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  • 人に喜ばれるというのは麻薬の魅力

     『バファリンプレミアム』と『パブロンSα』を購入されるお客様に、念のため同時に服用しないように伝えた。
     まぁ、風邪薬と鎮痛剤を併用しようとする人は少ないんだけどね。
     腹痛に鎮痛剤を使おうとする人とか、思わぬ使い方をする人もいるので。
     今回はその心配は要らず、『バファリンプレミアム』はご主人の偏頭痛に、『パブロンSα』は常備薬にとの事だった。
     ただ、『バファリンプレミアム』は『バファリンA』とは縁もゆかりも無い処方内容であることを伝えると、初めて見たので試してみようと思ったそう。
     今まで効いていた薬をあえて変える必要は無いものの、自分に適している薬を把握するために他の物を試してみるというのは悪くない。
     その代わりに、成分表示は記録しておいたほうが良い。
     そんなお話をすると、ご主人には病院から鎮痛剤が処方されているという。
     えっ∑(゚ω゚ノ)ノ!?
     そ、それはなんでしょう?
     ところが、処方されている薬が何かは覚えていないという。
     ええと、今までも、その処方されている薬と『バファリンA』を併用していたんでしょうか(;・∀・)?
     と、もう少しヒアリングをしたいところだったんだけど、医薬品レジが混んできてしまったため、それ以上踏み込めなかった。
     お客様には、お薬手帳で市販薬も一元管理することと、使った市販薬については担当医に報告するよう伝えるのが精一杯だった。

     『ユースキンA』を購入されるお客様に、痒みが治まったら消炎成分の入っていない保湿クリームなどへの乗り換えを勧めたところ、『ユースキンA』に痒み止めが入っているとは思っていなかったらしく、「買うのを間違えたかも」と言われた。
     念のため、棚の他の商品を確認して頂き、同じブランドで殺菌と保湿を担う『ユースキンS』との比較を説明すると、間違い無いとのことで、そのままお買い上げとなった。
     それ以上はお話しなかったから分からなかったけど、消炎成分が入っていることを知らせて驚くということは、どんな目的で使ってたんだろう?
     単に、保湿クリームのつもりだったのかな。

     常連のお客様が日用品を買いにいらして、以前にオデキにと紹介した『排膿散及湯』をネット通販で入手し使ってみたら、よく効いたというお話を聞いた。
     それはなによりです。
     うちの店にに置ければ良いのだけれど、入荷ルートが無いから仕方なし。
     ところが、知人にも分けてあげたら、やはり良く効いたとお礼を言われたとか。
     あうっ、駄目ですよぉ(^_^;)
     自分が効いたからといって、薬を簡単に人にあげちゃあ。
     まぁ、簡単に教えて私も悪いか。
     悪いついでに、応用として化膿など菌が悪さをする症状全般に使えるので、喉が痛い時とか虫歯が痛い時にも頓服として使えますと教えたけど。
     でも、薬を人にあげるのは、やめましょうね。

     

  • うがい薬の使いどころは?

     お客様から、『メンソレータムAD』と『ムヒソフトGX』の比較を質問され、基本処方は同じものの、前者には局所麻酔が入っていることを説明した。
     お客様の用途は脹脛(すね)の痒みだというので、皮膚の痒みへの対処は強めの薬でまず抑えて、症状に合わせ段階的に弱い薬に乗り換えていくのが適していますとお話し、『メンソレータムAD』を使って頂くことになった。
     ただ、詳しくお話を訊くと、寝る時に足の冷えのために靴下を履いているということと、痒みが強くなるのは寝る時と、お風呂に入っている時ということが分かった。
     ふむぅ、寒暖差アレルギーか血行不良が原因痒みかも。
     血液が多く流れようとするのに血管が開いていなくて、狭いところを一気に通ろうとする刺激を痒みとして感知してるんじゃないかと。
     湯船に入っている時間は10分くらいだというから、体が湯温に慣れる前に出てしまっている可能性がある。
     温めのお風呂に入って、20~30分くらい入っても痒みが続いてしまうか試してみるよう勧めた。
     もちろん、入浴時間を長くすることで痒みがより強まるようなら中断するということで。
     そして、寝る前に靴下を履くのはやめるよう伝えた。
     人間の体はサボりやすいので、靴下で保温していると自分で温めようとする努力をしなくなってしまう。
     寝る時に寒さをしのぐのには、熱ければ蹴り出せるアンカや湯たんぽのほうが良い。
     温かかったのが急に冷えると、やっぱり自分で温めなきゃと体が認識してくれる。
     寝る前に痒くなるというのは、副交感神経のスイッチが入るのと、靴下で血流が悪くなっているのとが重なっているのかもしれないし。
     あと、飲み薬として『十味敗毒湯』を紹介した。
     寒暖差アレルギーなら、『十味敗毒湯』が適応するので。

