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  • この案内が実らなくても伝えたい

     お客様が『ザ・ガード整腸錠α3+』を購入された後に、軟便に服用し続けて良いか質問され、市販薬は一時的な症状の緩和を目的としていることを説明した。
     お客様は飲むとすぐ改善するというため、それなら一時的に中止してみてはとお話したところ、飲み続けたそうでもあったので、ミネラルの摂りすぎになって腎臓への負担がかかる可能性を説明した。
     お客様の不安感が強いようだったから『桂枝加芍薬湯』も紹介してみたけれど、そちらが興味は持たれなかった。
     他にできることはと訊かれ、乳酸菌が活動しやすいように、お腹周りを温めるよう勧めた。

     お客様から『イソジンうがい薬』を求められたけれど、現に喉が痛む場合には避け、毎日うがいをしているのであれば水道水で充分と説明したところ取りやめになった。
     どうも病院に通っている家族が院内感染を心配して頼まれたらしく、体を守る常在菌も大事なことを伝えた。
     心配であれば、病院の中でもマスクをしているのが良いだろう。
     他に『キューピーコーワαドリンク』を手に、栄養ドリンクはどれか良いか訊かれ、タウリン系と生薬系とがあり、効果の点では生薬の方が医薬品にも採用されている成分であることを説明すると、そのまま『キューピーコーワαドリンク』をお買い上げいただいた。

     高齢のお客様から便秘薬を求められ売り場を案内すると、『大黄甘草湯』の購入を決められた。
     しかし病院で処方された便秘薬が効かなかったとのお話があり、何の薬が分からないというため、市販薬を使ったら担当医に報告をするよう勧めたのだけれど、意に介していない様子だった。

     

     

  • 便秘薬にも種類があるから本人の来店を

     幼児を連れたお客様が来店し、『イソジン』をレジに持ってきたけれど現に喉が痛むというので、抗炎症剤のアズレン製剤のスプレーを提案し変更となった。
     毎日うがいをするのであれば水道水で十分で、もし『イソジン』を使うとするのなら家族が風邪をひいているとか職場で風邪が流行っているというような時に、集中的に使うのが良いだろう。

     お客様から高校生の子供の便秘の相談を受け、苦しい感じはあり、便秘はいつものことのようだが薬を使ったことは無いという。
     腸を刺激するタイプの『コーラックファースト』と『大黄甘草湯』のほか、腸内の水分を吸って便を柔らかくして量を増やす『新ウィズワン』と『サトラックス』を案内し、今回は『新ウィズワン』をお試していただくことになった。
     整腸剤も提案したけれど、本人でなければ具体的な症状など分からないこともあるため、できれば本人がお店を訪れるようお願いした。
     それからヨーグルトは食べているそうだが、乳酸菌にも相性があるため本人が選んで銘柄の記録をつけていった方が良いことを伝えた。

     お客様から『ユンケル B12』の問い合わせを受けたけれど置いていないため、似た処方の『ユンケル B12アクティブα』と『ナボリンS』を案内した。
     主訴は関節の痺れで、2年ほど前に病院からビタミンB 12を処方されていたとのことで、現状の確認のために改めて病院に行ってみるよう勧めたうえで、『ナボリンS』の小容量をお買い上げいただいた。
     またビタミン B 12は、豚レバーや牡蠣などでも摂れるから、食べ物での摂取も勧めた。
     それから、痛みではなく痺れであるため『疎経活血湯』を紹介してみた。

     

  • 便秘薬を使うのは自覚症状のある時に

     幼児を連れたお客様が『命の母ホワイト』を購入されるさいに念の為、肉体的な疲労に向いていて精神的な不安感には『命の母A』が適応することを伝えた。
     主訴は生理時の不安感やイライラだというので『命の母A』の方が合うようにも思えたものの、体格の細いお客様だったので『命の母ホワイト』が適応するかと思い、そのままお買い上げ頂いた。
     それから、生理の予定の前から服用を始めてみるよう勧めた。

