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  • カロリーや塩分量が表示されているコンビニ弁当は悪くない

     やや高齢のお客様から『独活葛根湯』と『疎経活血湯』の違いを質問され、前者は上半身を温めて肩こりなどを癒やし、後者は血流を改善して治すことを説明すると、主訴は五十肩のようだった。
     シャツを脱ぐときに肩が痛くて上がらないと言うので『独活葛根湯』は適応すると考えられることをお話したところ、以前に坐骨神経痛の治療を受けたことがあり現在も痺れ感が残っているというため『疎経活血湯』は適応するが病院でも処方してもらえることを説明して、ひとまず苦しい方の症状から対応するよう勧めて『独活葛根湯』を、お買い上げいただいた。

     やや高齢のお客様から『ルアタックEX』と『ルルアタックNX』の違いを尋ねられ、前者が喉の痛み向け後者が鼻炎に対応することを説明しヒアリングしてみたら、患者は成人の息子さんで頼まれ物なんだとか。
     そのため肝心の主訴が、喉の痛みと鼻水ということ以外は分からなかった。
     いつもは本人が『エスタックイブファインEX』などを選んでいるようだが、ストレスで毎春になるようなので胃炎の可能性もお話して、起きていない症状の成分が疲労させてしまうかもしれないため、喉の痛みに『ペラックT』を使い、鼻水は温かい食事をして体を積極的に温めるよう提案した。
     喉と鼻がつながってるのは当然として、そのまま胃にも続いているから胃を悪くすると喉や鼻も不調になるため、咳が出ていないなら咳止めの入った風邪薬は避けたほうが無難である。
     本日は『ペラックT』をお買い上げになり、スープなどの消化の良い食事をとお話すると、一人暮らしを始めたばかりでお弁当を買うように言ってしまったとのこと。
     日々の食事は、なにも自炊でなければならないということは無いし、コンビニ弁当でさえも30年前と比べれば良くなっているから、手間をかける必要も無いだろう。
     それこそコンビニ弁当でスープ系は選べるし、うどんなんかもある。
     自炊信仰は行き過ぎれば害で、濃い味付けを好む人が自炊すればかえって塩分過多になることを考えれば、カロリーや塩分量が表示されているコンビニ弁当は悪くない。
     塩分の摂り過ぎより食材の偏りが心配されるものの、若いうちはそれも大丈夫ないだろう。
     それに塩分の摂り過ぎが高血圧をもたらし、高血圧が寿命を縮めると云われたのは、東北地方の人が塩分の濃い物を好み短命だったことから推測されたことだけれど、その後の研究において冬期に外出が減り運動不足のほうが原因となっている可能性が高いと見方が変わってきている。
     塩分過多による高血圧が短命に結びつくのなら、九州や沖縄だって同じはずだし。

     

  • 余計な一言で余計な薬を買わせてしまったかも

     やや高齢のお客様が『疎経活血湯』を見ていたので声をかけたところ、坐骨神経痛に病院から内容は不明なものの痛み止めが処方されていて、痛み止めに頼らない薬を探してるとのことだった。
     そして『痛散湯』との比較を尋ねられたため、それは湿気で症状が増悪する場合に用いる物なので、体を温めると楽になるというのでなければ適用しないことを説明し、『疎経活血湯』の方を担当医に相談してみるよう勧めた。
     すると、なんでも他のドラッグストアーで白衣を着ていない店員に尋ねたら、「分からない」と言われて答えてもらえなかったそうだ。
     登録販売者や薬剤師ではない一般の従業員だったのかもしれないが、それならそれでせめて他の有資格者にバトンタッチをすれば良かりそうなものを何故しなかったのか(-_-;)

     高齢の母親のお尻の上部が擦れてガサガサしているとお客様から相談を受け、幹部は皮が剥けたり血が滲んだりということはないというので『ワセリン』を案内し、もし傷ができたら抗生物質を使うようお話したら、『ワセリン』と『テラマイシン軟膏』を購入された。
     しまった、余計なことを言ってしまったか(^_^;)
     商売としてはありがたいことだけれど、『テラマイシン軟膏』はまた後で必要な時にお買い上げでも良かったように思える。

     『ルルアタックNX』を購入されるお客様に症状を確認すると、主訴は鼻炎と喉の痛みで、花粉症もあるようだが鼻水は黄色とのことからそのままお買い上げいただいた。
     ただ、やはり咳は無いと言うから、本当は喉の痛みの薬と鼻炎薬の組み合わせの方が適しているとは思う。

     

