• タグ別アーカイブ: 小建中湯
  • 用法・用量を守っていても、市販薬の連続使用にはお気をつけ下さい。

     若いお客様が『ウット』を見ていて、一旦売り場を離れて戻ってきてから購入された。
     念のためヒアリングしてみると、3ヶ月くらい前から寝付けないとのことだった。
     睡眠補助剤は依存性が高いので、あくまで一時的な使用に留めおいてもらわないとならない。
     今回が初めてだというから、3日連続で使ったらもう使いすぎとなることを伝え受診勧奨した。
     また、寝付きが悪いのは漢方的には肝の亢進と考えられ、『抑肝散陳皮半夏』『柴胡加竜骨牡蛎湯』などを使うという方法もあることをお話すると、聞き取れない声で返事をしていたけれど表情は読み取れなかった。
     ううむ、やはり何か他の薬も試しているんだろうか。
     ちなみに、眠れてもウツラウツラとして寝た気がしないのは脾胃の過労などが関係しており、食べすぎて眠れないというのと同じであるため『加味帰脾湯』とか『桂枝加竜骨牡蠣湯』が候補となる。
     夜勤をしている人は、特に体内時計が狂って脾胃に影響することから、タクシーの運転手や看護師などが使っていることが多い。
     そして、幼い子供や高齢者が夜中に目を覚ます中途覚醒は腎の機能低下によるものだから、大人ならば『牛車腎気丸』といった物が使える。
     幼い子供は、機能そのものの低下というより内臓が未発達ゆえなので『小建中湯』のように気持ちを落ち着かせる物が良い。

     お客様が『ムヒこどもかぜシロップ』をご購入されるさいにヒアリングしてみると、7歳の子供が喉の痛みを訴えていて咳や鼻の症状は無いというため『ペラックT』や『龍角散ダイレクト』を提案したのだけれど「子供がこれが好きだから」とのことだった。
     ところがお会計後に、もう一週間以上も飲ませていると分かった。
     飲ませると「元気になるから」との話だったけれど、咳止め成分として覚醒剤が入ってるんだから当然である。
     そして、一緒に入っている鼻炎を止める成分が体内を乾燥させてしまうので、その喉の痛みの原因になっている可能性も考えられる。
     止めきれなかったことを後悔(´・ω・`)

     お客様が鎮痛剤の『リングルアイビー』を2箱購入されるので念のため声をかけてみると訝しがられたけれど、短期間に飲みきってしまうなど用法・用量を守っていないケースもあるためと説明したところ納得していただけた。
     ただ、肝心の用途を訊そびれてしまった。

     

  • 病院から処方されている薬があれば、市販薬を使う前の相談と使った後の報告を忘れずに

     お客様から咳に病院で処方されたのと近い薬をとの要望を受け調べてみると、定番の麻薬系と覚醒剤系だった。
     いわば、麻薬系で咳を司る神経の働きをわざと悪くして抑制し、それだけでは呼吸が苦しくなってしまうため覚醒剤系で喉を開く。
     総合風邪薬の多くに入っている咳止めも同様なので、注意が必要だ。
     お客様は声帯炎症と診断されていて、痰が引っかかるというため喉を潤す成分の入っている『ブロン錠エース』を案内して、お買い上げいただいた。
     もし反対に、咳をすると水のような薄い痰が出るのであれば、同シリーズの『ブロン錠』が選択となる。
     名前が紛らわしく、両方ともパッケージには「せき・たん」と書いてあるので、どちらが自分の咳に適しているか分からない時には、やはり相談してもらうのが一番。
     お客様は咳が長引いていて、医師も対応に迷っているようだというため、『柴朴湯』を紹介し担当医に相談してみるよう勧めた。
     また咳は胃の不具合も関係するし、炎症してる喉を食べ物で刺激するのも良くないので、消化しやすい食事をしばらく続けてみるようお話した。
     発熱したり寝込んだりすればともかく、咳があるからといって食事を変えようと思う人はまずいないが、実はコレは「効く」んである。
     例えば胃炎を起こすと、胃に覆いかぶさっている肺が乾燥して咳の原因となる。
     特に、麻薬系の咳止め成分は体内の水分代謝を狂わせてしまうから、体内を乾燥させて便秘を招くこともある。
     だから本当は、今回のように「病院で処方されたのと近い薬を」というお客様の要望による縛りが無ければ先に、生薬構成が胃薬に近く上半身を潤す咳止めの『麦門冬湯』を勧めたかったところ。
     病院と同じ薬をという気持ちは分かるけれど、選択肢が狭まってしまうから、そういう指定はあまりしないほうが宜しい。

