• タグ別アーカイブ: 風邪
  • 早く普通の食事をと焦らないで

     3歳の子供が昨日に吐いたとのことで、お客様が相談にみえた。
     以前に病院で処方された吐き気止めの座薬を使ったというのだけれど、内容は不明。
     まぁ、予想はつくけど、どうして処方された薬を覚えておこうとか、記録しておこうとか思わないのか。
     子供のことを、本当に心配しているの?
     というような事を、昨日は考えて失敗したばかりである。
     改めて、その座薬を使ってみての経過を尋ねると、症状が治まったようだったため普通の食事をさせたら、また吐いてしまったそう。
     どうして、症状が治まったからって、すぐに普通の食事をさせようと思ったのか。
     子供の事を、本当に心配しているの?
     いかんいかん、どうもなんだか良くない思考傾向をしていまう(´д`;)
     胃腸炎を起こしている可能性を考え、『柴胡桂枝湯』を案内して、お買い上げ頂いた。
     そして、早く普通の生活をと考えてしまうから普通の食事をと気持ちが急いてしまうのだろうと思い、本人が積極的に食べたがるようになるまでは、水分と塩分と糖分を与えるだけで充分なので、2~3日はスープやお粥、あるいは果物を食事にと、お話した。
     また、幼児期には症状の急変に備えないといけない。
     特に、嘔吐をする時に喉をつまらせてしまうケースもあるため、静かに寝かせてあげようと別室に一人でいさせるより、居間などに布団を敷いてテレビでも見ながらゴロゴロしていて構わないから、そばで経過を見守るように勧めた。
     もちろん、風邪などの感染症の可能性があるから、自分たちも家の中でマスクをしたりして。

     咳と喉の痛みの相談で、お客様が来店。
     4日ほど前からで、自分では風邪ではないと思うものの、風邪薬を服用していたそう。
     ただし、どこのメーカーの、なんという薬だったかは覚えていないという。
     だから、どうしてそういう重要な情報を、覚えておこうとしないのか。
     うーんうーん、なんかこう思考がループしてしまう。
     落ち着け自分(‘д‘⊂彡☆))Д´)パーンッ
     今は喉の痛みは軽くなっていて、咳だけ残っている感じというお話だったため、体内が乾燥している可能性を説明して『麦門冬湯』を案内してみた。
     しかし、家に残っている風邪薬をもう一度飲んでみると言って、帰られてしまった。
     アウッ………。

     

  • 「本当に心配してるの?」と思ってしまったのが失敗

     ご主人の代理で、湿布薬を買い求めに来たお客様。
     ご主人は病院で、捻挫で靭帯を損傷していると診断されているという。
     それだけでも心配なのに、病院で処方された湿布の内容は不明。
     ううん、どうして処方された時の説明書とか、お薬手帳を活用しようと思わないのか。
     個人的な感想としては、「本当に心配してるの?」と思ってしまう。
     浸透力に優る『フェルビナク』と、鎮痛効果に優れる『インドメタシン』を案内し、捻挫という話だったため患部は足首だと思い込み塗り薬を提案したところ、実際に痛いのは足の甲だとのこと。
     しかも、痛めてからすでに一週間を経過していると分かった。
     患部の詳細と、経過期間は最初に確認するべきこと。
     処方された薬の内容が分からないと聞かされた時点で、お客様に対する診方を軽んじた私のミスである。
     ショボーン(´・ω・`)
     さらに追加で、病院から処方された湿布薬を使用したら、患部に発疹が現れて今も痒みがあるという。
     それは最早、ドラッグストアーで薬を売るという状況ではない。
     すぐに処方箋を受け付けた薬局に連絡して、薬剤の中止や変更、市販薬で適応する物について相談するよう勧めた。

    【第2類医薬品】フェイタス5.0 (7cm×10cm)42枚【セルフメディケーション税制対象】

     『カコナール2』を購入されようとしたお客様に用途を尋ねたところ、主訴が喉の痛みだったため、上半身を温める『葛根湯』は単独では適応しない事を説明した。
     そして患者は、中学生の子供とのこと。
     喉の痛みの他に微熱はあるようなので、風邪のようではある。
     そこで、『葛根湯』『桔梗湯』を組み合わせるか、鼻水が無ければ『銀翹散』を使う事を提案した。
     『銀翹散』は体を冷やすから、鼻水が出ている時には適応しませんと説明して、お買い上げ頂いた。
     それと、本人に食欲があっても、食べた物の消化吸収にエネルギーを消費してしまうと、風邪を治すエネルギーが不足するため、消化の良い食事をさせるよう勧めた。