     鼻水と咳の相談をお客様から受け、症状の経過を確認すると3日前くらいからで、鼻水に色があるという。
     それなら風邪としての対処が適しているだろうと、『ルルアタックNX』と『エスタックイブNT』を比較しとして提示しつつ、眠くなりにくい物として『小青龍湯』も候補に加えた。
     すると、咳の方が鼻水より気になり、でも痰が絡むことは無いということから、『エスタックイブNT』を勧めて、お買い上げ頂いた。
     痰が絡むようなら、『ルルアタックNX』の方が向いていると思う。
     あと、お客様は食欲はあるというお話だったけれど、気管支の炎症というのは近くの食道から胃へも及びがちなため、食事は消化の良い物にして量を控えるように伝えた。

     家族連れのお客様で旦那さんが、『パブロンゴールドA』と『アデロンコールド』を比較していたので様子を見ていたところ、風邪薬の購入はやめたらしく、イソジンのうがい薬をレジに持ってきたので、喉が痛い時には使用を避けるようにお話した。
     消毒薬の刺激により痛みが一時的に緩和した感じはするとしても、粘膜を傷め、体を守る常在菌も倒してしまうため、常用するのも勧められない。
     毎日ちゃんと、欠かさずにうがいをしているというのなら、水道水で十分である。
     じゃあ、うがい薬はどういう時に使うかといえば、家族が風邪を引いたとか、職場で風邪が流行っているというような時に、期間を限定して集中的にというのが、お財布にも体にも優しい。

     

  • いくつになっても「片想い」は切ないね

     『ヴィックスドロップ』を購入されるお客様が、痰が絡んでるような咳払いをしていたので、飲み薬を使ってみてはと提案してみた。
     今日のところは『ヴィックスドロップ』でという返事だったけど興味は持ってもらえたようだったから、体内が乾燥している可能性をお話して『麦門冬湯』を紹介した。
     すると、他に鼻の奥に鼻汁がある感じで、鼻が詰まる訳ではないものの、それが気になっているという。
     それは上半身の、さらに上部に熱気が篭ってるんじゃないですかねぇ。
     そういう時には、鼻腔から肺にかけて冷やしながら乾燥を取り除く『ダスモック』(清肺湯)が適応すると思いますよん。
     『ヴィックスドロップ』以外の購入には至らなかったけど、まぁ情報提供ということで。

     喉の違和感の相談というのも案外あるもので、今回のお客様は病院で抗生剤が処方されたというから、まず体内が乾燥しているのは間違いないだろうと思い、私としては定番の『麦門冬湯』を案内した。
     でも、パッケージにデカデカと「こみあげる咳」と書いてあるため「違う」と一蹴されてしまった。
     パッケージ書いてあるのは、いわば売り文句であって、効能の一部に過ぎないんだけどね。
     もう少し話を聞いてもらえそうなら、『麦門冬湯』の効果は胃薬として働き、胃熱を取り除いて胃の上部にある肺の乾燥を抑えるとともに、水分代謝を改善して上半身に保水することによって、咳にも喉の違和感にも効果を発揮しまうとまで説明できるんだけどな。
     一蹴されてしまうと、そういう説明も一切できなくなってしまう……。
     仕方がないので、パッケージの表記で納得してもらえそうな『響声破笛丸』を紹介してみると今度は興味を持って頂けた。
     名前が効能みたいなもんだからね、この漢方薬は。
     でも、「飴を舐めると楽になるのよ」と言われて、顆粒を避けたいような様子も。
     飴を舐めて楽になるというのは、要するに唾で喉が潤うからで、それこそ『麦門冬湯』の出番なんだけどねぇ。
     そしてお客様が選んだのは、同じ棚の並びの『龍角散ダイレクト』だった。
     えっ……、それも顆粒………。
     どういう基準で選ばれたのか、よく分からない(;´Д`)

     ロキソニンを買いに、お客様が来店。
     置いていないことを告げた途端に、「無いならいい!!」って怒って帰られてしまった。
     目的の物が無いのだから、そりゃ機嫌も悪いよね。
     でも、切ない(´;ω;`)ウッ……。
     いつもなら、近隣の置いてあるドラッグストアーを紹介するんだけど、その隙も無く怒っちゃうんだものなぁ……。

     『パブロンSゴールドW』を購入されるお客様に主訴を確認すると鼻水で、透明なサラサラタイプだそう。
     他に症状は無いというし、風邪ではなく内臓の冷えが原因だろう。
     『パブロンSゴールドW』は、痰の絡む咳のある風邪に向いているから、鼻炎薬のほうが良いのではと提案してみたけど、そのまま購入された。
     大正製薬の公式サイトに載ってる臨床試験のデータでも、鼻炎への効きは一番弱いんだけど……(^_^;)
     せめてもと、入浴したり積極的に温かい物を飲食して内臓を温めるように伝えた。

     

