• タグ別アーカイブ: 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
  • 当たり前と思ってる語句が違うこともある

     お客様から逆剥けの相談を受けたので、『サカムケア』と『エキバンA』を案内してみたら、思っているのと違うというような反応をされた。
     ハテ(・u・;?
     詳しくお話を訊くと、事務仕事で紙を扱うらしく、「手荒れ」のことを「逆剥け」と言ってることが分かった。
     そのうえ、紙に触れて乾燥するのが原因とも思っているようだったので、紙に含まれている薬品で薬品荒れを起こしている可能性をお話した。
     治療に『ヒビケア』を候補に考えたけど、傷口や痒みは無いそうなので、『ユースキンAクリーム』でのケアを勧めて、お買い上げ頂いた。
     また、皮膚の再生には血行も大事なため、シャワーを指先にも浴びるよう伝えた。

     しもやけの相談を受けて『ヒビケア軟膏』を案内したところ、会計する段になって使っている薬があるというお話をされて、しかもバッグに入れて持ってきていると見せられた。
     どうして最初に言ってくれないの(^_^;)?
     いや、どうして先に確認しなかった自分(゜゜☆\(–メ)ポカッ
     使っていたのは『ベルクリーンS軟膏』で、効果もある模様。
     それを使い切ってしまい、相談に訪れたそう。
     効果がある物は相性の面でも良いはずですから、変更するより同じ物の方が安心。
     という訳で、『ベルクリーンS軟膏』の方をお買い上げ頂いた。
     そして、内服薬として『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介してみたら、長く飲まないといけないのか質問されたので、寒さが厳しい日のみに服用する使い方もできることを説明した。
     あと、これからスーパー銭湯に行くというお話があった。
     私も行ったことがある施設だったから、全ての種類のお風呂に入ろうとせず、合わない薬湯は避けるように伝えた。
     合わない薬湯に入ると、後で痒くなったりして酷い目に遭うので……(´Д`;)

     仕事が終わって帰る頃に、奥さんからメール。
     夕飯は次郎と外食してきたから、私の分はお弁当を買ってある。
     ………今日は私の誕生日なのに。・゚・(ノД`)・゚・。
     帰ってから、冷めたお弁当とインスタントの味噌汁を食べた。
     ナニコレ、虐め?
    「あっ、今日って誕生日じゃない!?」と奥さん。
     素で忘れてたのかよ………。
     まぁ、私は未だに奥さんの誕生日を覚えていないけど(o ̄∇ ̄)o

     

  • ドラッグストアーには家族でお越し下さい

     若い男性が、母親と一緒に来店。
     主訴は皸(あかぎれ)というお話だったけど、仕事でダンボールに触れるのに軍手などをしていないというので、ダンボールに含まれている薬品で荒れている可能性をお話したうえで『ヒビエイド』を勧めて、お買い上げ頂いた。
     そうそう、軍手については滑り止めのゴムが付いている物が良いですよとも伝えた。
     以前に、印刷工場で働いていた経験から。
     あと、血流も大事なのでお風呂について尋ねたところ長湯だそうなので、それは続けて下さいとお話し、家の中でも厚着して、特に下半身を温めるよう勧めた。
     皮膚の材料は血液で運ばれ、手荒れするということは皮膚の細胞が破損して、その材料が運ばれて再生するのが追いつかないという状態だから。
     内服薬として『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介し、食事は根菜類と豚肉を勧めた。
     変に口出ししてくる親が同伴だと困ることもあるけど、養生をお話する付きには生活を一緒にしている家族にも伝えた方が良いので、ドラッグストアーには家族でお越し下さい。
     そして、ついで買いをよろしくお願いします(o ̄∇ ̄)o

