「不眠」は大きく分けると3種類!! あなたはどのタイプ?

 やや高齢の夫婦のお客様が来店し、奥さんから乾燥剤を求められて売り場を案内すると、携帯電話を水没させてしまったとのことだった。

 携帯ショップの人にアドバイスされたそうなのだが、目の前で電源を入れられてしまった。

 ああ~、乾くまで最低でも2日は電源を入れてはいけません(>_<)

 お客様には、乾燥剤を使うのも良いけれど、お米と一緒に密閉した袋に入れておく方法もあることをお話した。

 ご主人からは健康食品の『グリシン』を注文され、売り場を案内したうえで睡眠補助剤の『ドリエル』を紹介したところ、自然の物の方が良いと希望され、寝つきが悪いとのことから『柴胡加竜骨牡蛎湯』を案内すると、「あっ、これこれ! これを使ってたんだ」と言って購入された。

 どうも製薬メーカーの「クラシエ」と、「グリシン」とを勘違いしていた模様(^_^;)

 ついでながら、一口に不眠と言っても大きく分けると3種類あることを説明した。

 まず寝付きが悪い、寝るまでに時間がかかるタイプは「肝」が関係することが多い。

 この「肝」というのは、臓器としての肝臓そのものではなく「肝臓の機能」と考えたほうが分かりやすい。

 そして、単純に肝臓が悪くなってるという意味でも無い。

 例えば、脚の早い人と遅い人がいたとして、遅い人は「足が悪い」という訳ではない。

 また漢方においては、元気に働きすぎる状態も体には良くないと考えるので、「脚の早い人が優れている」ともならない。

 次に、寝ていてもウツラウツラとして意識がボンヤリとあり、寝た気がしないタイプは「脾胃」が関係する。

 腸も含めた消化機能を指すし、食べ過ぎると寝苦しいと考えたら分かりやすいだろう。

 最後に加齢とともに起こりやすくなる、朝まで寝続けていられない中途覚醒してしまうタイプは「腎」が関係し、小児の場合には腎機能が未熟なため、夜泣きや悪夢、オネショとなって現れる。

 また、人間の体は機械ではないから、これらの状態が複合して現れることも当然ある。

 今回のお客様が使っている『柴胡加竜骨牡蛎湯』なら柴胡が「肝」を助けるのだが、似た名前の『桂枝加竜骨牡蛎湯』は「桂枝」が「胃」を癒やすといったように、違いがあるので店頭で迷ったら、自己判断するより相談してもらいたい。

 そのさいには、生活スタイルや仕事の内容などのプライベートな情報があると、より選択の幅が広がる。

 タクシーの運転手や看護師などの夜勤が入って生活のリズムが取りにくい場合には、「脾胃」が影響を受けやすいから『加味帰脾湯』が候補になるし、起きてもいないことを悩んだりクヨクヨする人には『加味逍遥散』も考えられる。

 加齢による中途覚醒ならば『牛車腎気丸』を、小児の夜泣きやオネショには『小建中湯』『桂枝加芍薬湯』といった、今までの話とは少し違うチョイスもあって、かくも不眠対策は奥が深いんである。

 してみると、歳を取って中途覚醒したり尿漏れしたりするのは、赤ちゃん返りみたいなものか(・_・)←チガウ

グリシンl

 お客様が『セナキュア』を購入されるので、顔につけないことと、新陳代謝を良くするためには体温を上げる工夫をするよう伝えたところ、『アットノンEX』との違いを質問された。

 私が先程『セナキュア』を顔につけないように注意したのは、言ってしまえば表面の皮膚を早く腐らせて剥がれ落ちるようにし、下から新しい皮膚ができるのを促す成分だから、目に入ると危ないから。

 また、自力で治すのがメインだから、新陳代謝を良くするように使用者自身の努力も必要。

 一方、『アットノンEX』は皮膚を潤して血流を良くし、皮膚の材料が運ばれやすくなるようにする。

 そこからすると『セナキュア』の方が、やや乱暴なやり方と言えるかもしれない。

 しかし、先に『セナキュア』を使って荒れた肌の表面を壊してから、『アットノンEX』に乗り換えて整えるという考え方もある。

 お客様は中学生の子供の、背中のニキビに使うつもりで、以前は『クレアラシル』を使っていたというため、「それは良い選択」と答えて、『ペアアクネクリームW』との違いも説明した。

 思春期の頃のニキビは、成長過程であるがゆえに皮膚の成長の歪んだところに皮脂が溜まってアクネ菌が増殖し炎症を起こすことが多いため、『クレアラシル』などを使って炎症を抑えるのが先決。

 内服薬として、『清上防風湯』を併用するのも良い。

 一方、大人になってからのニキビは偏食や化粧品の刺激などで荒れた皮膚の皮脂の溜まり場でアクネ菌が増殖し、殺菌しつつ新陳代謝を上げるのが重要で『ペアアクネクリームW』が向いている。

 内服薬には、皮膚の材料を含んだ『桂枝茯苓丸加ヨクイニン』やビタミン剤があり、併用するのが効果的。

 ただ、今回のお子さんは病院に行ったことが無いというため、専門家の話を聞くためにも受診勧奨するよう勧めた。

 また、余計なことではあるけれど、年齢的には本人に薬を買う練習をさせてみるようお話した。

 なにしろ、私の息子もニキビの薬を買いにドラッグストアーに行かせたら、『ペアアクネクリームW』を買ってきたんで理由を尋ねると、店員に声をかけられなくて自分で選んできたという始末。

 普段、私から何を聞いていたのかと。

 しかし、言って聞かせても練習させなければ、何事もできる訳は無いんである。

 お客様からは、「普通言ってもらえないから」とお礼を言われた。 

セナキュア

 

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