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  • ≪通巻25号≫
    北園薬局メールマガジン★咳止めの漢方薬め/ニキビの漢方薬/皮膚病はまず病院へ

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                      ≪通巻25号≫
      提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
      発行 : 北園薬局 http://plaza2.mbn.or.jp/~kitazono/
      編集 : 北村俊純
      窓口 : kitazono@a1.mbn.or.jp
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    ★川口薬剤師会主催による市民介護講習会が下記の内容で開催されます。
      会場に来れる方は、ぜひご参加下さい。参加費は無料です。
     日時 2003年10月11日(土) 13:30~16:00
     会場 リリア11階大会議室(JR川口駅西口徒歩1分)
     内容 『くすりの正しい使い方Part4』
        ~生活習慣病と薬物療法~
     講師 川口医療センター薬剤長 福田太仁夫先生
     定員 100名
     主催 川口薬剤師会
     後援 川口市
    ・リリア
     http://www.lilia.or.jp/
    ・川口薬剤師会
     http://www.yakuzaishikai.com/
     参加を希望される方は、メールにて当店までお問い合わせ下さい。
     メールの件名は『くすりの正しい使い方』として、本文には氏名・住所・電話番号・メールアドレスを書いて下さい。
    ~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
    ※10月4日(火)……咳止めの漢方薬
    ※10月5日(水)……ニキビの漢方薬
    ※10月6日(木)……皮膚病はまず病院へ
    ************************* 先週の平凡な日記 ***************************
    ◆10月4日(土)/2003年◆
     咳止めの漢方薬を求めて患者さんが来店。
     以前から漢方薬を買いに来てくれる人なのだが、いま一つ自分では覚えてくれないのが困ったところ。
     今回は咳が出て、家に置いてあった五虎湯(ごことう)麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)の両方を飲んだのに咳が止まらないと言う。
     うう……、それでは治りません(^-^;;;
     どちらも咳止めの漢方薬には違いないが、適応する咳の種類が違う。
     五虎湯の方は悪寒や発熱などが無くて激しく咳込む場合で、どちらかというとゼーゼーと濡れた咳に使う。
     一方、麻杏甘石湯は熱感などがある場合で、コンコンと乾いた咳に使う。
     しかし、いずれにしろ両方とも激しい咳込みに使うので、痰の絡むような咳の場合は、まず麦門冬湯(ばくもんどうとう)を使うのが良い。
     今回の患者さんの場合も、咳込んでいる訳ではなく痰が絡んでいるようなので、麦門冬湯を勧めた。
     今日は午前中にお店をあがって、午後からIちゃんとのデートに出かけた。
     本当は来週の土曜日に予定していたのだが、『くすりの正しい使い方』という市民介護講習会があるので、予定を繰り上げたのだ。
     半日しか一緒にいられないが、月の後半はIちゃんの方が試験シーズンに突入してしまうので、無理矢理予定を突っ込んだ。
     今回Iちゃんに案内されたのは、茨城県陶芸美術館。
     http://www.edu.pref.ibaraki.jp/tougei/
     『ロシア・アヴァンギャルドの陶芸』が最終日前日という事で、私の好きな物を良く分かっていらっしゃる(⌒▽⌒)
     20世紀初頭のロシアにおいて、美術・音楽・演劇など様々な分野にわたって展開された前衛的な芸術運動であるロシア・アヴァンギャルドの芸術から主に陶芸作品が展示されており、作品点数は少ないながら楽しむ事ができた。
     1917年のロシア革命の前に制作された作品群の中にあった真っ白なティーセットが特に気に入った。ただし、形がティーセットとしては使いにくそうだったけれど(苦笑)
     塩入れの塩の出る穴が容器の横に開いてる物があって、欲しいなぁと思ったのだが、現在は見かけないところをみると、開け口が横に付いていると使いにくいのだろうか。
     ロシア革命の翌年以降の作品になると、「働かざる者食うべからず」などのスローガンが書かれた皿などが多く製作されたらしい。毎日、そんなスローガンを目にしながら食事をするのは嫌だなぁ(苦笑)
     しかし日本人だからロシア語もデザインの一部として見れるという事もあるのだろうが、カラフルで芸術性と機能性が上手く融合したデザインになっていて感心。このままレプリカを作ってくれたら、ぜひ使いたいと思った。
     残念ながらロシア・アヴァンギャルドの芸術作品は、1932年に国家統制によって有害と見做され終焉を迎えてしまった。
     しかし今回の展示会では、ロドチェンコのデザイン画を元に岐阜県の工芸工場がカップ&ソーサーを製作して販売していた。模様はプリント印刷なので、味わいの点では今一つだが、洗練されたデザインの過去の食器が使えるというのは面白い試みだろう。
     私としては、マレーヴィチの食器をぜひ作って欲しかったが。
     今日は午後からのデートだったため食欲の方は置いといて、先に性欲の方を満たすためにホテルへ(笑)。
