したがそのまま購入された。
     すると、食べ過ぎたさいに胃の辺りがぽっこり膨らんでしまうと相談され、棚に並んでいた『タナベ胃腸薬ウルソ』を使っていたとの話だったが、詳しく確認したら『タナベ胃腸薬調律』の方だった。
     名前は似てるが、全くの別物である。
     自覚症状として苦しくなければ問題は無いが、脂質は胃ではなく十二指腸で消化されることを説明したうえで、『タナベ胃腸薬ウルソ』は油物を取りすぎた時の胃もたれに向いていることを伝えた。
     そして胃腸の働きを良くするためには、食事の前に温かい物を飲んで準備運動をさせるようお話をしたところで、どうも話に飽きられてしまった模様。
     奥さんの方は興味を持たれていたので、逆流性食道炎の可能性をお話しすると、ご主人は以前に診断されたことがあるとのことだった。
     ううむ、 特に問題無いと言ったから安心してそれ以上は聞く必要が無いと思われたのか、それとも養生の話が面倒だと思われてしまったのか。

     やや高齢のお客様が来店し、『オロナインH軟膏』を求められたが、万能薬のように思われていたため消毒薬であることを説明し、目的がサカムケと手荒れだと言うので、傷口があるのであれば『ヒビケア軟膏』をと勧めた。
     すると今度は、「やっぱりメンターム?」と聞かれたので、あれはあくまで自然に治癒するまでの幹部の保護であることをお話し、お客様はついサカムケを触ったり剥きたくなるとのことから、綿手袋か絆創膏を患部に貼っておくよう勧め、今回は絆創膏お買い上げいただいた。

     

  • 患者さん本人に伝言は届くでしょうか?

     お客様が『新ルルA錠』をレジに持ってきたが、症状を確認すると患者は家族で、主訴は喉の痛みと咳だとのこと。
     そうであれば『新ルルAゴールドDX』の方が向いていることをお話しすると、いつもそちらを使っているとのことから変更してお買い上げとなった。
     どうして、いつも使っている薬を変えようと思ったのか分からない。
     気分転換だろうか。
     そういう基準で選ぶのは、避けてもらいたいところではある(^_^;)
     喉の痛みに向いた風邪薬としては、『ルルアタックEX』と『パブロンエースAX』も比較として紹介した。
     ただ今回の主訴のような症状は、風邪ではなく胃炎や花粉症などの可能性もあることを伝えた。

     やや高齢のお客様が来店し、成人の娘さんから喉の痛みに『バファリン』を頼まれたというのだが、シリーズのどれかは聞いてきていないという。
     普通バファリンと言われれば『バファリンA』と考えられるが、女性が使うとなるとピンクのパッケージの『バファリンルナ i』の可能性もある。
     また、頭痛や生理痛にも使いたいと言ってるらしいというお話からも『バファリンルナ i』を紹介したうえで『バファリンA』をお買い上げいただくことになった。
     しかし、直前にお腹を下し今は回復したというお話があったので、喉の痛みの原因が胃腸炎である可能性をお話しして『柴胡桂枝湯』も紹介した。
     そして、喉の痛みには『ペラックT』などの抗炎症剤を使い、生理痛には子宮の収縮による痙攣を抑える成分も入っている『エルペインコーワ』というように使い分ける方法も伝えた。
     本人にどこまで伝わるか不明だが、何も説明せずに売るよりはマシなのだろうかなと思って。

     

  • 本人の代わりに薬を買いに来た人への説明は本人に伝わるのか?

