• タグ別アーカイブ: 疎経活血湯
  • 鍼でもマッサージでもドラッグストアでもその他モロモロ、病院に自身の記録を残しながら利用しましょう

     成人の親子のお客様が『エスカップ』10個入りを2箱レジに持ってきたさいに、病院から処方されている薬がたくさんあるという話が出たため内容を調べようとしたら、「大丈夫、全部飲んでないから」と言われた。
     処方されてる薬全部を飲んでないんですかΣ(´∀`;)!?
     医師は薬を飲んでる前提で治療しているので、判断を誤る危険性をお話した。
     ドリンク剤は毎日飲んでいるというため、特にカフェインの入っている物はやめた方が良いとお話したうえで、コストパフォーマンスの良い『キューピーコーワαドリンク』を紹介すると1箱は変更となった。
     しまった、本当に買ってくれるのならノンカフェインの物を案内するべきだった(^_^;)

     お客様から『トクホンチールOX』と『アンメルツヨコヨコ』の比較を質問され、どちらも外用鎮痛消炎剤としは弱い部類のサルチル酸製剤で、前者には局所麻酔が入ってる分だけ少しは症状の緩和に優れていることを説明したところ、家に市販の中では一番強い部類に入るインドメタシン製剤の『バンテリンEX』があるというため、先に使うよう勧めてみたが膝の痛みに効いた感じがしないという。
     鎮痛効果としてはサルチル酸からは一段飛んで高いので、それが効かないとなると成分違いのロキソプロフェン製剤に行くか、血液中にも成分が浸透していくジクロフェナクナトリウム製剤を試してみるというのも考えられる。
     お客様は整形外科に行ったものの、そこをやめて鍼を受けたら歩けるようになったそうなので、それは良い事としても定期的に整形外科で診てもらうのも大事とお話した。
     鍼灸院は病院ではないし、同じ病院でカルテを積み重ねていくことが大事。
     状態の記録を病院に残しておきながら、鍼やマッサージ、あるいはこうしてドラッグストアなども上手に活用してもらいたい。
     お客様は他に、涙と目ヤニが出やすく、眼科で通水をしてもらったものの涙腺は詰まってはいなかったとのこと。
     ただ、涙が出ると目頭を押さえて拭っているらしく、鼻をかみすぎた時のように赤くなっていたので、目頭を拭うのではなく流れてきた涙の道筋で拭うように勧めた。
     結局『トクホンチールOX』を購入され、『疎経活血湯』『桂枝加朮附湯』を紹介したうえで医師に相談してみるようお話した。
     眼科の医師はハッキリ言ってくれなかったと言っていたけれど、「断言しない医師は良い医師」とお話して、老化により自分の瞼が目に垂れてきて、その刺激に反応してる可能性も伝えた。
     つまり、瞼の刺激を異物の侵入と誤認して、追い出すために涙と目ヤニを出しているパターンである。

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     お客様から『ボーコレン』(五淋散)を求められたのでヒアリングしたところ、ネットで見たというためどんなサイトだったか尋ねると、製薬メーカーのフローチャートだったそうだ。
     フローチャートは確かに参考になるものの、体質などは考慮していないので、それだけで決めるのは良いことではない。
     その手のフローチャートを使ったら、その情報も含めて店頭で改めて相談してもらうのが望ましい。
     生薬の種類が少なくシャープに効きやすい『猪苓湯』と、排尿時に灼熱感がある場合に用いる『竜胆瀉肝湯』と比較し、『五淋散』は疲労を感じる場合に適応することを説明し、民間薬の『腎仙散』も広く浅く効くものとして紹介したところ、今回は『猪苓湯』を試していただくことになった。
     以前に病院を受診したことはあるそうなので、調剤した薬局の薬剤師に相談してみることも勧めた。
     調剤薬局を、病院から処方箋が発行されたときしか行ってはいけないように勘違いしている人もいるが、病院に行くほどではない体調不良の相談にも応じてもらえる。

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  • 薬の価値が効くかどうかであれば、価格が得かどうかは二の次です

     やや高齢のお客様から『コンドロイチンZS錠』は大容量の方がお得か尋ねられたので、錠数に対し価格としては少し安くなるものの、何を持って得とするのかで意味が変わるため、病院で関節の軟骨の減少などが診断されていれば得と考えられることを説明した。
     コンドロイチンについては、以前にこの日記でも詳しく書いたことがある。
     