     中国系のお客様がいらして、たどたどしい日本語で相談を受けた。
     以前にボランティアで、外国人の子供たちに日本語を教えてた事があって、その時に自分が学んだのは、敬語を避けて、文章のセンテンスを短くすること。
     でもこれが、接客用語を覚えちゃうと難しいんだよねぇ(^_^;)
     どうにか成立した会話で分かったのは、骨折して治療中なため、カルシウムを摂りたいとのことだった。
     担当医から、指導を受けたという訳ではないらしい。
     最初に『ワダカルシュームエース』を紹介したところ、価格に難色を示したので、サプリメントの方も案内した。
     ただ、治療目的には医薬品の方が効能的にも安全性においても安心ですと伝えると、『ワダカルシュームエース』を購入された。

     いつも『ストナデイタイム』を購入されるお客様から、ようやく詳しいお話を聞けた。
     かれこれ3ヶ月目くらいになるかな、最初に購入されてから。
     家に暖房器具が無くて寒く、冷たい空気を吸うと鼻水と咳になるという。
     微熱は続いていて食欲は落ちているそうだから、『ストナデイタイム』に入っているアセトアミノフェンとエテンザミドは不要なことを説明して、『柴胡桂枝湯』を主体に体力の向上を図り、夜に『小青龍湯』で温める方法を提案し、両方をお買い上げ頂いた。
     これで改善してくれると、良いのだけれど。

     

  • お気に入りの薬が終売になるのは乗り換えるチャンス?

     以前から『ファリフルハップ温感』を使用しているお客様が買いにみえたけど、メーカーで終売になっていることをお知らせした。
     うちで売り切れた時に、周辺のドラッグストアー数軒に問い合わせてみて、どこも取り扱っていなかったから、どうしたのかと思ってメーカーに問い合わせたら生産終了が分かった次第。
     生薬にオオバコが配合されていて、良い湿布だったんだがなぁ。
     お客様からは同じように効く物をと要望されたけど、アルニカチンキを配合した『ハリックスほぐリラ温感』くらいしか無い。
     ひとまず試して頂くことになったけど。
     そもそも患部は足首で、指圧マッサージに通っているだけだそうなので、温めると痛みが軽減するというお話から、『桂枝加苓朮附湯』と『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介して、整形外科で処方してもらえないか相談してみるよう勧めた。

     以前に、咳止めに『麦門冬湯』を勧めて使って頂いたお客様がいらした。
     今回も主訴は咳で、出張先で『麦門冬湯』を入手できなかったため、『アネトン』を使っていたそう。
     でも『アネトン』は、服用した直後は一時的に咳が治まるものの、改善しないため来店したとのこと。
     ただ今回の咳は、夜に冷たい空気を吸うと咳になるというから『小青龍湯』の適応が頭をよぎった。
     しかしさらに訊いていくと、布団に入ると咳が強くなるそうなので考え直し、患部を冷やしつつ熱を発散する『五虎湯』を試して頂くことにした。
     冷たい空気を吸って咳になるのは単純に気管支の反射で、布団に入って咳になるのは熱が篭ってしまうからと推測。
     あと、アレルギーの可能性も話してみたところ、秋頃に庭の木に触れて腕がかぶれたとか。
     今回と関係するかは不明だけど、花粉の季節になるとまた咳になるかも。
     その時には、『麦門冬湯』の出番です。 

     

  • スキーをして、やっと年が明けた実感

     おかしい……。
     5時半に起きるから早く寝ようと思っていたはずなのに、2時間くらいしか寝ていない。
     眠い。(-_ゞゴシゴシ
     そして、6時までに家を出れば良いと思っていたのに、予想より遅くなってしまった。
     集合場所の前までタクシーで向かったら、ちょうど乗る予定の観光バスが到着した。
     アブねえアブねえ=3