     高齢のお客様から、便秘に『大柴胡湯』を使いたいと相談された。
     以前に『大黄甘草湯』を使って合わなかったとのことだけれど、そのさいの詳細は不明。
     漢方薬の中では効き目がストレートで、腹痛を起こすこともある便秘薬だから、そういう事だったのだろうか。
     『大柴胡湯』は寝つきが悪い場合に適応するとお話すると、該当するようではあった。
     また、肝臓が気になるというお話もされ、以前に『柴胡桂枝湯』を使ったことがあるようだった。
     便通は1日おきくらいで腹痛などは無いというため、それほど心配いらないことをお話したうえで『大柴胡湯』をお買い上げ頂くと、お会計の段になってから、胆石を患ったことがあると知らされた。
     『大柴胡湯』は胆石の治療にも使うから今回は構わないとはいえ、そういう情報は先に出してもらいたい(^_^;)
     実のところ年を取ってくると食べる量が減るから、毎日便通があるというのがむしろ珍しいくらい。
     専門医の中には、週に2~3回の便通で構わないという医師もいる。
     だから便秘薬を使う目安としては、食欲不振や腹痛などの自覚症状があるかどうかである。

     常連のお客様から『モカ錠』を注文され売り場を案内し、お会計時に効果的な使い方として数日前からカフェイン断ちをしておく事を伝えた。
     すると、コーヒーを飲まないでいるとイライラしたりするというため、カフェイン依存症の可能性があり、そうなると『モカ錠』の効果も弱いと考えられるとお話した。
     なんにしても、体に無理をさせないよう気をつけて下さいな。

     

  • 開封した薬は返品も交換もできません

     やや高齢のお客様から、先日『イチジク浣腸』の30gの物を買うつもりが間違えて40gの物を買ってしまったとのことで、返品を求められた。
     未開封なら受けないこともないけど、すでに開封済み。
     薬に限らず、衛生面や異物が混入されてる可能性もあるから、開封してしまっては返品も交換もできない。
     しかしお客様は、買った他の物で押し潰されて開いたもので、自分が開けた訳じゃないと主張される。
     そりゃ、そういう事もあるかもしれませんが……(;´Д`)
     一応、上司に問い合わせ。
     もちろん駄目だけど。
     この手のトラブルでは、最初にキッパリ突っぱねるという選択もあるけど、目の前でワンアクション起こすことで満足するケースもあるから、その判断が難しいところ。
     私はワンアクション派で、なんならメーカーに電話で問い合わせることも。
     もちろん駄目だけど。
     それでも大抵は、目の前で「上司やメーカーと交渉してくれた」という行動で引き下がってもらえる。
     巻き込まれたメーカーの中の人、お手数掛けてゴメンナサイ(;´・ω・`)ゞ
     そして今回、上司にお伺いを立ててる間に症状を尋ねたところ、ご主人も一緒に使っており、自身は便意があるのに便が固くて出ないというお話を聞けた。
     そこで内服薬を提案すると、以前に『タケダ便秘薬』(大黄甘草湯)と『コーラック』を使ったことがあり、『コーラック』はお腹が痛くなってしまったそう。
     便意があるのに硬くてというのは、ストレス性や加齢による腸の機能の低下だろうから、『桂枝加芍薬湯』の方が適応しそうだと思い紹介した。
     また、便秘で病院に行ったことは無いというので、『桂枝加芍薬湯』が保険の適応薬であることを教え、病院なら他に『潤腸湯』という読んで字の如しの漢方薬もありますとお話すると、ようやく普通にお話を聞いてもらえるようになった。
     最初は、スゴイ剣幕だったのよ( ´Д`)=3
     そして、市販薬では『サトラックス』のように腸内で水分を吸収して便を柔らかくし量を増やす物や、腸内の便の滑りを良くする『オイルデル』(麻子仁)も、お腹が痛くなりにくい便秘薬ですと案内し、他にも炭酸による刺激で腸に優しい『レシカルボン』も紹介した。
     本日のところは、浣腸を全て注入しないで量を加減してみるということに落ち着き、お帰りになられた。
     ホッε-(´∀`*)

