違う薬を選ぶときは同じメーカーから選んだほうが良いかも

 『ワセリン』を求めてお客様が来店。
 肌の乾燥の予防に使うということで使うのは初めてというお話から、塗り方を教えた。
 ワセリンを使うとベタベタするから嫌だという人がいるが、そういう人は大抵多く塗り過ぎぎである。
 例えば、手の甲の面積に塗るのであれば、小指の爪先に引っ掛けるぐらいの量で充分。
 薄く薄くうす~く塗り拡げて30分もすれば、ベタつきは感じなくなる。
 あと、肌の乾燥の予防は一つのことだけでは解決できないので、入浴による血流改善や夏野菜を食べて体を冷やさないことも大事なことを伝えた。

 お客様から、目の痒みの相談を受けた。
 アレルギーは無いというお話だったが『アルガード』を使ったことはあるとのこと。
 また、『サンテFXネオ』も使ったことがあり『サンテFXVネオプラス』との違いを尋ねられ、「プラス」というのはビタミン補給であることを説明した。
 今回は、ビタミンは不要と思い、『『サンテFXネオ』を勧めてお買い上げいただいた。

 お客様から、『ロートドライアイコンタクト』と『ロートドライエイドコンタクトa』の違いを質問され、基本的な処方は同じで、後者にはゴマ油が添加されていることで目の表面を長時間カバーすることを説明した。
 他にも使ったことがある目薬があるそうなので、使用感については成分表示を取っておくよう伝えた。
 私がよくする言い方は、「今度はコッチのを試そうと思って選んだら、同じ成分ということがありますので」というもの。
 一番ありがちなのが、メーカーを変えてしまうこと。
 メーカーを変えてしまうと、ライバルメーカーが出した似た処方構成の薬を選んでしまう確率が上がる。
 同じメーカーの物を選んだ方が、違う処方構成のラインナップが揃っているのだ。
 あと、目の疲労回復や修復には血流が大事なので、長めの入浴などを合わせて行なうよう勧めた。

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