  • 自分で調べたら専門家の意見も聞いてみましょう

     お客様が『ガスター10』を求めて来店したものの、うちのお店には置いていないことを説明したうえで、何か『ガスター10』でなければならない理由があるのかを尋ねたところ、加齢による胃もたれに効くという情報をネットで見たからなんだとか。
     間違ってないけど、間違ってる気がする……。
     ネットで色々と調べられるようになったのは良いけれど、それらの情報の取捨選択や有益に活用するのには、やはり専門知識は欠かせない。
     例えば、何かを調べようという時には、そもそも検索する用語を知らないことには調べられなかったりする。
     まぁ、Google先生が「もしかして」と関連しそうな用語を提示してくれるものの、それはあくまで関連しそうな用語であって、本当のところは分らない。
     また、一見関係無さそうな事柄が繋がっているなんてこともあり、さらに裏を取ろうと思ったら際限なく調べなければならない。
     でも、特定の専門分野についての基礎知識があれば、「書いていないこと」を「結びつけて」考えて調べることができるし、どの程度まで調べれば信頼性がある情報かという見極めもできる。
     だから、自分で調べるのは良いとして、いきなりそれを専門家に相談せずに実施するのは、どうかと思う。
     もちろん専門家の間でも意見が分かれる事柄があり、いやだからこそネットで見た情報は、単に情報として蓄積するのでなく実行しようとするのなら、専門家の話は聞いておくべきだろう。
     それこそトンデモ医療系を信奉する人たちは、現代の医療基礎知識も持たないままに拒否してたりして危険極まりない。
     現代医療の側では、代替医療は取り入れないこともないし、トンデモ医療だって患者さん自身の気持ちの安寧のためには生命に危険が及ばない限りにおいて全否定ということは無いはずなのに。
     糖質制限なんかも、体験談を語り合う人達同士で盛り上がってて、医療関係者の指導のもとで実施している人の体験談というのには、なかなか出会えないんだよねぇ。
     もっと脱線すると、無農薬野菜を売り文句にしている農家や飲食店の経営者が、じゃあそれだけ忌諱してる農薬についてどのくらいの知識があるかというと、どうにも怪しい。
     ホームページなんかの解説を読んでみても、一括りに「農薬」と語っていて薬学の知識があるようには到底思えない文言が並んでいて、トンデモ医療を信奉する人が肝心の現代医療の基礎知識に乏しいように、実は農薬のことを碌に勉強してないんじゃないかと。
     ちゃんと、「無農薬」というのは「法的に登録されている農薬を使ってない」というだけで、「農薬以外の薬剤」を使っている可能性を言及している農場などのホームページの方が、よほど信頼できる。
     私も、できるだけ多角的な視点を持った専門家でありたいもんである。
     ………と、だいぶ偏った方向に脱線してしまったσ(^◇^;)。
     今回のお客様に、もう少し詳しくお話を訊いてみると、『大正漢方胃腸薬』と『第一三共胃腸薬』は試したことがあり、どちらも期待した効果を得られなかったという。
     『大正漢方胃腸薬』は私の中ではイチオシだから、いきなり得意手を封じられてしまった。
     余計なことを訊くんじゃなかった(爆)
     そもそも『ガスター10』を選択するのであれば、『半夏瀉心湯』も候補になるだろうと、試しに肋骨の下側に指を入れてもらったけど痛みは感じないそう。
     ううん、『半夏瀉心湯』は適応しないか……。
     少し疲れているようにも見えるから、『ギャクリア』(六君子湯)か『スクラート胃腸薬S』の方が合うかも。
     そう案内してみたが、加齢によるものかは、お客様が思っている事であって現状を把握するために、一度は病院を受診してみるよう勧めた。
     ええ、専門家(医師)の意見は大事ですヽ( ´ー`)ノ←オイ
     お客様には、「胃薬を選ぶのも難しいんだねぇ」と言われた。
     いや、これは本当で、同業者の間でも「皮膚と胃腸は、相談されたくない」というくらいでして。
     なにしろ、皮膚疾患は感染症やアレルギーなどの可能性があり、胃腸は内臓疾患ゆえに診察行為ができない店頭では判断しづらい。
     風邪なんかは、むしろ「治すもの」ではなく「症状を抑えるだけ」だから、ある意味楽なんである。