     酔い止めを求めて来店したお客様に、使ったことがある物を尋ねると、『トラベルミン』と『センパア』を使った記憶があるものの、同シリーズのどれかは分からないといお返事。
     まぁ、そうでしょうねぇ。
     でも、同じ銘柄のシリーズでも名前に記号や数字が付くと、成分は縁もゆかりも無い物だったりする。
     そして、薬と体には相性があるため、同じ物だと思って使うと効かないとか具合が悪くなるケースもあるので要注意。
     だから、外箱か添付書を取っておくよう勧めて、今回は『センパアプチベリー』をお買い上げ頂いた。
     状況を詳しく訊いてみたところ、出産後に酔いやすくなり、必ずと言ってよいほど吐いてしまうということから、水分代謝を整える『苓桂朮甘湯』で体質改善ができるかもしれませんと紹介したうえで、乗車前の飲食は温かい物にすると消化が終わり次第、腸に送られて胃が軽くなることを教えた。
     また、乗車してからは冷たい物をチビチビと飲むことで胃を麻痺させて、多少なりとも酔いにくくなることも付け加えた。
     あと、普段お薬手帳を持ち歩いていないというお話で、理由はかかりつけ医がいるからという事だったけど、災害や事故に遭った時のためには、持ち歩いたほうが良いことを説明した。

     

  • 薬は代用できる物もあります

     『ロキソニン』を求めて来店したお客様に取り扱ってないことを説明したところ、『ロキソニン』と一緒に飲める鼻炎薬を注文された。
     基本的には現代薬の鼻炎薬を併用しても問題は無いけれど、主訴は鼻水でサラサラの透明だというから、体内が冷えているのが原因だと考えられることをお話して、家に『葛根湯』があれば使ってみるよう勧めた。
     ちょっとした鼻水なら、『葛根湯』で上半身を温めてしまえば緩和するはずなので。
     すると、家には無いとのことでお買い上げ頂いた。
     あと、『ロキソニン』でなければならない理由が無ければ、『イブプロフェン』も化学構造式が近く同じプロピオン酸系だから、『イブ』でも充分なのではないかと伝えた。

     『コーラックファースト』を購入されるお客様から、風邪薬を併用して良いか尋ねられた。
     使用している風邪薬は『ルル』という事だったけど、どの『ルル』だか分からないというので、大丈夫だとは思うものの、使う薬を記録しておくというのを意識してもらいたかったので、成分によるから判断しにくいと伝えた。
     嘘は言ってないヽ( ´ー`)ノ
     ただ、総合風邪薬にの多くには解熱剤だの咳止めなど神経に働きかける成分が入っているため、副作用として体内を乾燥しがち。
     発熱自体で乾燥するところに、薬の副作用も重なるから、より乾燥して便秘になるのは当然といえば当然でもある。
     なので、下半身を冷やして腸を刺激する『大黄甘草湯』と、腸内で水分を集めて便の量を増やす低刺激の『サトラックス』を紹介した。
     本日のところは、併用を避けるとのことで『コーラックファースト』を、そのままお買い上げ。
     お客様には、市販薬もお薬手帳で処方薬と一緒に一元管理するよう勧めた。

