体調が悪い時は食欲があっても食事に気をつけて

 外国人のお客様が来店し、2ヶ月の子供が鼻水が出てそれが喉にも入ってるらしく、豚のような声をしているとのことで風邪薬を希望された。
 しかし、見てみると鼻水は透明で発熱などは無いというお話から、体が冷えているのが原因と考えられることを説明した。
 そして薬を使わず、首回りとお腹を温めるようお話しして、鼻吸い器をお買い上げいただいた。
 念のため、市内の救急相談の電話番号案内しておいた。

 お客様から『パブロン鼻炎アタックスプレー』と『アネトンせき止めZ』の併用について尋ねられ、併用はできるもののどちらも強い薬なので短期間でと説明した。
 すると患者はご主人で、総合風邪薬を使ったが効かなかったというお話があり、主訴は鼻づまりと咳で症状からすると『チクナイン』(辛夷清肺湯)が合うのではと思い提案し、他に通常の鼻炎スプレーと『麦門冬湯』や『ブロン錠エース』の組み合わせも比較として紹介した。
 今回は、以前から使っていたという『アネトンせき止めZ』のみを購入されたのだけれど、原因として胃炎の可能性をお話したところ、直前にお腹を下していたということが分かった。
 お客様には、症状が起きている間は消化の良い食事にして量を控えるようにと伝えた。
 発熱が無く、体のだるさを感じずに、鼻と咳の症状だと普通に食事をしてしまいがちだけど、それが内蔵へ負担をかけることになり症状を長引かせてしまうから、気をつけてもらいたいところ。

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