     車の運転がIちゃんなので、「連れ込むみたいでイヤ~」と言っていた。
     ホテルの中での事は割愛。
     お風呂場が無駄に広くて遊べる良い所だったのだが、紹介しようにもホームページなどは無い模様。
     もっとも、ほとんど満室状態なので利用する側としても、あまり知られたくはないと思ってしまったり(笑)。
     あっという間に時間は過ぎて、さすがにそろそろ帰らねばというくらいに外も暗くなってきてしまった。
     できるだけ長く一緒にいようと、夕食はこっちで食べていく事に。
     しかし入ったお店は『とん楽』というトンカツ屋。ムードもヘッタクレも無い(笑)。
     通りかかっただけのお店だったが、ネットで検索してみると評判はなかなか良いらしい。
     http://sagisou.sakura.ne.jp/~arakawas/backn003/tonraku/tonraku.html
     実際、食べてみた味としては大満足。お店に入った瞬間には「値段が高い」と思ったのだが、味と値段を比べれば値段以上に美味しいと思えた。
     ただしボリュームたっぷりで女の子には多すぎるかもしれない。Iちゃんが少し残したので、それも私が食べた。
     最初にメニューを選ぶ時に、店の主人があれやこれやと勧めてくれて、それがちょっと鬱陶しいと思ったものの、この味からすると自信の表れなのだろう。
     
     食事も終わって駅に向かう時に、Iちゃんに「こっちに住んではくれないよね」と言われてドキリ。
     次の瞬間には「ゴメン、あたしらしくなかったね」と照れてみせたが、本音を言うような子ではないので、かえってその言葉は重かった。
     
     帰りの列車に乗る段になって、奥さんから可愛い小物をお土産に買って来いと頼まれていたのを思い出して、慌てて売店で御当地限定の『キティちゃん』のストラップを購入。
     ところが家に帰って渡したら、「これ前にもらったよ」と言われてしまった。
     あうっ(^_^;
     夜中に実家のお母んから電話。
     爺ちゃんが体調が悪くなって、夕方にお店から帰したのとの事。
     明日は休ませたいという。それには私も同意。
     しかし問題が一つある。明日は、SEのコンベンションなのだ。
     私が欠席すると、今回はMちゃんもS氏もお休みなのでスタッフが3人だけになってしまう。
     慌てて現場責任者の武井くんに連絡。事情を話して相談したところ、明日の参加者は少ないと予想しているのでなんとか乗り切れるだろうと言われた。
     しかし、そう言うのは武井くんならば当然。申し訳ない。
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    ◆10月5日(日)/2003年◆
     SEのコンベンションは欠席としたので、朝はのんびりと起きた。
     日曜日だから、お店自体は人はほとんど来ないのがなんとも歯がゆい。
     ニキビの治療に使える漢方薬を求めて患者さんが来店。
     それほど多くは無いが、顔に何箇所かニキビができている。今回は、特に鼻の頭にできた面疔(めんちょ)が痛いので、それを治したいとの事。
     ニキビの治療には清上防風湯(せいじょうほうふうとう)を使う事が多いのだが、化膿していて痛みが強い場合には排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)の方が良い。
     排膿散及湯は、名前の通り膿を散らして排除する事ができる。これを短期間に集中して服用すると効果的だ。
     化膿するまでいかない、赤い発疹のようなニキビは、清上防風湯を少し長めに服用すると良いだろう。
     今回の患者さんは、両方を買っていった。
     当然ウチとしても儲けになるから良い訳だが、賢い選択である。
     夕方近くになって、お客さんも“ますます”来なくなり、お母んがお店をあがって良いと言うので、SEのコンベンションに向かった。
     閉会式に、もう少しのところで間に合わず、もはや時間潰しに行った感じ。
     せめてもと、机の片付けなどの撤収作業で労働力を提供することに。
     参加者の方は予想通り少なかったらしいのだが、不思議なことに初参加者は予想より多かったとの事。
     時期的に他の地域でもTRPGのコンベンションが開催されているので、ヘビーユーザーはそちらに流れたのかもしれない。
    「濃い層がいないだけで、こんなにも快適なゲーム環境になるとは」とH氏の弁。
     撤収作業を終えて、『ジョリーパスタ』で打ち上げ兼反省会。
     ネットで調べたら、『サンデーサン』の系列だった。
     http://www.sundays-sun.co.jp/top.html
     このお店は、ファミリーレストランの括りに入れるのがもったいないくらい、値段に比して味が美味しい。
     調理担当者によって味のレベルが違うのがタマニキズだが、今のところ『サイゼリヤ』のような大ハズレに出逢ったことは無い。
     今回はハーフ&ハーフでパスタは『ボローニア風ミートソースとモッツァレラチーズ』を、ピッツァは『トゥレフォルマッジ』を注文した。
     美味しい物を食べると余計にお腹が空くという事があるが、まさにそんな感じで、デザートに『ミックスベリーのパルフェ』まで注文してしまった。
     惜しむらくは、ハーフ&ハーフのドリンクにホット紅茶を頼んだら、ポットにお湯が先に入れられていて、ティーバッグが別に添えられて出された事。
     紅茶の葉にお湯を叩きつける事で渋みが出るのを抑えて香りが広がるのに、先にお湯を入れられてしまっては、どうやってもティーバッグはお湯に沈まず、無理矢理スプーンなどで沈めても渋みが出てしまい、どうにも困ってしまった。
     お湯を先に入れておくというのは、マニュアルで定められている事なのだろうか?