     手荒れがあるというお客様から、『ユースキンA』より価格の高い物の方が効くのか質問された。
     物にもよるけど、基本的には価格と効き目には直接的な関係は無いことを説明した。
     処方が古くて、開発費を回収済みだったり特許やらが切れて安くなってる物もあれば、新商品だからといって革新的な技術が取り入れられているとは限らず、薬の組み合わせを変えただけでも莫大な臨床試験の費用がかかるため、それが価格に反映されて高めに設定されている物もあるので。
     症状について詳しく尋ねると、仕事でダンボールに素手で触ったりするため、指先が割れてしまったりしているそう。
     そして、『メンソレータム薬用クリームG』は、合わなかったのか効果が感じられなかったという。
     作業時に手袋をするか、ワセリンの入った『アロエ軟膏』、あるいはワセリンそのものを使うよう勧めてみた。
     そのうえで、昼間は保湿と消毒作用のある『ユースキンS』を、夜に痒み止めと皮膚の再生を促す『ユースキンA』をというように使い分ける方法も提案した。
     本日のところは、『ユースキンA』は使っていることから、お買い上げは無し。
     他に、太ももの乾燥で病院に行ったことがあるというので、内服薬として加齢による乾燥に用いる『当帰飲子』と、血流も水分代謝も悪くて皮膚の再生が間に合わない場合に適応する『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介した。

     

  • 安全とは言い切れないのは漢方薬でも同じ

     お客様から特定のメーカーの漢方薬シリーズの『甘草湯』を希望されたものの、すでにうちのお店の定番棚から外れていて取り扱っていないため、同じメーカーの別シリーズの『甘草湯』を案内して購入して頂いた。
     以前にそのメーカーの営業さんに聞いた話じゃ、先のシリーズから風邪や咳関係の漢方薬を外して、慢性疾患なんかの漢方薬を充実していくらしい。
     それはともかく、お会計をしながらお客様に『甘草湯』の用途を尋ねると、扁桃炎になりやすく常備薬にしているという。
     うん?
     扁桃炎に?
     確かに抗炎症作用があって、『芍薬甘草湯』『大黄甘草湯』のようにメインとして使われることがあるけれど、一方で多くの漢方処方に甘草湯が入っているのは、保水作用と抗アレルギー作用により効き目を補助し、苦味や辛味を伴う他の生薬との味を整えるためとされている。
     そして甘草の抗炎症作用は、熱を発散するもので冷やす力は無いから、喉の痛みに使うとすれば極めて初期の段階。
     お客様のように常備しておき、喉に違和感を感じたら使うというのは、確かに理に適っている。
     逆に言えば、喉の痛みを感じてから店頭に買いに来た段階では、もう『甘草湯』を使うタイミンクとしては遅いと考えられる。
     そこでお、扁桃炎になりやすいのであれば、進行した場合には患部を冷やす『桔梗湯』と、冷やしつつ熱の発散もする『駆風解毒湯』も覚えておいてもにいたいと思い、お客様に両方を紹介した。
     すると、他の薬との飲み合わせを心配されたが、その点で言うのなら単味剤の『甘草湯』の方が心配だし、甘草は炎症に関わる漢方薬の多くに入っていて、『四物湯』(ジオウ・トウキ・シャクヤク・センキュウ)という漢方薬を基本に生薬を足したり引いたりすることで適応と副作用を勘案するため、一概には安全とは言い切れないのは、どんな漢方薬でも同じことを説明した。
     とはいえ、飲み合わせを気にするのは良いことなので、お薬手帳を持ち歩くよう勧めた。
     あと、喉が腫れた時にも発熱していなければ、お風呂に入って体を温めるようお話した。
     扁桃炎というのは、熱を出すことでウイルス菌を倒す体の防衛機能が正常に働いている証拠。
     しかし、発熱するというのはエネルギーを多量に消費するため、この発熱により体力の低下を招き、喉で敵を撃退できないと風邪として進行してしまう。
     だから、風邪をひいたら体を温かくするというのは、発熱を助けてやりエネルギーの消費を抑えるためなんである。
     そうすれば、体の方も自分だけで無理やり発熱するのを控えて、早い段階で炎症を終えることができる。

     お客様から腰痛ベルトを希望され売り場を案内したが、症状を尋ねると痛むのは朝だけで、動いてからは大丈夫だという。
     それ、寝返りが少なくて同じ姿勢でいるせいや、自重による血行不良じゃないですかねぇ。
     いや、もしかすると寝返りが少ない原因が、特定の姿勢を取ると体に違和感があって、無意識に姿勢を保とうしているのかも。
     症状からすると『疎経活血湯』が適応するように思えますが、現状を把握するために病院を受信してみるよう勧めた。
     そこで、腰痛ベルトが必要かどうかを判断してもらってから購入を決められても良いかと。

