• タグ別アーカイブ: 駆風解毒湯
  • 選択肢が多すぎても大変?

     男性のお客様から、顔の肌荒れの相談を受けた。
     頬の周辺が、白く乾燥したみたいになっているものの、痒みは無いとのこと。
     季節的に毎年なるようで、今回は草野球で日焼けをしたらしく、その後にタオルで強く拭いてからなったらしい。
     日焼けでダメージを受けたところに、追加ダメージを与えたのがマズかったんじゃないかな(^_^;)?
     痒みが無い点から、『ヘパローション』と『ロコベースリペアミルク』を案内しつつ、体の中からのケアとして『チョコラBBプラス』や『ビューティーアクトBBプラス』など内服薬の併用を勧めた。
     肌に赤味が残っていれば、『黄連解毒湯』も案内するところだけど、今回は該当しないから話題にも出さず。
     あまり一時にあれやこれやと薬を並べると、選択肢が無駄に増えてお客様が話を聞くのに負担になるかもと思って。
     今回は、『チョコラBBプラス』だけを購入される事になったため、効果を上げるためには成分を体に行き渡らせるのに血流が大事なことをお話して、20分以上の半身浴を提案した。
     また、洗顔をしっかりやっているという話が出たため、むしろそれで皮膚のバリヤーとなる皮脂を落とし過ぎているのが原因の可能性を説明し、洗顔フォームを良く泡立てて、指が顔に触れないくらいに軽く撫でるだけの洗顔方法を教えた。

     喉の痛みの相談で、お客様がいらした。
     症状は昨日からで、頭痛や悪寒といった風邪の兆候は無い模様。
     そういう時には、風邪薬よりも喉の痛みをピンポイントで抑えた方が疲れなくて済むことを説明して、患部を冷やす『駆風解毒湯』と患部の熱を発散する『ペラックT』を案内した。
     でも、予算面で千円以下にしたいような要望を受けたため、炎症を抑えるアズレン系のトローチで『パブロントローチAZ』と『マードレトローチ』を紹介した。
     すると、症状を詳しく確認した際に、ツバを飲むのも痛いというお話があり、改めて『駆風解毒湯』を勧めると、お買い上げ頂けた。
     また、患部は喉の奥のようだったから、自覚症状の無い胃炎を起こしている可能性をお話して、食事は消化に良い物にして量を控えるように伝えた。
     一概には言えないけど、喉の手前が痛むなら外部からのウイルスや汚染物の侵入を防ぐために炎症を起こしていて、喉の奥が痛む場合には逆流性食道炎か胃炎を、脳からは人体構造の正確な位置なんて分からないため、喉の痛みと誤認しているというケースがあるので。
     そして、ウイルスが原因でも喉と胃は繋がっているから胃に優しい食事にした方が、胃の機能低下を防ぎ早い回復を期待できる。

     

  • 虫刺されは感染が怖いから虫除けを優先して下さい

     『パテックス機能性サポーターハイグレードモデル』を購入されるお客様に、念のため用途を尋ねた。
     以前に、テーピングで固定するみたいな物だと勘違いしているお客様に出くわしたことがあるので。
     すると、膝の痛みを訴えている高齢の母親に使わせるつもりだという。
     そして、母親は認知症で、寝る前に外すのを忘れちゃうかもというお話も出た。
     もとより同製品はクロステーピング構造で関節部を支えるため、高齢者に使うような物ではないし、注意書きにも就寝中は使わないようにと書いてある。
     そのため、目的からしても白十字社の『関節保温遠赤サポーター』の方が適してるのではないかと勧め、そちらをお買い上げ頂いた。
     まぁ、やはり注意書きには就寝時の使用は避けるように書いてあるけど、締めつけ具合からすれば毎晩でなければ大丈夫だろう。