     できれば、美味しい料理をしめくくるための紅茶も美味しくいただきたい。
     ところで、日本では紅茶を注文すると「レモンにしますか? ミルクにしますか?」と尋ねられる事が多いが、これはどういう歴史によるものだろう。
     一説には、紅茶にレモンを添えるのは、保存技術が発達していなかった頃の名残(なごり)で、“謙遜”として添えてお客に出した物だとも伝えられている。
     いわば、「レモンで香りを付けないといけないほど粗末な紅茶ですが」という意味で、添えられたレモンを本当に入れるのは失礼に当るのだとか。
     実際、香りの良い紅茶にはレモンは強すぎて邪魔になる。ミルクも良い物でないと味を濁らせてしまうだけだ。
     その場合はストレートティーとなる訳だが、オレンジなどを入れたフレーバーティーや、ジャムを入れて飲むのも楽しいし美味しい。
     ぜひ、紅茶の専門店でなくても紅茶をもっと楽しめるメニューを充実しているレストランが現れて欲しい。
     メールでIちゃんから、「生理が来ないのよね~」と送られてきて蒼くなる。
     ところが何故か奥さんにまで、「妊娠してるかも」と告げられた。
     うう、Σ( ̄□ ̄;)どうなる!?
     待て、次号!!
     ……ドラマじゃ済まんぞ。>俺 
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    ◆10月6日(月)/2003年◆
     朝から小雨。雨を涼しいというのではなく、寒いと感じるようになってきた。
     風邪の患者さんが増えて、売り上げをUPするチャンスである。(←マテ)
     踵に水虫ができたいとう患者さんが来店。
     確かに踵にできない事もないけれど、珍しい。しかも痒いかを尋ねたところ痒みは無いとの事。
     そこで実際に患部を見せてもらうと、プツプツと小さな泡のような物ができており、その周りは血色が悪く紫色になっている。
     確証は持てないが、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)のようだ。
     この皮膚病は汗疱状白癬症(水虫の一種)に酷似しているが、まったくの別物。
    さらに、患部ではなく体の別な部位に原因となる菌が潜伏していることがあり治療が難しい。
     虫歯や扁桃腺炎を治療する事で症状が改善する事があり、皮膚科でこの病気と診断されると歯科に行って下さいとか、内科に行って下さいと指示される事もある。
     なんにしても、皮膚病は専門医でさえ誤診をしやすいと言われている難しい疾患である。患者さん自身が自己判断するのも危ないし、町の薬局で判断できる代物では無い。
     今回の患者さんには、薬を買う前に病院での診察を受けるように勧めた。
     水虫の薬を自分で買う前に相談してくれて良かった=3
     子供が風邪をひいたというお客さんが来店。
     小学生で、以前に地竜(ぢりゅう)を飲ませたところ早く治ったという事で、それと合わせて柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を購入された。
     熱が出やすい事を心配していたが、「それは体力が充実している証拠ですから」と安心するようにお話した。
     私のような虚弱体質だったりすると、風邪と戦って熱を出す事もできず、かえって風邪が長引いたりする。
     熱が出るという事は、肺炎のような異常な高熱が出るのではなければ、熱を出して風邪と戦う基礎体力がある証拠なのだ。
     沖縄県石垣市川平(石垣島)の沖合で5日午後、遊泳中に行方不明になっていた69歳のお年寄りが6日朝、無事に自力で岸まで泳ぎ着いたとのニュース。
     このご老人、5日午後0時半ごろから、約1キロ沖のリーフ(環礁)沿いで潜りを楽しんでいたところ、同3時頃に潮流でリーフ外に出てしまったのに気付き、体力を消耗しないよう、ウエットスーツの浮力を使い、立ち泳ぎをしたり、仰向けになったりして、潮流が変わるのを待ち、6日の朝になって陸に向かう潮の流れに乗って泳ぎ、午前7時過ぎに岸にたどり着いたとか。
     泳ぎが得意な人ほど自分の泳ぎを過信して溺れたりするそうだが、潮の流れに逆らわず、冷静な判断で体力を温存したのが功を奏したらしい。
     生き残るのにも“知恵”が必要なのだ。
     私のように“知識”があるだけでは、とうてい生き残れないだろう。
     『まぐまぐ』のページを見てみたら、気になる記事を発見。
     『個人ルールの大法廷』というページの8月分に『ニキビができたら 』というのがあり、多数の人が「ニキビは必ず潰します!」と回答しているのだ。
     http://www.mag2.com/vow/daihoutei/200308.htm
     ううむ、みんなそんなにニキビの痕を残したいのか( ̄▽ ̄|||?