     やや高齢の常連のお客様が来店し、鼻水に『ルルアタック』シリーズを指名されたので『ルルアタックNX』を案内した。
     ただ、主訴は透明な鼻水だけだそうなので、風邪ではない可能性をお話し、鼻炎薬も提案してみたが「風邪だから」と強く言われるため、そのままお買い上げいただいた。
     他にノンカフェインの栄養ドリンクを希望されたから『新ヒストミンゴールド液』を勧めたが、嫌だと言うので医薬部外品のコーナーを案内し、効くのはと訊かれ『アリナミンOff』と『リポビタンフィール』を紹介したところ後者を購入された。

     『ボルタレン』のシリーズを見較べていたお客様が『血流改善 腰ホットン』と一緒に買おうとされ、お会計のさいに患部を温めて良いか尋ねられた。
     患者はご主人で腰痛だそうなのだが、腰痛の前にお腹を下したという話があるため冷えが関係する可能性から、温めて良いと考えられますとお答えした。
     しかし、『リングルアイビー』を服用したと分かり、ジクロフェナクトリウムは血液中にも浸透するので、念のため併用は避けるようにお話しして、痛みは弱そうなことから鎮痛効果を落としてフェルビナク製剤を提案し、変更された。
     お話の中で偏頭痛もあると分かり、ズキズキするならば胃と関係する可能性があり、『リングルアイビー』の主成分であるイブプロフェンが症状を悪化させる可能性があることもお話しした。
     ズキズキする偏頭痛にイブプロフェンなどの胃の保護力を落としてしまう鎮痛剤を使うと、痛みは一時的に治るが副作用によって胃を悪くし、そのせいで偏頭痛となりそしてまた鎮痛剤を飲むという無限ループに入り込んでしまう危険がある。
     今回は本人ではないため、『呉茱萸湯』までは紹介できなかった。
     慢性頭痛に用いる『呉茱萸湯』は、吐き気や酔い止めに使うこともあり、つまりは胃の不具合が頭痛に関係するということ。
     これらを説明するには、やはり本人でないと伝えきれないだろう。

     『新ルルAゴールドDX』をレジに持って来たお客様に、喉の痛みがあるのかを尋ねると、主訴は咳で喉は痛くないというため同シリーズでは『新ルルAゴールドS』の方ではどうかと提案し、変更してお買い上げとなった。
     『新ルルAゴールドDX』には喉の痛み止めのトラネキサム酸が入っているのに対して、『新ルルAゴールドS』には咳止めのノスカピンが入っているので。
     ただ、総合風邪薬は咳止めの他に解熱剤や鼻炎薬も入っているため、咳だけであれば咳止めにしたほうが疲労が少ないことを伝えた。
     患者はご主人ということで、頼まれ物らしいためそのままお買い上げいただいたが、咳だけの場合は風邪ではなく胃炎や花粉を吸い込んでの炎症など他の原因も考えられることを伝えた。

     

  • 立ってる登録販売員は使ってください

     乳児連れのお客様が『パブロンSゴールドW』と『イブA』を一緒に購入されるので、念のため授乳中か確認したところ、ご主人が服用するとのことだった。
     主訴は喉の痛みだけだそうなので、まずは『イブA』だけで様子を見てみるよう提案した。
     鼻炎や咳の成分まで入っているから、それを処理するのに体力を消耗すると風邪に進行してしまう恐れがあるので。
     また、喉の痛みだけとなると逆流性食道炎や胃炎の可能性もあるため、消化に良い食事をするよう勧めた。
     特に、胃液の逆流は健康な人でも日に50回くらいはあるそうで、健康な時には損傷した食道はすぐに回復するから自覚症状は無いのが、回復が遅れると喉の痛みとして感じることがある。
     喉が痛いから風邪とはならないのだ。
     ただ、『イブA』のイブプロフェンは胃の保護機能を低下させるから、痛み止めとしては喉の痛みにも有効でも、それが喉の痛みの原因にもなり得るので、『ペラックT』などの抗炎症の薬を先に使ってもらったほうが良いんだけどね。
     先に相談してもらえれば、その辺りの話もできたのになぁと思う。

     東南アジア系のお客様が『ナリピタン』を求めて来店したが、置いていないことを説明したうえで用途を確認したところ、授業で先生の声が急に聴きづらくなったという。
     『ナリピタン』は耳鳴りの薬で、用途が合わないことと急性であることからドクターをとお話したが、どうしても欲しいと言うので、置いてある近くの別なドラッグストアーを紹介した。