     涙に近い目薬を購入された常連のお客様から、耳が急に聞こえなくなり受診したところステロイド剤の内服薬が処方されたとのことだった。
     ステロイド剤が怖いと思ったのか漢方薬でも治るかを尋ねられ『苓桂朮甘湯』が思い当たったけれど、医師の治療に割り込む訳にもいかないので、ステロイド剤自体は医師の管理下であれば怖くはないことを説明した。
     特に突発性難視聴は、しばらくすれば治るだろうと様子を見てしまう人もいるようだが、ステロイド剤で治療する場合には48時間以内が望ましいと言われているので、すぐにでも病院に飛び込んだほうが良い。
     今回はまさに治療中で、その目的で来られていると市販薬の紹介はしにくい。
     せっかく常連でもあるから、普段から通われている中でなら、知識の一つとしてお話することはできるのだけれど。
     しょっちゅう顔を出して下さいな。
     お大事にm(_ _)m

     お客様から、10歳の子供の便が緩く、市販の『桂枝加芍薬湯』を使っており、継続して良いか質問された。
     継続しても問題は無いけれど、市販では価格がお高め。
     詳しくヒアリングすると、1日に何回もトイレに行くものの、休みの日は大丈夫だそうで、他に処方されている薬があると分かり調べてみると、精神系で劇薬に分類されている物だった。
     『桂枝加芍薬湯』を使っていることは医師に話していないというし、年齢からすると『小建中湯』の方が合う可能性も考えられ、担当医に相談してみるよう勧めた。
     また、吐くこともあるというため『柴胡桂枝湯』も紹介し、肉が好きというお話があったため胃腸の負担を軽くするために同じ肉でもハンバーグなどの挽き肉をと提案した。
     また、野菜は根菜をメインにして、キャベツは芯の近くを細切りにして料理に使ってみるよう勧めた。
     お客様はストレスを心配していたけれど、実はストレスというのは楽しいことも同じように体に負担がかかることを説明した。
     大変だとは思いますが、こういうことは少しずつ積み重ねて行くのが大事ともお話をした。

     

  • 睡眠は、睡眠時間を削ってでも深く眠れるほうが効果的

     高齢のお客様が、コタツに入っていたら足が痒くなったそうで、ダニが原因かと尋ねられた。
     体に喰われた痕跡は無いようだから、アレルギー反応を起こす事はありますと答えた。
     そして虫除けスプレーを希望され『ダニアーススプレー』を検討したが、蚊にも使える物が良いと言われ『アース サラテクト 虫よけスプレー』を案内すると購入された。
     ただ、アレルギー反応の場合はダニの死骸やフンが原因であるため、コタツ布団や敷物を干して、粘着性のコロコロなどを使い掃除をした方が良い。
     そうお話ししたものの、お客様が帰ってから、さっきのスプレーはコタツの中ではなく自分の体に使うというのを伝え忘れた。
     最初に案内したのが布団に掛けるタイプの『ダニアーススプレー』だったので、お話の流れからして、コタツの中に撒くと勘違いしてる可能性が高い。
     しまった……orzガックリ

    アース サラテクト 虫よけスプレー

     お客様が『コルゲンIB錠TXα』をレジに持ってきたけれど、患者は奥さんで、発熱と喉の痛みが主訴だというので鎮痛剤を提案すると家に置いていないそう。
     そして『新ルルA』シリーズのどれかを使っていたとのことなのだが、どれを使っていたにせよ咳が無ければ咳止め成分が体に負担をかけてしまうため適さないことをお話した。
     鎮痛剤の『タイレノール』と、喉の痛みを抑える『ペラックT』は併用できることを説明したうえで本人に連絡してもらったところ、鎮痛成分を2種類合わせた『バファリンルナi』をお使いいただく事になった。
     食欲が落ちていて本人は「食べなきゃ」と言っているといため、風邪をひいたら体を休めるのが有効な対策で、体を休めるというのは内臓も含めてであることを説明し、無理に食べなくても良いとお話した。
     ただ、水分と塩分は摂っておきたいので、インスタントスープや即席味噌汁など具の少ない物を勧めた。
     また、自分で発熱をするのはエネルギーを消費するから、お風呂には入って外からも温めた方が良いことも伝えた。