     ニキビの中心の白くなっている芯のような所は、いわば細菌と戦っている戦場である。そこを潰してしまっては、敵味方の別無く爆撃するようなもので被害甚大である。
     できれば放っておくべきだし、もしどうしてもという事であれば吸い出し用の塗り薬を使って、手は出さないようにして欲しいところだ。
     さらに、編集部のコメントとして「皮膚を清潔にしておくのがニキビ予防には一番ですかね。」と無責任な事を書いているが(まぁ、バラエティ企画のコメントに責任ある発言を求めるのは野暮とも言える)、いささか誤解を招いてしまう。
     人間の皮膚は皮脂によって外敵(細菌など)から守り、かつ水分の蒸発を防いでいる。
    「清潔に」というのは、汚れた皮脂や皮膚細胞の死骸(垢)が毛穴などに残って細菌に侵されるのを防ぎましょうという意味である。
     だから、ただ清潔にしようとしてやたらに洗ったりすると、皮脂が皮膚を守る事ができなくなり、かえってニキビの原因となってしまう。
     より的確な予防方法を助言するとすれば、あまり強力ではない石鹸などで、汚れは落としつつも皮脂を失わないように適度に洗いましょうという事になる。
     また、清上防風湯(せいじょうほうふうとう)のような漢方薬で、体質から整えるのが良いのだが、まぁそれはウチの商売上のアドバイスとなるので、『まぐまぐ』には関係無い。
     なんにしても、“裏付け”が必要なテーマを取り上げる時には、もう少し周辺情報を調べてもらいたいなぁと思う。
     
     Mちゃんに送ったつもりの不倫メールが、携帯電話の操作を間違えて奥さんに送ってしまった(^-^;;;
     奥さんからは一言「アホ」との返信。
      
     某サイトのチャットで「どうやったら多くの女性と付き合えるのか教えて下さい」と質問された。
     そのうえ、どうしたら女性とセックスできますかと訊かれてもねぇ( ̄▽ ̄|||
     したいだけならお金で買えばと答えたら、今度は「どこで買えますか?」とまで訊かれたのにはさすがに呆れてしまって何も言う気が無くなってしまった。
     相手を“生きた人間”として認識してないんじゃ、買春するにしたってセックスする資格も無いのでは?
     関係無いが、中国広東省の珠海市を慰安旅行で訪れた日本人団体客が集団買春したというニュースの方は、なんだか訳の分からない事になっている模様。
     そもそも発覚したのは、同ホテルを利用していた中国人の会社社長が中国紙に対して行った証言が元だというのだが、集団買春をしたとされる日本人団体客がホテルのロビーに日の丸を掲げるように要求したうえ、宴会でも軍隊調の音楽を流していたと伝えられていて、「ホントかよ?」という内容なのだ。
     そもそも満州事変72周年の直前に起きたというのも出来すぎだし、日本国内における中国人による犯罪の報道は中国では一切報道されていない。
     それに、手配したとされるブーローカーは中国人のはずなのに、「中国に来る日本人が中国の法律を守るよう教育してほしい」と言われる筋合いは無いだろう。それなら、中国に対しては「中国に住む中国人が中国の法律を守るよう教育してほしい」と返しても良いのでは?
     政府が未だに国民を統制しようとしている中国での事を、政府に対する批判を公然とする自由がある日本と同じに考えて、安易に“申し訳ない気持ち”になって謝ってしまったら、ますます日本の立場を危うくしてしまうだろう。

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    ◆TRPGのサークルに所属しています。
     卓上ゲームが好きな人や、興味のある方は覗いてみて下さい。
     また、『コミュニケーション』のコーナーでWEBラジオ番組『幻想時間』を公開しています。
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  • ≪通巻11号≫
    頼まれた薬はメモをして/森前総理の失言/風邪に備えた漢方薬の選び方/ガスターの服用に気をつけて/説明書を読みましょう/血流計の勉強会/同じ薬なのにダメ?

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                ≪通巻11号≫
    提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
    発行 : 北園薬局 http://plaza2.mbn.or.jp/~kitazono/
    編集 : 北村俊純
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    ~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~
    ※7月1日(火)……頼まれた薬はメモをして
    ※7月2日(水)……森前総理の失言
    ※7月3日(木)……風邪に備えた漢方薬の選び方
    ※7月4日(金)……ガスターの服用に気をつけて
    ※7月5日(土)……説明書を読みましょう
    ※7月6日(日)……血流計の勉強会
    ※7月7日(月)……同じ薬なのにダメ?