     お客様から食欲低下の相談を受け状態を尋ねると、普通に食べてはいるが食欲が落ちており、食後にすぐ横になると胃液が戻る感じがするという。
     食べてすぐ横になったら当然のようにも思えるが、胃の機能が正常であれば胃液が逆流しようとしても、ちゃんと防いでくれるので、自覚症状があるようなら、やはり胃の機能が低下していると考えられるため、『六君子湯』を案内した。
     それと、『スクラート胃腸薬S』も候補として提示したところ、以前に『セルベール』を使って効いた気がしなかったことを思い出された。
     お客様は神経質そうにも見受けられるから、生薬と現代薬の合方であるものの生薬構成からすると『セルベール』ではフォローしきれなかったのかも。
     そして、『スクラート胃腸薬S』を試してみると決められたところで、実は喉の痛みに病院で痰を切る薬を処方されているとのことで、飲み合わせが気になるという話が出た。
     どうして、それをもっと早い段階で言ってくれないの(;´Д`)
     いえ、訊かなかった私が悪いんですが。
     まぁ、予想される痰を切る薬との問題は無いはずですが、お薬手帳に購入した市販薬の成分表示も貼って一元管理することと、お薬手帳を持ち歩くようお願いした。

     

  • 頼まれて来た人に説明しても伝えきれない

     東南アジア系と思われる、外国人のお客様が二人組で来店。
     患者さん本人は全く日本語が出来ないらしく、同行している人に通訳してもらったところでは、どうやら皹(あかぎれ)らしく、指先が数ヶ所割れていた。
     通訳の人の話では、手荒れのクリームをという事だったけど、これは『ヒビケア』でいったん治してから、『ワセリン』で保護したほうが良いと伝えた。
     ただ、うちのお店に置いてある局方の『ワセリン』は、小瓶と大瓶の極端な物しかなくて、医薬部外品の物は価格が高めになってしまい、患者さん本人が躊躇してしまったため、アロエエキス入りの『メンターム アロバ 薬用スキンクリーム』を紹介してみたら、『ヒビケア』と一緒に購入して頂けた。
     住んでいる所にはお風呂が無くシャワーのみだそうなので、首の後や脇の下といった、皮膚が薄くて太い血管をある部位にシャワーを浴びて血の流れを良くするよう、通訳の人を通じて説明した。

     『麻黄湯』の液剤を購入されるお客様に発熱の有無を確認したところ、ご主人から「液剤の風邪薬を」と頼まれてきたという。
     しかし、ご主人の症状については把握してきていなかったらしく、パッケージに「風邪の初期」と書いてあることから選ばれたそう。
     ううむ、麻黄の効果で体感的にはシャキッとするかもしれませんが、悪寒の有無や発熱などの経過観察をして、発熱前なら『葛根湯』を使い、発熱して汗をかくようになったら『柴胡桂枝湯』に乗り換えることも検討するよう、ご主人に伝えておいてくださいな。
     そう説明して、そのまま『麻黄湯』をお買い上げ頂いた。
     せめて頼む方も自分の状態を伝えておいて欲しいし、頼まれる方も症状を確認してから来てもらいたいところ(;´д`)

     『パブロンSα』をレジに持ってきたお客様に症状を尋ねてみると、成人の息子さんに「風邪薬を」と頼まれたという。
     嫌な予感しかしないなぁ(^_^;)
     一応は、喉の痛みと鼻水が主訴であるらしいことは分かった。
     でも、鼻水の状態は確認してきていないそう。
     万能な鑑別法じゃないけど、鼻水に色が付いているか、あるいは白っぽくて粘り気があるか、それともツーッと垂れてくる透明かというのは、風邪かどうかを見分けるのに重要なので、ぜひ鼻水の状態の確認は意識してもらいたいところ。
     透明で、本当に水みたいな鼻水なら、これからの季節では単純に冷えのせいと考えられ、風邪薬なんか飲まなくても体を積極的に温めてしまえば回復には充分。
     喉の痛みの方も、冷えた体を温めようと体が頑張ってしまい、これまた単純に温かい空気は上に昇るから上半身が乾燥してしまったか、胃炎になっていて直通している食道や近くの気管支が、トバッチリで炎症している可能性が高い。
     その場合は、お風呂に入ったり温かい物を飲んだり、腹巻きでもして体を温めれば、体の方も頑張って熱を出す必要が無くなり、炎症が治まる。
     もし、冷えによる鼻水とは別に、外敵と戦ったりするための扁桃腺炎なら、喉の痛みだけに薬を使い、風邪薬を処理するための体力の低下を防ぐほうが、年末に向けて休みにくい状況では良いだろう。
     そんな話をしてみると、お客様自身は体がだるい時には『葛根湯』を使うそうな。
     上半身を温める『葛根湯』は喉の痛みには向かないが、ごく初期の段階なら炎症の熱を発散する効果はあり、冷えによる鼻水にも当然効くから、今の段階なら充分行けるはず。
     そう思ったら、息子さんは粉を嫌がり、家にある『葛根湯』は飲まないそう。
     好き嫌いはしょうがないけど、その好き嫌いは症状の苦しさと天秤に掛けて、せっかく手元にある物を活用する機会を失っても良いものなのか。
     ひとまず今回は、そのまま『パブロンSα』をお買い上げ頂いた。
     咳も痰も発熱も無いようなら、無駄だと思うんだけどねぇ。
     いや、お金のことだけどしゃなくて、取り込んだ後に処理するために働かされる体のほうが。
     体としては、冷えた体を温める方にエネルギーを回したいはずで、余計な物の処理にエネルギーを持っていかれたら、疲労して本当に風邪をひいてしまいかねない。
     『葛根湯』なら、栄養剤も兼ねてるような処方内容だから、あるなら活用したほうが、財布にも体にも優しいのに。
     でもそういう話は、頼まれて来た人に説明しても伝えきれない。
     体調不良で動けなかったり、時間的に無理でなければ、人に頼まず来店してくださいませm(_ _)m