    膝関節に必要な「コンドロイチン」のお話

     お客様は膝が痛く、すでに服用しているとのことだったが、本日の購入は見送りとなった。
     保育士で、子供を膝に乗せることが多くて痛むというので、『疎経活血湯』を紹介した。

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     突き指をしたというお客様から湿布を求められ売り場を案内したものの、家に『バンテリンEX』があり使ったというので、鎮痛効果の高い薬なので継続することと、患部の固定を勧めたところテーピングをお買い上げいただいた。
     ただ、日が経ってるそうで、初日に冷やさなかったというため次があったら感覚が無くなるまで氷水で冷やすようにと伝えた。
     捻挫や打撲などもそうだが、患部では異常を脳に知らせるために痛みの伝達物資を生産し、その生産量の多さが後々まで痛みの継続に影響するので、氷水で冷すことにより血管を収縮させ身体機能をわざと低下させると生産量が減る。
     これは早さが勝負なので、出先で起きたら痛み止めの薬を買うより先に氷を入手した方が良い。

     若いお客様から『ラクトファルミンS』と『ザ・ガードコーワ整腸錠α³+』の比較を質問され、乳酸菌の中には胃酸に弱い種類があり腸に届く前に死滅してしまうことと、後者には乳酸菌を育てる納豆菌が入っており腸で再び増やすことができることを説明した。
     ただ、体に良い菌も外から来るモノは初対面だと全て敵として扱われるので、長く使っている乳酸菌製品があるのなら、すでに仲良くなっていると考えられるため、乗り換えない方が良いとも考えられることを説明した。
     製薬メーカーの研究員さんの話では、家で糠漬けなどの漬物を作っていたら、その家に居着いてる菌には製品化した乳酸菌など敵わないそうだ。
     本日は、『ラクトファルミンS』を購入された。

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  • 肩こり・関節痛・腰痛、隠れた病気に気をつけて!

     お客様がジクロフェナクナトリウム製剤の商品ばかりを比較していて、『フェイタスZαジクサス』をレジに持ってきたのでヒアリングしてみると、実はよく分からなくて選んだとのことだった。
     どうやらジクロフェナクトリウム製剤ばかりを見ていたのは、偶然だったらしい。
     主訴は肩こりで、匂いのことを心配されたから匂いが強いのはサリチル酸メチルであることと、匂いも効能のうちと説明した。
     またヒヤッとするのが苦手とのことだったけれど、神経は痛みより先に冷たさを感じる仕組みになっているため、痛みを和らげる効果があることを説明した。
     この神経の仕組は、おそらく怪我よりも寒さのほうが生命の危機に直結するからと考えられる。
     いずれにせよ、ジクロフェナクナトリウム製剤は市販の中では浸透力も鎮痛効果も一番高いため、肩こりには良すぎてしまう。
     ただ、肩こりでも痛みを感じるということから、浸透力はあって鎮痛効果は少し落ちるフェルビナク製剤のテープ剤を使っていただくことになり、上半身を温めて血流を良くする『葛根湯』も紹介してみた。
     ただ痛みを伴う肩こりは五十肩の他に心臓疾患でも起きることをお話して、続くようであれば念のため1回は病院を受診してみるよう勧めた。
     この話は変に怖がらせることになってしまいかねないから、お客様とお話をしながら大丈夫そう、あるいはあまりにも薬を使うことを安易に考えていて危なそうな場合に限っている。
     まぁ、その見極めが難しいんですが。

     子供を連れたお客様が『ハリックス55EX温感』をレジに持ってきたので、患部を温めて楽になる場合にはカイロで実際に温める方法もあることをお話した。
     温感とか冷感というのは、あくまで神経が感じる感覚でしかないため、大事なのは鎮痛成分のほう。
     するとお客様は、温めて症状は和らぐものの患部は肘とのことだった。
     動く部分なので貼り薬より塗り薬はどうかと勧めたうえで、成分による鎮痛効果と浸透力を説明し、『ハリックス55EX温感』のサリチル酸グリコールより効果の高いフェルビナク製剤のローションをお買い上げいただいた。
     ところがお会計が済んでから、以前に頚椎捻挫をしたことがあるそうで、今回は肘に痺れ感があるというため温めると改善するという点から『桂枝加朮附湯』の他に、痺れ感に対応する『疎経活血湯』を紹介したうえで、病院の受診を勧めた。