     胃腸薬の棚の前で選ぶのに迷っているらしいお客様がいたので声を掛けてみたら、海外に渡航するので常備薬にというお話だった。
     それならやはり、『正露丸』をと勧めた。
     そもそも『正露丸』は、戦争で海外の不衛生な地域に滞在するために開発された物で、消毒作用があるから。
     逆に言うと、食中り以外の下痢には向かない訳ですが。
     あと、通常の『正露丸』と糖衣錠を同じ物だと思われている人が多いけど、糖衣錠には腸の炎症を抑える成分が入っていないため、単純に「匂いが嫌」だからと糖衣錠を選んでいる人は注意。
     あと、お客様には海外で怖いのは虫刺されなことをお話して、虫除けも忘れないようにと伝えた。
     日本だと、なんとなく虫に刺されても痒み止めを塗ればくらいに思いがちだけど、デング熱で話題になったように、虫刺されは病原菌に感染する危険がある。
     虫除けに多く含まれるディードを危険視する向きもあるけど、それは虫刺されによる感染症の危険と天秤にかけた場合まで考えて欲しい。
     同じようなので、無農薬野菜をありがたがる風潮もどうかなと思う。
     無農薬で育てた野菜にはカビが繁殖しやすく、カビというと白カビや黒カビがイメージされやすいものの、ガビ自体は目に見えないし匂いも無いので分らない。
     それでいて、カビの種類によっては毒素を出す。
     また、野菜自体も実は無防備ではないので、虫害を受けると対抗するために内部で毒物を生成するのだ。
     だから、個人的な嗜好として無農薬野菜を好むのは良いとして、無農薬という理由だけで人に勧めるのは無責任というもの。
     無農薬野菜を勧めるからには、ガビ毒や野菜自身の生成する毒にも言及したうえで、農薬の危険度との比較をして下さいな。
     ………話が逸れた。
     虫除けに関しては、液体タイプやスプレータイプは飛行機に持ち込めない可能性があるため、医薬部外品じゃなくて医薬品の物を案内した。
     成田空港の『液体物の持ち込みについて(国際線)』というページよれば、医薬品は例外規定があるようなので。
     海外渡航経験者で、詳しい人がいたら教えて下さいな(・o・)

    Screenshot of www.narita-airport.jp

     やや高齢のお客様が喉の痛みを主訴としていたので『駆風解毒湯』を案内したけど、悪寒もあるというお話から『葛根湯』を候補に変更した。
     しかし、悪寒は強くなく、やはり喉の痛みの方が顕著なようだったため『銀翹散』を勧めて、お買い上げ頂いた。

     

  • 応仁の乱と関係無く、「人の世虚しい」が頭をよぎる

     以前に口内炎で『チョコラBBプラス』を使って治ったというお客様が、再び買いにみえた。
     ただ、その時には私は特に案内をしておらず、お客様自身で選んで購入された模様。
     そのため、繰り返し口内炎になるようならば、胃が悪くなっている可能性があることを話したところ、そういえば数日前に胃が痛かったとのこと。
     口腔内や口の周辺に現れる症状は、胃にも起きていると考えられ、神経性胃炎に用いる『半夏瀉心湯』を紹介した。

     『コルゲンコーワIB錠TX』を購入されるお客様に念のため風邪の状態を確認したところ、患者さんはご主人で、数日前から喉の痛みを訴えているとのこと。
     ただ、それ以外の症状については聞いていなくて不明だそうな。
     ありゃん、それは本当は本人に確かめて頂いた方が良いのですが……。
     もし主訴が喉の痛みだけなら、その他の症状向けに配合されている薬剤は、身体の健康な部分にも攻撃を仕掛けて疲れさせてしまう可能性がある。
     喉の痛みだけなら、『駆風解毒湯』とか『ペラックT』とか、ターゲットに効能を絞った方が身体的なダメージが少なくて済むのですが。
     お客様のご希望なのでそのまま販売したけど、本人には風邪かどうか確かめるよう勧めた。
     う~ん、あの様子じゃ駄目だろうなぁ。
     たぶん、聞き流されたと思う……(;´д`)=3

     常連のお客様で、病院から疲労と更年期障害に『当帰芍薬散』と、頻尿に『八味地黄丸』を処方されているというお客様から相談を受けた。
     『八味地黄丸』を服用すると、むしろトイレに行きたくなるそうな。
     むー、『八味地黄丸』が頻尿に効くのは、特に下半身を温めるからで、冷えが原因のケースだから原因が違うということか?
     でも、もともと冷え性というお話は聞いており、適応するようにも思える。
     神経質そうな面が感じられるから、服用することでかえって意識してしまうのかも。
     過活動膀胱炎も思い浮かべたけど、病院ではそういう診断はされていないそうだし。
     