     お客様から睡眠補助剤を求められたのだけれど、ヒアリングしてみると寝つきが悪くて眠りも浅いというので『柴胡加竜骨牡蛎湯』『桂枝加竜骨牡蛎湯』を案内した。
     睡眠を改善したいという場合、どういう状況なのかの確認が必要となる。
     寝るのに時間がかかる寝付きが悪くなるタイプは肝の働きが亢進しすぎていると考えられ、『柴胡加竜骨牡蛎湯』『抑肝散加陳皮半夏』などが候補となる。
     一方、寝てもウツラウツラとして寝た気がしないというのは脾胃(消化・吸収)の機能が低下している可能性が高く、『桂枝加竜骨牡蛎湯』だとか『加味帰脾湯』が候補となり、タクシーの運転手や看護師など夜勤をする人に向いている。
     そして夜中に目が覚めてしまう中途覚醒は腎機能の低下で、内臓が発達途上の子供や、反対に加齢によるお年寄りに多く、子供なら夜中の興奮を抑えるために『小建中湯』『小柴胡湯』などを使い、高齢者は腎を補う『牛車腎気丸』が適応する。
     そう説明すると、『桂枝加竜骨牡蛎湯』のパッケージに書いてるある「些細な事が気になる方に」が思い当たるというため、『加味帰脾湯』も紹介したけれど、同じくパッケージに書いてある「貧血」は無いとのことで『桂枝加竜骨牡蛎湯』を購入された。
     ただ、人間の体は機械ではないから、それこそ今回は寝付きの悪さと眠りの浅さが同時に現れているし、パッケージに書いてあるのは宣伝文句だから、あくまで参考程度でしかない。
     本来は生薬構成と、患者さん本人の体質や生活スタイルなどとの突き合わせが重要である。
     そういう意味では、お客様は寝る直前に入浴し、食事の時間はまちまちで、営業とパソコンの業務をしているというため、やはり『加味帰脾湯』も候補になりそうだ。
     特に入浴に関しては、赤ん坊が眠くなる前兆として手足が温かくなるように、いったん温まった体が冷えていく過程で心身ともに休まるので、入浴後に寝る用意をするまでには2時間くらい空けた方が良い。
     睡眠時間を長く取りたいという気持ちの焦りは分かるが、睡眠時間を削ってでも深く眠れるほうが休息としては効果的なので、入浴後にはゆったり過ごす時間を持ってもらいたい。
     お客様には、『桂枝加竜骨牡蛎湯』が合えば保険の適用薬でもあるので、病院で医師に処方してもらえないか相談してみるよう伝えた。

    桂枝加竜骨牡蛎湯
     

  • 「不眠」は大きく分けると3種類!! あなたはどのタイプ?

     やや高齢の夫婦のお客様が来店し、奥さんから乾燥剤を求められて売り場を案内すると、携帯電話を水没させてしまったとのことだった。
     携帯ショップの人にアドバイスされたそうなのだが、目の前で電源を入れられてしまった。
     ああ~、乾くまで最低でも2日は電源を入れてはいけません(>_<)
     お客様には、乾燥剤を使うのも良いけれど、お米と一緒に密閉した袋に入れておく方法もあることをお話した。
     ご主人からは健康食品の『グリシン』を注文され、売り場を案内したうえで睡眠補助剤の『ドリエル』を紹介したところ、自然の物の方が良いと希望され、寝つきが悪いとのことから『柴胡加竜骨牡蛎湯』を案内すると、「あっ、これこれ! これを使ってたんだ」と言って購入された。
     どうも製薬メーカーの「クラシエ」と、「グリシン」とを勘違いしていた模様(^_^;)
     ついでながら、一口に不眠と言っても大きく分けると3種類あることを説明した。
     まず寝付きが悪い、寝るまでに時間がかかるタイプは「肝」が関係することが多い。
     この「肝」というのは、臓器としての肝臓そのものではなく「肝臓の機能」と考えたほうが分かりやすい。
     そして、単純に肝臓が悪くなってるという意味でも無い。
     例えば、脚の早い人と遅い人がいたとして、遅い人は「足が悪い」という訳ではない。
     また漢方においては、元気に働きすぎる状態も体には良くないと考えるので、「脚の早い人が優れている」ともならない。
     次に、寝ていてもウツラウツラとして意識がボンヤリとあり、寝た気がしないタイプは「脾胃」が関係する。
     腸も含めた消化機能を指すし、食べ過ぎると寝苦しいと考えたら分かりやすいだろう。
     最後に加齢とともに起こりやすくなる、朝まで寝続けていられない中途覚醒してしまうタイプは「腎」が関係し、小児の場合には腎機能が未熟なため、夜泣きや悪夢、オネショとなって現れる。
     また、人間の体は機械ではないから、これらの状態が複合して現れることも当然ある。
     今回のお客様が使っている『柴胡加竜骨牡蛎湯』なら柴胡が「肝」を助けるのだが、似た名前の『桂枝加竜骨牡蛎湯』は「桂枝」が「胃」を癒やすといったように、違いがあるので店頭で迷ったら、自己判断するより相談してもらいたい。
     そのさいには、生活スタイルや仕事の内容などのプライベートな情報があると、より選択の幅が広がる。
     タクシーの運転手や看護師などの夜勤が入って生活のリズムが取りにくい場合には、「脾胃」が影響を受けやすいから『加味帰脾湯』が候補になるし、起きてもいないことを悩んだりクヨクヨする人には『加味逍遥散』も考えられる。
     加齢による中途覚醒ならば『牛車腎気丸』を、小児の夜泣きやオネショには『小建中湯』『桂枝加芍薬湯』といった、今までの話とは少し違うチョイスもあって、かくも不眠対策は奥が深いんである。
     してみると、歳を取って中途覚醒したり尿漏れしたりするのは、赤ちゃん返りみたいなものか(・_・)←チガウ