     

  • 内臓の冷えは上着を着込んでも駄目

     やや高齢のお客様から手荒れの相談を受け、スキンケアの棚へ案内しつつ状況をヒアリング。
     仕事で手袋はできず、しかしすぐに泥が手についてしまうためワセリンなども使えないという。
     というより、ワセリンなどを使うと手が滑ってしまうということか。
     いずれにせよ予防は難しいようなので、『ヒビケア』を案内して使って頂くことになった。
     そして入浴について訊いたところ、シャワーのみというお話だったため、寝る時間を削ってでも入浴するよう勧めた。
     皮膚の再生のためには材料が隅々にまで行き渡らなければならず、それにはやはり血流が大事なので。
     他に歯痛の相談もあり、『バファリン』が効かないというお話から成分違いの物をとお話して、『大正トンプク』と『新セデス錠』を案内し、後者をお買い上げ頂いた。

     鼻水と痰の相談をお客様から受けたので、まずは風邪と寒冷の鑑別のために鼻水の状態を確認。
     下を向くと垂れてくるくらいで透明のサラサラだというから、寒冷によって内臓が冷えているのが原因と考えられることを伝えると、平均体温が34.5度だという。
     低体温症(^_^;)?
     『葛根湯』では温めるのが追いつかなそうだし、痰もあるということから、『小青龍湯』を案内した。
     ただ、胃が弱いようなので、漢方薬といえども指定されている用量を超えて服用しないように伝えた。
     あと、入浴時間は長めにとることと、室内でも腹巻きなどで下半身を温めるよう勧めた。
     内臓の冷えは、上半身を着込んでも温まらないので。

     液剤の『トクホンチールOX』を見ていたお客様に声を掛けたところ、脹ら脛の疲労にパップ剤の『サロンパスA』が効いたものの肌が痒くなってしまったため、塗る物を探しているとのこと。
     ただ、痒くなった原因が主成分によるものかは分からず添加物が原因のこともあるため、塗る物でも起きる可能性をお話して、成分表示は手元に残しておくようお話した。
     そのうえで、『サロンパスA』に近い成分の『アンメルツヨコヨコA』と、塗る時にマッサージすることを前提とした『ラブ』を案内して比較したうえで、血行促進のために局所麻酔が入っている『トクホンチールOX』をお買い上げ頂いた。

     

  • ほぼ栄養が全部入りだから玉子を食べれば完全食という説も

     『パブロントローチAZ』をレジに持ってきたお客様に症状を尋ねると、喉の痛みが結構長く続いているそう。
     そして逆に、内科と咽喉科のどちらを受診したほうが良いか質問され、どちらでも診てもらえるはずと答えた。
     そのうえで、体内が乾燥している可能性と、喉の痛みは胃炎とも関係する事があることもお話して、『麦門冬湯』を紹介した。
     頭重感や肩と張りといった複合的な症状が無ければ、喉の痛みも必ずしも風邪とは限らないので。
     すると、今回『パブロントローチAZ』を選んだのは、『新コルゲントローチ』が効かなかったからだとか。
     消毒系の『新コルゲントローチ』が効かなかったのなら、抗炎症系の『パブロントローチAZ』の方が向いていると思われるため、そのままお買い上げ頂いた。