    Screenshot of www.kampo-view.com

     痩せ型なことも考慮すると、『八味地黄丸』より『ジェントスルー』(八味地黄丸加五味子麦門冬)の方が合うのではないかと思い、紹介してみた。
     この薬も、なんで男性向けみたいな名前を付けちゃったのかなぁ。
     痩せ型で体力が乏しく、地黄の効果が現れにくいような人なら、女性でも適応すると思うんだけど。
     とか思いつつ詳しく訊いてみたら、1日3回処方されているのに1回か2回しか服用していないと分かった。
     食間に服用することになってるから、朝食べなかった時とか、出かけて昼食を食べなかったからと、食感が長く空く時には飲まないんだとか。
     ……それは、効かないんじゃないでしょうか(^_^;)
     むしろ、食事と離れてる時に服用した方が効果的なのに。
     そして、担当医にはそのことを話していないため、相当な量を飲まないまま溜め込んでいるらしい。
     あうっ、それはまず正直に担当医にお話して下さい。
     そのうえでないと、適応していないのかすら分かりませんと伝えた。

     

  • 患者さんの気持ちに近づけなくて失敗

     お客様から、風邪の相談を受けた。
     熱は無いものの、咳のし過ぎで肺が痛いとのこと。
     まぁ、肺が痛くなるはずは無いんですが、咳のし過ぎで肋骨の辺りが痛くなることはありますしね。
     私なんか咳のし過ぎで、腹筋や背筋が筋肉痛になった事もあるし(^_^;)
     そして今回のお客様は、数日前にはティッシュを鼻に詰めていないと垂れてくるくらいだったらしいのだけれど、今は落ち着いているそう。
     『小青龍湯』を候補に考えたものの、鼻汁に色が付いている様子だったため、『麻黄湯』と『ベンザブロックS』を案内した。
     また、鼻水よりも咳を止めたいというお話だったため『新ブロン錠』を紹介した。
     しかし、ハッと予算について確認しなきゃと思いつき尋ねてみたら、購入を見送られた。
     あ、あれ……?
     気分を害しちゃった!?
     あうっ、いつも予算のことを忘れがちだったのが珍しく思いだしたのに、訊き方がマズかったかしらん(;´・ω・)
     そういえば、主訴に咳と聞いていたんだから、最初から咳止めの方を考えるべきだったかも。
     色のついた鼻水が見えてたから、そっちに意識を引っ張られてしまった。

     常連のお客様が、ご主人の風邪の相談で来店。
     主訴は喉の痛みと疲労だそうで、『葛根湯』が喉の痛みに効くか尋ねられたため発症した時期を確認すると、一昨日からとのことだった。
     むー、それは微妙だなぁ。
     『葛根湯』も熱を発散させるから、喉の炎症を軽減できない訳ではないけれど、それはごく初期の話で2日目や3日目となると期待できないかも。
     そこで、『駆風解毒湯』を案内して、お買い上げ頂いた。
     現代薬の風邪薬についても尋ねられたので、複数の症状に対応するために処方されている風邪薬は、発熱していない時に服用すると疲労してしまう事があるため、お勧めできませんと答えた。
     今回は、すでに疲労感があるというお話だし。
     疲労感については、『柴胡桂枝湯』を紹介しておいた。

     やや高齢のお客様が、魚の目かイボということで薬を求めて来店された。
     実のところ、魚の目でもイボでも、やることは同じ。
     表面を腐らせて、早く下から新しい皮膚ができるようにする。
     今回は、患部が足の小指の横ということだったため、テープタイプより液剤タイプを普通の絆創膏に塗って使うよう提案して、『イボコロリ』の液体タイプをお買い上げ頂いた。
     そうそう、先にも書いた通り、この薬は皮膚を腐らせる物だから、作業後にはよく手を洗って下さいね。
     うっかり目をこすったりすると、痛いことになります(・o・)

     

  • 治りかけの風邪に使える風邪薬は無い!?