    ******************* 先週の平凡な日記 *********************
    ◆7月1日(火)/2003年◆
     子供から薬を買ってきてと頼まれたというお客さんが来店。
     子供といっても成人だが。
     お腹の具合が悪いという事らしいのだが、頼まれた薬の名前が思い出せないと言う。
     まず症状を尋ねてみたが、お腹の具合が悪いとしか聞いていない模様。
     ヘソの上が痛いのか下が痛いのかも分からない。
     下痢をしているのかどうかも尋ねたが、それも分からない。
     症状が分からないのでは、せめて合いそうな薬を勧めるという訳にもいかなくて困った。
     しきりに、よくテレビでも宣伝してるヤツとも言われるが、棚に並んでいる商品の半分はテレビでCMが流れている。
     どれでもいいから効くヤツをとも言われたが、初めに尋ねたように症状が分からないのでは手も足も出ない。
     結局はキャベジンを選んでいったが(おそらく正露丸と同じくらいに知ってる名前だったのだろう)、とりあえず封を開けなければ返品できる旨を伝えた。
     誰かに頼まれて薬を買いに来るケースは良くあるが、一番良いのは薬の空箱を持ってきてもらうことだ。まず、間違いが無い。
     それができなければ、せめてメモを持参してきて欲しい。
     ただ、以前も使っていたから今回の症状にも効くかどうかは本当のところは分からない。だから、治療するという事で考えれば、一番良いのは症状を事細かに聞いておいてもらう事だろう。
     ウッカリすると、重大な病気を見過ごす事にもなりかねない。
     湿気のせいかゴキブリ駆除剤を買いにくる人が増えた。
     しかし困るのが、商品名を勘違いしたまま買いに来る事。
    「バルサン下さい」と言われて商品を出すと「違う」と言われる。どうやら、アースレッドが欲しいらしいと分かるまでトンチンカンな会話が続いた。
    「バルサンですよね?」
    「ええ、バルサンが欲しいんです」
    「それでしたら、こちらですが」
    「でも、知ってるのと名前が違うわ」
    「は? バルサンですよね?」
     ゴキブリ駆除剤の事をバルサンと言うのだと思っていたようだ。
     このように、商品名が普通名詞として使われているというケースを探してみると、意外なほど多い事に気づかされる。
     たとえば、バンドエイドも商品名だが学校の遠足などの持ち物リストでも、そのままバンドエイドと書かれている事がある。正しくは絆創膏だ。確か、商品名を限定するのは好ましくないという意見がPTAから出た事があるのだが、おそらく書いた人は絆創膏という言葉を知らなかったか、名前のイメージが頭に焼き付いていてそう書いたのだろう。
     そう言えば、「ステープラー取って」と人に頼んで通じなかった事がある。相手の人は、ずっとホッチキスという名前だと思っていたと言うので驚いた。
     この手の話題で有名なのは、NHKだろう。歌詞の一部に商品名が入ってるという事で歌詞を変えさせたりして評判が悪い。かぐや姫の『神田川』では、クレパスをクレヨンと変えさせたり(ボーカルがその事を忘れてしまって結局クレパスと歌ってしまったが)、山口百恵の『プレイバックPart2』では「真っ赤なポルシェ」の部分を「真っ赤な車」と言い換えさせられた。しかし、“車”って……(^-^;
     一番呆れたのは、松本伊代の『センチメンタルジャーニー』で「伊代はまだ16だから」の部分を「私まだ16だから」と変えさせた事だろう。そりゃ確かに、芸名も商品名には違いないけどさ(笑)
     ちなみに、テトラポッドもテトラ社の商品名で、本来は消波ブロックと言わなければならないらしい。
     患者さんから薬をまけて欲しいという電話が入る。
     いや、それでなくてもウチは安くしすぎているくらいなのに。
     大型店なら他の商品の儲けを当てて激安商品を設定できるだろうが、ウチでは仕入れ値より安くなどできない。
    「仕入れ値より安くする事はできません」と伝えたら、「病院で同じ薬をもらった時にはもっと安かった」と言われた。
     そりゃ安いでしょ、保険のおかげで患者の負担割合は3割なんだから(^-^;
     負担割合が3割に上がる時にあれだけ騒がれたのに、ニュースを見ていなかったのだろうか。どうして、病院で処方される薬が安いと思ってるのだ。
     まさか、病院は大きいからドラッグストアーのように値引きして激安で販売してると思ってるんじゃあるまいなσ(^◇^;)。
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    ◆7月2日(水)/2003年◆
     今日は朝から次々とFAXで処方箋が入り、バタバタと患者さんが薬を取りに来た。
     ある患者さんから電話。今日は取りに来れないので、2日後に来店との事。
     ちゃんと電話してもらえるのはありがたい。
     中にはFAXを送っておきながら、別な薬局で薬を受け取って知らんぷりという患者さんもいる。その場合、用意した薬はロス(欠損)になる。
     なので、取りに来ない患者さんがいるとハラハラして持つ事に。
     情報番組で森前総理の失言の事をやっていた。
     太田議員の発言が物議を醸した少子化問題のシンポジウムで、「子供を生んで国に貢献した人に、ご苦労様と面倒をみてあげるのが本来の福祉」というような事を言っていたようだ。
     これはちょっと弁護できないなぁ(苦笑)
     障害者などはどうなのかとか、不妊症の女性はどうなんだと。
     今どき、「国に貢献できなきゃ助けない」って論理を信奉しているというのは、確かに呆れてしまう。
     ただ、例によって女性議員などが的外れな抗議をしているのにも呆れてしまうが。
