• タグ別アーカイブ: 五虎湯
  • 喉から食道にかけて詰まる感じがする時に

     咳の相談お客様。
     咳き込むほどではないが、一日中出るという。
     咳き込むようなら『五虎湯』かなと思ったけど、乾燥感を喉に感じるようなので、『麦門冬湯』を案内した。
     中学生の息子さんの胃もたれの相談で、お客様が来店。
     普段はならないそうで、今回急に胃の辺りが重く感じられると訴えているらしい。
     内向的な性格でストレスが思い当たるという話から、『安中散加茯苓』をと考えたが、詳しく症状を尋ねたところ、喉から食道にかけて詰まる感じがするとも言っていたようだ。
     季節的にも、これは『半夏厚朴湯』の方が適応しそうだと判断し勧めた。
     成人の息子さんが、鼻炎と喉の痛みを訴えているというお客様からの相談。
     悪寒や発熱、体のだるさといった風邪の兆候は無いようなので、鼻炎薬と喉の痛み止めの薬を併用するように勧めたんだけど、お気に召さなかったようで帰られてしまった。
     お客様自身の職場では風邪が流行っているらしく、息子さんには自分の風邪が移ったと考えているようなのだけれど、ここのところの寒暖差でアレルギーを起こしているのかもしれず、風邪という確証が無いとなんとも(;´・ω・)
     ううむ、喉かぜ向けの『ルルアタックEX』でも売っておけば良かったのかどうか……。
     目の疲労という事で、『キューピーコーワ』シリーズについて質問された。
     眼精疲労については『キューピーコーワi』を案内したところ、高齢の親御さんについても相談され、血量改善のための『ゴールドαプラス』を勧めて、お買い上げ頂いた。

     

  • 風邪を治すのは一筋縄じゃいきません

     胃痛を訴えるお客様から、『キャベジン』が効かなかったからという理由で、『スクラート胃腸薬』と同製品の『S』との違いを尋ねられた。
     主な違いは、『S』の方には生薬が入ってる点。
     胃痛の方は普段は痛みが無く夜だけだそうなので、『安中散』『芍薬甘草湯』を合わせた『大正漢方胃腸薬』をお勧めして、お買い上げ。
     『葛根湯』をレジに持って来られたお客様に症状を尋ねると、「風邪のひき始め」と言うのだけれど、すでに微熱が有るそうなので、熱を発散する『麻黄湯』か、体の抵抗力を高める『柴胡桂枝湯』の方を勧めたのだけれど、今回はそのままお買い上げ。
     これから暑くなる季節、上半身を温める『葛根湯』は気持ち悪くなったりして、ますます使いにくくなるのに、「風邪の初期には葛根湯」のイメージが定着してて困る。
     やや高齢のお客様から、咳の相談を受けた。
     微熱の風邪をひいた後に咳だけ残ってしまったというので、体内の乾燥と考え『麦門冬湯』を案内して、お買い上げ頂いた。
     しかし、これから観劇に行くというお話もされていたので、会場内はエアコンが効いているか、人が多くて暑い可能性があり、演目からするとスモークが焚かれる可能性が考えられるから、『五虎湯』『駆風解毒湯』の方を勧めるべきだったのではと、後から思った。
     情報の活用が、まだまだ未熟だ(;´・ω・)
     『ヨードチンキ』を求めて来店したお客様に用途を尋ねたら、犬が他の犬と喧嘩して(?)目の周りに傷を作るのに使いたいという。
     目の周りといっても、目に近い訳ではないようなので、化膿止の『クロマイ-N』を案内した。
     もっと目の近くなら、いっそ抗菌目薬を塗布する方法もあるけど。
     いずれにしても、動物への使用は目的外使用ですが。
     お客様が、『パブロンSゴールド』と『ゼナジンジャー』に、『冷えピタ』と体温計を購入。
     これは間違い無く、風邪のためだろうと思い、念の為に症状を尋ねたところ、成人の彼女が患者だとのこと。
     風邪のひき始めという事だったので、『冷えピタ』は貼って気持ち良いだけなため、寒気がしている段階で発熱している時に使用して、寒気がせず発熱のみになったら水枕を使用するよう説明した。
     寒気がするというのは、風邪の原因となっているウイルスを倒すために発熱の準備をしようとジャンプの前に体を縮めている段階で、そこで解熱をしてしまうと、ジャンプする前に転ばせてしまうようなものだから、タイミングを余ると風邪を長引かせてしまう。
     『ゼナジンジャー』は、寒気がしている間は血行を良くするので有効ですが、寒気がせず発熱だけの段階になったら胃に負担がかかるので、その点にご注意下さいとも説明。
     いずれにしても、寒気は本人にしか分からないので、小まめに本人に確認するようお話したけど、ちょっとアレコレ言い過ぎたかもしれない(;´・ω・)
     だってねぇ、体温計まで買うって事は、普段から備えていない証拠で、そういう人は安易に薬に頼ろうとするから、つい心配になって……。
     風邪を早く治したいと思うのが人情。
     私だって、仕事のシフトがメチャクチャ隙が無いから、早く治したいと思うもの。
     でもって、風邪というのは表面的な症状はともかく、体の中ではクルクルと変化している。
     体の中では、戦争状態で、刻々と戦況が変化しているのだ。
     武器の準備をしている時には邪魔しちゃ駄目だし(寒気がしている時の解熱)、戦闘開始してから武器弾薬の補給は余計(栄養ドリンクの使用)な事となる。
     薬を飲ませて寝かせておけば良いだろうと、風邪で付きっきりの看病なんてのは、マンガやドラマなんかでのフィクションと思ってる人がいるかもしれないけど、患者本人は正常の判断ができない(冷たい物を飲みたがるとか)状況においては、付き添う人の小まめな対応が必要となるのだ。
     という訳で、消化の良い食事に切り替えるのは、世間的には「寝込んでから」と思われがちですが、最初期の段階でしておくと、普通の食事で消化に使うエネルギー風邪を治す方に振り向ける事ができますから、もう今日から対応して下さいと追加した。