     ご主人が風邪とのことで、お客様が来店。
     『パブロンSゴールド』と『ルルアタックEX』を使ったが、改善しないという。
     しかし症状の経過を確認すると、そもそもの主訴は喉の痛みだけだと分かった。
     となれば、解熱だの鼻炎だのの成分は余計な物で、しかも神経を抑えてしまうから、患部の炎症を長引かせてしまう。
     風邪薬よりも、主訴にターゲットを絞ったほうが効果的なことを説明して、『駆風解毒湯』と『ペラックT』を紹介してみた。
     すると、以前に病院で処方されたトローチを今日になって使ってみたと言われた。
     なんで、後出し……。
     話してるうちに、思い出したのかもしれないけど。
     ただ、そのトローチの内容は不明で、効果があったのかは本人から聞いていないので分からないという。
     代理で薬を買いに来る時には、せめて使った薬を確認して、現在の症状を確認してきて下さいな(;´・ω・)
     いや、いつものお客様に比べたら、使った市販の薬銘柄を覚えていただけでも、「スゴ━━━(*゚∀゚*)━━━イ」と思っちゃうのは、毒されてきてるのか。
     でもそこまでで、病院で処方される薬と市販薬をリンクさせて考えてもらえるところまでの道のりの、なんと遠いことか………。
     今回のお客様は、『ペラックT』を選ばれてお買い上げ。
     本当は、喉の痛みが手前なのか、奥の方なのかも確認したかったんだけどね。
     奥の方なら、健康な人でも1日に50回くらいは胃液が逆流していて、いわゆる逆流性食道炎を「喉の痛み」と認識しているケースがあるから。
     そんな訳で、念のため食事は消化の良い物にして量を控えるようにとお話した。

     またご主人が風邪で治りが悪いと、別なお客様から相談された。
     こちらは、一時は38度まで発熱して汗をかき、3日ほど経過しているというから風邪だったのは間違い無さそう。
     そして今は、昼は平熱なものの夜に微熱になるというお話から、風邪は後期に差しかかっていると思われることを説明して、『柴胡桂枝湯』を勧めた。
     風邪の後期での市販薬選びの難しいところは、実質的に『柴胡桂枝湯』しか選択肢が無いこと。
     現代薬の風邪薬は、「症状の緩和」を目的とした処方で、いわば「熱が出るのを抑える」とか「咳が出るのを抑える」とか「鼻炎などの炎症を抑える」とか、とにかく「症状を抑える」のが主目的。
     ところが、風邪の治りかけとなれば、それらの症状はすでに弱まっている訳で、今さら抑えることに意味は無く、微熱を抑えるのなんか、這いつくばってヨロヨロと前進しようとしている背中を踏みつけるようなもんである。
     つまり、杖となり、土台となり、「体を起こす」働きが、現代薬の風邪薬には無い。
     あるとすれば、せいぜいが栄養ドリンクくらいか。
     そして、栄養ドリンクがガソリンだとすれば、風邪で弱ってるのはホディでありエンジンであり各部の部品だから、ガソリンを入れたところで車体のメンテナンスがされなければ、やっぱり車は正常に走れない。
     その点『柴胡桂枝湯』は、効果範囲が名前に現れており、柴胡は肝臓を助け、桂枝は胃腸を助ける。
     暑さ寒さの温度変化に弱い肝臓は、もちろん発熱によってもダメージを受け、風邪薬などを服用したとすれば、その代謝と解毒のために過労状態になっている。
     胃にしても、発熱で消化力は衰え、風邪のウイルスが内蔵に及んでいれば、胃腸炎を引き起こしているかもしれず、腸の機能の低下は栄養の吸収を悪くする。
     だから、風邪の後期には『柴胡桂枝湯』が適応するのだけれど、患者さんが「漢方薬は嫌い」という事になると、もう選択肢が無い。
     漢方薬が嫌で、どうしても薬をと言われたら、生薬配合の栄養ドリンクを候補に挙げて、「ゆっくり休んで下さい」としか……。
     でも今回は、そのまま『柴胡桂枝湯』で承知して頂けて、正直ホッ(*´∀`)=3

     やや高齢のお客様が、湿布を求めて来店。
     ご主人が手の神経痛に病院から湿布を処方されており、同じ物をと注文されたものの、お薬手帳や説明書のたぐいを持ってきていないため不明。
     しかも、今回買いに来た目的はその、手の神経痛のためではなく膝の痛みのためだという。
     どうやら、膝の痛みに同じ湿布を使っているもんだから、次の診察までに使い切ってしまったらしい。
     そして何故か、膝の痛みについては担当医に話していないそうな。
     整形外科に通ってる患者さんが、胃の不具合とかは科が違うからという理由で相談しないケースにはよく遭遇するけど、同じ科目と考えられるのに相談しない理由がよく分からない。
     次の通院までの期間に膝が急に痛くなったのではなく、前から痛がってたみたいなのに。
     とりあえず湿布をとの注文に、『フェルビナク』を案内してお買い上げいただくことになった。
     膝の方は、冷えると痛むようだというお話もあったため、『桂枝加苓朮附湯』を紹介してみたけど、興味は持ってもらえなかった。
     まぁ、それは仕方無いとして、通院先の病院の担当医には、今回購入した湿布を使ったことを報告して、膝についても相談するよう勧めた。

