• タグ別アーカイブ: 疎経活血湯
  • 使うのをやめてから薬の効果を感じることも

     やや高齢のお客様が、ご主人に頼まれたとのことでコンドロイチン製品を求めて来店したのだけれど、以前に使っていた物は覚えておらず、パッケージも捨ててしまったとのこと。
     主訴は膝の痛みで、服用中は効果が分からず、使い切ってから効いてきた気がするとご主人は言ってるそう。
     確かに、飲んですぐに実感できるような物じゃないですからねぇ。
     『コンドロイチンZS』や『コンドロイザー』を案内しつつ詳しくヒアリングすると、冷えなどは関係無く、仕事が変わり立ち作業が増えてからのようで、階段を昇るときが辛いというお話から、膝の疲労のように思われる。
     これが階段を降りる時に痛むようだと、湿気や寒さ、あるいは加齢が原因と考えられる。
     そこで『疎経活血湯』と『ビタミネンアクティブ』を紹介すると、後者をお買い上げいただいた。
     また、『サロンシップ』と『サポーター』を使っているというので、膝を包むように貼ることができる『のびのびサロンシップ』を紹介した。

     お客様から、鼻水で眠くならない物をと希望されたので、『ロートアルガードクリックチュアブル』と『小青竜湯』案内し、後者をお買い上げいただいた。
     透明な鼻水は、アレルギーの他に内臓の冷えが原因と考えられるので、温かい物を積極的に飲んで、入浴は長めにするように勧めた。

     

  • 警告を無視するのは怖いこと

     やや高齢のお客様が、運動の後の腰痛とのことで湿布は冷感が良いか尋ねられた。
     初期は炎症を抑えるために冷やすのが良いものの、鎮痛効果や浸透力での薬剤の違いの方が重要なことを説明し、今まで『ハリックス55EX』を使ってるというお話から今回は『ハリックスIDプラス』を勧めて購入していただいた。
     運動をされるのであればと、事前に飲む薬として『疎経活血湯』を紹介した。
     するとお客様は、「痛いのは大事だよね」 とおっしゃっていた。
     全くその通りである。
     痛みというのは、問題を知らせる警告である。
     鎮痛剤で警告を無視させるというのは、問題の先送りとなり、大病を見逃すリスクがある。
     それを理解したうえで、鎮痛剤を使って欲しい。

     『新ルルAゴールドDX』を購入されるお客様に、喉の痛みのある風邪か確認したところ、まだひき始めとのことだったが、喉の痛み以外の症状は無いというお話から、喉の痛みに特化した薬を使ってみてはと提案した。
     『駆風解毒湯』と『ペラックT』に『パブロントローチAZ』を紹介すると、『新ルルAゴールドDX』と『パブロントローチAZ』を一緒に購入された。
     初めは『パブロントローチAZ』を服用して、もし風邪に進んでしまったら『新ルルAゴールドDX』に乗り換えるよう勧めた。
     それと、喉が痛む場合は胃にも炎症が広がる可能性があるので、この段階からもう消化の良い食事にすれば、風邪に進まない可能性も伝えた。

     

  • 自信ありげに答えつつ内心ビクビクしています

     やや高齢のお客様が湿布剤を求めて来店し、 以前に病院で処方された湿布を使い切ったからとのことで内容を確認しようと思ったら、お薬手帳に湿布の記録をしておらず分からなかった。
     そして、今回の主訴は腰痛なのだが不眠もあり、通院している病院では不眠の薬を出してくれないというお話だったのでおくすり手帳を確認してみると、1ページが埋まるほどの量の薬が処方されていたため、湿布も無難なもので『サロンパス温感』を使って頂く事になった。
     そして湿布剤でも内服薬との併用には注意が必要な事があるので、あまり店頭で購入しないようにお話しした。
     湿布について、お薬手帳に記録がされてない理由も不明だし(^_^;)。
     そのうえで、不眠には『柴胡加竜骨牡蛎湯』を紹介し、担当医に相談してみるよお勧めた。
     まぁ、処方されちゃうと薬が増えてしまうし、これだけ処方されているのでは駄目かもしれませんが……。
     ただ、お客様は寝付くのに時間がかかり、横になって夜明け頃までラジオを聴いているというので、それはそれで悪くないとお話しした。
     人間は本来は多相性睡眠動物で、まとまった睡眠を取るより睡眠を小分けにするというのがあるべき姿なのだそうだ。
     だから年をとって体の機能が衰えてくると、赤ん坊のように一回に寝る時間は短くなって、 それを不眠と感じるようになってしまうのである。
     そういうことでは、お年寄りの不眠には『ナイトミン』(酸棗仁湯)の方が向いてるかだけど、とりあえず今回は寝付くのに時間がかかるという主訴に合わせての候補。

