10月 29, 2013 - 漢方薬処方, あ行処方    1 Comment

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
喀血、吐血、下血、脳溢血、高血圧、心悸亢進、ノイローゼ、皮膚瘙痒症、患部に熱感のある湿疹、胃炎、お酒の飲みすぎによる胃熱

適応症状  

 比較的体力があり、のぼせ気味で、イライラする傾向のあるものの次の症状:
 喀血、吐血、下血、脳溢血、高血圧、心悸亢進、ノイローゼ、皮膚瘙痒症、患部に熱感のある湿疹、胃炎、お酒の飲みすぎによる胃熱

用方・容量(顆粒製品の場合)  

 1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
 ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

組成(顆粒製品の場合)  

 3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
   オウゴン(黄ごん)3.0g
   オウレン(黄連)2.0g
   サンシシ(山梔子)2.0g
   オウバク(黄柏)1.5g
 以上の割合に混合した生薬より得たエキス1.5g含有します。

類似処方鑑別  

安中散  痩せ型で腹部筋肉が弛緩する傾向にある人の、胃痛または腹痛に用いる。胃が冷えていて、温かい物を飲むと楽になる場合に適応する。

三黄瀉心湯  のぼせと興奮があり、便秘(硬便)する場合に用いる。

平胃散  比較的体力のある人で、鼓腸、食欲不振、心窩部の膨満感などを訴える場合に用いる。

柴胡桂枝湯  体力中等度で心窩部に振水音がなく、季助下部の抵抗・圧痛および腹直筋の緊張を認め、しばしば腹痛を訴える場合に用いる。

十味敗毒湯  体力中等度の人の皮膚疾患で、患部は発散性あるいは、びまん性の発疹で覆われ、滲出液の少ない場合。

使用上の注意  

1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
 (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
 (2)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)
 (3)著しく体力の衰えている患者。(全身倦怠感、下痢などを起こす事がある。)



2.服用に際して、次のことに注意してください
 (1)定められた用法、用量を厳守してください。
 (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
 (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。



3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
 (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
 (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
 (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
 (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。



4.保管及び取扱い上の注意
 (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
 (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
 (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。



5.その他
 本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。

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