    グリシンl

     お客様が『セナキュア』を購入されるので、顔につけないことと、新陳代謝を良くするためには体温を上げる工夫をするよう伝えたところ、『アットノンEX』との違いを質問された。
     私が先程『セナキュア』を顔につけないように注意したのは、言ってしまえば表面の皮膚を早く腐らせて剥がれ落ちるようにし、下から新しい皮膚ができるのを促す成分だから、目に入ると危ないから。
     また、自力で治すのがメインだから、新陳代謝を良くするように使用者自身の努力も必要。
     一方、『アットノンEX』は皮膚を潤して血流を良くし、皮膚の材料が運ばれやすくなるようにする。
     そこからすると『セナキュア』の方が、やや乱暴なやり方と言えるかもしれない。
     しかし、先に『セナキュア』を使って荒れた肌の表面を壊してから、『アットノンEX』に乗り換えて整えるという考え方もある。
     お客様は中学生の子供の、背中のニキビに使うつもりで、以前は『クレアラシル』を使っていたというため、「それは良い選択」と答えて、『ペアアクネクリームW』との違いも説明した。
     思春期の頃のニキビは、成長過程であるがゆえに皮膚の成長の歪んだところに皮脂が溜まってアクネ菌が増殖し炎症を起こすことが多いため、『クレアラシル』などを使って炎症を抑えるのが先決。
     内服薬として、『清上防風湯』を併用するのも良い。
     一方、大人になってからのニキビは偏食や化粧品の刺激などで荒れた皮膚の皮脂の溜まり場でアクネ菌が増殖し、殺菌しつつ新陳代謝を上げるのが重要で『ペアアクネクリームW』が向いている。
     内服薬には、皮膚の材料を含んだ『桂枝茯苓丸加ヨクイニン』やビタミン剤があり、併用するのが効果的。
     ただ、今回のお子さんは病院に行ったことが無いというため、専門家の話を聞くためにも受診勧奨するよう勧めた。
     また、余計なことではあるけれど、年齢的には本人に薬を買う練習をさせてみるようお話した。
     なにしろ、私の息子もニキビの薬を買いにドラッグストアーに行かせたら、『ペアアクネクリームW』を買ってきたんで理由を尋ねると、店員に声をかけられなくて自分で選んできたという始末。
     普段、私から何を聞いていたのかと。
     しかし、言って聞かせても練習させなければ、何事もできる訳は無いんである。
     お客様からは、「普通言ってもらえないから」とお礼を言われた。 

    セナキュア

     

     

  • 買わなくたって良いんですよん

     うがい薬を求めて来店した、やや高齢のお客様に現に喉が痛む時には避けるようお話ししたところ、イガイガするとのことだった。
     風邪で病院から処方されている薬があるらしく、内容は覚えていないようだが抗生物質は出ているようなので、副作用で体内が乾燥してる可能性を伝えて『麦門冬湯』を紹介した。
     担当医からは、うがいを勧められたそうだが、それも薬を使っての話ではなかったそう。
     だから私からも、水道水で十分なことをお話し、本日は何も買わずにお帰りになった。