     子供連れのお客様が来店し、喉の痛み止めの『マードレトローチ』をレジに持ってきたさいに喉の状態を尋ねると、患者は奥さんで主訴は咳というお話。
     喉が痛む訳ではないらしく、一週間ほど前に下の子供が風邪をひき移ったのかもと思い、のど飴かトローチを頼まれたそうだ。
     奥さんと連絡を取ってみるよう勧め、お客様に確認してもらうと先に『ルルAゴールドs』を服用していたそうで、その選択は悪くないものの咳以外の症状は無いということから咳止めに絞るようを提案し、『麦門冬湯』を案内した。
     しかし、寝る前が特に咳が強く出るそうなので『五虎湯』を試していただくことにした。
     また、咳だけならば風邪には進行しておらず胃炎の可能性もお伝えしたところ、「ここに来て良かった」とのお言葉を頂戴した。
     恐れ入りますm(_ _)m
     ………でも、見立てを外していたらどうしよう。

     以前に高齢の母親の腰痛に『疎経活血湯』を案内したお客様が来店し、お買い上げいただいた。
     病院からは『ロキソニン』が処方されているそうで、自身に処方されている薬も母親に飲ませて良いか尋ねられたが、調べてみると腰痛には関係が無い抗ヒスタミン薬で、しかも成分は高齢者には避けた方が良いものだったのでやめるよう伝えた。
     なんでも飲ませてあげたくなるものなのかσ(^◇^;)。

     

  • 見立て違いもありまして

     やや高齢のお客様が『ホッカイロ』を求めて来店され、足の甲の痛みということだったので『桂枝加苓朮附湯』も案内しようかなと思ったら、以前に『疎経活血湯』を紹介したお客様だった。
     『疎経活血湯』は病院で処方してもらったそうなのだが、合わなかったのか効果が出ず、現在は代わりに処方された『芍薬甘草湯』を頓服的に用いて少し効いているとのことだった。
     ありゃん、見立て違いだったかしらん(^_^;)
     季節的にカイロが売っているか心配されていたけれど、通年で置いておきますと伝えた。
     私が初めてこの店に来た頃には、本部の指示で全部返品していたのだが、翌年に上司の目を盗んで保管しておき、その翌年は売り場を確保して置いておいたら、通年で定期的に売れるようになった。
     そりゃそうだよね、梅雨寒の頃や夏場でも冷房が効き過ぎてる施設で過ごした時なんかには必要になるもの。

     お客様が『ベンザブロックS』をレジに持ってきたさいに症状を確認すると、11歳の子供が頭痛を訴えていて、いつも鼻から風邪になるため選んだというのだが、今は頭痛だけというお話から『バファリンルナJ』を提案した。
     すると、成分を『バファリンA』と同じだと思われているようだったため、病院で子供用の解熱鎮痛剤として処方される『カロナール』と同じことを説明すると、自分が処方された分が家にあるとのことだった。
     自分に処方された薬を、家族とは言え他の人に使うのはもちろん好ましくない。
     なので、『葛根湯』を提案し、改善しなければ『カロナール』の使用を検討するということをお話しして、『葛根湯』をお買い上げいただいた。
     あと、食欲があっても食事の量は控えるように伝えたところ、すでに食べた後だった。
     消化にもエネルギーを使うから、風邪を治すエネルギーが消化に取られちゃうのが困るんだけど、まぁ仕方がない。
     この後は、安静にさせてくださいな。

     お客様から『ナイトミン』(酸棗仁湯)の効果を効かれ、不眠の状況を確認したところ、寝つきが悪いというよりウツラウツラと眠りが浅く疲労感があるというお話だった。
     眠りが浅いのは胃か心臓が弱っていると考えられるので、疲労感を伴う不眠に『酸棗仁湯』は適用するだろうと考えられる。
     ただ念のため、比較としてイライラして眠れない場合は肝臓を助ける『柴胡加竜骨牡蛎湯』と、些細なことが気になって眠れないような胃を悪くしている場合には『桂枝加竜骨牡蛎湯』をと紹介したうえで『ナイトミン』をお買い上げいただいた。

     