     今日は、知り合いの薬剤師さんから誘われて日帰りスキー。
     場所は、例年と同じく『川場スキー場』で、こちらの出発時の天候は快晴。
     こういう機会でもないと家族旅行なんて、なかなか行けない。
     貧乏なので(;´∀`)
     奥さんは寒がりで、嫌がってるんだけどどね。
     いてくれないと、私が滑る時に次郎の面倒を見てもらえなくて困るため、無理やり引っ張ってきた。
     もはや、家族旅行ですら無い(爆)
     まぁ、次郎は雪が見れるんでテンション高め。
     そして今年はソリをやめて、ちゃんとスキーをすると言っている。
     不思議なもので、次郎は3歳の時にはスキーが出来た。
     リフトで上の方まで連れて行って、簡単に止まり方と曲がり方を教えると、あまり転ぶことなく滑り降りてこれた。
     ところが、翌年になると怖がって駄目。
     怖いもの知らずというのが、良かったんだろうなぁ。
     今じゃ臆病すぎて、滑り台すらやらない(^_^;)

     スキー場が近づくにつれ雪が深くなっていくのは良いのだけれど、雪がバスの窓に叩きつけられてるΣ( ̄□ ̄;)
     そして到着すると、もはや周囲が何も見えない……。
     これじゃリフトが止まるんじゃないかと思ったけど、一応は動いている模様。
     なので、スキー一式を次郎の分もレンタルして、いざゲレンデへ。
     ……もう帰りたい((( ;゚Д゚)))ブルブルブル
     寒いというより、寒さと横殴りの雪で顔が痛い(>_<)
     だけど、レンタル代が1人5千円ほどなので、意地でもでも次郎に滑らせる(笑)
     とはいえ、さすがに次郎をリフトで上まで連れて行くのは危険そうなので、子供が遊ぶ丘のスペースで少しだけ。
     そして次郎をそこに置いて、私だけリフトで上がることにした。
     だって、リフト代も一日券だから5千円近くするんだもの(´。・ω・。`)
     しかし、これはもはや拷問。
     リフトに乗っている間は寒風が吹きすさんで、寒さにガタガタ震えながら耐え、スキーで滑り始めると指先の間隔が無くなっていくのが分かる(笑)
     予め、しもやけに使う『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を飲んでおいて良かった(っ´∀`)っ
     それでも、2回滑って降りてきて屋内に入り手袋を外したら、急に血液が流れ込んだせいか指先がジンジンと痛くなった。
     次郎は、スキーは早々にやめて吹雪の中、頭上に投げた雪の塊が強風で飛ばされるのを観察(?)して楽しんでいたらしい。
     奥さんは、レストランで友達とLINEをしてた。
     

    Screenshot of www.kitazono.jp

     昼食を食べてから、午後の滑りを再開。
     吹雪は、さっきよりさらに強くなり上方のリフトは運行停止になったらしい。
     それでも下の方のリフトは動いているので、意地になって登る。
     次郎は、もう好きな遊ばせてくことにした。
     うう……、次郎のスキーのレンタル代が無駄……(T_T)
     そして、ますます吹雪は酷くなり、周囲で滑っている人の姿が、全く見えない。
     雪を滑る、シャッ、シャッという音は聞こえるんだけど。
     当然、コースも見えないので記憶だけが頼りという。
     そんな状況でも、わざとコースを外れて滑っていく人影を何人か見た。
     遭難してしまえ( ̄^ ̄)=3
     でも、こっちが遭難しそうだ。
     とか思ったら、風向きが変わり斜面の下から吹き付けてくるようになった。
     もうすぐ帰る時間というタイミンクで。
     降りられない~(笑)
     こんな体験は初めてだよ。
     

    Screenshot of www.kitazono.jp

     ギリギリでバスの出発時間に間に合った。
     ほとんどの参加者は、早々にスキーを引き上げて温泉に入りに行ってたらしい。
     貧乏性で、スキーを途中でやめるなんて選択は頭の中に無かったです、ハイ(`・∀・´)
     さ~て、明日は出勤のうえ、社内の健康診断だ。
     筋肉痛は、大丈夫だろうか………。

     