     お客様から、11歳の子供が一週間くらい前から便秘で出口の便が固く、後は軟便とのことで『コーラックファースト』の効果を尋ねられた。
     もちろん適応はするが、便秘の状況からするとストレス性と考えられることをお話して、『桂枝加芍薬湯』も紹介した。
     本当は、子供には水飴の入った『小建中湯』があると良いのだけれど、うちのお店には置いていない。
     お客様は子供にストレスは思い当たらないと言っていたが、ストレスというのは楽しいことも含まれる。
     興奮することが、内臓の負担になるので。
     子供を旅行に連れて行くと、便秘するのはそういうことなんである。
     そうお話すると、腕白坊主であるらしい。
     腕白坊主にストレスが無いとは、限らないのだ。
     そしてお客様は、便秘薬を使うことでの腹痛などについて心配されたため、整腸剤に『ザ・ガード』も紹介した。
     しかし、薬を使うことそのものにも迷いがあるようだったので、温かい牛乳を提案したらヨーグルトで試してみるとのことで何も購入せずにお帰りになった。
     ストレスがあるのは、親であるお客様の方かもしれんなぁと思ったり。

     お客様から、片手で張り替えできるガーゼを探してると相談を受けた。
     祖母のガーゼを交換していた母親が片手を骨折してしまったそうで、『ワンタッチパッド』を案内したのだけれど、お客様が電話で母親に訊いたところによると、探してる物と違うらしく、改めて調べてみますと帰られた。
     母親は、看護師からそういう物があると言われたようなのだが、なにしろ製品名が不明。
     片手で張り替えができるのは便利そうだから、あるのなら仕入れてみたいのだが。
     しかしなんだ、今日は何も買われないまま帰られてしまうな(´・ω・`)←ほとんど自滅

     中学生の親子が、金具の包帯止めを探しに来店した。
     あいにくと置いていないので、紙テープと包帯を案内するとそちらをお買い上げ頂いた。
     子供は足を打撲して、患部が腫れて水が溜まっていると診断されたらしい。
     水分代謝と血流促進のために、食事は夏野菜を避けて根菜と豚肉に思いっきり偏らせるよう勧めた。
     なんだか、私がトン汁好きみたいである。
     いや、好きだけど。

     

  • 人には時として増長も必要?

     高齢のお客様から、病院で『ビオフェルミン』を処方されているものの、便秘に効かないと相談を受けた。
     病院で処方されている薬の代わりなんて、ドラッグストアーでおいそれと提案できるもんじゃないけど『ビオフェルミン』は、まぁ乳酸菌だから、ちょっと考えてみよう。
     症状を詳しく訊いてみると、腸が動かない感じだそうなので、『桂枝加芍薬湯』を案内してみた。
     内臓が未発達な幼児の便秘には水飴の入った『小建中湯』を使うが、その『小建中湯』から水飴を抜いたのが『桂枝加芍薬湯』で、本来はストレス性による便秘や下痢を正常の状態に戻す漢方薬である。
     他に、食事の量が減っているというお話もあったため、腸内の水分を吸収して便の嵩を増やす『サトラックス』も紹介した。
     とはいえ、病院に通っているのであれば、加齢による体内の水分の不足で起きる便秘を改善する『潤腸湯』を処方してもらうという手もある。
     なので、担当医に『潤腸湯』『桂枝加芍薬湯』の処方について相談してみるよう勧めた。
     自信は必要だけど、天狗になっちゃ駄目なんである。

     『ルルアタックNX』を購入されるお客様に念のため症状を尋ねると、主訴は鼻水と咳であるものの、鼻水は透明なサラサラで咳もそれほどではないそう。
     ふむぅ、そういうことでしたら体内を温めるだけで改善しそうにも思えます。
     そうお話して『葛根湯』を勧めると、一緒にお買い上げになった。
     勿論、上半身を温める『葛根湯』は咳には適応しないんだけど、咳がそれほどでもないというのは、単純に寒暖差によるものか、花粉などの異物を吸って反応しているだけかもしれず、そういう場合には無視しても構わないので。
     一応の咳についての鑑別方法としては、冷たい水と温かいお湯のどちらを飲むと楽になるかで試すというのがあることを、お客様に伝えた。
      冷やして咳が楽になるようなら『五虎湯』か適しているし、温めて楽になるのなら『葛根湯』『小青龍湯』となる。
     今回の場合は、内臓が冷えていると出る透明でサラサラな鼻水ということだったので、その点は考えなかったけど。