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     お客様が『ハリックス55EX温感』を購入されるさいに、温感はあくまで感じるだけなので温めて症状が和らぐのであればいっそホカロンなどで直接温めることを勧めたところ、17歳の子供が運動で腰痛になったようなため疲労骨折の可能性もお話をして病院の受診を勧めた。
     怖がせてしまうと困るけれど、本人が親に痛みをどの程度正確に伝えているか分からず、スポーツでは同じ動きを反復することが多く、特定の部位に負担がかかって起こる疲労骨折は想定しておかなければならない。
     今回は可能性が低いから言わなかったけれど、慢性の腰痛の人が肝臓がんだったケースもあるから、痛みが酷くなってから病院に行こうとするより、早い段階で行って専門家の話を聞いておくというのは考えておいたほうが良い。
     本人は、今はインフルエンザで寝込んでるそうで、食欲はあるというため、食欲があっても普通に食べてしまうと消化にエネルギーを取られて回復を遅らせてしまうから、インスタントスープなどで内臓を休める食事をするよう勧めた。

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  • ネットで見て、なんとなく、選ぶ理由は人それぞれなれど

     親子なのか学校の部活の顧問と生徒なのか、漢方薬の棚で『コムレケア』(芍薬甘草湯)などを見ていて、「ネットにあったのはコレ」というようなことが聞こえてきたため声をかけてみたところ、筋肉痛に即効性があるか尋ねられ、効きめとしては早いことを説明すると、お買い上げとなった。
     実際、夜中に足が攣ったというときのために飲水と一緒に枕元に置いておけば、10分くらいで効いてくるとされる。
     今回は筋肉痛が目的のようだが、予防策は足が攣るのと一緒で、水分不足に注意し、30分から60分ごとのこまめな水分補給が必要とお話ししたけれど、すでに目的を達したからなのか、こちらからの話かけには2人揃って反応が無く、その前にしても即効性があるという答え以外の質問には一切応じてもらえない、お客様からの一方通行で最初から最後まで、つかみどころが無いお客様だった。
     筋肉痛に対応する漢方薬として、他にも血流を良くする『疎経活血湯』や水分代謝を改善する『防已黄耆湯』を紹介してみたけれど、やはり反応は無かった。
     何かで『コムレケア』のことを知って買いに来たのだろうけれど、他の物にも予防策にも一切興味が無いというのは、一体何なのだろうか。

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     『OS-1』と『ヴァームウォーター』を10本以上ずつ購入されるお客様に、念のため『OS-1』の注意点を伝えたところ、「声をかけられたのは初めて」と驚かれた。
     スポーツ飲料の『ヴァームウォーター』はともかく、『OS-1』は自己判断で飲む物ではなく医師や薬剤師、あるいは管理栄養士の指導の元に使う経口補水液で、それも下痢や発熱など一時的に飲むものだから、決してまとめ買いするような物ではない。
     特に、他の経口補水液とも較べてミネラル成分が濃く、腎臓に負担がかかるため長期的に飲むのにも適さない。
     そうお話すると、お客様は医師で脱水症状になりやすく1日に1リットル飲んでいて、病院の売店より安いから買いにいらしたという。
     ええと、どこから突っ込んだらイイんだろう(;´Д`)?
     とりあえず、美味しく感じない時には不要と考えられることを伝えた。

     『第一三共胃腸薬プラス』を購入されるお客様にヒアリングしてみたところ、なんとなく選んだというため、もし合うようであれば胃腸の機能が低下している可能性が考えられるので、内臓を休ませるための食事をするようにと伝えた。
     無印の『第一三共胃腸薬』の方が、普段から元気で食欲のある人が食べ過ぎてしまった場合に用いるとすれば、こちらのプラスは健胃剤がプラスされているうえ、内臓の活発な働きを抑制するロートエキスが抜いてあり、もともと胃が弱い人や疲労が原因の場合に適応する。
     胃の症状というのは自身でも見分けにくいので、薬を選ぶ前に試してみることとしては、水を飲んで楽になるか、お湯を飲んで楽になるかだ。
     水を飲んで楽になるようならば胃が働きすぎて胃酸過多になっていたり胃炎を起こしていたりすると考えられるので、無印の『第一三共胃腸薬』が適していると考えられ、お湯を飲むとジンワリと気持ち良くなるようだと、温まり血流が良くなって改善するのだから胃が冷えているか疲れている可能性が高く、『第一三共胃腸薬プラス』の方が向いている。

     