     夫婦のお客様が来店しDHCの『アンセリン』を求められたが、置いていないことを伝えた。
     ご主人の尿酸値を下げたいということで、ネットで評判を見たようなのだが使うのであれば担当に報告するようお話しした。
     アンセリン自体は、筋肉中に含まれている二種類のアミノ酸から成るペプチドで、マグロや鶏肉に含まれているものの、痛風の食事療法では尿酸値を上げてしまうから食べ過ぎは禁物。
     なので、サプリメントで摂るというのは悪くない。
     ただ、ご主人はとにかく『アンセリン』が欲しかったらしく、「無いならいい!」と奥さんを置いて先に店を出て行ってしまったため、尿酸値を下げるのに役に立つ内服薬の『大柴胡湯』『温清飲』などを紹介ができなかった。
     ネットに書いてある情報は頼りにするのに、どうして目の前の専門家を使ってくれないのか(´・ω・`)

     

  • 濡れた咳から乾いた咳への移行もあるので注意

     お客様が『ダスモック』(清肺湯)と『カンポアズマ』を見比べていたため声をかけたところ、今の主訴は咳で1週間ほど前に鼻水が出て風邪だと思い『葛根湯』を服用したとのこと。
     そして咳になり『麦門冬湯』を服用したものの、また鼻水が出たので今度は『小青竜湯』を服用したという。
     パッケージに咳のことが書いてある『竹茹温胆湯』について質問されたが、これは疲労が残っている咳の場合に適応することを説明した。
     また、『葛根湯加川きゅう辛夷』ついても訊かれ、鼻水と鼻づまりを行き来するような場合に適応しますと伝えた。
     目の前での咳の音からするとカラ咳なのは明らかで、風邪で胃を悪くしていると考えられるため『麦門冬湯』継続して下半身を積極的に温めるよう勧め『麦門冬湯』をお買い上げいただいた。
     上半身を温める『葛根湯』を継続していると体内が乾燥して咳になるため、お客様が『麦門冬湯』に切り替えたのは適切な判断だと思う。
     ただ、鼻水に『小青龍湯』というのは基本ではあるものの、『葛根湯』よりも温める力が強いため咳の原因になってしまったようにも思われる。
     一方、『小青龍湯』は冷えて出る「濡れた咳」には適応するので、まったくのハズレではなかったとも考えられ、なかなかに難しいところ。
     当初は鼻水があったことからすると、冷えによる咳だったためその時は『麦門冬湯』が効かず、『小青龍湯』を使ったことで乾燥の咳に移行してしまった可能性も考えられる。
     もし鼻水が出ている時に咳もあったとするのなら、『カンポアズマ』の方が適したかもしれない。
     『カンポアズマ』は『小青龍湯』と同じく冷えが原因の咳に適応しつつ、『小青龍湯』ほどには上半身を強く温めたりしないので。

     お客様から『ヒビケア軟膏』がヒビ割れに合うか訊かれ、指先が割れていることを確認して適応することをお話して、お買い上げいただいた。

     お客様から、子供の喉が腫れやすく受験生なため発熱に備えた常備薬をと相談されたが、14歳ということでアセトアミノフェン一択なことを伝えると、以前に処方された『カロナール』が家にあるとのこと。
     『カロナール』の主成分がアセトアミノフェンだから、そのまま使えることをお話した。
     また、『ペラックT』を使ったことあるそうなので、喉の痛みにはそちらを先に使うよう勧めた。
     それから、扁桃炎で喉が腫れるのであれば『駆風解毒湯』も使えるが、喉の違和感や奥の方がヒリヒリと痛む場合は、ストレスによる胃炎の可能性を話ししたところ、テスト前に下痢になるというので『桂枝加芍薬湯』を紹介し、同じくストレスの軽減にと『半夏厚朴湯』を案内した。
     『桂枝加芍薬湯』がストレスによる胃から下の不調に対応するとすれば、『半夏厚朴湯』は上半身に効果を発揮し、特に緊張すると息苦しくなったり咳払いが多くなる人にお薦め。
     あと、受験生の親のストレスにも適応するので、お試しください。
     そんなお話をして、今日のところは家にある物て対応できるため、お買い上げは無しとなった。

     