     

  • お金を取るか安全を取るか、どっち?

     12歳の息子さんの鼻詰まりの相談を受けた。
     病院へは行く予定とのことで、『パブロン鼻炎カプセル小児用』と『HP鼻炎スプレー』をご案内。
     漢方薬も勧めたかったんだけど、粉が飲めないそうなので。
     成分的には2歳くらいから服用できる物でも、錠剤になると誤飲を防ぐために年齢制限がある。
     私の子供は、2歳頃には市販のミミズの粉とかお湯に溶かして飲ませていたからか、飲ませる苦労が無くて助かる。
     3歳の女児の風邪の相談で、本人を連れてお客様が来店。
     すでに熱は下がっていて、鼻水と咳が残っている状態とのことで、咳止めシロップを案内したのだけれど、子供がアンパンマンの絵の総合かぜ薬のシロップを選んで離さない。
     そして、そのまま購入された。
     害は無いだろうけど、症状には合わないかもしれず、そこは融通するところじゃなかったんじゃないかと反省(;´・ω・)
     昨日、発掘してしまった返品漏れのカイロを上司に報告。
     上司が、「( ゚д゚ )」こんな顔になってた。
     どうやら、担当者は現物を見つけられなかったらしく、データ上の在庫数を0修正してしまっていて今さら返品できず、かといって不正防止のため処分という事もできない模様。
     ま、まぁ……、カイロは梅雨の寒さや、夏場の冷房での冷えで、買いに来るお客様もいますし……。
     実際、世間的には花粉症はシーズンが終わった事になっていて、本部からも花粉症関係の商品を返品して、花粉症と書いたPOPの使用が禁止されているけれど、現実には花粉症の患者さんは来る訳で。
     むしろ、大型店の融通の効かなさの方が問題だと思う。
     漢方薬だけは、私の裁量に任せて貰っているので、花粉症関連の返品リストから『小青龍湯』『葛根湯加川芎辛夷』『荊芥連翹湯』『辛夷清肺湯』は死守した。
     昨年は、勤め始めたばかりで右も左も分からず、指示されるままに『小青龍湯』『辛夷清肺湯』を返品しちゃって、後で該当する症状のお客様が来た時に困った(;´д`)
     カイロを全部返品しちゃうのも、私としては納得いかないんだけどねぇ。
     これまた昨年は、梅雨の寒い時期にカイロを求めて来たお客様に、取り扱いが終わった事を謝ったくらいで。
     どうして少しくらい売場に残しておかないのか。
     大型店の本部の考える事は理解に苦しむ┐(´д`)┌
     やや高齢のお客様から、咳の相談を受けたところ、通勤にスクーターを使っている事と、職場がエアコンで乾燥しているという話をうかがった。
     ひとまず『麦門冬湯』を案内すると、成人の娘さんも咳をしているそうで、一緒に服用してみるという。
     しかし、娘さんの方の咳の状態を尋ねると、寝る時に咳が出るそうで、お客様自身とは咳の性質が違うため、娘さんには『五虎湯』を勧めて、両方をお買い上げ頂いた。
     べ、べつに売上のために、違う咳止めをというワケじゃないんだからね!!
     ……ゲフンゲフン((( +д+))o=3=3
     ご主人が咳き込んでいるという相談で、お客様が来店。
     特に、朝に咳と痰に苦しめられているようで、お客様自身は『五虎湯』を選ばれたのだけれど、ご主人はお腹が弱いという。
     私の弟がそうなのだけれど、お腹が弱い人が石膏の入っている漢方薬を飲むと、肺だけじゃなくてお腹まで冷やして下痢をしてしまう事がある。
     激しい咳に対しては効き目が弱い可能性があるものの、まずは『麦門冬湯』を試して頂いてから、様子を見て改めて『五虎湯』を選択するよう勧めてみた。
     お金を使うのはお客様だから、こういう時の判断は迷う。
     初めから効果の期待できる物を使ってもらった方が得になるのか、でも副作用のリスクを避けるために、追加の費用が必要な二段構えの対応をしてもらうか。
    「金なら、いくらでも払う」という人もいるし、「リスクは避けたい」という人もいるし、初見のお客様の場合、どちらの話から入るかというのも難しくて……。
     私の場合、リスクを避けるのが基本方針なので、後でメーカー主催の勉強会で講師の人に事例を相談すると、「効かないんじゃない?」と言われてしまう事も、しばしば(´・ω・`)
     昨日、というか今日の深夜の電話に応じた女友達から、「お尻♪」という件名でメールが届き、画像ファイルが添付されてたんでワクワクして開いたら、ぬいぐるのお尻だった……。
     俺のワクワクを返せ。・゚・(ノД`)・゚・。

     

  • 神秘湯(しんぴとう)
    ………小児喘息(ぜんそく)、気管支喘息、気管支炎


    適応症状

     小児喘息(ぜんそく)、気管支喘息、気管支炎

    用方・容量(顆粒製品の場合)

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。

     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合)

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。

      マオウ(麻黄) 5.0g    キョウニン(杏仁) 4.0g 

      コウボク(厚朴) 3.0g   チンピ(陳皮) 2.5g 

      カンゾウ(甘草) 2.0g   サイコ(柴胡) 2.0g 

      ソヨウ(蘇葉) 1.5g

     以上の割合に混合した生薬より得たエキス2.75g含有します。

    類似処方鑑別

    柴朴湯

     体力中等度の人で、肋骨弓下部の抵抗・圧痛がより顕著で、咳嗽、呼吸困難が比較的軽度な場合に用いる。

    小青龍湯

     
    体力中等度の人で、泡沫水様性の痰、水様鼻汁、くしゃみなどを伴う場合に用いる。

    麻杏甘石湯

     比較的体力のある人で、咳嗽が強く、口渇、発汗傾向が認められる場合に用いる。

    五虎湯

     麻杏甘石湯に似ているが、咳嗽がより強く、慢性化している場合に用いる。

    使用上の注意

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください

     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。

     (2)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)

     (3)甘草を含有する漢方製剤を長期間投与する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められたときには投与を中止すること。