     
     

     

  • 胃痛に鎮痛薬を使うと、頭痛と胃痛を併発しそう

     やや高齢のお客様が『駆風解毒湯』の空箱を持って来店し、「同じ物を」と注文された。
    「良く効くのに、他のお店に置いてないんだよねぇ」とのこと。
     どの程度流通してるのかは知らないけど、近隣にある4軒のドラッグストアーの中では、確かにうちの他には1軒しか無い。
     しかも、本部からの通常商品リストからは、とっくに外されちゃってるし。
     それで一時期品切れになって、やむなくその1軒のお店にお客様を案内した。
     それ以来、本部には特別発注して切らさないようにしている。
     むしろ、『桔梗湯』の液剤以外の仕入れルートが無いため、『駆風解毒湯』が無いと喉の痛みの患者さんに対応できなくて、私が困る。
     お客様も私も覚えていないけど、たぶん『駆風解毒湯』を案内したのは私なんじゃないかな。
     それも、私が勤務し始めた直後くらいに。
     常連のお客様のことを覚えるのと、以前に案内した薬が分からないと困るので、こうして日記につけるようになったのはお店に慣れてきてからだから、その前なんだと思う。
     本当は、名前も記録しておきたいところなんだけど(もちろん名前まで公開したりしないが)、個人情報の取扱は難しいため、性別と主訴と対応内容だけのメモだけが頼り。
     それでも、その甲斐あってか常連さんの持病は覚えられるようになったし、3ヶ月や半年ぶりのお客様でも案内した薬の内容を思い出しやすくなった。
     残念ながら、その間に高齢で亡くなられたお客様もいて、そのうちの二家族が「生前お世話になりました」と挨拶に来られたのには、私も正直驚いたけど。
     治療そのものには、力になれなかったからねぇ(;´・ω・)
     ……ああ、感慨に耽ってる場合じゃなかった。
     『駆風解毒湯』をお買い上げ頂いて、お客様には喉が痛む場合には、喉から直通の胃にも炎症が及んでいたりするので、消化に良い食事をするようにと伝えた。

     飲んだ胃薬が効かないからと来店したお客様が、「やっぱり鎮痛薬じゃないと駄目かな」と言って『バファリンA』や『イブA』などを手にして選び始めた。
     目玉ドコー(  Д ) ゚ ゚ポーン
     コロコロコロコロ……( Д ) …_。…
     いや、失礼。
     実のところ、これが初めてではない。
     鎮痛剤を購入されるお客様に用途を尋ねたら、「胃が痛くて」と言われたのは、すでに2度3度……以降は数えるのを諦めた。
     嫌々ながら声掛けしていて(根が引き篭もりですからね)、こうして何度か遭遇するくらいなのだから、店員に何も相談せずに当たり前のように鎮痛剤を買っていく人の中に、結構いるんじゃあるまいかと考えると頭痛がしそう、いや胃痛も併発しそうだ。
     そのたびにお客様には、胃痛に鎮痛剤を使ってはいけないことを説明してはいるんですが……。
     そして今回のお客様には『安中散』に痛み止めの『芍薬甘草湯』の加わった『大正漢方胃腸薬』を案内しようと思ったら、糖尿病の治療中だと知らされた。
     飲んだ胃薬というのも、病院で処方された物らしい。
     そうなると安易に市販薬を使う訳にはいかないため、お薬手帳について尋ねたところ、自宅のパソコンで「しっかり管理しています」と自信満々に答えられた。
     え~と……、それを持ってきて下さらないと、お薬手帳の意味がありません(;´∀`)
     本日のところは担当医に、処方された胃薬が効かなかったことを報告するように勧めて、お引取り頂いた。