  • 休むに優る風邪の治療薬は無し

     『アイスノンN』と『コルゲンコーワトローチ』をレジに持って来たお客様に、医薬部外品の『コルゲンコーワトローチ』は消毒系で、医薬品には抗炎症系があることを説明し『パブロントローチAZ』を紹介したところ、変更してお買い上げとなった。
     しかし、主訴は喉の痛みと発熱で解熱剤もあった方が良いのではとも思われたが、 お客様は熱で朦朧とした様子だったため、 それ以上は突っ込んだ話が出来なかった。
     喉の痛みは先週からだそうで、食欲はあるとのことだったが無理に食事をしないで休むよう伝えた。
     消化をするのにもエネルギーが必要で、風邪を治すエネルギーが削がれてしまうからだ。
     風邪をひいたら体を休めるのが最善だけれど、その「体を休める」というのは「内蔵を休める」ことが大事。
     そして解熱剤も同じで、体が熱を出して風邪と戦おうとしているのを邪魔して、かえって体力を消耗してしまう可能性がある。
     それよりは、下手に解熱剤を使わずに休んでもらった方が回復は早いだろう。

     外国人のお客様から、片言の日本語で風邪薬をと頼まれたが、熱は無いが喉が痛くて咳が出るというお話から、『ベンザブロックせき止め錠』と『セキトローチ』を案内した。
     すると咳は大したことはないと言う一方、鼻をすすってる様子だったため、『エスタックイブNT』を勧めてお買い上げいただいた。
     それから、積極的に温かい物を飲み、部屋の中でも薄着をせずに特に下半身を厚着するようお話した。
     ジェスチャーを交えながらの話だったけど、ちゃんと伝わったかしらん。

     

  • 化粧を落とした素の顔色が参考になるけれど

     お客様からニキビの薬を注文され棚を案内すると、「あとは大丈夫です」とのこと。
     しかし、『ペアアクネクリームW』をレジに持ってきたところで、白ニキビに向いていることをお話すると、成人の娘さんがおでこに赤いニキビがあり、肩にもできているとのことだった。
     病院で何か薬を処方されたようなのだが覚えておらず、改善しなかったため買いに来たという。
     ひとまず試していただくことになったが、経過観察のためにスマホで写真を定期的に取るよう勧めた。
     そもそも皮膚が入れ替わるターンオーバーは、2週間から1ヶ月間と幅があり3ヶ月くらいを一つのスパンという長期的な戦略が必要になる。
     また、病院は一回だけで諦めなずに薬が効かなかったというのであればそのこと自体を医師に相談し、他の病院へ移ることも検討するよう勧めた。
     そしてニキビの対応は外用薬だけではなく、内服薬との連携が効果的。
     生理周期と連動しているようなら『桂枝茯苓丸』が候補になるし、患部に熱感があるのなら『黄連解毒湯』が、細かなニキビが広がってるのなら『清上防風湯』があることを紹介した。

     お客様が、喉の痛みに『桔梗湯』と『浅田飴』を一緒に購入されるので、『浅田飴』にも桔梗が入っていることと、桔梗は摂り過ぎると下痢することがあるため併用しないように伝えた。

     女性2人組が来店し、ニキビの相談を受けた。
     薬を使ったことは無く、患部の赤みは少ないようだったため『ペアアクネクリームW』を案内したが、化粧により患部が本来の色合いではないことと、痛みもあるというお話から『ビフナイト』も紹介した。
     化粧の件は、なかなか言い回しに困った(^_^;)
     病院に行った時なんかは、いったん化粧を落として素の顔色を医師に見せるのが必要だけど、ドラッグストアーに買い物に来る時にはしょうがないもんねぇ……。
     でもやっぱり、顔色が観察できると風邪薬を選ぶ時にも参考になるので。
     お客様には、ニキビは合わせ技での治療が必要なことを説明し、炎症が強い場合の『黄連解毒湯』と細かいニキビが広がってる場合に用いる『清上防風湯』を紹介した。
     今回は、『チョコラBBドリンク2』と『ペアアクネクリームW』を選ばれて購入された。
     あうっ、ドリンク剤を1回だけ飲むよりは『ペアA錠』か『トラフルBBチャージ』などで少し長期的に服用してもらった方が良いのだけれど……。