     やや高齢のお客様がサプリメントの『ノコギリヤシ』をレジに持ってきて、「夜飲べば効くか」と質問されるので症状を尋ねると、夜間にトイレで起きてしまうからとのことだった。
     確かに『ノコギリヤシ』は、アメリカなどではそういう用途で処方される薬だけど、日本では医薬品としての効能は、まだ認められていない。
     効能が認められている漢方薬のほうが良いのではないと話すと興味を持たれたので、『八味地黄丸』を紹介すると購入を決められた。
     また、『八味地黄丸』で効果がイマイチと感じる場合には、高齢でもあるから『サモンエース』(知柏地黄丸)や『ジェントスルー』(八味地黄丸加五味子麦門冬)というような乗り換え先もあることを伝えた。

     『チクナイン』(辛夷清肺湯)を購入されるお客様に使用経験を確認したところ、初めてとのこと。
     ただ、蓄膿症と診断されたことはあり、鼻汁が喉に落ちるというから、適応から考えても最初の候補となるので、そのままお買い上げ頂いた。
     そして、鼻汁が喉に落ちてくるのは胃が弱っているためと考えられるので、胃に優しい食事に切り替えることと、蓄膿症は上半身に不要な熱が篭るのが原因だから、上に昇る熱が循環するように下半身を温めるよう勧めた。

     

  • ストレス社会での喉の痛みは胃が原因かも

     『新ビオフェルミンS』が便秘に効かなかったという相談を受け、まずは同系統で『ザ・ガード』を案内した。
     乳酸菌は腸に届くまでに多くが死滅すると云われ、それを納豆菌で繁殖させようというのが『ザ・ガード』というのは、説明としては端折り過ぎだけど、まぁ分かりやすいだろう。
     ただ、今回のお客様は声がか細く弱々しかったのが気になり、便の状態を尋ねるとコロコロ便であるらしい。
     コロコロ便は腸がストレスにより弛緩していると考えられ、そういう事なら整腸剤より『桂枝加芍薬湯』の方が向いている。
     これが子供なら、水飴を加えた『小建中湯』である。
     また、腸内の水分を集めて便を柔らかくするとともに嵩を増やす『サトラックス』を使うという手もある。
     お客様も迷われたが、ストレスは思い当たるらしく今回は『桂枝加芍薬湯』を試して頂くことになった。
     それと、右の脇腹から大腸を温めるようお話したところ、カイロも一緒に購入された。

     『のどスプレー』と『新コルゲントローチ』をレジに持ってきたお客様に、選ばれた物はどちらも消毒系であることを伝えて症状を尋ねると、喉が痛いというよりも違和感があるというお話だった。
     そして、病院で何か喉の薬を処方されたというのだけれど、内容は分からないという。
     レジの近くに、「お薬手帳をご持参ください」とでも書いたポップを貼っておこうかしらん。
     そこまでやると、お客様に引かれるかな(^_^;)?
     薬の名前は分からなくても何か説明を受けたかもしれないので、抗生剤と説明されたか訊いてみると、今回は覚えていないが以前に喉の痛みで受診した時に、逆流性食道炎と診断されたことがあるという。
     なるほど、そうでしたか。
     この日記でも繰り返し書いているように、喉の痛みというと「風邪のひき始め」と考える人が多いけど、他に頭重感や肩の張りといった風邪の兆候が無い場合は、胃炎や逆流性食道炎が「喉の痛み」として現れることがあるのだ。
     というか、ストレス社会と云われる現代の日本においては、喉の痛みの原因は、むしろ胃の方が多んじゃないかと思う。
     まぁ、正確な統計データが存在しませんが。
     ただ、そういう喉の痛みには、消毒系の『のどスプレー』やトローチなんかは適応しない。
     抗炎症系のアズレン製剤の『のどスプレー』や、『パブロントローチAZ』といった物の出番となる。
     または、胃を癒やして炎症による体内の乾燥を防ぐ『麦門冬湯』か、喉の冷やして不快感を取り除く『響声破笛丸』が適応する。
     お客様の話では、飴を舐めていると良い感じというから、やはり患部が乾燥していて、唾液が集まると癒やされるんだろう。
     そうなると、はやりお客様がチョイスした消毒系は、かえって粘膜を荒らしてしまい宜しくない。
     むしろ、普通ののど飴のほうが害が少ないくらいだと思われる。
     というお話をしたところ、『響声破笛丸』と『龍角散のどすっきり飴』に変更して購入された。

     