    2.次の患者には慎重に投与すること

     (1)著しく胃腸虚弱な患者(軟便、下痢、腹痛、胃部不快感、食欲不振等の胃腸障害を起こすことがある)

     (2)狭心症、心筋梗塞なとせ循環器系の障害のある患者、又は既往歴のある患者



    3.副作用

     (1)電解質代謝:長期連用により低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重の増加等の偽アルドステロン症が現れる事があるので、観察を充分に行い、異常が認められた場合には投与を中止する事。また、低カリウム血症の結果としてミオパチーが現れるおそれがある。

     (2)自律神経系:不眠、発汗過多、頻脈、動悸等の症状が現れる事がある。

     (3)相互作用として、交感神経興奮薬との併用により、動悸、頻脈等の症状が現れるおそれがある。



    4.保管及び取扱い上の注意

     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。

     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。

     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。



    5.その他

     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。


     

  • 葛根湯だって怖いんだよ

     咳の相談で、お客様が来店。
     血栓予防の『ワーファリン』を服用しているそうで、他の薬との影響を心配されてのこと。
     うむ~、「それでは病院へ」というのが最善なんだろうけど、それで全面的に投げてしまうのでは、楽をしているみたいだし、でも何より優先されるべきは、お客様の安全。
     とにかく、いろんな食べ物とも影響する薬だから、慎重にはしないとならない。
     現在の症状などを尋ね、麻黄で肺の炎症を発散して、石膏で冷やす『五虎湯』を案内した。
     とはいえ含まれている生薬の一つである麻黄は、いわばエフェドリンで、気管支拡張作用がある一方、血管収縮作用があるから、安全とは言い切れない代物。
     そういう意味では、「風邪の初期には葛根湯」と言われる『葛根湯』も、強弱で言えば強い部類だから、気軽に使える漢方薬ではないのだ。
     あくまで一時的な使用で、ちやんと担当医師には服用した事を伝えて下さいねと付け加えた。
     あと、咳が治まっても喉や胸部に乾燥感がある場合には、『麦門冬湯』に乗り換えましょうとも。
     なんか、この一件だけで疲れた気がする………(;´・ω・)
     『葛根湯』を購入されたお客様に、発熱前の風邪の初期かを確認して、発熱したら『麻黄湯』に切り替えるように案内した。
     この日記を読んで頂いてる方には、もはや耳タコ、もとい目タコかもしれませんが、大事な事なので何度でも書きます。
     検索で、それぞれの日記に単独で辿り着く人がいるかもしれないし。
     まぁ、何度か同じような対応をしていると、逆に漢方薬に詳しいお客様に当たったり、別な用途だと知らされて恥をかいたりして、それもまた面白いかと(;´∀`)
     突然、上司から「面談があるから」と呼び出されて何事かと思ったら、「店舗管理者になってくれ」という話だった。
     はい?
     私、ただのパートですよ?
     でも、勤務時間が週に32時間以上ならば、パートでも構わないらしい。
     管理は、するのもされるのも苦手です(>_<)
     とも言えず、引き受ける事になった。
     後で知り合いの薬剤師さんに愚痴ったら、「良かったじゃん。管理手当が付くでしょ」と言われた。
     ええん?
     そんな話は一言も出なかったよ~。
     手当が付くなら、喜んでやるもの(`・ω・´)

     