     喉の薬の棚を見ていたお客様に声を掛けると案内を断られたけど、『桔梗湯』をレジに持ってきた際に症状を尋ねると、喉の痛みが1週間くらい続いてるという。
     比較として、患部を冷やす処方の『桔梗湯』とは別に、患部を冷やしつつ炎症の熱を発散する『駆風解毒湯』を案内しつつ、胃炎の可能性もお話して上半身を潤す『麦門冬湯』も紹介した。
     急に寒くなってきたのに対して体が変化に耐えられず、胃の不具合を起こす人は多いのだけれど、あまり知られてないんだよね。
     そもそも、胃を悪くして喉の痛みや咳になるということが知られていない。
     胃には痛覚神経が無いから、胃炎を起こしていても自覚症状が無く、だけど多くの人が胃に不具合があれば胃痛や熱感といった自覚症状が必ず現れるもんだと思ってる。
     実際には胃痛などは、胃の周囲の神経が胃に代わって「具合が悪いみたいだよ」と教えてるので、自覚症状が現れるのは、だいぶ悪くなってからの話。
     そして胃炎を起こすと、その熱で胃に覆いかぶさるようにある肺が乾燥したり、胃の炎症が食道を傷め、近くの気道にまで炎症を及ぼし、それを喉の痛みと感じるケースでは、胃を治すことで喉の痛みや咳も治まる。
     これから春を迎えるまでには、喉の痛みが風邪かどうかを見分けるのは大変に難しい。
     そうは言っても、扁桃周囲炎にしろ胃炎にしろ風邪にしろ、喉が痛む時の養生は基本的に同じで、体を温めること。
     体を温めて血流を良くなれば患部の再生のための材料が運ばれ、免疫力も高まり、いずれの原因にしても回復を早める。
     今回のお客様は鼻水が無く、お腹も弱くないそうなので、『桔梗湯』で冷やしても差し支えはないため、そのまま購入して頂いた。
     ただ、患部は冷やしても体自体は、やはり温めるよう勧めた。
     というのも、患部が炎症を起こしているのは、やはり体自身がウイルスを倒すために戦うか、血流を良くして患部の再生を促そうとしているからで、外気が寒くなってきていて、でも家の中では冷たい物を飲みがちな現代においては、体の方は「もっと頑張って熱を出さなきゃ!」と、より炎症を起こそうと躍起になってしまう。
     だから、温かいお風呂に入り、部屋の中でも厚着して(下半身)、温かい物を飲むことで、「あっ、頑張らなくてもイイんだ(*´∀`*)」と体に分からせるのが重要なのだ。

     お客様から、サプリメントの『ヒアルロン酸』と『コラーゲン』の有効性について質問されたけど、評価が難しいとお茶を濁すしか無かった。
     まずサプリメントという物は、効果が期待できる物も出来ない物も玉石混交。
     はなから効果を確かめていない物もあれば、効果があると評価できても医薬品として許可を得るには莫大な費用を掛けて治験を行わなければならず、経営判断としてサプリメントに留めて販売しているケースがある。
     そして、特定の成分を摂取したとしても、それは消化吸収される際に分解されてしまい、他の栄養素と合わさることで再構成されたり別な物に合成されたりするため、望む場所で活かされるとは限らない。
     軟骨に行ってほしいのに皮膚の材料になってしまうかもしれないし、その逆もしかり。
     カルシウムなども、骨の材料になってるのは間違いないものの、摂取したカルシウムが直接的に骨になる訳でもない。
     動物の脳を食べても、それが人間の脳の材料にはならないように。
     じゃあサプリメントはどう使うべきなのかといえば、一つの指針として考えられるのは、あまり食べない食材に含まれる栄養素に狙いを絞る方法だろう。
     私は、鶏の軟骨や豚足が大好きだけど、奥さんは大嫌いなので、そういう積極的に食べない人は、サプリメントで摂るのは有効だと思われる。(ただし、前述のように特定の部位には行かず全身に散らばると考えられる)
     また、トマトのように栄養豊富で大好きであっても、トマトを始めとした夏野菜は体を冷やしがちで、人によってはあまり食べるのが好ましくない場合がある。
     そういう時には、トマトに多く含まれるリコピンなどをサプリメントで補うという使い方が有効だろう。
     というお話をして、今日のところはお買い上げは無し。
     売場の一部に、野菜や肉類もあるので、美味しい物で摂取するほうが楽しいかと思われ(´∀`*)ノシ

     『メンソレータムAD』をテレビCMで見たとのことで買いにいらしたお客様から、『ユースキンI』との比較を尋ねられたため、基本的な処方は同じで、『メンソレータムAD』には局所麻酔成分が配合されているため、より痒みが強い場合に向いていますと説明した。
     すると、子供も一緒に使わせようかなというお話があったため、痒みの程度で使い分けたほうが良いことを付け加えた。
     特に肌の乾燥が原因の場合には、痒みが治まったら痒み止めの入っていない保湿クリームなどに乗り換え、痒みがでた時にまた痒み止めの入った物へと行き来するほうが良い。
     どうしても、「コレ一つで全て解決したい」と考えがちだろうけど、やはり痒み止めは神経に働きかける物でもあるので、あまり神経を騙し続けるのは好ましくない。
     特に、同じく乾燥が原因のようでも、体の仕組みが未熟で保湿できないのと、体の機能が衰えてきて保湿できないのとでは、やはり対処が違う(笑)
     子供の場合は、成長とともに機能が整っていくからワセリンやアロエ軟膏なんかで表面を覆って保湿すれば充分で、体の機能が衰えてきたら尿素入りのクリームなどで皮膚の中に水分を留めるような保湿が必要。
     だけど今回はそこまでお客様には、説明しなかった。
     なんかホラ、説明しにくいじゃないですか。
    「老化現象」と言うようなもんだから(^_^;)

     

  • 冷却シートの効果は?