  • 薬の頼まれ物は伝言ゲームというより連想ゲーム

     2歳児の咳と痰の相談を、お客様から受けた。
     発熱は無く、夜に咳が強くなるとのこと。
     『キッズバファリンかぜシロップ』ではどうかと尋ねられたけど、発熱がない時に解熱剤入りを使うと、かえって疲労させてしまうため避けるように説明して、『キッズバファリンせき止め』を勧めた。
     また、粉をお湯に溶いて飲ませられるようなら、『五虎湯』『麦門冬湯』が適応しますと紹介した。
     今回は、『キッズバファリンせき止め』を購入。
     それと、本人は食欲はあるというお話だったけど、頭が欲しがっていても胃は弱っているはずなので、甘い物を与えて満腹感を感じさせ、量を食べさせないようにとお話した。

     友人が二日酔いとのことで、「二日酔いに良く効く物を」と要望されたため『五苓黄解』を案内した。
     しかし症状を確認してみると、飲んだのは昨夜で、その後に嘔吐し、それがまだ続いていて頭痛もあるというので、『柴胡桂枝湯』の方を勧めた。
     下痢があれば『胃苓湯』をとも思ったけど、それは無いとのことだった。
     お客様自身は漢方薬に興味を示したものの、本人は顆粒も液剤も飲めず、錠剤を希望しているらしかった。
     液剤も飲めないというのは、私が知る限りでは珍しいパターンで困った。
     また、本人としては主訴は頭痛としているらしく、そのため二日酔いの薬より鎮痛薬へと要望が変わった。
     ううむ、鎮痛薬は胃に負担を掛けがちだから、今は避けてもらいたいんだがなぁ。
     一応は、そう説明して『バファリンプレミアム』を案内して、購入して頂いた。

     しもやけの相談でいらしたお客様に、血行を良くする物として『ヒビエイド』を案内したところ、隣の『ヒビケア』を購入された。
     まぁ、同じ内容なので全く問題無し。
     おそらく、『ヒビケア』のパッケージの方が説明書きが分かりやすかったのだろう。
     あと、しもやけを防ぐには、指先を温めて血流を良くすることが重要なので、お風呂に入る時には湯船にちゃんと手を入れたり、シャワーは指先に重点的に浴びるようお話した。
     特にシャワーの器具を手に持つ人は、手にシャワーを浴びることが案外と無いので注意が必要。
     頭や体を洗う時にも、手を動かしてるから、じっくりと指先に浴びるということが、やっぱり無かったりする。
     また、内服薬として『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介した。

     

  • やんわり断られたい小心者

     やや高齢のお客様が、奥さんの代わりに来店された。
     水を使う仕事をしているとのことで、手荒れにより患部が割れているというお話から、『ヒビエイド』を案内した。
     そのうえで、傷口が塞がったら『ケラチナミンコーワ』に乗り換え、症状に合わせて交互に使うよう説明した。
     こういう案内の仕方は、余計な物まで買わせようとしてるんじゃないかと敬遠されがちだから、こちらとしては心臓バクバクなんだけどね。
     イヤ~な顔をされると、「次のお客様の時に」案内するのを躊躇してしまう。
     そうなると、次のお客様が追加情報を得られないという変な構図になってしまうから、そんなことじゃいけないんだけど、豆メンタルなんで(;´・ω・)
     今回のお客様の場合、『ケラチナミンコーワ』については、本人に訊いてみるとのお返事。
     そうですね、できましたら本人に来店してもらえるようお伝え下さい。
     でも、体の中から治す物として『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介したら、それは『ヒビエイド』と一緒に購入して頂けた。

     お客様から、『腰ホットン』で中身の入れ替えタイプが無いか質問されたので、最近では使い捨てタイプが主流なことを説明した。
     すると、交通事故で腰を圧迫骨折してしまったそうで、整形外科では血をサラサラにする薬を処方されていると話された。
     生憎と薬の種類も目的も、覚えていない様子。
     まぁ、今日は薬を買いに来たという訳ではないから仕方ないけれど、お薬手帳は家に置いておくより持ち歩いていただい方が、出先での事故や災害の時に命綱になりますとは伝えた。
     それと、こむら返りに『芍薬甘草湯』が1日1回夜にと処方されている模様。
     漢方薬を処方してくれる医師でしたら、温めつつ血流改善する『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』か、神経系の回復を助ける『疎経活血湯』を相談してみてはと提案した。
     ………余計なお世話だったかなぁ。
     漢方薬を処方している医師と言っても、効能だけを見て現代薬のように処方している医師と、体系的な理論に基づいて処方する医師とでは、処方した後のフォローも違うだろうし。