  • 何事も、トレーニングや反復練習は必要

     お客様から、高齢の母親のために「お腹の痛くならない便秘薬を」と注文された。
     まったく出ない訳ではなく、コロコロ便の後には普通に排便できるというから、腸管が乾いて潤いを失っている標準的な老人性の便秘だろう。
     これが子供や若い人だと、コロコロ便はストレスによる腸の弛緩で『小建中湯』『桂枝加芍薬湯』を用いるところ。
     今回のように老人性の場合は、『潤腸湯』が適応するのだけれど市販薬には無く、病院で処方してもらわないと。
     すると、血圧に関する薬を処方されていると分かり、お薬手帳を持参していないため、迂闊な物は案内できない。
     ここは考え方を変えて、『潤腸湯』が腸を潤すのと反対に、腸内の水分を吸って便の方を潤し嵩を増やす『サトラックス』の方が安全か。
     ただなぁ、ますます腸管を乾燥させてしまう可能性もあるんだよなぁ。
     なので、担当医には『潤腸湯』『桂枝加芍薬湯』を処方してもらえないか相談するよう勧めて、今回は『サトラックス』を試して頂くことになった。

     水虫の薬を買いにいらしたお客様に、菌の検査をしたことがあるかを尋ねると、患者は成人の息子さんで、おそらく病院に行ったことは無いだろうとのお話。
     毎年この時期に、足の親指の付け根が白っぽくなるようだというお話なれど、時期的に湿気が多く、汗疹などとも判別しにくいことを説明した。
     息子さんは一人暮らしをしていて、帰ってきたところなため渡したいとのことで、あまり殺菌作用が強くない(つまり水虫じゃない場合のダメージが少ない)『ダマリンL』を案内してお買い上げ頂いた。
     でも、一人暮らしであれば、なおさら病院に行くことに慣れさせた方が良いのではと提案した。
     以前に、119番に通報したのに救急車出動を断られた大学生が死亡した事件かあったが、通報した時点で大学生の会話が明瞭ではなく、すでに意識が混乱していた様子が窺える。
     https://youtu.be/m_mMczrpHNE
     このケースでは、近くの病院で風邪と診断された後に重症化したらしい。
     私自身も風邪と診断されて帰された後で肺炎になって、救急車で逆戻りとなったけど、救急車を呼ぶ段階で声が出せなくなっていた。
     振り返れば、風邪と診断された時に医師への症状の伝え方が適切だったか、帰ってからの体調の変化に対する判断が甘くはなかったかと、「患者視点」で反省した。
     肺炎になる予兆を見逃した医師に対して腹立たしい気持ちは当然あるものの、自身の危機意識が低かったのも事実。
     『化物語』の忍野メメのセリフに「助けないよ、力を貸すだけ。君が一人で勝手に助かるだけだよ」とあるように、医師を頼るときに受け身では駄目なのだ。
     そして何事も、トレーニングや反復練習は必要。
     必要なんだけど、病気の練習なんてやりようが無い。
     あるとすれば闘病記を読んだり見たりくらいだけど、商業誌だと必ず家族との絆だの夢への挑戦の途中だの無用の感動話が洩れなくついてくるし、同人誌やネットでの書き込みでも、わざわざ書き残すくらいの大病が多いから、今度は参考にするには特殊な事例すぎて参考にならない。
     となると実用的なのは、とりもなおさず医師などの医療関係者との対話ではないかと私は思う。
     何を伝え、どんな質問をして、示された情報をどう処理するか。
     それを、機会を見つけては(具合が悪くなって時がチャンス)練習を積み重ねておけば、「患者の達人」となる事であろう。
     なにしろ、何も調べず、分からなければ店員に尋ねることもしないで薬を買う人が多いことからすると、病気になった時の「練習不足」は切実な問題なんである。

     

  • 小学校の保健体育から教えるべき

     奥さんが風邪をひいたとのことで旦那さんが来店したんだけど、発熱しているというのに熱を計ってないそうな。
     どうして(;´・ω・)?
     他には、喉の痛みと咳があるというお話なものの、喉の痛み方は分からず、食欲の有無も聞いてきていないそう。
     ううん、これは仕方無いのかなぁ……。
     政府も医療費負担軽減のためにセルフメディケーションを推し進めるなら、基本的な“薬の買い方”を、小学校の保健体育から教えるべきだと思う。
     奥さんは子供の面倒を見なければならないため休んでもいられないというお話だったから、総合の風邪薬よりも症状に合わせた方が疲労を抑えられることを説明したけど、そのための情報が無いんだよねぇ。
     とりあえず発熱があるのと喉の痛みは確実なうえ、鼻水は出ていなかったというお話から、『銀翹散』と『パブロンエースAX』を案内してみたところ、家にあった『葛根湯』を服用したと分かった。
     それを、先に言ってください……orz
     いや、服用した薬を確認するのが、こっちの仕事なんですけどね。
     なんか度々、この日記でヒアリング不足を露呈していて恥ずかしい(´・ω・`)
     とにかく、初期に『葛根湯』を服用した事自体は悪くないとはいえ、喉の痛みが主訴で発熱してるとなると、もう『麻黄湯』『柴胡桂枝湯』への乗り換えも検討したほうが良いかもしれない。
     でも今回は、お客様の判断で『パブロンエースAX』を使って頂くことになった。