     

     

  • 薬を商品名で指定するのは無理がある

     外用鎮痛剤の棚を見ていてお客様から、「やっぱり効果は一時的なものなの?」と質問されて、「その通りです」と答えたのは、やや軽率だったか。
     症状を詳しく尋ねてみると、腱鞘炎とのことでゴルフが原因に思い当たるという。
     ゴルフに限らず、野球やテニスといった腕を振るう動作で、しかもいわば錘を持っている場合は、慣性の法則によってかなりの衝撃が瞬間的に腕にかかるため、関節はもちろん筋肉に傷がつく事もある。
     だから一度は病院を受診するように勧めたのだけれど、「大丈夫大丈夫」「たいしたことない」と、最初の質問が不可解なくらい気に留めない様子だった。
     あくまで一時的な効果ですと重ねて説明したうえで『フェルビナク』を案内したところ、お買い上げ。

     鼻炎の相談でいらしたお客様は、花粉症の他に喘息の持病もあるという話だった。
     そして、以前に蓄膿症で手術を2回受けたことがあり、今回も風邪とは思えないとのこと。
     鼻汁に色があるというから、ウイルスなり菌なりの死骸が患部にあるのは間違い無さそうだけど。
     風邪だった場合にも対応できる『葛根湯加川きゅう辛夷』を勧めて、お買い上げ頂いた。
     ただ、会計を終えた後で病院から処方された薬が、どうやら『辛夷清肺湯』だと分かった。
     ありゃん、今回も同じ物を勧めておいた方が良かったかしらん。
     一応今回は、鼻汁が喉に落ちてくるかを尋ねてみて、そういう症状は無いというので、候補から外したものの、手術の話を聞いた段階で、処方された薬があるだろうと考えが至らなかったのは反省。

     電話で問い合わせがあり、以前に『トラベルST』という酔い止めの薬を購入したいので、在庫を確認したいとのことだった。。
     でも、『トラベルST』という名前の商品は、うちでは取り扱っていない。
     以前にうちの店で購入したというのだけれど、聞いたこともない商品名。
     お客様は、大正製薬だというものの、商品リストを確認しても見当たらないので、大正製薬の『センパア・QT』を案内してみたが、小学校の行事に持っていくため商品名を伝えているから、同じ物でなければ駄目だという。
     ううん、薬を商品名で指定するのは無理があると思うんですが。
     とりあえず、代用では駄目という事であれば、残念ながらお役に立てません。
     後で調べてみたら、ロート製薬に『パンシロントラベルSP』という酔い止めがあるのが分かった。
    「ST」というのは、「SP」の聞き間違いだったのか?
     だとすれば、気づかず申し訳ない事をした。
     とはいえ、いずれにしろ同じ成分なんだけどなー。
     メーカー名と製品名が一致しないままで、探し出せるのだろうか。
     他のドラッグストアーの店員が、ちゃんと説明し直してくれる事を祈るばかり(;´・ω・)


     

  • 市販薬を商品名で探すのは大変

     今日は、狐につままれたようなお話。
     以前に、成人の息子さんの「肘の痛み」を相談されて、『バファリンプレミアム』を購入したお客様が、追加を買いに再訪した。
     私が提案した、『疎経活血湯』については担当医は処方してくれなかったとのこと。
     まぁ、それはそれとして、狐につままれたというのは、確かに「肘の痛み」について相談されたはずなのに、何故か今日のお話では「足の肉離れ」になっていたこと。
     店頭では個人情報の取扱の問題もあって、お客様の名前などは記録していないけれど、できるだけ前回の相談内容を覚えておこうと、お客様の外見的な特徴と相談内容、そして案内した薬や実際に購入された薬の銘柄などは極力メモをするようにしている。
     だからこうして日記に書くときに細かな描写は省きつつ思い出せるし、それによって後から改めて症状と適応しそうな薬の検証をしたり、参加している医療関係のSNSで治療の情報を集めたりして、後で役立つ場面もあったりする。
     でもって、過去のメモを調べてみると、やはり間違いなく同じお客様。
     なのに、息子さんの症状が前回と違う。
     これはいったい、どうした事か(・。・;
     いずれにしても、痛み止めだけでは治療にならない事を前回と同じく説明して、病院を変えてみることも検討するよう勧めた。
     今回は、お客さまご自身の体調のことも相談され、鼻水が出る鼻炎の模様。
     鼻水は内臓が冷えると起きる症状であることを説明すると、町内で消防訓練があり、この季節としては寒かったようだ。
     現代薬として『ベンザブロックS』を、漢方薬として『小青竜湯』を案内してみたが、普段は『パブロンエース』を風邪の時に服用しているとのことで、そちらを購入された。