  • レジが混むとヒアリングできないので、薬を選ぶ前にひと声かけて下さいな

     お客様から『ロキソニン』を求められ、薬剤師のいないうちのお店には置いていないため、化学構造式の似ているイブプロフェン製剤での対応を提案したところ、坐骨神経痛に病院から『カロナール』と一緒に処方されて、『カロナール』単独で効かなかったため『ロキソニン』を使い、その『ロキソニン』を使い切ったとのお話だった。
     そこで、『カロナール』の主成分であるアセトアミノフェンと、イブプロフェンを合わせた『バファリンルナi』を案内したところ購入された。
     それから『疎経活血湯』を紹介して、保険の適用薬でもあるため病院で相談してみるよう勧めた。

     お客様が『ストナジェルサイナス』をレジに持ってきたけれど、主訴は鼻炎と喉の痛みで、咳はそれほどではないというため、鼻炎薬と『ペラックT』の併用を提案した。
     もしくは、『パブロン鼻炎カプセルSα』などの効能には「のどの痛み」とあるから、唾を飲むのも痛いというのでなければ、単体でも行けるだろう。
     総合風邪薬の多くには咳止めが入っていて、咳止め成分は体に負担のかかる物でもあることを説明し、咳止め成分の入っていない『パイロンPL顆粒』を案内すると変更となった。
     そして鼻も喉も胃に繋がっていて関係が深いため、症状のある間は消化に良い食事をするよう勧めた。
     胃を悪くすると鼻に症状が現れやすく、胃炎を喉の痛みとして感じて風邪と勘違いするというのは、よくあるし。
     今回はレジが混んできてしまい、お客様にしばらくお待ちいただくことになってしまった。
     こういうこともあるので、レジに並ぶ前に相談してもらうのが一番良いのだけれど。

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  • お気に入りの薬の中身が何なのかを知っておくことが大事です

     やや高齢の夫婦のお客様が来店し、『ワカ末止瀉薬』を購入していただいたのだが、メーカーに問い合わせて置いてあるお店を教えてもらったそうだ。
     なるほど、確かにそれは良い方法だと思う。
     ご主人が「俺にはこれが合うみたい」というので、確かに薬は強い弱いばかりでなく体質との相性もあることを伝えたうえで、症状や目的によっては他の物と使い分けたり、出先で同じ薬が見つからない時には成分から処方の近い薬を探せることを伝えた。
     奥さんから「いつもありがとうございます」と言われて、常連さんだと気がついた。
     どうも人の顔を覚えるのが苦手て困る(^_^;)

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     お客様が『サロンパス』をレジに持ってきたので、比較的弱い薬で良いのか確認したところ、よく分からないようだったため成分によって鎮痛効果と浸透力が違うことを説明した。
     以前にヘルニアを患ったことがあり、今回は腰痛と肩こりが目的だというので、腰痛と肩こりとで薬を使い分ける方法もあることをお話しした。
     そして内服薬として『疎経活血湯』を紹介したうえで、鎮痛効果と浸透力が少し高いフェルビナク製剤を案内したところ、液剤をお買い上げいただいた。

     

  • お客様に声をかける時は余裕のある時なので、相談していただくチャンスです

     お客様が『OS-1』を手にしていたので声をかけてみたところ、奥さんがインフルエンザで、もう熱は下がってきてるというため不要なことを説明したうえで、ポカリスエットなどでも良いことをお話しした。
     内臓はまだ休めた方が良いだろうから、食事にレトルトの介護食を紹介すると興味を持たれたため、写真を撮ってみてはと勧めて、撮影して行かれた。
     そして、お客様ご本人は皹(あかぎれ)になっているという相談を受けたので、『ヒビケア』と『ヒビエイド』を案内したところ、後者をお買い上げいただいた。
     シャワー派というため、皹対策には材料を運ぶ血流が大事だから入浴した方が良いとお話ししたうえで、太い血管が通っている背中側に重点的にシャワーを浴びるよう勧めた。

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     お客様から『フェイタスZαジクサス』の試供品を求められたので、お渡しするさいに持病や服用している薬がある場合には注意が必要なことをお話ししたところ、膝の痛みの相談を受けた。
     正座したり階段を降りる時に痛くなるというので、『桂枝加朮附湯』『疎経活血湯』を紹介した。
     通院はしていて、痛みと気温や湿度などとの関係は分からないとのことだった。
     もう少し詳しくヒアリングしたかったのだが、レジが混んできてしまい、他のお客様の対応中にお帰りになられた。
     こういう時、登録販売者が一人体制というのは困る。

     