     やや高齢のお客様が、『ゼノール』を求めて来店。
     探しているのは赤いパッケージだというので、たぶん『ゼノールチックエクサムFX』のことなんだと思う。
     うちのお店には、『ゼノールエクサムSX』しか置いていない。
     ただ、どちらもフェルビナク製剤で、FXの方は女性向けに花の香が付いているだけの違いのはず。
     そう説明はしてみたけれど、納得して頂けなくて帰られた。

     

  • 勘が働くかどうかは知識と経験なんだそうで……

     『サロンパスA』を購入されるお客様に症状を尋ねたところ、しもやけという答えに「えっ!?」と思ってしまった。
     そしたら、確かに効能に書いてあった(;・∀・)
     知らなかった~。
     後で知り合いの薬剤師さんに言ったら、その薬剤師さんも「えっ!?」て驚いていたから、ちょっとホッとした(笑)
     サリチル酸メチルで痛みを緩和して、ビタミンEで血行を良くするからなんだろうか。
     とんだ失態を演じてしまい、汚名返上のために内服薬として『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介すると、興味を示してもらえた模様。

     『スクラート胃腸薬S』を何度か手にしては棚に戻して迷っている様子のお客様に、声を掛けてみた。
     年末から飲み会が続いていて、みぞおちの辺りが痛むというお話。
     『スクラート胃腸薬S』でも悪く無いと思うけど、どちらかというと健胃剤だから、痛み止めに『芍薬甘草湯』が入っている『大正漢方胃腸薬』と、ストレスが思い当たる場合の『半夏瀉心湯』を案内し、『大正漢方胃腸薬』をお買い上げ頂いた。
     そして、飲み会の前に温かいお茶のペットボトルを飲んで胃に準備運動させておく事や、飲み会では刺身のツマの大根や、揚げ物に添えてあるキャベツなどを食べるよう勧めた。
     飲み会では、刺し身のツマやらキャベツなんかは、手に付けない人が多いから、自分だけ悪酔いしないように食べておくのが吉(o ̄∇ ̄)o
     あっ、お客様が帰った後で『半夏瀉心湯』の方が良かったんじゃないかと、実は思ったんだよねぇ。
     みぞおちが痛いというのは、逆流性食道炎の可能性がある。
     そうだとすると『安中散』が主体の『大正漢方胃腸薬』より、『半夏瀉心湯』の方が向いている事に。
     つい「ストレスが思い当たる場合は」と説明してしまって、ストレスは無いという答えに候補から外してしまったけど、『半夏瀉心湯』の絶対条件が神経性という訳ではない。
     ううむ、年が明けてからこっち、なんか勘が鈍ってる気がする(;´・ω・)

     閉店間際に、というか正確にはシャッターを下ろし始めたところだから、もう閉店なんだけど、やや高齢のお客様が入るかどうか迷っていたので、目で「早く早く」と促した。
     とにかく一歩でも足を踏み入れてもらえれば、「入ってしまったものは、しょうがない」と上司に残業報告の言い訳が立つ。
     お客様は『アリナミンEX』を買いにいらしたんだけど、奥さんからの頼まれ物だそうで、ゴールドなのかプラスなのかが不明なため、奥さんに電話をして頂いた。
     上司が見回りに来る前に解決したいと、内心ドキドキ(´д`;)
     奥さんから直接お話を聞いたら、高血圧で目眩がして病院で処方されている降圧剤を服用したところで、葉酸の入った物が欲しいと思ったという。
     ああ、ということは『アリナミンEXゴールド』の方ですね。
     葉酸は、高血圧の改善に効果があるとされているし。
     でも、他の症状を確認すると、目眩は天井が回るような回転性で、吐き気もあるという。
     そこで、『苓桂朮甘湯』を紹介してみた。
     本来は、低血圧の傾向の人に使う漢方薬で、高血圧の人は「要相談」になっているけれど、医師の監督のもとであれば使えるように思える。
     高血圧症に関しては、医科大病院に通っているというお話だったから、近場にかかりつけ医を持つよう提案し、近くの漢方医院を紹介した。
     上司が売り場側に来る前に解決できて、ホッε-(´∀`*)