     『ルキノン咳止め錠』と消毒系の『のどスプレー』をレジに持ってきたお客様に症状を確認すると、喉の痛みと鼻炎を発症して1週間ほど経っているとのこと。
     鼻水に色が付いているというから風邪だと思われるものの、今は主訴というほどではない模様。
     なので喉の痛みに特化するのなら、消毒系より抗炎症系のアズレン製剤にしてはどうかと提案してみたら、飲み薬とどちらが良いか質問された。
     どちらが良いかというよりも、すでに日が経っていることを考えれば消毒系の出番は無く、炎症を抑える薬を使うのであれば、どちらか一方だけで充分なとこをお話しして、『ルキノン咳止め錠』のみをお買い上げ頂いた。

     『冷えピタ』を求めて来店したお客様に売場を案内しつつ発熱があるのかを尋ねると、常備用というお話。
     実際に発熱して38度を超えるような時には水枕の使用を勧めたけれど、「効くから」とのことで、そのもも『冷えピタ』を購入された。
     一応、冷却シートの解熱効果について検証した医師のデータがあって、使用前後での優位性は認められなかったそう。
     一方、副交感神経が優位になるという結果も出ていて、つまりはリラックス効果はあると。
     病気の時のリラックス効果というのは重要でもあるから、効くといえば効くと言っても良いのかもしれない。

     風邪のシーズンに突入したからからか、『冷えピタ』や『熱さまシート』を購入されるお客様も増えた。
     一応、用途を尋ねるようにしているのだけれど、今回は旦那さんから発熱したと連絡があり頼まれたそう。
     ただ、詳細は不明だそうなので、まだ悪寒が残ってる段階なら『冷えピタ』を額に貼るとして、悪寒が無く発熱のみであれば水枕で首の後の太い血管を冷やすようお話した。
     特に避けなければならないのは、発熱初期に熱を下げようとしてしまうことで、これは例えるならジャンプしようと屈んだところを蹴り倒すのに等しい。
     ウイルスと戦うための準備をしているところを邪魔すれば、それだけ回復を遅らせてしまう。
     それと、体力をつけようとして、風邪の症状が現れてから栄養剤を飲んだり、食事をガッツリ食べるのも駄目。
     栄養剤を処理するために肝臓が無駄に働いたり、消化や栄養の吸収のためにもエネルギーが必要なため、風邪を治すエネルギーが削がれてしまう。
     今回のお客様は一緒に『ポカリスエット』を購入されるので、普段よほど不摂生をしていなければ、食欲があっても食事をせずに『ポカリスエット』で水分補給をして過ごしたほうが早い回復が見込めることを伝えた。

     

  • 粉薬の飲み方どうしてます?

     やや高齢のお客様が『銀翹散』を買いにいらして、鼻水の有無を確認したところ、頼まれ物だとのこと。
     『銀翹散』『葛根湯』とは反対に、上半身を冷やすことで風邪を治すことを説明すると興味を持たれたので、頼んだ人の症状を詳しく訊くと、1週間ほど前から喉が痛むらしい。
     他の症状は無いそうだから、『駆風解毒湯』『桔梗湯』を紹介しながら、胃炎の可能性もあることをお話したところ、その時期には食欲が落ちていた模様。
     そしてその時には咳もあったというから、そういう時に適応する物として『麦門冬湯』も紹介した。
     本日は、そのまま『銀翹散』をお買い上げ。
     使い分けについてのメモを希望されたため、汚い字で書いてお渡し。
     恥ずかしい(u_u;)

     『ロキソニン』を求めて来店したお客様に、うちのお店には置いていないため『イブA』を提案したところ、以前にイブプロフェンが処方されて効かなかったそう。
     ただ、主訴は肩の痛みで、処方されている『ロキソニン』にしても効いていないらしく、別に座薬の鎮痛剤が処方されており、それは夜には効いているものの朝には痛むという。
     でも、その座薬の内容は不明。
     病院では、自律神経失調による疼痛と診断されているというのだけれど、これまた詳細が不明。
     せめてお薬手帳があれば、他に処方されている薬とか、これまでの履歴で、関連する病状や担当医の治療方針を類推することもできるんだけどなぁ。
     お話を聞く限りでは、頓服に『芍薬甘草湯』を用いて、『釣藤散』を併用するのが良いように思える。
     『釣藤散』はパッケージに「高血圧」と書いてあるのもあって、血流を改善するのが主な効能だけど、案外と神経性の症状を緩和する生薬が入っているので。
     一応はお話をしてみると、帯状疱疹に『十味敗毒湯』を処方されたことがあり、そのさいに血圧が高くなったため服用を中止したという。
     なんだろう、甘草のせいなのかな。
     『十味敗毒湯』の含有量じゃ、ちょっと考えにくいけど。
     甘草が原因だとすると、『芍薬甘草湯』も使えなくなってしまうのだが、その『芍薬甘草湯』を試してみたいと買われてしまった。
     ありゃん(^_^;)
     お客様には、お薬手帳を持ち歩くことと、購入した市販薬も一元管理するよう勧めた。