     口内炎の薬で、スプレーの物を探していると、お客様から相談された。
     しかし、商品の名は分からないというので、お店の情報端末でも探しようがない。
     水溶性アズレン系の『のどスプレー』の効能に口内炎とある製品は存在するものの、メーカーを限定されるとカタログを調べないと分からない。
     でも、そのカタログが今は無い。
     うちのお店、第一三共さんの営業マンが訪問したことすら無いし。
     後で調べたら、第一三共で『トラフルクイックショット』というのがあるらしい。
     でも、現物は見たこと無い。
     そのうえ、これはスプレー式というよりポンプ式だ。
     もちろん、人によってスプレー式かポンプ式かは、見解が分かれるかもしれませんが。
     不勉強で申し訳ない。
     実のところ、製品名で尋ねられても流通している薬を網羅するのは無理というもの。
     せめて成分構成が分かれば、同じ処方や似た処方の薬を案内する事も可能なのだけれど。
     もし本当に、今回のお客様が探しているのが『トラフルクイックショット』なら、それこそ成分は水溶性アズレンなので、『のどスプレー』で良かった事になる。
     結局、お客様は他のお店を探してみると出ていかれたけど、成分じゃなくて商品名で探している限り、見つけるのには苦労するんじゃなかろうか。
     一応、口内炎の多くは胃が悪くなっているのが原因なので、神経性胃炎に用いる『半夏瀉心湯』と、口内粘膜の材料になる『チョコラBBプラス』も紹介してみたけど、探している物じゃないから、たぶん耳に入らなかったであろう。
     店員の販売トークに簡単にノセられてしまうお客様も心配だけど、特定の銘柄の薬を求めて、同じ成分の薬すら眼中に入らなかったり、根治治療を考えられなかったりするお客様も心配┐(´~`;)┌

     

  • 効能書きだけでは適応するか分からない

     『ズッキノン』(釣藤散)を購入されるお客様に、念のため今までに服用した事があるのかを尋ねて確認した。
     どうしてもパッケージに書いてある効能で選ばれるけれど、その効能に書いてある症状の原因は千差万別で、適応するとは限らないので。
     まぁ、その点『ズッキノン』は、法律的には色々と厳しい制約がある中で、パッケージに血流と肩こりについても書いてあるから、親切ではある。
     今回のお客様の場合、以前から服用しているそうなので問題は無さそう。
     ただ、頭痛や肩こりが胃の不調から起きる事もあることをお話したところ、胃を悪くしている感じはあるという。
     『ズッキノン』はそのまま購入されたが、改善が見られなければ改めて相談して頂くよう伝えた。
     時間が無さそうだったから、具体的な候補を案内できなかったので。
     店頭にある物では『苓桂朮甘湯』を、病院で処方の相談をするのなら『呉茱萸湯』かな。

     喉の痛みと鼻水の相談で、お客様が来店。
     頭重などの風邪の兆候は無いとのこと。
     喉がイガイガして、鼻水が出るものの垂れてくるほどではないそうで、花粉症は思い当たるらしい。
     しかし、詳しく症状の話を聞いてみると、鼻水は主訴ではなく、体の中が冷えていて、そのために体が無理に熱を出そうとして喉で炎症を起こしている印象。
     そこで、『ペラックT』と『駆風解毒湯』を案内した。
     すると、これから3日ほど出張で家には帰れないと分かったため、出張先のドラッグストアーでも入手しやすいだろうと思い、『ペラックT』の方を勧めた。

     お客様から、『太田胃散』と『大正漢方胃腸薬』の違いを質問された。
     主訴は胃もたれという事なので、それを踏まえてザックリと説明。
     『太田胃散』は胃の働きを助ける健胃剤で、『大正漢方胃腸薬』は痛み止めの『芍薬甘草』の入った胃の安定剤というように。
     本当はもっと違うんだけど、主訴に対してどの説明を省くかというのも時には必要なテクニック。
     そして、これが難しい。
     なにしろ、お客様の言う主訴が、本当の主訴ではないケースもあったりするから。
     お客様の思い込みや単なる言い間違い、あるいはお客様自身が主訴には関係無いと判断して併発している別な症状を言わなかったり、とにかく言ってることが全てではないので。
     そうなると、省いた説明の中にこそ思い当たる症状や、その原因に関係した事柄があるなんてケースも想定される訳で、説明することの取捨選択をしながら、追加の質問も考え、聞いた話から情報を整理して、取りこぼしの無いように、かつ分かりやすく言葉を選ぶ。
     ……うう、目眩が(@_@;)
     今回のお客様は、痛みは無いとのことで『太田胃散』をお買い上げ。