     

  • カッコイイ名言は数あれど実践するのは難しい

     『メンタームAD』を求めて来店したお客様に、その商品を案内したけど、パッケージのデザインを覚えておらず不安そうだったため、『メンタームEX』とも比較してみせた。
     EXの方は全く見覚えが無いということで、安心して頂けた模様。
     ただ、痒みが強ければADを、痒み止めと皮膚の再生を促すにはEXをと説明したところ、患部は手で痒みは無いそうなので『ワムナールプラス20』を勧めて、そちらを購入して頂くことになった。
     ところが今度は、お会計を済ませた後に、入浴すると痒くなると話された。
     ありゃん、それだとまた対策が変わってしまう。
     しかし次のお客様がレジに並んでいたため、案内できなかった(;´・ω・)

     手荒れの相談を受けて患部を見せてもらうと、指先の薄皮が剥けているものの、痒みは無いとのことなので『ワムナールプラス20』を案内して、お買い上げ頂いた。
     好きな銘柄があると、こうやって勧める商品に偏りが出たりするから、お気をつけあれ(´∀`)
     いや、一応は成分や効能を確認してはいるんですけどね。
     逆に言うと、よく知らない製品は勧めにくいというのもあるし。
     そうそう、今回のお客様には、指先に栄養が行き渡らないのも手荒れの原因になるため、シャワーを浴びる時には指先にもと提案した。
     食器洗いの時のイメージで、お湯で指先を洗うのが手荒れになると考えてしまいがちだけど、あれは洗剤のせいであって、お湯のせいでは無い。
     しかも、シャワーの器具を手に持ってしまうと、確実に手にシャワーを浴びることが無くなるため、意識的に手にシャワーを浴びるのは重要なことなのだ。
     ちなみに、手にお湯を浴びて指先が痺れる感じがしたら、お湯が熱すぎるのを別にすれば、やはり指先の血行が悪くなっている証拠。
     狭くなっている血管に急激に血が流れ込み、その負荷を痺れと感じるので。

     サプリメントを購入されるお客様に、何か相談がありましたらと伝えたところ、手先にリウマチが発症したというお話があった。
     ありゃん、墓穴を掘った(笑)
     リウマチは、店頭で対応できるような疾患ではないので。
     まぁ、『無謀キャプテン』の堀田戊傑も言ってます(o ̄∇ ̄)o
    「自分の墓穴くらい自分で掘れなくてどうする! 自分で掘るのが怖いのかっ? いったい誰に掘ってもらうつもりだ!! おれは今まで数かぎりなく自らの墓穴を掘り、そしてそれを飛び越えてきた!!」
     ………セリフはカッコイイんだどね、実際には難しいわ。
     病院には通い始めたばかりで、『リウマトレックス』を処方されて様子を見ることになっているそう。
     ということは、サリチル酸系の解熱鎮痛薬は避けないといけませんね。
     なので、お薬手帳は、持ち歩くようにお話した。
     うーん、店頭でできる話は、それくらいかなぁ。
     一応は、痛みに寒さが関係するようであれば『桂枝加苓朮附湯』や『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』が候補になるし、浮腫のある人なら『防已黄耆湯』が使えて、血行不良には『疎経活血湯』という選択も。
     お客様は該当しないと思うけど、もう少し高齢の人なら『牛車腎気丸』が適応すると考えられる。
     とはいえ、他の病気の併発が考えられるし、保険適用の漢方薬でリウマチに適応する物は、店頭にある物より圧倒的に多い。
     漢方薬に興味を示されたので、近くの漢方医院を紹介しておいた。