  • 降圧剤が市販されるようになったら危ないかも

     お客様が外用消炎剤の棚で迷っている様子だったので声をかけたところ、ご主人が腰痛で、以前に仕事の関係で腰を痛めヘルニアと診断されたことがあるとのこと。
     その時に『モーラステープ』や『ロキソニンテープ』が処方されていたそうで、市販薬は弱いのかと訊かれたため必ずしもそうではないかとお話して、鎮痛効果と浸透力の違いを成分ごとに説明した。
     今は仕事を変えているものの、数日前から痛み出してるというので、痛みの度合いによって薬も乗り換えるよお話したうえで今回は浸透力があり鎮痛効果が高いジクロフェナクトリウム製剤をお買い上げいただいた。
     また、患部に痺れ感があるそうなので『疎経活血湯』を紹介した。
     それから、以前と同じ症状だと思い込むと別な病気を見逃しかねないため、定期的に検診は受けるよう伝えた。

     お客様から血圧を下げる薬を求められたけれど、市販薬には無いことを説明すると、そもそも処方された薬を覚えておらず、お薬手帳を持ってきていなかった。
     ただ、上が170で下が110であることと、後頭部がズキズキするというので、いわゆる肩こりが関係する緊張型頭痛と考えられることから、『ズッキノン』(釣藤散)を紹介したところ購入された。
     一概には言えないが高血圧で怖いのは上と下の幅が40以下と狭い場合で、幅があるのであれば血管がちゃんと収縮と拡張しているという証拠であるため、それほど心配はいらない。
     むしろ、自己判断で血圧を下げる薬を飲もうとするほうが良くない。
     もし降圧剤が市販されるようになったら、けっこう危ないんじゃないかと思う。
     お客様には、今回使う『釣藤散』をお薬手帳にメモして、担当医に報告するようお願いした。

     

  • 複数の薬に含まれるカフェインの過剰摂取に注意

     やや高齢のお客様から掌が痛いとのことで塗り薬を求められ、詳しく訊くと病院で何か診断されたものの病名を覚えておらず、内服薬と湿布薬が処方されたともいうのだけれど、それも覚えていなかった。
     お薬手帳は作っていなかったものの内服薬の現物は持っていたので調べてみたところ、線維筋痛症に処方される薬だった。
     しかし、使用してる湿布が分からないと安易に塗り薬も使えないことを繰り返し何度も説明して、本日はお帰りいただいた。
     お帰りになる前に、掌が痛むため手袋の下に着ける別な手袋が欲しいと頼まれ綿手袋を案内したのだが、欲しいのはそれではないと言われ、今使っている物を尋ねて見せてもらうと同じ綿手袋だった。
     もしかすると、軽度の認知症があるのかもしれない。
     線維筋痛症も考えると『抑肝散』が適用するように思える。
     とはいえ、なにしろお客様がそういう状態なので案内することはできなかった。
     せめて、ご家族が一緒だったらと思うけど、独り身なのかな(´・ω・`)

     若いお客様が『イブA錠EX』と『リポビタンファイン』を購入されるので一緒に服用しないように伝えたところ、どうしてかと尋ねられたので「カフェインが重複して過剰摂取になるため」と説明した。
     カフェインはコーヒーなどで日常の中に溶け込んでいるので忘れられがちだが薬物の一種であり、やはり過剰摂取は避けてもらいたいところ。
     ところで、会社のエライ人が書類に書いてある「重複」を「じゅうふく」と読むのが地味に気になる。

     お客様から外用消炎鎮痛剤について相談され、鎮痛効果の強さや浸透力が成分によって違うことを説明した。
     今回の主訴は腰痛で、以前に病院でヘルニアの疑いと診断されたものの、それから行っていないというため、改めて受診するよう勧めたうえでフェルビナク製剤を案内してお買い上げいただいた。
     また、腰痛には痺れ感もあるというので『疎経活血湯』を紹介した。

     

  • 医者探しは運命の相手を探すようなもの

     お客様から、肘の痛みの相談を受けた。
     10年ほど前に強く打ちつけたことがあるそうで、寒さも関係するようだったため『桂枝加苓朮附湯』を案内し、古い痛みでもあることから『疎経活血湯』も紹介した。
     すると漢方薬に興味があるようだったから、近くの口が悪くて患者の治療への姿勢に厳しい漢方系の病院と、優しい口調で相談に乗ってもらえる病院の2箇所を紹介した。
     最近では病院には一度行ったきりで、レントゲンでも異常は無かったことから鎮痛剤も処方されなかったとのことだった。
     ただ、医者選びは人と人との出逢いでもあり、運命の相手を探すようなものであるから、1回2回で「どうせ良くならない」と諦めずに探すよう勧めた。
     私も、喘息とアトピー性皮膚炎を克服するのに10年以上は費やして、医者を探し回ったもんである。
     本日は相談のみ。