  • インキンの見分け方

     やや高齢の客様からインキンに使うということで何か薬をと注文されたので『ダマリンL』を案内しつつ、保菌しているのは確実なのか尋ねたところ、前に「オロナミン」で治ったと言われた。
     おそらく『オロナイン軟膏』の事だと思うのだが、治ると場所が移るという話のため、インキンではない可能性をお話して『デリケアM’s』も紹介した。
     患部の色など状態を訊いてみたが、ちゃんと見たことが無いというため受診勧奨をした上で『ダマリンL』をお買い上げいただいた。
     結構「インキンかも」ということで患者さんが訪れるのだけれど、実は陰嚢部分の皮が薄くてインキンになる可能性は低い。
     メーカーの研究員さんの話では、見分け方のひとつの目安として陰部の痒みの他に太ももの付け根などなど、 いわば陰嚢が触れる他の皮膚の部分も痒いとインキンの可能性が高いそうだ。
     あと、湿疹などは患部と健康な皮膚の境目はグラデーション状になっているのが、インキンの場合は境目がハッキリ分かれていることが多い。
     やはり、患部はしっかり観察してもらいたいところ。

     お客様から小学生の子供が、肘の内側の痒みを訴えていて掻きむしって血が出てしまい、今はカサブタになり痒みは落ち着いているというお話を受けた。
     母親は乾燥だと思って、スキンクリームを塗ったという。
     痒み止めに『ムヒS』を案内したうえで、痒みが強い時には『コートfAT』に乗り換えるよう説明した。
     痒みが強い場合には、強めの薬で短期決戦が皮膚炎の基本である。
     今回は、痒み自体は落ち着いてきてることから『ムヒS』をお買い上げいただき、お風呂で体を洗うのにタオルを使っているそうなので素手で洗うよう勧めた。

     高齢のお客様が『ホカロン』を求めて来店し、置いていないため『ホッカイロ』を案内したところ、使用感が違うから駄目と断られた。
     そのため、周辺のドラッグストアに問い合わせて置いてあるお店を探し、紹介した。
     用途は五十肩のようで、上半身を温めながら鎮痛する『独活葛根湯』を提案したところ、骨粗鬆症と血圧の薬を服用してると分かり、『疎経活血湯』を紹介した。
     まぁ、いずれにしても他の薬を服用してるので、担当医に処方してもらえるか相談してみるよう伝えた。
     友人からは、五十肩は「時間で治る」と言われたそうだが、それはとんでもない勘違いである。
     五十肩は、人によって痛み方がかなり異なり、中には痛みのために立ち上がる事もできないというケースもあるのだ。

     サプリメントの価格間違いがあり、お客様に返金の手続きをしていたところ、『BAND-AID(バンドエイド) タコ・ウオノメ除去用』を使っていたというお話が出て、品切れになっていたため製品の入荷予定を確認した。
     以前は、よくこれを使っていて患部が小さくなったそう。
     実は『イボコロリ』より、主成分のサリチル酸が濃い。
     だから、指定医薬部外品という。
     サプリメントでも成分によっては、医薬品の場合には入れられない量を使っているから医薬品として製品化できないという物があるので、サプリメントだから効かないとも言えないというのが難しいところ。
     まぁ、どのみちサプリメントを「効きます」と言っては売れないんですが。
     話が逸れた。
     お客様は、病院を受診したことは無く、しかも患部には芯があるというお話だったので、一回は受診するよう勧めた。

     

  • 薬の効果とリスクが、分からなければ確認を

     お客様から、花粉症に病院で処方されてる薬が効かないと相談を受けたので調べてみると、『アレグラ』の後発品で症状が出てから使用しているということが分かった。
     それでは効かないはずである。
     なにしろ予防薬なんだから。
     そして、知人からもらった『コルゲン鼻炎フィルム』が効いたというので、処方された薬とは作用機序が仕方が違うことを説明し、併用しないようにとお話しした上で『アレグラ』をお買い上げいただいた。
     たった今、予防薬として使わないと効果が発揮されないことを説明したばかりなのに、なんで(;・∀・)?