     やや高齢のお客様が、虫除けと虫刺されの薬を求めて来店された。
     銘柄は特に決めてないそうなので、まず近くにあった虫刺されから『ムヒS』を標準に、キャンプなどの野外活動には効く虫の範囲が広い物をとシリーズを紹介した。
     今回は、『ムヒS』の購入を決められ、続いて虫除けの話に。
     虫除けを毎日使うことについて心配されていたけど、虫刺されで怖いのは痒くなることではなく、昨年のデング熱騒動のように他の病気に感染することで、薬害と呼べるほどの副作用ならともかく、特別に薬剤アレルギーなどが無ければ、使用したほうが良いでしょうと説明した。
     ただ、ガスでの噴射タイプで吸ってしまうのは嫌という気持ちは充分に分かるため、ノンガスのミストタイプとジェルタイプを案内し、ジェルタイプを一緒に購入して頂いた。

     

  • 疑問に思わないと質問も出ないということ

     以前にも、中学生の息子んさにと『ブリーズライト』を買いにいらしたお客様。
     その時とは別にラージサイズを購入して使ってみたら、大きすぎて取れやすかったそうで、サイズごとに粘着力が違うのかと尋ねられた。
     え~と……、私は使ったことが無いので断言できませんが、粘着力は変わらないと思います(^_^;)
     キッズタイプだと今度は小さすぎるかもしれないため、やはりレギュラーサイズが良いのではと勧めた。

     喉の痛みと声嗄れの相談をお客様から受け経過を尋ねたところ、花粉症で病院からは『クラリチン』が処方されており、微熱があったため自己判断で『ストナジェルサイズS』を併用したという。
     う~む、断定はできないけど、その併用が声嗄れに影響したんじゃないかと。
     『クラリチン』の方は第ニ世代の抗ヒスタミン薬だから、口が乾いたりといった副作用は少ないはずなのに、そこに第一世代の抗ヒスタミン薬であるジフェニルピラリンが入っている『ストナジェルサイズS』を併用しては、元も子もない。
     微熱に対処するなら、アセトアミノフェンだけが入っている解熱剤か、漢方薬で花粉症と風邪の両方に対応する『葛根湯加川きゅう辛夷』を選択してもらいたかった。
     漢方薬は選択肢に入っていないかもしれないので、喉の炎症を抑えるために『パブロントローチAZ』を案内してみたら、トローチ全般を飴のような物と思っていて薬とは考えていなかったと言われた。
     なるほど~、こういう一般の人の感覚というのは忘れがち。
     どんな分野でも、素人からすれば「何が分からないのかが分らない」から、そもそも質問したりしない事があるということを肝に銘じておかないと。
     とはいえ、やっぱり薬を使うのに自己判断は避けてもらいたいですが。
     そして、喉の痛みに『駆風解毒湯』を紹介してみると、漢方薬を避けている訳でもないと分かり、声嗄れの方を早く治したいと要望されたため、『響声破笛丸』をお勧めして、お買い上げ頂いた。

     肩こりの相談で訪れたお客様、今までにそんなになったことは無く、温まると楽になるというお話から、『独活葛根湯』を案内してお買い上げ頂いた。
     上半身を温める『葛根湯』に鎮痛効果のある独活が入っているこの処方は、『サロンパス』や『トクホン』を常用している人に試してもらいたい内服薬。
     あと、ストレスが思い当たる場合の肩こりに使う『コリッシュ』(治肩背拘急方)も、紹介だけしておいた。
     ストレスは胃に来るので、胃の具合が悪くなると前かがみになり、首だけで重い頭を支えるため、これが肩こりに繋がる。
     これもまた、湿布薬だけで対応していては改善しないので、ぜひ内服薬も候補に加えておいてもらいたい。

     

  • たいていの薬は不味いですけどね

     お客様から、かかと荒れの相談を受けた。
     かかと水虫の可能性も考えだが、以前にかかとを削ってから回復せず、2年ほど経っているという。
     痒みは無いそうなので、『ヒビケアFT』を案内して、お買い上げ頂き、皮膚の再生を促すために半身浴を勧めた。
     また、家にはヒアルロン酸のサプリメントがあるそう。
     実のところ、ヒアルロン酸を経口摂取して効果があるのかというのは疑問。
     ただ、飲んだり飲まなかったりというお話なので、今後別な病気になった時のことも考えて、集中的に飲んでみるよう勧めた。