     お客様が『コンタックせき止めST』と『パブロンSゴールドW』を一緒に購入されるので、念のため併用しないことを確認した。
     症状によって使い分けていると言うので、最初に総合風邪薬を使うより、それは良い方法ですねと伝えた。
     また、薬を処理するのに体がエネルギーを使うのと同様に食事で消化をするのにもエネルギーを使うため、体調がおかしいと思ったら食欲があっても消化の良い食事にして量を控えるようお話した。

     

  • 彼女のために薬を買うのに最低限必要なこと

     やや高齢のお客様が腰のサポーターを買いにいらっしゃり、サンプルが無いため開封して試してもらったところ、そのままお買い上げいただいた。
     病院で脊柱管狭窄症と診断されて鎮痛剤と他にも何か薬を処方されているそうだけど、腰が痛むというよりは片足が攣るような感じがすると言うので『疎経活血湯』を紹介した。
     それと、人から温めるのも良いと聞いたと言うので、ゆったりとしたぬるめのお湯での入浴を勧めた。

     若い男性のお客様から、彼女が頭痛なので「早く効く物を」と注文されたのだけれど、肝心の彼女が使ったことのある鎮痛剤は聞いてきておらず、痛み方も分からないという。
     お菓子やジュースを買いに来たのではないんだから、最低限使っていた薬と起きている症状は確認してきて欲しい(´・ω・`)
     そもそも早く効くと言っても20分ぐらいで効くのが10分で効くとかそういうレベルの話なので、使ったことのある薬や症状を把握しているのでなければ、この場合は効果範囲の広い物を選んだ方が良いでしょうとお話して、『バファリンプレミアム』を案内し、お買い上げ頂くことになった。
     ところがお会計を済ませてから「二日酔いかも」と言われたので、『アルピタン』(五苓散)を紹介し、ズキズキする頭痛はたいてい胃の不具合と関係することを伝えた。
     というか、何故その情報を先に出してくれないのか( ´Д`)=3
     『バファリンプレミアム』にはイブプロフェンが入っており、イブプロフェンは胃の保護機能を低下させるので服用中は消化に良い食事をするようお話しした。
     もし本当に頭痛の原因が二日酔いであるのなら、いずれにせよ消化の良い食事をしなければならないし。
     あと、アルコールによる脱水症状もあるはずなので、水分補給を忘れずに。

     

  • 処方薬の影響かなと思ったら担当医に相談を

     お客様から、『コンドロイザー』と『コンドロイチンZS』の違いを尋ねられたので、痛みが明確であれば痛みを抑え水分代謝を改善する防已の入った前者の方をと勧めたところ、主訴は膝痛と足が攣りやすいとのことだった。
     足の攣りには『コムレケア』(芍薬甘草湯)を案内すると、容量の多い『ツラレス』を選ばれた。
     また、仕事で立ちっぱなしなのが原因のようだったため、『疎経活血湯』も紹介した。
     本日は、『コンドロイザー』と『ツラレス』をお買い上げ。

     お客様から液体絆創膏の『エキバンA』を求められ、傷口にしみることを説明すると、今度は『サカムケア』を手にされたので、皮がめくれた程度の場合に用いる物ですと伝えた。
     すると患者はご主人で、指先の割れに使うとのことだった。
     また、お客様は以前に私が口内炎に『半夏瀉心湯』を案内したことがあり、追加で購入したいと希望された。
     しかし首筋に痛みがあり、それに処方されている薬の影響で胃を悪くしてるかもというお話があったため調べてみたところ、2種類の鎮痛剤が両方とも神経の働きを低下させる物と分かった。
     これは確かに、関係しそうである。
     激しい痛みではないというので、『疎経活血湯』を紹介したうえで担当医に相談してみるよう勧めた。
     本日は、『エキバンA』と『半夏瀉心湯』をお買い上げいただいた。

     