     やや高齢のお客様から、父親の腰痛に処方されている『ロキソニン』が効かないと本人が言っているとのことで、代わりの痛み止めをと相談された。
     しかし、他に漢方薬も処方されているというのだけれど内容は不明。
     いずれにしろ、市販薬では処方薬の代わりにはなれないことと、処方されている薬が分からないと、安易に薬を案内できないことを説明した。
     本人は頭がしっかりしていて、担当医とは本人が対面して話を聞いたりしているそう。
     医師が腰痛にどんな診断を下しているのか分からないけど、もしかすると「過去の痛みの記憶から痛みを強く感じている」可能性を伝えた。
     そして、担当医に違う痛み止めを相談してみるよう勧めた。
     担当医に丸投げみたいになっちゃうけど、患者さん本人にもご家族にも、処方されてる薬があるのに市販薬を手軽に買おうとするリスクについては考えてもらいたいので。

     成人の息子さんが喉の痛みと鼻水を訴えていて、『葛根湯』を希望しているということで買いに来たのだが、喉の痛みには適用しないことをお話しした上で、鼻水はそれほどでもないということから『駆風解毒湯』『桔梗湯』を案内してみた。
     お客様には納得してもらえたけれど、本人はなんにでも『葛根湯』という人だそうなので、『桔梗湯』との併用を提案すると一緒に購入していただけた。
    「なんにでも葛根湯」と言うと、やはり落語の『葛根湯医』がやはり定番。
     演者によって話が少し変わったりするが、大工が屋根から落ちたというのを聞いて「よし葛根湯だ!」というサゲを聞いたのが私の知っているバージョンである。
     誰が演じてたんだろうなぁ。
     当時は落語に興味が無くて、落語家の名前を覚えていないのが残念。
     お客様からは、「話を聞いてみるものね」と言われた。
     恐れいりますm(_ _)m
     こういう時、どう返事をして良いのか分からにゃい……。 

     

  • 病は気から? 治すための思い込みは大事

     風邪薬を買いに来たお客様の、喉の痛みと発熱という主訴から判断し『ルルアタックEX』を案内したところ、お客様自身は『エスタックイブFT』が目に付いたようだったので、処方による効能の違いを説明した。
     『エスタックイブFT』にも解熱鎮痛剤のイブプロフェンが入っているから悪くないものの、喉の炎症を抑えるトラネキサム酸は欲しいところ。
     すると、実は『ベンザブロックLプラス』を服用し始めたばかりで家に残っており、痰も絡むというお話があったため継続してみるよう提案し、本日のところはお買い上げは無しとなった。

    【第2類医薬品】【タケダ】ベンザブロックLプラス 30カプレット【かぜ薬】【武田】

     コレステロールのLDL値が高いということで相談を受けたが、170くらいだそうなので心配はいらないと思われることを伝えた。
     昔とは基準も変わってきているし、LDLが直接的な悪さをしているのではなく、血管の修復をしていることが研究で分かっているので、定期的に情報を調べることが肝要なことを話した。
     まぁ、その情報のアプデートが大変なんですけどね。
     Windows10の自動アップデートは困るけど、知識を手軽にアッフデートする方法は無いものか。
     でもそうすると、時に誤ったアップデートでシステムエラーなんてことになるかも。

     お客様から、外用消炎剤の価格と効き目に関して質問されたので、必ずしも相関関係は無いことと、成分による効能の違いを説明した。
     主訴は、右手の先から肩までの痺れと痛みというお話。
     原因として寝違えが思い当たるようだったから、内服薬として『疎経活血湯』を紹介した。
     また、外用消炎薬については患部の範囲が広く、効果の面から浸透力のあるジクロフェナクの塗り薬を勧めたが、迷っている様子から予算面を考え『トクホンチールOX』を案内すると購入された。
     主成分は『トクホン』や『サロンパス』と変わらない鎮痛作用の弱いサリチル酸メチルだけれど、局所麻酔のdL-カンフルが加わっている点を強調して伝えた。
     上手く暗示にかかってくれれば、効果を感じてくれるかもしれないので。

    【第3類医薬品】ハピコム トクホンチ-ル OX 82ml

     『コリッシュ』(治肩背拘急方)を購入されるお客様に使用経験を尋ねてみると初めてというお話だったので、上半身を温めて血行を良くする『葛根湯』と違い、水分代謝を改善して胃の働きを良くすることで肩こりを治すことを説明してお買い上げいただいた。
     この場合も、作用機序を説明することで効果を高めるのが狙い。
     胃が悪くなると俯きがちになり、ボーリングの玉を片手で斜めに持って支えるようになる事により起きる肩こりは、デスクワークの多い現代では少なくないのだ。
     なにしろ、薬を使わずに肩こりを軽減する方法の一つは、意識的に天井を見上げる時間を作ることだと云われてるくらい。

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  • お店で尋ねてみると思わぬ情報があるかも?