     最初はお客様から整腸剤について尋ねられたため、『新ビオフェルミンS』と『ザ・ガード』を紹介したところ、9歳の男の子が軟便と軽い腹痛だとのこと。
     って、またヒアリングしてないですね私( ̄▽ ̄|||
     薬を使う人の確認は、重要な質問の一つなのに……。
     軟便なだけでなく腹痛もあるようだと、痛み止めの芍薬が入った『桂枝加芍薬湯』か、腸内細菌の生育を助ける乳糖水和物を加えた『小建中湯』が適応すると考えられることをお話した。
     どちらもストレス性の場合に用いるもので、お客様はストレスについては考えていなかった模様。
     ただそれは、一般的にストレスというのは思い悩んだり緊張といったマイナスのことを考えているからで、楽しいことも興奮により体に負担がかかるストレスなんである。
     旅行に連れて行った子供が便秘になっちゃうのも、そういう種類のストレスが原因だったり。
     また、合宿に持って行かせたいというお話があり、詳しく訊いてみると音楽関係だと分かった。
     そういう事でしたら、どちらも発表会等の緊張緩和に使えますと説明すると、『桂枝加芍薬湯』を購入された。
     うーむ、これは迷うところなんだよねぇ。
     ストレスの軽減という観点で言うと、甘い物がよりストレスの軽減に働くから、『小建中湯』の方が向いてるとも云えるので。
     ちなみに、今回は腸ということで下半身だから『桂枝加芍薬湯』『小建中湯』を候補にしたけど、緊張が喉のつかえ感とか咳払いのように上半身に現れる場合には『半夏厚朴湯』の方が適応する。
     受験生は、ぜひ覚えておいてくださいな(`・∀・´)

     

  • 死ぬことを覚悟すると案外と生きられると思う

     孫である赤ん坊の沐浴剤を求めてお客様が来店したけど、『スキナベーブ』のような物を置いていないため、近隣のベビー用品が充実しているドラッグストアを紹介した。
     お客様自身はそれほど必要と感じていない様子だったものの、娘さんが入浴剤やローションなどでアトピーを予防できると信じているらしい。
     アトピー性皮膚炎を患った私からしたら、世の中で「アトピーの原因」と云われているものの大半が嘘だろと思う。
     とはいえ、ベビー用品は充実したいな。
     粉ミルクを売ってるのに哺乳瓶は置いてなかったり、ベビーパウダーは売ってるのにパフは置いてなかったりするんだもの。
     本部は、何を考えているのか。

     『マルツエキス』を求めて、お客様が来店。
     生後3ヶ月の孫が、便秘で4日目だそう。
     置いていないため、やはり近くのドラッグストアを紹介することに。
     置きたいのは山々なんだけど、本部が利益率の少ない商品を置かせてくれないんだよねぇ。
     それでも系列店の中じゃ、本来は取り扱いの無い商品を揃えて、本部からやんわりと「ヤメて」って言われてる。
     パートなんで、「知りませんでしたー、テヘッ(*ノω・*)」で誤魔化してますが。
     3ヶ月以上なら『小建中湯』も使えるし、水飴が入っていて漢方薬の中では甘いので案内してみたけど、興味を示してもらえなかったのが残念。

     お客様から『六一0(ムトウハップ)』を尋ねられたんだけど、良く聞き取れなかったんで聞き返したら、「知らないならイイです!!」と怒って帰られてしまった。
     いや、ただ聞き取れなかっただけなんだけど……。
     そして、ようやく思い当たって、お客様に製造中止になっていることを伝えて、代わりになる物として『草津の湯』や『湯の華』を紹介したものの、どちらもうちのお店には置いていないため、余計に不機嫌にさせてしまった(;´д`)
     そもそも『六一0(ムトウハップ)』を、自殺に使った輩が悪いんだけど。
     死にたかったら、人里離れたところで、ひっそりと餓死して下さい。
     あっ、遺書は残しておくように。
     捜索願を出して、帰ってくるのを待つ日々じゃ可哀想だからね。
     あと、他殺や誘拐だと疑われないように、直筆で書いて家族に直接手渡ししておくこと(・o・)ノ