     のどスプレーの棚で迷っている様子のお客様に、案内を申し出たけど断られた。
     日記では毎日のように質問を受けているようだけど、それは声を掛けているからで、多くはこうして断られるのが普通。
     もともと人と話すどころか、顔を合わせるのも苦手な引き篭もり体質だから、正直凹む。
     もうね、自動販売機になりたいなと毎日思います(^_^;)
     お客様をレジで待機していると、『フィニッシュM』を選ばれたため症状を確認したところ、「マスカット味だから」選んだという答え。
     ヽ(・ω・)/ズコーッ!!
     主訴は喉の痛みと声嗄れで、症状は昨日から出てたそう。
     咳も出ている一方、発熱や鼻炎は無い模様。
     風邪薬を選ばれなかっただけ、マシなのかもしれないと立ち直り、経過を尋ねてみると、昨日は喉がズキズキと痛んだものの軽くはなってきているようだから、発症は昨日だけど、すでに治りかけに入っているのかもしれない。
     そこで、喉の痛みに『駆風解毒湯』を、声嗄れに『響声破笛丸』を案内した。
     前者を試して頂くことになり、ガラガラと嗽(うがい)をするように飲むよう勧めた。
     これは、パッケージにも小さくだけど書いてある飲み方。
     『駆風解毒湯』には石膏が入っていて、昔は打ち身で腫れた患部に石膏を塗って冷やしていたくらいだから、同じく喉を冷やすのに適していると考えられる。
     お客様には、加えて消化に良い食事をするようお話した。
     今回の喉の痛みの原因がウイルスにしろ体内の乾燥にしろ、胃が影響を受けている可能性があるので。

     『葛根湯』の剤形の違いによる効きめの違いを質問されたので、たいして変わりませんと答えたうえで、早め早めの服用が効果的なことを説明したうえで、顆粒の方が持ち歩きしやすでしょうとお話した。
     『銀翹散』との比較も尋ねられ、『葛根湯』が上半身を温めて悪寒や鼻水をともなう風邪に適しているのに対して、『銀翹散』は上半身を冷やすので喉の痛む風邪に適していることを説明した。
     今回は、常備薬として『葛根湯』をお買い上げ。

     

  • 「毒親」になっていませんか?

     『ナロンエース』の容量の多い方が安くなっている理由を、お客様から尋ねられた。
     まぁ、単純にうちのお店で、特価品になっているだけなんですが。
     そう説明すると、いつも使っていて、成人の息子さんや高校生の娘さんも一緒に使っているという。
     でも、『ナロンエース』を使っているのは特に理由がある訳では無く、『イブA』や『バファリンA』などを試したことも無いそうな。
     鎮痛剤は体が慣れてしまうと、将来的に鎮痛剤が効きにくくなってしまうことが考えられるため、家族でも使う薬を分けるように提案した。
     特に娘さんは生理痛にも用いていて、以前にはそれほど生理痛を訴えていなかったというお話から、「痛いのが当たり前」と思うようになると、成人してから重大な病気を見逃してしまう心配があることを伝えた。
     また、その娘さんは手足がかなり冷えていて、気圧の影響を受けているようなので、『当帰芍薬散』を案内してみた。
     ただ、本人が婦人科の病院を受診するのを嫌がっているらしかったため、内科ではあるけれど、漢方薬に詳しい医院を紹介した。
     そして、お客様自身の偏頭痛について尋ねてみると、ピルを服用してからが思い当たる模様。
     ううむ、単純に副作用か?
     痛みが強くなるタイミングや軽くなるタイミングを質問してみたけれど、意識したことが無いので分からないとの返事。
     ああ、まぁ、そうでしょうねぇ……(^_^;)
     胃が丈夫でないということで、「胃の不調から来る頭痛」と考えられることを説明して『五苓散』を案内したものの、漢方薬を使ったことが無いため、使用に踏み切れない様子。
     ここは、あまり強く勧めるのも良くないかなと引き。偏頭痛の頻度は多くないというお話から、『イブA』を案内して、お買い上げ頂いた。

     鼻炎薬の棚で迷っていたお客様から、どれが効くかと尋ねられ、「成分との相性次第です」と答えた。
     我ながら、不親切だと思いますが(;´∀`)
     一応は、『パブロン鼻炎カプセルS』や『ストナリニS』の他に、眠くなりにくい物としてメキタジンの『ロートアルガード鼻炎内服薬Z2』と、鼻水と目の痒みに使う『小青龍湯』と鼻づまりと鼻水を往来する時に使う『葛根湯加川きゅう辛夷』を案内した。
     最終的には、価格の安い物を希望されたため、『鼻炎Aクニヒロ』を勧めて、お買い上げ頂いた。
     予算のことを忘れがちなのが、私の悪いクセ。