  • 一人の患者さんが現れたら同じ症状の患者さんが多くいるもので

     小学校高学年の子供が、一週間ほど前に風邪をひいて、その後に鼻づまりと咳の症状が残っているという事で、親子で来店。
     患者さん本人が一緒だと、非常に助かる。
     特に子供の場合は、症状を上手く親に伝えられず、それでいて親の方で意識しないまま自分の経験とすり替わった症状を、「本人が言っていた」というように伝言ゲームになりがちなので。
     親御さんの方は、子供用の風邪薬(アセトアミノフェン系)を買おうと思っていたようだけれど、すでに熱がひいてるところに飲ませてはかえって疲労させてしまう。
     本人に症状を尋ねてみると、鼻汁が喉に落ちてくるというので『辛夷清肺湯』を案内した。
     とはいえ、お金を出すのは親御さんだし、もちろん子供の事を心配しているだろうから、現在の症状では風邪薬は適さない事や、『辛夷清肺湯』の効能を説明する。
     その点、名前が効能を表しているので説明しやすい。
     すなわち、「洟(はな)を通して肺を清める」のです。
     それと、食欲が戻っているように見えて、依然として胃は弱っているはずなので、今しばらく消化に良い食事をするように伝えた。
     本人は、人参は嫌いなものの大根は食べられるそうだから、そこはもう「大根が食べられる! それはイイですね。昔から、胃薬や咳止めに良いと伝えられています(*^o^*)」と強調。
     ……なんか、嘘っぽく聞こえるな。
     いや、ホントなんですよ。
     花粉症というお客様から、アレルギーの体質改善のために、乳酸菌の入っている整腸剤について相談されたので、『ザ・ガードコーワ』を勧めた。
     これは、他のお店の薬剤師さんから強く薦められた物。
     納豆菌が乳酸菌の増殖を助けるそうで、『ビオフェルミン』より効果が期待できるそうな。
     そして、便秘気味の人は便通を良くし、下痢しやすい人は改善するというように、腸の活動を安定させると。
     この腸の活動が、免疫異常によるアレルギーと密接に関係しているらしい。
     咳止めと栄養剤を求めて来店したお客様に、いつ頃から咳が出ているのかを尋ねると、一週間ほど前に風邪をひいて咳だけ残ったとのこと。
    「一週間」というフレーズは厳密ではないんだろうけど、やっぱり気候と関係があるせいか、来る時には似たような症状のお客様がまとまっていらして、関係する薬の在庫がヤバイ事になる。
     その在庫を気にしつつ、体内を潤して咳を鎮める『麦門冬湯』と、咳での疲労に合う『HPヒストミンゴールド液』を案内した。
     ……が、もう少し咳の状態を突っ込んで訊いてみたら、寝る時よりも外に出たりして体を動かすと咳込みが激しくなるという。
     むぅ、『五虎湯』の方が適しているかもと思い直し、変更を提案してお買い上げいただいた。
     激しい咳が落ち着いたら、『麦門冬湯』に切り替えましょうとも付け加えて。
     という訳で、意図してなかったけど『麦門冬湯』の在庫が確保できた。
     さーて発注、発注ε=ε=ε=┌(;*´Д`)ノパタパタパタ

     