     

  • 薬の使用は慎重路線で行きましょう

     やや高齢のお客様が、便秘で病院から処方されていた薬を使い切ったとのことで便秘薬を求めて来店。
    「なんでもいいんだ」と言われたけれど、処方された薬が分からないのでは、なんでもいいという訳にはいかない。
     処方された薬より弱い物では効果が感じられないかもしれないし、反対に強い薬では体に負担がかかるかもしれず、現代薬で「体の水分が持ってかれる感じ」と言っていた患者さんの例もある。
     そう説明したうえで、『大黄甘草湯』を案内してお買い上げ頂いた。
     他に服用している薬があっても、一応は安全圏のはずなので。
     お薬手帳には購入した薬もメモをして処方薬と一元管理し、担当医に見せるよう勧めた。

     S製薬の営業マンが来訪。
     この人、どうしてこういつも命令口調で偉そうなんだろうか。
     それがこの人の営業手法なのか、それとも地なのかは不明ですが。
     S製薬自体には、お客様にも勧めやすくて重宝している製品があるのだけどね。
     この営業さんから、「○○を発注しといて下さいヨ!」(ヨが語尾上がりで力強い)と言われると、反比例するように発注したくなくなる(笑)
     もう、その偉そうな態度だけで私の心のシャッターは閉じ気味なのに、お客様に薬の説明をしている時にも話しかけてくるもんだから(店回りの時間が無いのか?)、耳のシャッターも下ろしたい。
     とか思ったせいか、営業マンが帰ってから手が勝手にパソコンを操作して、S製薬の売れ行きの芳しくない製品の発注数をゼロにしちゃったよ。
     上司からも、売れない製品は店入れを止めるように言われてるし~ヽ( ´ー`)ノ

     中学生の子供の花粉症の相談を受けたのだけれど、病院からは『ザイザル錠』が処方されているという。
     今回うちに買いに来たのは、部活の関係でしばらく通院できなくなるからとのこと。
     14歳という大人用の適用年齢が微妙な時期で、『パブロン鼻炎カプセルS小児用』を案内すると、大人用が使えないかと尋ねられた。
     市販薬の年齢制限は、剤形による誤嚥が理由なことがあれば、脳神経系への影響で区分されていたり、内臓への負担が関係していたりで、一概に体重で判断するというような事はできない。
     特に市販薬は複数の成分が混合されているため、独自の判断を入れるのは難しい。
     実のところ市販薬での副作用や悪影響というのは、千分の1とか万分の1の確率ではある。
     でも、処方薬ならば単味剤の組み合わせで調整したりとか、医師や薬剤師の指導で経過観察しつつ服用するのに比べると、やはりリスク管理の観点からは勧められない。
     なので薬の服用は、慎重であった方が良いでしょうとお話した。
     そのうえで、主訴は鼻水と鼻づまりを行ったり来たりしているとの事だったため、眠くなりにくく『ザイザル錠』との影響も少ない『葛根湯加川きゅう辛夷』を案内してみた。
     すると漢方薬に興味を持たれた様子で、部活で病院に行けないというのも診察時間との兼ね合いだったため、近くの漢方薬に詳しい診療所を紹介すると、部活帰りに行けそうな時間まで診察していると分かり、本日のところはお買い上げ無し。
     ズコーッミ( ノ_ _)ノ=3
     お風呂の入浴時間が短いそうなので、のぼせないように気をつけながら長湯して内蔵を温めることと、糖分の多いスポーツ飲料を控えるように伝えた。

     疲労に、いつもはサプリメントのビタミン系を使っているという高齢のお客様から、医薬品で何か紹介して欲しいと頼まれたので、『パワーアクトゴールドα』を紹介すると、そのまま購入された。
     ただ、お会計をした後で、以前に糖衣錠の薬を飲んだら、入れ歯に張りつく感じがしたとの話をされた。
     ありゃん。
     えー、歯に触れないように飲んでみて下さい(。´д`)