     『のどスプレー』を求めて来店したお客様に、現に喉が痛む時には殺菌消毒のポピドンヨード系より、炎症を抑えるアズレン系が良いですよと勧めた。
     しかし、患者さんは一緒に来ている7歳児で、首の横を触ると腫れているのが分かるくらいというので、内服薬の方が効果的ですとお話して『駆風解毒湯』を案内した。
     でも、「薬を嫌がる」と言われれたため、同じくアズレン系の『パブロントローチAZ』を紹介すると、購入された。
     ただなぁ、本人が一緒にいるのに、いっさい本人に質問させてもらえなかったのが心残り。
     ほら、ドラマなんかであるでしょ。
     教師だとか医師だとか警察官なんかが子供に質問しても、親か答えてしまうパターン。
     本当に「薬を嫌がる」のか、確認するべきだったんじゃないかと自問自答。
     本人にしか分からない症状や感覚があるから、できれば本人とお話をさせてもらいたかった……。

     

  • 通常の3倍が許されるのはシャアだけ

     『ロキソニン』を求めてお客様が来店したものの、置いていないため近くのドラッグストアーを紹介した。
     ただ、用途は頭痛で、「ロキソニンが一番効いたから」と言うのだけれど、他にどんな鎮痛剤を使ったことがあるのかは不明。
     失礼だから深くは訊きませんが、数種類の鎮痛剤を比較して使ったことがあるのかとは疑問に思う。
     成分によって効くプロセスは違うし、体との相性、症状との相性というものもある。
     なんにしても出先で入手しにくい鎮痛剤に頼るのは困ることもあるはずなので、先方の薬剤師さんから『ロキソニン』を購入する際に、他の候補についても相談してみるよう勧めた。

     やや高齢のお客様が『駆風解毒湯』をレジに持ってきて、成人の息子さんが今朝に悪寒があり、家に有った『葛根湯』を飲ませてみたけど、まだ『葛根湯』で行けそうか尋ねられた。
     『駆風解毒湯』を選んだということは、喉の痛みもあるのだろう。
     発熱してきたら『麻黄湯』に切り替えるという前提で、まだ『葛根湯』で大丈夫でしょうと答えた。
     でも話しぶりからすると、お客様自身も漢方薬には詳しそうで、自身がインフルエンザと思われる時には『銀翹散』を通常の3倍量飲んだと言っていた。
     いや、でも、インフルエンザで『銀翹散』というのは私は考えないなぁ。
     それこそ『麻黄湯』の出番なんじゃ……。
     3倍量というのも、人には勧められない(^_^;)
     それに、よほど熱証か実証でないと、体が冷えすぎてしまうのでは?
     これは、今後の勉強としておこうφ(..)

     夫婦で来店したお客様から、『葛根湯』は粉と液剤では、どちらが早く効くかと尋ねられ、治験データでは1時間以内には効いてくるので、たいして違わないことを説明した。
     むしろ、『葛根湯』の効果の成否は、早め早めのタイミングで飲むことだと付け加えて。
     理想としては家に置いておかずに持ち歩いて、「頭が痛い……かな?」とか「悪寒がする……気がする」というくらいの初期に出先で飲んでしまえば、そのまま風邪に進行せずに終わらせることもできる。
     という訳で、持ち歩きのしやすさの点からも粉の方を購入された。
     また、授乳中の服用についても質問され、大丈夫ですと答えた。
     他に、旦那さんが、飲み会が近いということで二日酔い対策に『五苓黄解』を紹介した。
     そのうえで、参加する直前に温かい物を飲んで胃にウォームアップさせておく事と、飲み会では刺身のツマの大根や、揚げ物の付け合せのキャベツを積極的に食べるように勧めた。
     テーブルマナーのうえでも、ツマや付け合わせを食べるのは良いことなんだそうだし、大根もキャベツも胃薬として働き、それでいて飲み会では誰も手を付けなかったりするので、自分だけ悪酔いを避けるのに適しています(⌒▽⌒)