     

  • ダラ~と年越し

     『ヒアルロン酸』のドリンクを購入されたお客様の手が、見るからに蒼黒くなっていて、余計なお世話とは思いつつ、つい「よろしければご相談下さい」と言ってしまった。
     時間が無いようだったので、指先の血行改善のためにシャワーを意識的に浴びたり、お風呂に入る時には、しっかり指先を湯船に浸けるようにとだけ伝えた。
     塗り薬なら『ヒビエイド』を、内服薬なら『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を案内したかったんだけど、また来てくれるかしらん。

     成人の息子さんのために風邪薬をと来店されたお客様に、詳しく症状を尋ねると主訴は咳で、その咳は昼間に激しく出て、すでに数日が経過しているという。
     『エスエスブロン錠』をとも考えたけど、明日にはチケット販売のバイトがあるというお話だった。
     ありゃ、新年早々にイベント関係の仕事ですか、大変ですねぇ。
     屋外ではないらしいとはいえ、私の経験では会場の入口近くだったりするから、寒風が吹きさらすと予想。
     神経中枢に働きかける咳止めだと、疲労して免疫力が低下してしまうかもしれず、年末の医療機関が休みのタイミングで風邪が悪化してしまう可能性を考慮して、『五虎湯』を案内した。
     すると、咳だけではなく吐き気も訴えていると分かった。
     重要な情報を、後出しされると困る(^_^;)
     まぁ、本人じゃないからお客様も忘れていたんだろうし、聞き出しが遅かった私のミス。
     あまりやらない使い方だけど、『柴胡桂枝湯』との併用を提案して、両方をお買い上げ頂いた。

     温湿布を求めて来店したお客様、使っていた銘柄が棚に見当たらないというのだけれど、なんとなくデザインで記憶しているらしく、名前も主成分も不明。
     『サロンパス』と『パテックス』は、以前に使ってかぶれたというから、サリチル酸系が駄目なのか。
     フェルビナク製剤も提案してみたのだが、レジに生活用品を持った人が来てしまい、そちらの対応をしている間に立ち去られてしまった。
     うう……、医薬品以外のレジに誰か誘導して……(´。・ω・。`)

     やや高齢のお客様が『葛根湯』を購入され、用途を尋ねると常備薬にとのことだった。
     『葛根湯』は、未病の段階、すなわち「風邪かな?」という時から使えるから、確かに常備薬にはもってこい。
     ただ、家に置いておいては、飲み始めるタイミングを外してしまうこともあるので、ぜひ持ち歩いて下さいと説明した。
     すると、喉風邪になることが多いというお話。
     もし本当に喉風邪が多いのでしたら、『銀翹散』もお勧めですよと紹介したところ、『芍薬甘草湯』を探しているけど見当たらないと言われた。
     ああ、うちのお店では『芍薬甘草湯』という銘柄ではおいていないんですよ~。
     本部から大量に送り込まれてる、『コムレケア』があるので。
     中身は、『芍薬甘草湯』ですと案内すると、『葛根湯』と一緒に購入された。
     テニスをしていて、夜に疲労からか、こむら返りになるらしい。
     まぁ、運動してなら心配ありませんね。
     これが、運動していないのにこむら返りを繰り返すようだと、心臓疾患も疑われますが。
     とはいえ、体に負担になる運動量は、ほどほどに(´∀`*)ノシ

     今年最後の勤務が終了。
     と言っても、明日も普通に出勤するから年末という気が全くしない。
     先輩パートさんに聞いた話じゃ、元々は三ヶ日には営業していなかったのが、試しに開けたら予想以上にお客様が来ちゃったんで開けるようになったそうな。
     閉めとけば良かったのに……(;´д`)
     そして今日は、夕飯を食べに実家に立ち寄り。
     奥さんと次郎は、奥さんの実家に行ってしまったので。
     奥さんがいないと、食生活が充実して助かる(笑)
     帰ってくるまで、気ままな独身生活♪
     夕飯は年越しそばで、お酒を飲んで仮眠してしまったから、起きたら『紅白歌合戦』も終わって年が明けていた。
     寒空の中、家に帰って飲み直し。
     新年が、ダラ~と始まってしまった(笑)

