お客様から、中学3年生の子供の鼻炎と喉の痛みに『エスタックイブファインEX』で良いか質問されたが、主訴を踏まえて『ルルアタックNX』と『エスタックNT』を勧めた。 すると、明日からテスト期間になるというため眠くなる成分の入っていない『葛根湯加川きゅう辛夷』を案内してみたものの、粉が苦手とのことで『ルルアタックNX』をお買い上げいただいた。 果たして、本当に粉が駄目なのか。 もしかすると、眠くなる…
- カテゴリー別アーカイブ 北園マガジン
安静にしていて起きる動悸は疲労が原因の一つ
テレビで漢方薬の特集を見たとのことで、二十歳の娘さんの生理痛の相談を受けた。 普段は『ロキソニン』を使用しており、テレビでは『当帰芍薬散』のみを取り上げていたようなので、『桂枝茯苓丸』も紹介して、うちのお店には置いていないものの、両者を合方した『婦人華』という物もあることを説明した。 また、生理痛の痛み止めとして現代訳では『エルペインコーワ』も案内した。 これは鎮痛剤だけではなく、子宮の収縮によ…
薬選びは、ときに連想ゲームのように
お客様から睡眠導入剤について尋ねられ、市販には睡眠補助剤しか無いことを告げたうえで、『ウット』と『ドリエル』を案内したところ、寝つきが悪くお酒に頼ってるという話があったため、アルコールは覚醒剤であることを説明した。 アルコールに頼ると、かえって肝の働きを悪くして、それが寝つきが悪くなる原因になるので、『柴胡加竜骨牡蛎湯』を紹介した。 すると、近くの棚にあった『ヘパリーゼプラス2』を手にされたので…
薬の買い物は「子供のお遣い」にならぬよう
奥さんが発熱したというお客様から『エスタックFT』の効果を尋ねられたが、発熱以外の症状を聞いてきていないとのことで、より処方のシンプルな『ルルアタックFX』を案内してみた。 すると、お会計の段になって授乳中というお話が出たため、授乳してから『麻黄湯』を使う方法もあることをお話して、この後の体力の低下に備えて『柴胡桂枝湯』を提案し、『柴胡桂枝湯』に変更となった。 脳の方は風邪と戦うためにエネルギー…
毎食後の便意は過敏性腸症候群の可能性も
ご主人が食後に便意を催すということでお客様から相談を受けた。 食材によるアレルギーの可能性も考えたものの毎食後というお話で、今回は旅行に備えてということから水無しで飲める『ストッパ下痢止めEX』と『トメダインフィルム』を案内し、後者をお買い上げいただいた。 常用すると便秘になる可能もあるので、その点はお気をつけてくださいと伝えた。 あと、毎食後ということだと過敏性腸症候群も考えられるため、『桂枝…
違う薬を選ぶときは同じメーカーから選んだほうが良いかも
『ワセリン』を求めてお客様が来店。 肌の乾燥の予防に使うということで使うのは初めてというお話から、塗り方を教えた。 ワセリンを使うとベタベタするから嫌だという人がいるが、そういう人は大抵多く塗り過ぎぎである。 例えば、手の甲の面積に塗るのであれば、小指の爪先に引っ掛けるぐらいの量で充分。 薄く薄くうす~く塗り拡げて30分もすれば、ベタつきは感じなくなる。 あと、肌の乾燥の予防は一つのことだけでは…
薬を買うときには誰かに相談するか確実な記録を
やや高齢のお客様が『ウナクール』をレジに持ってきて、「頭にも使えるわよね」と訊かれ、使えないことはないものの専用の『ムヒHD』と『ワルツHD』を案内して、後者をお買い上げいただいた。 ただ、詳しくお話を訊くと、1日おきによく洗っているのに頭皮が痒いというお話で、 2回洗いをしているということから、それは洗いすぎの可能性もあるとお話すると、トリートメントも頭皮につけて洗い流してるというため、トリー…
お客様の勘違いを訂正するべきか迷うとき
『バファリンプレミアム』をレジに持ってきたお客様に、以前から使っている物かを確認すると、使うのは初めてで、『バファリンA』との違いは知らないようだった。 同じブランド名でも、中身は縁もゆかりもない成分であることを説明したところ、肋間神経痛に使いたいとのこと。 それはもちろん構わないのだけれど、以前に不整脈と診断されたことがあり、肋間神経痛についてはそう思うだけで、病院には行っておらず、根拠は無い…
食後の入浴と早く寝るのが良くない理由
お客様から、中学生の男の子の貧血について、サプリメントの『マルチビタミン』と『マルチミネラル』のどちらが良いかと質問されたので、まずは食生活に合わせて不足していると考えられるほうに重点を置くようにと説明した。 本人は肉中心で、根菜は煮物なども食べないということだから、だいぶ偏っていると思われる。 でも肉は豚肉の方を好むというお話から、それは悪くないことを伝えた。 できるだけ、良いと思われることは…
風邪薬を飲んでも早くは治らない
お客様が病院で処方されているステロイド剤と似たものをと現物を持参して来店されたが、調べてみると ストロンゲストに区分されるステロイド剤だった。 ステロイド剤は強さによって五段階に区分されていて、ストロンゲストは一番強力である。 市販では真ん中であるストロングの『フルコートf』までしかないことを説明したところ、湿疹に使っていて痒みが治ると、すぐ塗るのを止めていて何度も繰り返しているという。 ステロ…