警告を無視するのは怖いこと

 やや高齢のお客様が、運動の後の腰痛とのことで湿布は冷感が良いか尋ねられた。
 初期は炎症を抑えるために冷やすのが良いものの、鎮痛効果や浸透力での薬剤の違いの方が重要なことを説明し、今まで『ハリックス55EX』を使ってるというお話から今回は『ハリックスIDプラス』を勧めて購入していただいた。
 運動をされるのであればと、事前に飲む薬として『疎経活血湯』を紹介した。
 するとお客様は、「痛いのは大事だよね」 とおっしゃっていた。
 全くその通りである。
 痛みというのは、問題を知らせる警告である。
 鎮痛剤で警告を無視させるというのは、問題の先送りとなり、大病を見逃すリスクがある。
 それを理解したうえで、鎮痛剤を使って欲しい。

 『新ルルAゴールドDX』を購入されるお客様に、喉の痛みのある風邪か確認したところ、まだひき始めとのことだったが、喉の痛み以外の症状は無いというお話から、喉の痛みに特化した薬を使ってみてはと提案した。
 『駆風解毒湯』と『ペラックT』に『パブロントローチAZ』を紹介すると、『新ルルAゴールドDX』と『パブロントローチAZ』を一緒に購入された。
 初めは『パブロントローチAZ』を服用して、もし風邪に進んでしまったら『新ルルAゴールドDX』に乗り換えるよう勧めた。
 それと、喉が痛む場合は胃にも炎症が広がる可能性があるので、この段階からもう消化の良い食事にすれば、風邪に進まない可能性も伝えた。

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