     

  • 服用している薬の情報は早めに教えて下さいな

     お客様がご自身で『柴胡桂枝湯』を選ばれたので念の為に症状を尋ねたところ、胃腸の風邪になりやすく、置き薬にしようと思っているとのこと。
     漢方薬に詳しくはないそうで、POPに書いておいたアピールが功を奏した模様。
     バンザーイ(∩´∀`)∩
     一方、『ズッキノン』の外用薬を選ばれたため、内容は『サロンパスA』や『トクホン』などと同じだということを説明すると、驚かれていた。
     症状は、肩こりからくる頭痛だそうなので、内服薬を考えると同シリーズの『ズッキノン』(釣藤散)が合うと思ったものの、よく考えたら胃が弱い人には使えない。
     そこで、肩こりからくる頭痛というのは、胃の不調からくる頭痛なのではないかと推測。
     胃が悪いと前かがみになりがちで、前かがみになるとボウリングの玉一個分ほどの頭の重さを首だけで支えることになり、それが肩こりになり頭痛にまで繋がってるんじゃなかろうかと。
     その場合には、『治肩背拘急方』の『コリッシュ』の方が適応するでしょうと紹介して、一緒にお買い上げ頂いた。

     お客様から、通常の浣腸とノズルの長い物との違いを質問された。
     詳しくお話を訊くと、便通が4日ほど無く、お腹が張って苦しいとのこと。
     『ビオフェルミン』や『ザ・ガード』を試しても、改善しなかったそう。
     漢方薬も使ったひとがあるそうで、『桂枝加芍薬湯』は効かず、『大柴胡湯』は使った時だけ良いが戻ってしまうという。
     うむむむ、これは難しい。
     『大黄甘草湯』を使ったこと無いなら試してもらいたいけど、漢方薬という大きな括りで信頼されていない現状では勧めにくい。
     ところが、寝付きが悪いため通院しているという話が出て処方されている薬を確かめさせてもらったら、眠剤や精神安定剤が多数。
     ありゃん、この情報は先に欲しかった。
     おそらくと言うか、まず間違い無く、これが便秘の原因だろう。
     お薬手帳を見る限りでは、いっぺんに出ているというのではなく色々と試している段階なのかも。
     となると、あまり横槍になるような薬も案内できないため、別なアプローチとして『サトラックス』を紹介した。
     『サトラックス』は、腸を刺激するというより、便の嵩を増やして柔らかくする作用があって、自然排便に近い。
     薬剤によって腸内が乾燥して起きる便秘には、その方が体への負担も少ないはずである。
     今日のところは、紹介のみ。

     

  • 同じ名前で出ています、違う名前でも同じです

     やや高齢のお客様が、湿布薬を求めて来店。
     転んで膝を打ち、以前に病院で処方された『モーラステープ』を使っていて、それを使い切ったからとのこと。
     ん?
     ということは日が経っていますよね?
     確認すると、打ったのは一週間ほど前だという。
     腫れは引いたそうだけど、まだ痛むとなると心配。
     骨が欠けて浮いている剥離骨折というケースもあるから、一度は病院に行くように勧めたうえで、温感タイプで血行を良くすることを提案し、フェルビナク製剤の『ほぐリラ温感』を勧めたところ、購入を決められた。
     お会計の時に、食養生についても少し触れてみたものの、「面倒で嫌だ」の一言で切られてしまった。
     ショボーン(´・ω・`)

     ビタミン剤の棚で迷っている様子の女子高生が、『チョコラBBプラス』をレジに持ってきた。
     頬などに肌荒れが見て取れたため、補給した栄養を活用するためには半身浴で血行改善することと、根菜で保温することを申し添えたところ、興味は持って頂けたように思うのだけれど、詳しい症状を聞き出すには至らなかった。
     なかなか、相談してもらうところまで持ち込むのは難しい………。