  • 安易に薬を使わないのは良いと思うので、買わなくても養生法についてご相談下さい

     やや高齢のお客様から『アクテージSN錠』と『コンドロイチンZS錠』のどちらが良いか尋ねられ、主訴は腰痛と痺れ感であり、医師からは『ロキソニン錠』が処方されたとのことだった。
     お客様は現在リハビリに通っているという話だったが、マッサージで余計に痛くなったというため『疎経活血湯』を案内したところ興味を持たれたので、近所の漢方薬に詳しい病院を紹介した。
     そうそう、最初のお客様の質問に対する答えだけど、痺れ感なら神経伝達の異常が考えられるから、コンドロイチンの補充より『アクテージSN錠』の方が向いていることを伝えた。

     お客様がティッシュペーパーを購入されるさいに状況を尋ねたところ、鼻水と湿った咳が一週間程続いているとのことだった。
     また、だるくてシャワーのみで過ごしているというため、内臓を温めることで症状が軽減する可能性をお話しして、できれば入浴することを勧めたうえで、シャワーを浴びるのであれば太い血管と太い神経が通っている背中側に浴びるよう勧めた。
     安易に風邪薬などを使わないのは良いと思うので、養生法についても相談してもらえれば案内しますよん。

     

  • 人に自分の体験で薬を勧めるときには、専門家の意見も聞くように伝えて下さい

     高齢のお客様が『フェルビナクテープ』を購入されるさいにヒアリングしてみると、主訴は肩から手までの痺れ感で、病院から湿布を処方されているというのだが、内容は不明だった。
     そのうえ糖尿病の治療中というため、担当医にフェルビナク製剤を使ったことを報告するようお願いした。
     それから、おくすり手帳を持ち歩くよう勧めたうえで、痺れ感のある痛みに用いて保健の適用薬でもある『疎経活血湯』を紹介しておいた。

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     やや高齢のお客様から『ロキソニンテープ』を求められ、薬剤師のいない店舗なため取り扱ってないことを伝えたところ、『ボルタレン』を使ったことがあるというため、主成分のジクロフェナクトリウムは浸透力があり鎮痛効果も劣るものではないことを説明し、バップ剤をお買い上げいただいた。
     うっかり確認しなかったのだが、使ったことがあるという『ボルタレン』はゲル剤だそうで、まだ家に残っていて、『ロキソニンテープ』を求めたのは、人から聞いて良く効くと思ったからだそうだ。

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  • 「骨折後に骨が太くなって強化される」というのは過去の医療知識で、骨は太くなっても強度は増えません

     お客様が『イブクイック頭痛薬DX』を購入されるさいにヒアリングしたところ、「ズキズキする」のと「締め付ける感じ」の両方というため、前者の時には胃の不具合が関係し、後者は肩こりとも連動している可能性を説明した。
     お客様自身は「気圧も関係しそう」とのことで、「それはあり得ます」とお答えした。
     胃の不具合と関係するズキズキする場合には、消化に良い食事をするよう勧めた。

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     夫婦のお客様が来店し、こむら返りの予防薬をと相談された。
     患者は奥さんで、予防薬そのものはないものの『疎経活血湯』を候補として紹介したうえで、やはりなってしまった時には『芍薬甘草湯』を使うよう勧めたところ、同処方の『コムレケア』をお買い上げいただいた。
     高校生の息子さんからスパルタ式で「運動不足だから」と運動をさせられているというため、疲労や水分不足の他に心臓の機能低下も原因になることを説明した。
     脹脛(ふくらはぎ)は「第二の心臓」とも云われ、血液を心臓に戻すポンプの役割を果たしており、脹脛が疲労するほど働くのは、心臓の機能が低下していると考えられるのだ。
     実際に、こむら返りを繰り返す患者さんが病院を受診したら、心臓の血管が詰まっていたという事例もある。
     また、息子さんは骨折後に骨が太くなる現象を例に、負担をかければ鍛えられると言ってるようだが、実際には骨折後に骨は太くなっても強度は増していないことをお話しした。
     昔は確かにそういう説もあったのだけれど、現在は否定されていて、ネットが普及しても古い医学情報が若い世代に受け継がれているというのは驚きだし、警戒しなければと思わされた。
     お客様には、薬を買う時には今回のように相談していただくようお話しして、近くのドラッグストアには他のお客様から聞いて評判の良い薬剤師さんがいることを伝えたところ、「他の店なのに」と笑われてしまった。
     自分が優秀でない以上、より頼りになる医療者がいれば紹介したいのです。

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