     森前総理の発言で唯一まぁ賛同できない事もないかなと思うのは、「自由を謳歌しておいて」という部分だろうか。自分の責任で自由を選び、困ったら助けてくれでは虫が良いというのは、確かに思わないでもない。
     この発言を好意的に解釈すれば、「自分のためにも福祉に貢献しなさい」と言う含蓄のあるお説教だろう。100歩くらい歩み寄らないとならないけど(笑)
     しかし、抗議している女性議員の的外れぶりには、ちょっと私は歩み寄れない。
     辻元清美氏などのように議員秘書給与の流用などの明らかな犯罪行為ならともかく、主義や思想で議員辞職をせまるというのはいかがなものか。
     それを言うのなら、北朝鮮に対して好意的な主張をしてきた社民党の議員など総辞職しなければならないはずだ。
     あの悪名高いナチスでさえ民主主義の中で生まれた。ナチスの台頭を許したのは、偏った思想に政治が支配された事だ。日本も大政翼賛会ができて、戦争へ突き進む事を止めることが出来なかった。
     それらの事から考えれば、私は失言や暴言などですぐに辞職を迫ると言うのは、政治的に正しくないと思う。それでは政治家は仮面を被るばかりだ。仮面を被った政治家に国政を託そうという気は無くなり、ますます国民の政治離れが進むのではないか。
     失言おおいに結構。自分の考えを隠して国民を欺く政治家よりは、よほど信頼できる。自分が賛同できなければ、支持しなければ良いだけの事だ。
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    ◆7月3日(木)/2003年◆
     昨日に続いて処方箋がFAXで次々と舞い込む。
     しかし、調合が必要だったりしなかったので、手間としては極めて楽。
     もっとも、楽だと思っている時ほどミスを犯しやすいので注意注意。
     もうすぐレセプトの提出期限なので、先月分の処方箋をチェック。
     それと、先月提出したレセプトで患者さんの保健者番号が該当者ナシで戻ってきてしまったのが何枚かあるので訂正して再提出の準備。
     ところが、処方箋と照らし合わせても番号が間違えてないものが一件あって困ってしまった。
     川口市から戻ってきたものは、「番号不足」とか「登録失効」というように、どこが間違えているかも知らせてくれるので楽なのだが、さいたま市から戻ってきたものは「該当者ナシ」の記述だけなので、処方箋と照らし合わせて番号が一致してしまっては、どこが間違えているのかも分からない。不親切だなぁ。
     こちらのミスだけならば仕方がないが、患者さんが自分の保険が失効してるのを知らないで提示した場合もあるので、それはこちらでは調べようが無いのに。
     海外出張をする息子さんのためにと漢方薬を求めてお客さんが来店。
     葛根湯(かっこんとう)に麻黄湯(まおうとう)と桔梗湯(ききょうとう)。
     それに平胃散(へいいさん)を注文された。
     風邪と言ったら葛根湯ばかりを出す医師もいるのに、ちゃんと葛根湯の適応よりも症状が進んで熱が高くなった場合に有効な麻黄湯も合わせて、さらに扁桃炎を起こして喉が痛くなった場合の桔梗湯も忘れていない。
     風邪に備えた漢方薬の選び方としては完璧である。感心してしまった。
     しかも、風邪で胃の調子が悪くなった時のために平胃散まで選んでいるのだから、もはや何も付け足す事は無い。
     ちょっと寂しいかな(苦笑)
     口内炎の塗り薬が次々と出て品切れになった。
     こんな事も珍しいのだが、ここのところ暑かったり寒かったりしたせいかもしれない。
     口内炎は、ビタミンBなどが不足するとできやすいのだが、天候や気温が不安定だと胃腸が弱って栄養の吸収率も落ちるので、わりと患者さんが集中する。
     口内炎が出来やすいという人は、予防のためにもビタミンBの入った栄養剤を飲んでおくと良いだろう。
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    ◆7月4日(金)/2003年◆
     どうも、持病の喘息が良くならない。
     半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)を飲んでいるのだが、悪くはならないものの低空飛行で安定してしまっている。
     う~む、見立てを間違えたかな……。
     どうも今回は、原因が特定できなくて上手くない。こんな事じゃイカンぞ。>俺
     お母んに相談したら、麦門冬湯(ばくもんどうとう)香蘇散(こうそさん)も飲んだらどうかと言われた。
    「そんなに飲むのは嫌だなぁ」と言ったら、「どれか当るでしょ」とのたまう。
     お~い(^-^;;; そんないい加減な(苦笑)
     ちなみに、半夏厚朴湯は体力低下や精神的なストレスが原因の場合、麦門冬湯は、気温の変化などに体がついていけずに胃を痛めて肺が熱を持っている場合、香蘇散はアレルギー性の喘息の時に使う。
     他にも体が冷えてるのが原因の場合は小青龍湯(しょうせいりゅうとう)、体が温まって咳が止まらない場合は五虎湯(ごことう)、咳き込んで夜も寝られないくらいな場合は麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)、などがある。
     いつもは当たるのだが、いったいどうした事か。
     文献を調べて、しばし勉強。
     スタッフと、病院で出されるガスターの話。
     http://www.naoru.com/gaster.htm
     高齢者や痩せている人には、本来はタブーのはずなのだが、胃薬として処方される事が多い。
     風邪と言えば葛根湯、というように胃薬として医師が手軽に扱ってるような気がする。
     相談薬局と銘打ってる訳でも無いのだが、病院でもらった薬が合わないようだと相談に来る患者さんのほとんどが、薬を調べてみると名前こそ違え、ガスターと同じ成分の類似した薬だったりする。