  • 苦しい時には一時凌ぎでも構わないと思ってしまうのは仕方ないけど

     鼻炎の相談で、お客様が来店。
     主な症状は鼻づまりで、鼻水は垂れるほどではなく、熱感などの風邪の徴候があるようなので、『ベンザブロックL』を勧めた。
     痰が切れないという相談を受けたのだけれど、病院で処方された薬を服用していたそうで内容は不明とのこと。
     お薬手帳は家に置いてきており、出直して来るのは面倒な様子。
     安全性を考えて『麦門冬湯』を勧めてみたが、現代薬を希望されたため『ストナ去痰カプセル』を案内した。
     お薬手帳って、本当に浸透していない。
     せめて薬を買いに出る時に持って行こう、と思ってもらいたい。
     処方箋の薬を出した店では、お薬手帳について、どんなふうに説明してるんだろう。
     私は、事故や災害を例に出して携行する事と、市販薬の成分表示の部分を切り貼りして、一冊で病院の薬と一緒に管理する事を勧めている。
     そういや、地元の薬剤師会の偉い人が、保険点数の改定で薬局で薬を処方する時に、お薬手帳に処方した薬の内容を記入しないと点数が付かなくなったってボヤいてたな。
     いや、面倒というのではなく、持ってこない人が多いから。
     お薬手帳は命綱ですよー、よー、よー(」´Д`)」
     息子さんがラグビーの試合中に突き指をしてしまい、病院に行ったところ、特に薬も出されず冷やすように言われ、息子さんから湿布を頼まれて来店したお客様。
     いつも最初に病院を推奨してるけど、痛み止めすら処方されない事があるのね。
     これは、不勉強でした(^_^;)
     とはいえ、指だと湿布より塗り薬が良いのではないでしょうかと提案。
     テーピングはしているようだし、医師から薬の処方をされていないのなら湿布も買わなくて良いかもと話してしまったら、買い物を控える事になった。
     しまった、せめて『バンテリンゲル』くらいは売りつけておけば良かった(;´∀`)
     来店時に、すでに咳き込んでたので声をかけたら、風邪の後に咳が残り、明け方に咳で目覚めるほどだという。
     服用していた風邪薬は、自分で店頭で選んだ物らしいのだけれど、まったく覚えていないそうな。
     これほど咳き込んでるのなら『五虎湯』が良いだろうと勧めたら、「一ヶ月くらいすれば自然に治るから今止まればイイ!」と怒鳴りつけられたため、『ブロン錠』を勧めてお買い上げとなった。
     ううん、漢方薬は治癒に時間がかかると思われたのかな。
    「風邪には葛根湯」というキャッチフレーズがあるくらいで、慢性疾患の治療でなければ早く効く漢方薬もあるんだけど。
     ってか、怒鳴られる謂れは無いと思うんだけどなー。
     苦しくて気が立っていたのかな。
     だとすれば、気持ちは分かる。
     私は喘息持ちだから、発作が出た時には「今だけ咳が止まれば死んでもいい」って思っちゃうもの。
     でも、『五虎湯』で咳を止めて、『麦門冬湯』で乾燥を取り除いた方が良いのになぁ。
     もう少し、落ち着いて話を聞いて欲しかった。
     ………説得する技術が無かったか(´・ω・`)