     成人の息子さんの花粉症の薬を買いにお客様が来店。
     主訴は鼻水で、花粉症なのは確かという話。
     しかし、以前に何か市販薬を使っていたというのだが、銘柄も使ってみての効果も分からないとのこと。
     眠くなると困るというお話から『ロートアルガードチュアブル』と『小青竜湯』を案内した。
     そして『小青竜湯』は病院でも処方してもらえることを伝えたところ、『アルガードチュアブル』を購入された。
     透明な鼻水は内臓が冷えていると考えられるため、本人を風呂に閉じ込めちゃうぐらい入らせて下さいとお話しした。

     中学生の親子連れのお客様が来店し、肩こりに貼るものを希望された。
     浸透力の良いフェルビナク製剤や鎮痛効果の高いインドメタシン製剤は年齢制限のこともあるため、『サロンパス』を案内したうえで『葛根湯』の服用を提案した。
     結構、塗り薬にも年齢制限があることを知らない人が多いんだよねぇ。
     レジに持ってきてから、念のため誰が使うのかを訊いたら小学生の子供だったりしてビックリすることがある(;´Д`)
     なので、こうして尋ねてもらえると安心。
     今回は、時期的にテストによるストレス性の可能性を伝え、消化に良い食事もお勧めした。
     あと、部活が運動部とのことで筋肉痛の相談を受け、『サロンパス』と成分が近い塗り薬の『ラブ』を案内するとともに、内服薬に『疎経活血湯』を紹介した。
     さっきの肩こりに『葛根湯』もそうだけど、筋肉痛にも内服薬があるんですかと驚かれた。
     あるんですよ(⌒▽⌒)
     今回は、『サロンパス』と『ラブ』をお買い上げいただいた。

     お客様から、咳と喉の違和感の相談を受けた。
     1週間ほど前に風邪で発熱したそうなので、体内が乾燥してる可能性お話しして『麦門冬湯』を案内した。
     また、痰は喉に引っかからずに出るというお話だったから『ブロン錠』も紹介した。
     本日は『麦門冬湯』を試していただくことになり、発熱して胃を悪くしているのが咳の原因と考えられるため、しばらく消化の良い食事をするよう伝えた。

     風邪薬と鎮痛剤と胃薬などをまとめて購入されるので、お客様に常備薬にするのかを確認したところ、家族で使う薬を分けているとのお話だった。
     家族とはいえ、性別・年齢・体質が違うことを考えればとても良い方法である。
     こういう時には、やや大袈裟に「それは、いいですねぇ」と感心してみせる演技をしたり(o ̄∇ ̄)o
     人間、人に褒められたことは継続するので。

     

  • 「かれをすてこれをとるか これをすてかれをとるか 世界の掟てにそむいてきみは かれもこれもすてた」(吉本隆明)

     成人の息子さんの、花粉症の薬を買いにお客様が来店。
     主訴は鼻水で、花粉症なのは確かという話。
     しかし事前に何か市販薬を使っていたというのだが、銘柄も使ってみての効果も分からないとのこと。
     効果を感じたかどうかは、成分から薬を絞り込むのに大事な情報。
     例えば鎮痛薬だって、効能としては「同じ鎮痛」でも、その作用機序は異なるため、効いた物が分かれば同じ成分か似た化学構造を持った薬を選び、効かなかったなら除外するのが得策。
     眠くなると困るというお話から、『ロートアルガードチュアブル』と『小青竜湯』を案内した。
     そして、『小青竜湯』は病院でも処方してもらえることを伝えたところ、『ロートアルガードチュアブル』を購入された。
     鼻水は内臓が冷えていると考えられるため、本人を風呂に閉じ込めちゃうぐらい入らせて下さいとお話しした。
     のぼせやすい場合は、水で濡らしたタオルを頭に載せるか、風呂場の窓やドアを開け放して入るように。