     やや高齢のお客様が『八味地黄丸』を眺めていたので興味が有るのかなと思い声を掛けたら、病院で処方されていて、効能を確認していたとのこと。
     『八味地黄丸』に限らず、漢方薬には一読しただけでは繋がりが分からない効能が書いてあって混乱するとこがあるんだけど、お客様もそう思われたらしい。
     そのため、血流が滞ると体の材料が行き渡らなくなり痒みを感じたり、腎臓の機能が低下すると目の機能も低下することなどを説明し、体の各部は相互に関係していることをお話した。
     そして、病院で処方されているのが顆粒で、喉に引っかかり声嗄れしてしまうというお話があったため、水を少し口に含んでから薬を口に入れ、追加で水を飲んでみるよう提案した。
     そういうや、粉薬が苦手という人に話を聞くと、たいてい粉だけを先に口に入れて水を後から飲んでたりするんだよね。
     そりゃ、確かに苦しいわと思ったけど、どうしてそういう飲み方をするのか分らない。
     他には、先に水を口に含んでからだと粉薬が飲めないという人もいたけど、先にめいいっぱい水を口に含むから開けられなくなる訳で、水を2回に分けるというのは思いつかないらしい。
     そういう私も子供の頃は粉薬は、袋状のオブラートに包んで飲んでたんだよねぇ。
     だけど、ほぼ毎日飲み続けるのに面倒になって、粉薬を直に飲むようになった。
     その時にやったのが、先に少し水を口に含んで薬を口に放り込み、追加の水で飲み下すという方法。
     誰に教わった記憶も無いから、たぶん自然にやってたんだろう。
     しかしまぁ、人が薬を飲むところをマジマジと観察する事は無いから、意識しないと自分の飲み方が唯一の方法と思ってしまうかも?

     

  • 「風邪には葛根湯」という思い込み

     カップルと思われる若いお客様が、風邪薬や咳止め薬の棚を行ったり来たりしていたので声を掛けてみたけど、案内は断られた。
     しばらくして『ブロン錠エース』をレジに持ってきたため、痰が出ているのかを尋ねたところ、出るというお話だったので『ブロン錠』の方を勧めようと思ったけど、重ねて痰の状態を確認してみると、痰が切れにくいと分かり、そのままお買い上げ頂いた。
     これは、私の訊き方が悪かったな。
    「痰が出る」のと「痰が切れにくい」のは別物だから、そこを区別して質問しないと。
     患者さんからしたら、「痰が切れにくい」のも「痰がある」ことには変わりないから、痰が出ているか尋ねたら「痰が出る」という返事になってしまう。
     咳をした拍子に痰が出るようなら『ブロン錠』を、痰が喉に絡んで切れにくいなら『ブロン錠エース』をと覚えておいても、質問する段階で失敗していたら世話ない(´・ω・`)
     しかもこの2つの薬、どちらもパッケージに「せき・たん」と書いてあるから紛らわしく、今回のお客様は偶然に手にしたらしい。
     一応、お客様にも似ているようで効果が違うことを説明した。
     それから、咳をするのは気管支にも負担を掛け、喉の炎症が胃にも及ぶことがあるため、消化の良い食事をして胃を守るようにお話した。
     胃に影響が及んで弱ると、免疫力の低下につながって、風邪に進行してしまうというので。

     『ルルアタックEX』を服用していたものの効かなかったというお客様に、主訴を尋ねると喉の痛みと鼻水で、鼻水はサラサラの透明とのこと。
     発熱や頭重感は無いそうだから、それは風邪ではないのではとお話した。
     風邪でなければ、風邪薬が空振りしてしまう。
     そして、鼻水はそれほどではないといので体を温めるよう勧めて、喉の痛みには『駆風解毒湯』を案内した。
     『桔梗湯』もお客様の目についたけど、鼻水は内臓の冷えが原因と考えられ、炎症を冷やして治す『桔梗湯』は今回は避けたほうが良いことを説明し、『駆風解毒湯』をお買い上げ頂いた。
     『駆風解毒湯』は、冷やす生薬と熱を発散させる生薬の混合で、体を冷やし過ぎることがないから。

     『桔梗湯』の液剤をレジに持ってきたお客様に、念のためお腹が弱くないことと、鼻水の症状が無いことを確認した。
     選んだ理由は「効きそうだから」という事だったので、確認したことが注意点であることを説明。
     そのままお買い上げ頂いたけど、喉が痛くて鼻水が出る時には『葛根湯』と併用するよう伝えた。
     喉が痛いのに「風邪には葛根湯」という思い込みで『葛根湯』を買っていく人が多いから、この『桔梗湯』との併用は知っておいてもらいたいところ。
     上半身を温める『葛根湯』単独だと、喉の痛みは余計に痛くなるので。