     

  • ドラッグストアの手には余る相談

     一週間ほど前に風邪をひいて治ったものの、その後に激しい咳き込みと喉の痛みがあるという相談。
     『ベンザブロックせき止め』の液剤を服用したそうだけど、良くならないらしい。
     体内の乾燥を取る『麦門冬湯』と患部を冷やす『五虎湯』を案内してみたが、現代薬をとの希望があったため『ルルアタックEX』を勧めた。
     風邪の常備薬について、お客様から相談を受けた。
     喉の風邪になる事が多いそうなので、総合かぜ薬より喉の風邪に照準を絞った物を備えるのが良いでしょうとお話した。
     そのうえで、症状がハッキリと出る前の、ごく初期の段階から服用できる『銀翹散』を紹介してお買い上げ。
     ご主人の頼まれ物ということで、排尿痛の薬を買いにお客様が来店。
     抗癌剤で治療中だそうで、排尿痛については医療ミスで膀胱に損傷を受けたからだという。
     あのぅ、ドラッグストアの手には余るんですが……(;´Д`)
     この「頼まれ物」というのは、どうにも対応に困る。
     食べ物じゃないから、お好みでお選び下さいという訳にはいかない。
     さりとて、頼んだ人がどんな人か分からないから、もしも頼まれた人が怒られたりしたらと思うと簡単には断れないし、他の店で今度はなんの質問もせずに適当な薬を買ってしまったら、そっちの方が怖い。
     うーん、うーん、排尿痛には『猪苓湯』が第一候補だけど、患部の炎症が顕著なら『竜胆瀉肝湯』だろうし……。
     いやいやいや、そもそも今回は抗癌剤で治療中なのだから、効果より安全性を優先しないと。
     それを言ったら、何を選んでも駄目な訳で……。
     ここは、体力に関係無く、比較的高齢者に用いる『五淋散』を勧めておこう、と消極的選択で案内した。
     そのうえで、担当の医師には服用した事を報告するように念押しし、夜はまだ冷えるので腹巻きをするように付け加えた。

     

  • 柴朴湯(さいぼくとう)
    ………小児喘息(ぜんそく)、気管支喘息、気管支炎、咳(せき)、不安神経症

    適応症状

     気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、時に動悸、めまい、吐き気などを伴う次の症状:

     小児喘息(ぜんそく)、気管支喘息、気管支炎、咳(せき)、不安神経症

    用方・容量(顆粒製品の場合)

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。

     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合)