  • 家族でも使う薬を変えたほうが良いことも

     やや高齢のお客様が下痢とのことで、当初は「食中り」というお話だったので『正露丸』を考えたが、吐き気もするというので『柴胡桂枝湯』を案内した。
     しかし詳しく訊いてみると、脂っこい物を食べたのが思い当たるというお話と、水のような下痢ではないということから、脂質は胃ではなく腸で消化するもので、消化不良による下痢かもしれないとお話しして、効能には下痢とは書いていないが『タナベ胃腸薬ウルソ』を紹介した。
     ただ、『正露丸』が目につき、お客様が使いたいようだったので、下痢止めのロートエキスの入っているイヅミ製の『正露丸』を勧めて、お買い上げいただいた。

     やや高齢のお客様が、母親の腰痛のパップ剤を求めて来店し、何か病院から処方された薬を服用しているというのだが内容が不明なため、体に浸透しにくいインドメタシン製剤を案内した。
     また、お客様自身は肩に痛みと痺れ感があるというので、こちらは浸透力のあるジクロフェナクトリウム製剤を案内すると、それぞれ『ハリックス55IDプラス』と『ボルタレンEXテープ』を購入された。
     ついでながらお客様には、家族でも薬を変えるのは良い使い方だということを伝えたうえで、肩の痺れ感に『疎経活血湯』も紹介してみた。
     でも、『疎経活血湯』には興味を持たれなかった。
     残念。

     

  • お客様の仕事が分かって穴に入りたくなる

     お客様から、『桂枝茯苓丸』『桂枝茯苓丸料加よく苡仁』の違いを質問された。
     テニス肘だそうで、ネットか何かで有効性を論じている医師の研究を見たとのこと。
     前者が血流を整えつつ炎症を取り除き、後者は軟骨の材料となるヨクイニンを加えてあることを説明した。
     そして、痛みだけではなく痺れ感があるとのことから、『疎経活血湯』を紹介した。
     製薬メーカーの漢方薬と、漢方調剤をしている薬局での漢方薬では、どちらが良いかと質問され、メーカーの方が生薬からの有効成分の抽出技術に優れていると考えられる一方で、漢方調剤の薬局であれば患者の体質に合わせて生薬の配分を変えるといった対応が可能なことをお話しした。
     いずれにせよ、漢方薬に興味があるようなので、近くの漢方薬に詳しい病院を紹介した。

     夫婦のお客様が来店し『パブロンSゴールドW』をレジに持ってきたが、症状を尋ねると患者は中学3年生で、主訴は頭痛と体のだるさだという。
     鼻や咳の症状は無いらしく、さっきの主訴にしてもどの程度可か判然としないため、同じパブロンシリーズでも痰が出やすい時の『パブロンSα』と、頭痛が強い時向けの『パブロンエースAX』と比較した上で、『パブロンSゴールドW』は風邪の諸症状にまんべんなく効く一方、諸症状に対する効き目は浅く、また体のだるさについては面倒は見てもらえないことを説明した。
     そして、受験生で勉強やテストのことを心配されていたため、頭痛とだるさという点から『柴胡桂枝湯』を勧めて、お買い上げいただいた。
     ご主人が苦笑されていたので何かと思ったら、大正製薬の人だった。
     イヤン(/ω\)

     

  • 通院していたら市販薬を買う前に一言相談を

     外用消炎剤の棚で迷っていたお客様が『ハリックス55EX』をレジに持ってきたさいに、鎮痛剤としては弱いことを伝えると腰痛で、仕事で重いバッグを持つことが原因に思い当たるということから、鎮痛と浸透力に勝るフェルビナク製剤を案内し変更となった。
     仕事が、原因となると繰り返す可能性があるため、内服薬として『疎経活血湯』を紹介した。

     外用消炎剤の棚の前で電話で話されているお客様から、「温感」とか「冷感」という声が聞こえてきたため気にかけていたところ、『ハリックス55EX温感』をレジに持ってきた。
     念のためヒアリングしてみると、ご主人が腰痛と肩痛と背中痛と膝痛に、膝のむくみなどがあり、頼まれたとのこと。
     そして、他の病気で病院に通っており、処方されている内服薬があるということだった。
     サリチル酸製剤の『ハリックス55EX温感』は問題無いと考えられるものの、病院に通院していながら市販薬を求めるお客様の中には、それが危険を伴うことを理解されていないことがあるため、ご主人に電話してもらい処方されてる薬を調べてみたら狭心症の薬で、効能には筋肉をほぐす作用もあることが分かった。
     各部の痛みについては、科目が違うからと担当医に相談はしていないというため、痛みが病気と関係している可能性や、薬の副作用ということも考えられるので、担当医に相談するよう勧めたうえでお買い上げいただいた。
     あと、腰痛や関節痛には『疎経活血湯』を、膝のむくみには『防已黄耆湯』を紹介しておいた。