     中学生の親子連れのお客様が来店し、肩こりに貼るものを希望され、年齢制限のこともあるため『サロンパス』を案内したうえで『葛根湯』の使用を提案した。
     お風呂に入るなど、温めて症状が軽くなるようなら、上半身を温める『葛根湯』は有効だ。
     また、時期的にテストによるストレス性の可能性を伝え、消化に良い食事お勧めた。
     今回は服用に年齢制限があるため紹介しなかったが、『コリッシュ』(治肩背拘急方)は温めても改善しない肩こり、特にストレスが思い当たる場合には有効。
     あと、今回の患者さんはスポーツをしているそうで、筋肉痛の相談を受け、塗り薬の『ラブ』を案内するとともに、内服薬に『疎経活血湯』を紹介した。
     筋肉痛に内服薬というのは考えていなかったらしく、たいそう驚かれた。
     やっぱり、認知度は低いのね。
     そして、マッサージも大事なことを伝え『ラブ』を『サロンパス』と一緒にお買い上げ頂いた。
     この場合のマッサージは、力を入れずに親指の付け根で優しく撫でるだけで良い。
     ギュッギュッと力を入れて揉むマッサージが有効なのは、プロかプロに準じる訓練を受けた人がやってこそ。
     素人がやる場合には、撫でるようなマッサージで充分。

     お客様から、咳と喉の違和感の相談を受けた。
     一週間ほど前に風邪で発熱したそうなので、体内が乾燥してる可能性お話しして『麦門冬湯』を案内した。
     また、痰は喉に引っかかるずに出るというお話だったから『ブロン錠』も紹介した。
     同じ名前と効能のような『ブロン錠エース』は、「痰が引っ掛かる場合」に適応するので違いに注意。
     本日は『麦門冬湯』を試して頂くことになり、発熱して胃を悪くしているのが咳の原因と考えられるため、しばらく消化の良い食事をするよう伝えた。
     ただ、消化の良い食事で候補になりやすいお粥は、うどんなどと比べると消化に悪かったりする。
     栄養価が高く、それでいて消化吸収に体への負担が少ない「溶き卵のスープ」がお勧め。

     風邪薬に鎮痛剤と胃薬などをまとめて購入されるので、お客様に常備薬にするのかを確認したところ、家族で使うぶんを分けているとのお話だった。
     家族とはいえ、性別・年齢・体質が違うことを考えれば、とても良い方法であるということを伝えた。

     

  • 薬選びはメーカーより成分と効能で検討を

     筋肉痛に使うシップを求めて、お客様が来店。
    「白いのを使っていた」ということ以外、薬の種類が分からないため、店頭にある商品の鎮痛効果と浸透力を3段階で説明した。
     急性でもあることからフェルビナク製剤を勧めたが、『のびのびサロンシップ』に見覚えがあるとのことで購入を決められた。
     どういう訳か患部の症状を尋ねても、逸(はぐ)らかされていたんだけど、お会計の段になってスノーボードによる筋肉痛と話された。
     スノーボードの筋肉痛がどうして恥ずかしいのか分からない。
     いや、恥ずかしかったのかどうかも分からないけど。
     筋肉痛の予防に、『疎経活血湯』を紹介しておいた。

     夫婦のお客様が来店し、ご主人が『カンポアズマ』を選んでレジに持ってきたんだけど、患者さんは奥さんとのこと。
     そこで『カンポアズマ』は、寒気を吸って起きる咳や、ストレス性の咳に適応することを説明すると、奥さんは以前に『麦門冬湯』を使っていたことがあり、今回も喉に乾燥感があるそうなので『麦門冬湯』を勧めて変更された。
     ご主人が『カンポアズマ』を選んだ理由は、ツムラの方が効きが良いのではと思ったらしい。
     効能よりメーカーで選ぶのか(^_^;)
     まぁ確かに、メーカーによって効き方が違うという話は医師の間でもあるし、製薬メーカーの研究員さんからも聞いたことはあるのだけれど、メーカーごとというよりは薬の種類ごとなので、本格的に検証するのは大変である。

     『カンポアズマ』を選ばれたお客様に症状を尋ねたところ、風邪の後に咳が残ったというので『麦門冬湯』の方が合うかなと思った。
     しかし、『カンポアズマ』の適応をお伝えするとストレスも思い当たるようだったため、そのままお買い上げ頂いた。

     『モリアップW』の消費期限を尋ねられ、市販薬は家に置いておく物なので長めに設定されていることを説明し、お買い上げいただいた。
     主訴は唇の荒れということで、唇がピリピリして、いつもと違うリップクリームを使ったせいかもとのことだったけど、胃で起きていることが口腔内に現れることを伝え、『半夏瀉心湯』を紹介した。
     唇の荒れは表面的なことだけではなく、胃の炎症も考慮したほうが良い。
     よく唇が荒れるという人は、荒れている間の食事を胃に優しい物にすると改善の助けになります。