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。

       サイコ(柴胡)7.0g     ハンゲ(半夏)5.0g

       ブクリョウ(茯苓)5.0g   オウゴン(黄ごん)3.0g

       コウボク(厚朴)3.0g    タイソウ(大棗)3.0g

       ニンジン(人參)3.0g    カンゾウ(甘草)2.0g

       ソヨウ(蘇葉)2.0g     ショウキョウ(生姜)1.0g

     以上の割合に混合した生薬より得たエキス5.0g含有します。

    類似処方鑑別

    神秘湯 体力中等度の人で、咳嗽、呼吸困難などがより顕著で、抑うつなどの精神神経症状や肋骨弓下部の抵抗・圧痛がともに軽度の場合に用いる。

    小青龍湯 体力中等度の人で、咳嗽、喘鳴、呼吸困難などがあり、泡沫水様性の痰、水様性鼻汁、くしゃみなどを伴う場合に用いる。

    麻杏甘石湯 比較的体力のある人で、咳嗽が強く、口渇、発汗傾向が認められる場合に用いる。

    五虎湯 麻杏甘石湯に似ているが、咳嗽がより強く、慢性化している場合に用いる。

    大柴胡湯合半夏厚朴湯 大柴胡湯半夏厚朴湯を合わせた処方。体力が充実した人で、季肋部の苦満感、肋骨弓下部の抵抗・圧痛が、より顕著な場合に用いる。

    使用上の注意

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください

     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。

     (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。

     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)



    2.服用に際して、次のことに注意してください

     (1)長期連用により低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯溜、浮腫、体重の増加等の偽アルドステロン症が現れることがあるので、観察を充分に行ない、異常が認められた場合には、服用を中止すること。また、低カリウム血症の結果としてミオパチーが現れる恐れがあります。



    3.保管及び取扱い上の注意

     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。

     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。

     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。



    4.その他

     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。

     

  • 飲んでる薬があったら先に教えて下さいな

     咳止めを求めて来店したお客様が漢方薬の棚を眺めていて、『麦門冬湯』『五虎湯』の違いを尋ねられた。
     『麦門冬湯』は肺を潤して乾燥性の咳を止め、『五虎湯』は麻黄で熱を発散し石膏で冷やして熱感のある咳を止めますと説明。
     お客様は、かなり体格がガッシリしていて体力もあるようなので、『麦門冬湯』では効きが弱いだろうと思い、『五虎湯』の方を勧めた。
     そして、お会計をする段になってから、ロキソニンを服用していることを告げられた。
     ありゃん、やらかしちゃったよ(;´・ω・)
     他に服用している薬が無いか、早い段階で尋ねるべきだった。
     まぁ、ロキソニンとぶつかる事は無いけど、「漢方薬だから安心」みたいなことを仰るので、そんな事はありませんよと説明し、担当の医師にも市販で咳止めを買った事を知らせて下さいねと念押しした。
     お薬手帳は家にあるそうなので、ついでに『五虎湯』の成分の部分を貼り付けちゃって下さいな。
     処方薬と市販薬とを一元管理した方が良いですから。
     あと、お薬手帳は家に置いておくより、普段から持ち歩きましょう。
     出先での災害や事故から救助された時に、救護の参考になりますから。
     以前に知人のレスキュー隊員からも、「助けても痛み止めすら使えない」って言われているので。
     発熱したという事で、『バファリン』を求めて来店したお客様に、『ルルアタックFX』を案内したところ、パッケージの効能に「さむけ」と書いてあるため、適応しないと思われた。
     確かに寒気は無いらしいんだけど、まだ汗をかいていない様子なので、これからさらに発熱すると予想。
     成分に含まれている麻黄つながりで『麻黄湯』の説明をしたら、現代薬と漢方薬のハイブリッドという点に納得いったらしく、お買い上げいただいた。
     中学生の娘さんが喉の痛みを訴えているという事で、母親が来店。
     『駆風解毒湯』を案内してみたが、頭痛など風邪の予感がすると本人が言ってるそうなので『銀翹散』の方に変更した。
     ううん、又聞きで薬を選ぶのって難しいんだよねぇ。
     携帯電話などで直接お話ができると良いのだけれど、こちらから持ちかける訳にもいかず。