10月 24, 2014 - 漢方薬処方, は行処方    No Comments

八味地黄丸(はちみじおうがん)
腎炎、糖尿病、陰萎、座骨神経痛、腰痛、脚気、膀胱カタル、前立腺肥大、高血圧

適応症状

 疲労倦怠感著しく、尿利減少または頻数、口渇し、手足に交互的に冷感と熱感のあるものの次の症状:

 腎炎、糖尿病、陰萎、座骨神経痛、腰痛、脚気、膀胱カタル、前立腺肥大、高血圧

用方・容量(顆粒製品の場合)

 1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。

 ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

組成(顆粒製品の場合)

 3包(7.5g)中、次の成分を含みます。

  ジオウ(地黄)6.0g     

  サンシュユ(山茱萸)3.0g

  サンヤク(山薬)3.0g

  タクシャ(沢瀉)3.0g

  ブクリョウ(茯苓)3.0g  

  ボタンピ(牡丹皮)2.5g

  ケイヒ(桂皮)1.0g

  修治ブシ末(修治附子末)0.5g

 以上の割合に混合した生薬より得たエキス4.0g含有します。

類似処方鑑別

五苓散  口渇、尿利減少などの症状はあっても、悪心、嘔吐、下痢などが顕著な場合に用いる。

猪苓湯  口渇、頻尿、残尿感はあるが、排尿痛の著しい場合に用いる。

小建中湯  疲労感は顕著だが、排尿異常は無く、上腹部の腹直筋の張っている場合に用いる。

六味丸  本方と同じ症状だが、本方を服用するとのぼせ症状が現れる場合に用いる。

柴胡加竜骨牡蛎湯  精力減退、多尿などの症状はあるが、不安神経症が強く、下腹直腹筋に緊張がある場合に用いる。小児夜尿症。

使用上の注意

1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください

 (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。

 (2)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。

 (3)自覚的に熱感のある患者、または肥満体質の患者。(熱感、ほてり、発汗、しびれ等の症状が現れる場合がある。)

 (4)著しく胃腸虚弱な患者。(軟便、下痢、腹痛、胃部不快感、食欲不振等の胃腸障害を起こすことがある。)



2.服用に際して、次のことに注意してください

 (1)定められた用法、用量を厳守してください。

 (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

 (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。



3.服用中または服用後は、次のことに注意してください

 (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 

 (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

 (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

 (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。



4.保管及び取扱い上の注意

 (1)小児の手のとどかない所に保管してください。

 (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。

 (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。



5.その他

 本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。

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