     でもって、ウチで処方してる訳では無いので、医師に直接連絡する事ができず、せいぜいが「医師と相談してみて下さい」としか答えようが無い。
     不謹慎だが、ここらで一発重篤な被害者が出て副作用が大きく取り上げられないと、医師の意識は変わらないのかもしれない。
     そうそう、そう言えば3年以上も胃痛に苦しんでいて、ウチで漢方薬の平胃散(へいいさん)を買って服用していた患者さんがいたのだが、平胃散を飲むのをやめるとまた痛くなると言うので、詳しく訊いてみると、やはり病院からガスターが出されている事が分かった。
     今までずっとウチに通ってきていたのに、一度もその事を聞き出せなかったのは汗顔の至り。
     そこで、医師と相談してガスターをやめるように伝えたところ、後日ガスターを飲まなくなってから3年も苦しんだ胃痛が治ったとか。で、胃痛が治ったのでずっと飲んでいた漢方薬もいらないとの事。ありゃ(^-^;
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    ◆7月5日(土)/2003年◆
     明け方から目が痛くて目が覚めた。
     うう…、目が痛くて開けられない(T-T)
     思い当たるのは、夕べ寝る前に仕掛けた『アースノーマット』(アース製薬株式会社)。
     http://www.earth-chem.co.jp/
     どうやら、空気中に散布された薬剤でアレルギーを起してしまったようだ。
     普通は、そんな事は無いのだろうが、我ながら難儀な体である事よ。
     目を洗って、アレルギー用の目薬を点(さ)した。
     うっすら開けた目で畳の上を見ると、蚊が何匹か落ちている。
     先日までは『虫よけ天然ハーブ』(フマキラー株式会社)を使っていたのだが、期待した効果が無くて変えたのだ。
     http://www.fumakilla.co.jp/
     効果覿面なのは良かったものの、こっちまで撃墜されてしまった(^-^;
     『虫よけ天然ハーブ』の方は、テレビCMでは玄関に置いておくと、ドアを開けても蚊が入ってこないようなイメージがあるが、実際に使ってみると蚊が平気で寄って来る。
     『虫よけ天然ハーブ』の容器の中に落ちて蚊が死んでる事から、ちゃんと効いてはいるようなのだが、それはつまり蚊が近寄ってこれると言う事でもあって、私はかなり蚊に食われてしまった。
     説明書を読むと、有効範囲が「玄関(2~4畳)」と書いてある。うう~ん?
     玄関は普通、そのまま廊下につながっていたりして、密室なんて事は無いはずでは?
     家によっては、玄関の中にもう一枚引き戸がある場合もあるだろうが、そうは多くないと思うぞ。少なくとも、テレビCMに出てきた家は、明らかに玄関と廊下がつながっていて密室になっていない。
     有効範囲が2~4畳という事は効き目もその程度と言う事で、期待した効果が無いのは納得できるが、それを玄関用として販売しているのは腑に落ちない。
     ちょっとウチのお店では売りにくいな。
     ……と、ここまで書いて気がついたが、私も説明書を最初に読んでいなかった訳で、その点は反省。
     やはり説明書を読むのは大事である。
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    ◆7月6日(日)/2003年◆
     今日は血流計のデータの読み取り方に関する勉強会に出席。
     http://www.tokyo-paramatech.com/products/products.html
     先月、血流計で不整脈を示すグラフが出て、脳出血の前触れを発見する事が出来たので、もう少し詳しく知っておこうと思い立っての事。
     会場には、やや遅刻して到着。浅草公会堂の入り口が分からなくて、しばらくウロウロしてしまったのだ(^-^;
     浅草公会堂というのは演芸場みたいなものだと勝手に思っていて、集会室のような部屋があるとは露知らず、「ここではないのかな」とさえ思ってしまった。
     http://www.taitocity.net/taito/koukaidou/
     部屋に入ると席は満杯。
     まぁ、遅刻した方が悪いのだが、事前に参加申し込みを受け付けておいて座席数が足りないというのもどうか。
     代わりにスタッフの席に案内された。
     で、スタッフがどこだかに(たぶん受付)に行ってしまったため、出席者から私がスタッフと間違われ、「書く物はありませんか?」とか「トイレはどこですか?」と尋ねられたりして困った。
     そこで、ちゃんと対応してしまう自分もどうかと(苦笑)
     その後も何人か遅れてきた人がいるところをみると、ずいぶんと大目に受け付けてしまったらしい。
     やはり、出席率を見誤ったのだろうな。
     血流計は、血圧計と同じように腕に巻いて、血圧と血流状態、その他に血管の弾力や心臓の負担度などを測定する事ができる。
     主に右腕で測定するのだが、その根拠としては基本的に心臓は左側にあり、右腕側の方が血圧がやや高いので、異常を発見しやすいという事らしい。
     貧血と言うと低血圧と言うように思われがちだが、高血圧や血行過剰の場合でも貧血を起す事があるという。
     原因としては、血中のヘモグロビンの濃度が低い場合、体の隅々まで栄養が行き届かないため、血圧を高めて血の量を無理矢理に増やそうとするためだそうだ。小球性低色素性貧血という疾患名であるらしい。
     血圧は高いのに良く貧血を起すような人は、病院で血液検査を受けた方が良いかもしれない。
     危険な兆候のグラフの形も幾つか紹介された。
     グラフの形が二等辺三角形になるのが正常値と言う事で理想なのだが、グラフの後半がブツ切れになるような直角三角形などは突然死のタイプだとの事。メモメモφ(..)
