便秘薬を使うのは自覚症状のある時に

 幼児を連れたお客様が『命の母ホワイト』を購入されるさいに念の為、肉体的な疲労に向いていて精神的な不安感には『命の母A』が適応することを伝えた。
 主訴は生理時の不安感やイライラだというので『命の母A』の方が合うようにも思えたものの、体格の細いお客様だったので『命の母ホワイト』が適応するかと思い、そのままお買い上げ頂いた。
 それから、生理の予定の前から服用を始めてみるよう勧めた。

 高齢のお客様から、便秘に『大柴胡湯』を使いたいと相談された。
 以前に『大黄甘草湯』を使って合わなかったとのことだけれど、そのさいの詳細は不明。
 漢方薬の中では効き目がストレートで、腹痛を起こすこともある便秘薬だから、そういう事だったのだろうか。
 『大柴胡湯』は寝つきが悪い場合に適応するとお話すると、該当するようではあった。
 また、肝臓が気になるというお話もされ、以前に『柴胡桂枝湯』を使ったことがあるようだった。
 便通は1日おきくらいで腹痛などは無いというため、それほど心配いらないことをお話したうえで『大柴胡湯』をお買い上げ頂くと、お会計の段になってから、胆石を患ったことがあると知らされた。
 『大柴胡湯』は胆石の治療にも使うから今回は構わないとはいえ、そういう情報は先に出してもらいたい(^_^;)
 実のところ年を取ってくると食べる量が減るから、毎日便通があるというのがむしろ珍しいくらい。
 専門医の中には、週に2~3回の便通で構わないという医師もいる。
 だから便秘薬を使う目安としては、食欲不振や腹痛などの自覚症状があるかどうかである。

 常連のお客様から『モカ錠』を注文され売り場を案内し、お会計時に効果的な使い方として数日前からカフェイン断ちをしておく事を伝えた。
 すると、コーヒーを飲まないでいるとイライラしたりするというため、カフェイン依存症の可能性があり、そうなると『モカ錠』の効果も弱いと考えられるとお話した。
 なんにしても、体に無理をさせないよう気をつけて下さいな。

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