     

  • 皮膚のケアには保湿と考えがちだけど

     お客様から、あかぎれや手荒れの改善のために、寝る時に薄い手袋を使いたいと相談され綿手袋を案内したのだけれど、どうやらイメージと違っていた模様。
     詳しくお話を訊くと、保湿を目的にしているらしく、手を見せて頂いたら肌が割れていた。
     これでは、保湿がどうのというレベルではないので、『ヒビケア軟膏』を案内した。
     すると、『ヒビケア軟膏』は持っているものの、期限切れだから使っても良いかと尋ねられた。
    「私の家族なら、使わせることもありますが……」と答えて、察して頂いたσ(^◇^;)。
     その後、お客様自身で『メンタームメディカルクリーム』を選んで購入された。
     そして、どうしても手荒れは保湿と考えがちだけど、ハンドケアの薬の成分を見れば分かるように、血行促進のためにビタミンEが入っていたりと、皮膚の再生のためには材料(栄養)の供給が必要で、その材料を運ぶのは血液なので、血行の改善もまた大事なのだ。
     今回のお客様も、指先の蒼黒い色からして血行不良は明らか。
     内服薬として、『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介した。

     欲しい商品を一品一品メモを見ながら探すのを頼まれたので、介護さんかと思ったら、購入代行業の人だった。
     仕事としてあるのは知っていたけど、初めて会ったわ。
     いちいち尋ねられるのは面倒だけど、買い物としては正しくもある。
     残念ながら今回は、探しているという商品は一点も置いていない物ばかりだった。
     お話では、歩き回って大変だから、お店に入ったらすぐ店員に尋ねることにしているというので、こちらも足の疲労について話を振ってみると、やはり筋肉痛になるという。
     そこで、『コレムケア』(芍薬甘草湯)をと勧めたら、お買い上げ頂けた。

     踵のひび割れということで、『ヒビプロKT』を購入されたお客様が、やはり保湿を気にされていたので、これまたやはり血行が大事なことをお話して、マッサージを勧めた。
     マッサージというと、強く揉んだり擦ったりと思われがちだけど、血行改善のためにしろリンパマッサージにしろ、力を入れる必要は全く無い。
     軽く撫でるだけでも充分なので、お風呂に入りながらでもテレビを見ながらでも、数分間だけ撫でてみて下さいな。
     毎日やっていると、やる前との違いが分かると思います。

     『のどぬーるスプレー』を求めて来店されたお客様に、消毒主体のポピドンヨードの物と、炎症を抑えるアズレンの物とで二種類あることを説明した。
     私は基本的に毎回案内するようにしてるんだけど、特に質問することもなく購入する人は、そのへんの違いをどう判断して購入してるんだろう(・_・?
     今回のお客様は、症状を詳しく尋ねてみたら、喉の痛みはそれほどではなく、喉に何かが張り付いている感じがするというので、乾燥している可能性をお話して『麦門冬湯』を勧めたところ、お買い上げ頂いた。
     胃の具合が悪い感じがするというお話もあったから、もしかすると逆流性食道炎というのもあるかもしれない。
     なにしろ正常な人でも、日に50回程度は胃液が逆流していて、食道や気管支を傷めていたりするので。
     だからこそ、「喉が痛い」というだけでは風邪とは限らないんだけど、なかなか認知が広がらないのが現状。
     そして『麦門冬湯』は、効能こそ乾燥性の咳だけど、生薬構成は胃薬に近いため、逆流性食道炎での喉の違和感や痛みにも適応する。
     そうなお話をしたら、お客様は声を使う仕事をされているそうで、今回『のどぬーるスプレー』を使おうと思ったのは、声がれに備えてというのも考えていたそう。
     なるほど、それでしたら『響声破笛丸』も覚えておいて頂くと、役に立つ時にあるかもしれませんと紹介した。