     小さい三角形が出ない人も危険。また、グラフの前の方に出るほど、免疫力が低下しているという事らしい。
     あっ、今さらですがコレらは忘れないための単なるメモです(笑)
     自宅に血圧計や脈拍計がある人は参考にどうぞ。
     PRP(心筋負荷指数)=最高血圧×脈拍数。
     単位は、リットル/min(1分間)
     PRPの理想値は、7000~12000との事。
     COI(心拍出量)=SV(1回拍出量)×脈拍。
     男性は、体重/13
     女性は 体重/14
     
     血圧は、下記の式で算出しているとの事。
     血圧=血流量(SV)×総抵抗(TPR)。
     この式を見てピンと来た人は、偉い。
     この式に基づいて考えると、血圧が同じでも総抵抗が低い人は血流量が多い可能性があり、その場合は心臓への負担は高いという事になる。
     逆に、血圧が同じでも、総抵抗が高い人は血液が粘っていて血流量が少なくて、血管への負担がかかってるという事になる。
     つまり、血圧が高くても血流量と総抵抗のバランスが取れていれば、それほど心配する必要は無いし、逆に血圧が正常だったとしても危険が潜んでいる事がある。
     単純に血圧値で一喜一憂しないのが吉といったところか。
     症例データの中で、あらゆる値が、0、0、0と測定不能を示しているのを初めて見た。完全に血液の流れが悪いので、病院での治療が必要だとの事。
     滅多に出会う事は無さそうだが、気をつけておこう。
     今回の勉強会は、かなり収穫が大きく、出席して損は無かった。
     しかし、遅刻した私が言うのもなんだが、タイムスケジュールの管理は悪すぎ。予定時間を30分もオーバーしちゃいかんだろう。遠くから来ている人は帰りの電車の都合もあるはず。
     時間が押せ押せになってるのに、なおも質問を受け付けてしまっては、いつまで経っても終わらない。
     サービス精神も、ほどほどに。
     オマエモナー( ̄▽ ̄)>俺
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    ◆7月7日(月)/2003年◆
     朝は大抵、奥さんの方が先に仕事に出るのだが、枕元を見ると奥さんの携帯電話が置き去りに。
     またかい! 携帯電話は携帯してくれ(^-^;
     私もお店に出ると、雨天だというのに千客万来。
     FAXでの処方箋も次から次へと。
     かてて加えて初めての患者さんの初めての薬もあって、問屋さんへ発注をかけるそばから、相次いで追加発注。
     しまいには問屋さんから「さっき同じ物の注文を受けましたが」と言われてしまった。ズゲッ!!Σ( ̄□ ̄;)
     患者さんが“頭寒足熱(ずかんそくねつ)”という言葉を使っているので、てっきり分かっているものと思って健康相談に応じていたところ、どうも話が食い違ってきて噛み合わない。
     途中で、“頭寒足熱”の意味を「頭は熱くないのに足が火照ってしまう」という“症状”の事だと思っているらしい事が分かった。
     “頭寒足熱”というのは、「頭は冷やして、足は温める」のが健康に良いという、病気の予防方法なのだ。どこで、間違ったのだろう(^-^;
     病院からの患者さんでツムラ社製の八味地黄丸(はちみじおうがん)を出している患者さんがいて、薬が補中益気湯(ほちゅうえっきとう)に変更になったので同じツムラ社製のを仕入れたら、患者さんが医師から「カネボウ社製のじゃないとダメだと言われました」との事。
     八味地黄丸が処方された時にも医師からはカネボウ社製を指定してきていたのだが、その時には病院に連絡してツムラ社製のでも良いという返事をもらって出していた。会社が違っても成分は同じなのだから、本来は問題無いはずなのに、どうしてカネボウ社製にこだわるのか。
     ウチがツムラ社製の漢方薬を揃えてるのは、カネボウ社よりも漢方薬の種類が多く、また漢方薬製剤を他社より先に開発して販売していたと言う実績があるからだ。
     現在、国内での漢方薬に振られている番号、例えば葛根湯(かっこんとう)は1番とか、小青龍湯(しょうせいりゅうとう)は19番というようなのも、ツムラ社が使い始め、やがて他社もそれに倣って採用しているくらいだ。
     わざわざ患者さんに「ダメだ」と言うほどの理由が分からない。
     やむなく問屋さんにお願いして交換してもらった。普通なら、仕入れた分が全部ロス(損失)になるところだったが、問屋さんの好意に甘えさせてもらって助かった。
     問屋さん曰く、「その医者、カネボウからリベートもらってるんじゃないでしょうかねぇ。そこまでいかなくても、カネボウの営業マンがよく顔を出してるとか」
     うう~む、やっぱりそうなのかな。
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