     やや高齢のお客様から、便秘薬の案内を頼まれた。
     今までに使ったことのある薬を尋ねると、『コーラック』を使った時には、体の水分が持っていかれるような感じがしたという。
     なるほど確かに、成分構成を見るとそうですね。
     その表現の仕方に、思わず感心してしまった。
     今後の参考に、させてもらおうφ(..)
     で、その事があるため、強い薬は避けたいとのこと。
     うむぅ、例によって「強い」の解釈に悩む。
     言葉通りに捉えれば、『大黄甘草湯』も「強い」部類に入るだろうし。
     ストレスが思い当たるという話があったので、『桂枝加芍薬湯』を案内してみた。
     『桂枝加芍薬湯』は、便秘にも下痢にも使う漢方薬で、要はストレス性の胃腸の緊張を緩和する。
     それは取りも直さず、「攻め」ではない訳で、効き目としては穏やか過ぎるほど穏やかなため、効き目が分かりにくくて勧めづらかったり。
     なので、整腸剤の使用も提案してみたところ、『ビオフェルミン』は効かなかったとていうことから、『ザ・ガード』を紹介した。
     そして、今回は『桂枝加芍薬湯』を試して頂くことになった。

     高校生の子供の唇の荒れということで、当初はリップクリームをお客様から求められた。
     しかし患部の状態を訊くと、割れていて血も滲んでいるらしかったため、『メディカルリップノンメントール』での治療を勧めて、お買い上げ頂いた。
     また、唇に現れる症状は胃と関係が有ることが多いため、保湿だけでは回復しにくく血行改善に努める必要がありますと付け加えた。
     すると、『後藤散』も手にしてレジに持って来られた。
     お客様自身は頭痛と肩こりがあるそうで、以前に病院で『ロキソニン』が処方されていたというのだけれど、『後藤散』は単に目についたから選んだ模様。
     でも、以前に『バファリンA』が効かなかったそう。
     ううむ、一概には言えないけど、『バファリンA』が効かなかったのなら、『後藤散』も効かないんじゃないかなぁ。
     『バファリンA』の主成分のアセチルサリチル酸と、『後藤散』の主成分のアスピリンは、「アスピリン(アセチルサリチル酸)」と併記することもある同じ物だし。
     というか、今さっき子供の症状に合わせた薬を提案したつもりなのに、どうして私に訪ねて頂けないので(;´・ω・)?
     子供のことは心配で確認したけど、自分は大人だから自己判断ということなのかなー。
     いずれにしろ、アスピリンが効かないようであれば『バファリンプレミアム』では、いかがでしょうと案内すると、「だからバファリンは効かないのよ」と言われる。
     メーカーさん、ブランド名を売り込みたい気持ちは分かりますが、現場で混乱するから、中身の違う物を同じブランド名で出すの止めません?
     『バファリンプレミアム』は、イブプロフェンとアセトアミノフェンの組み合わせで、効く範囲が広いことを説明した。
     すると、仕事で下を向くことが多いという話が出たので、それは「ボウリングの玉を片手で斜めに持って支えるようなものです」と伝えて、『ズッキノン』(釣藤散)を勧めてみたら、購入して頂けた。
     そういえば、このメーカーも『塗るズッキノン』という、紛らわしい製品名で類似品を出していて困るんだよね。
     『ズッキノン』は漢方薬なのに対して、『塗るズッキノン』の中身は『サロンパスA』や『トクホン』と同じサリチル酸メチルなんだもの。
     そうそう、お会計の時に牛蒡が肩こりに良いと知人から聞いたと言っていた。
     根菜ながら、陰に働くそううだから高血圧に良かったりするのだろうか。

     

  • 親に自分の健康を任せてちゃダメよ~ダメダメ

     15歳の子供の便秘の相談で、お客様が来店。
     便通が4日くらい間が空き、本人も苦しそうにしているという。
     本来、「便通が毎日」というのは、教育的な言説であって、人間のサイクルは画一的ではないから便秘自体をそう心配する必要は無いのだけれど、苦痛が伴うとなれば話は別である。
     今回の場合、お客様の話では朝起きてから出掛けるまでの時間が短いのも、便秘の原因と考えているようだった。
     なるほど確かに、それはあるかもしれない。
     時間的に焦れば、それが緊張になって出が悪くなると考えられる。
     私なら、遅刻くらい気にしないけど(o ̄∇ ̄)o←マテ
     そして、お客様自身は『大黄甘草湯』を使っていて、息子にも使おうと思ったら、うちの一番近い別なドラッグストアーで、店員に適応年齢じゃないから駄目と言われたらしい。
     パッケージでは服用できる事になっているので、店員が勘違いしたか、逆に漢方に詳しくて大黄の効き目の強さを懸念したのかもしれない。
     私も、小学生の次郎に使うのには、ちょっと躊躇うし。
     実際、子供の便の状態を尋ねたら、鹿のようなコロコロ便だったり、硬いのは最初の方だけらしいので、ストレス性の便秘が考えられる。
     そのため、整腸剤の『ザ・ガード』の方を勧めてみた。
     乳酸菌を納豆菌で育てる『ザ・ガード』は、下痢気味の人も便秘気味の人も、中間に持ってきてくれる。
     だから、「整腸」な訳ですが。
     ところが、お客様自身が以前に使った事があるそうで、自分が合わなかったから駄目だと即座に却下された。
     ご家族でも、年令や性別、生活習慣で薬の効果が違うことを説明したけど、頑なに拒否されたため、ストレス性に焦点を当てて『桂枝加芍薬湯』も提案してみたものの、『大黄甘草湯』が年齢的に使えるなら家にあるから、それを使うということで、後は全ての話をシャットダウンする勢いで帰っていかれた。
     アチャー、説明の仕方がマズかったか。
     ただ、家でも同じように、自分の考えに沿わない話は一切聞かないという姿勢だとすれば、それが子供の一番のストレスなんじゃ………と思った。
     本人が、自分で来てくれればなぁ( ´Д`)=3

     やや高齢のお客様から、しもやけに塗り薬を希望されたため、『ヒビケア』と『ヒビエイド』を案内したら、「割れてる訳じゃないんだ!」と、いきなり激怒されてビックリ(+_+)
     効能書きにも「しもやけ」と書いてあることを説明しようとしたけど、何にそんなに火が点いたのか、一切聞く耳を持ってもらえなかった。
     それでいて「血行を良くして、しもやけを治す物が欲しいんだよ!!」との注文なので、どちらにもトコフェロール酢酸エステルが入っていて血行を促進することを説明しようとするものの、やはり話を聞いて頂けず、「分からないならイイッ!!」と、怒ったまま帰られてしまった。
     ううん、『ムヒソフトGX』とか、別な製品を提示してからなら良かったのかなぁ。
     それとも、何か具体的に探している物でもあったのか。
     それと、しもやけの薬をって探しにくるお客様が、どうして最初から塗り薬限定なのか分からず。
     寒さで起こる血行不良なのはイメージできるはずで(現に今回のお客様もそう言ってたし)、それなら内服薬も選択肢に入れて良いの思うのだけれど。
     『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』という便利な物があるのに、初めから選択肢に入れないなんてモッタイナイ(`・ω・´)

     以前に咳で『五虎湯』『麦門冬湯』を勧めたお客様が、追加で『五虎湯』を買いにいらした。
     症状は夜中に咳き込むということで、タバコが原因とお客様自身も認識しているため、『五虎湯』で効果があるとしても、患部を冷やしつつ乾燥を取り除く『清肺湯』に乗り換えてみるよう提案した。
     ただ、やはり効いている時に乗り換えるのは躊躇されるようで、今回も『五虎湯』を継続することに。
     気持ちは分かるから、こればっかりは仕方ないかぁ。