     

  • 分からなければ専門職に訊こう

     お客様からの相談でよくあるのは、病院で処方されていた物と同じ薬が欲しいという要望。
     全く同じ物というのは難しいけれど、成分構成で、あるいは効能で探せない事も無い。
     それより難しいのは、肝心の処方された薬について何も情報を持たないまま来るので、そもそも特定する事こそが難しいというのが、なんとも困る。
     また、市販薬を使っていたという人でも、その薬をどこの店で購入したか忘れ、薬の容器だけ持ってきて、「同じ物を」と言われるのだけれど、「商品名で同じ物」は流通ルートによっては取り扱っていないというのが珍しくない。
     今回のお客様は、尾骶骨の辺りの痒みに使っていた市販の塗り薬が使い切ってしまったため、同じ内容であれば別製品でも構わないというお話だったので、成分を確認すると、プレドニゾロン・クロタミトン・トコフェロール・イソプロピルメチルフェノールが主成分。
     その構成にジフェンヒドラミンが加わっている、『エンクロンクリームEX』を案内してお買い上げ頂いた。
     けど、会計時に「高いねぇ」と言われ、予算について尋ね忘れていたと反省。
     どうも、平行思考や並行作業が苦手で(´・ω・`)
     ところで、店頭ではオープンスペースなので患部は見せてもらえなかったけど、お話からすると、どうも床擦れのようになっているらしい。
     床擦れだと、語感と違って皮膚のかぶれ等ではなく、自分の体重での圧迫による血行不良で皮膚細胞が壊れていたりするので、一度は病院を受診するように伝えた。
     この、「良く分らないから、酷くなるまで病院に行かないで市販の薬で済ませよう」というのも、よくある相談のパターン。
     分からなければ、専門職に調べてもらうのが最善だと思うんだけど。
     健康に限らず、どんな分野でも。
     『知恵袋』だの『小町』だのに書き込まれた回答に、なんの保証もありませんよ?

     喉の痛みと鼻水の相談で、いらしたお客様。
     花粉症があるので、『パブロン鼻炎カプセルS』を服用して、鼻水の方は落ち着いたという。
     そこで、のど風邪に使う『ルルアタックEX』と『ベンザブロックL』の他に、喉の痛みだけに使う『ペラックT』を紹介したら、『ペラックT』は自宅にあるという。
     そのうえ、鼻水についても『小青竜湯』を案内すると、以前に病院で処方された残りがあるという。
     それならば、『小青竜湯』と『ペラックT』の組み合わせで、今回の主訴に対応できそう。
     という訳で、今回は家にある薬を確認してみるという事で、購入は無し。
     これで最初の『パブロン鼻炎カプセルS』の服用前に一考して、まず相談してからというのであれば、「慎重で良いですね」となるんだけど。
     とか思っていたら、もっと駄目だった……。
     今の症状で、アルコールを飲んで良いか質問されたので。
     いや、質問するだけマシなのか。
     なんだか分からなくなってきたぞ(笑)
     ここでキッパリ、駄目だと言うのが当然ではあるのだけれど、今後も相談に来てもらえるようにするためには、多少の緩さは必要かもしれないし。
     でも、患者さんを甘やかしては本人のためにならないし。
     ここまで頭の中で、0.001秒。(『東京大学物語』風に)
     結局、ビールやワインなどは上半身に影響しますから、焼酎やウイスキーのような蒸留酒の方が良いでしょうと説明した。
     もっとも、飲まないのが一番なんだけど……。
     喘息が出ている時に、「上半身に影響する」ワインを飲んで苦しんだ私が言っても、説得力無し(・_・;)


     

  • 使い道は確認しますよー

     以前に、高齢の母親の便秘の相談を受けたお客様から、今度はお姉さんの咳と声嗄れの相談を受けた。
     といっても、お姉さんはアメリカの都市部で大学の講師をしており、学生から風邪を移されるのか、よく風邪をひくという。
     現代薬は現地で入手できるため、漢方薬をとのリクエスト。
     都市部とはいえ、緯度的に環境は北海道に近いそうな。
     ううん、アメリカには短期ホームステイしたことあるけど、行ったのはテネシー州の片田舎だったから、まったく参考にならない。
     北海道というと、やっぱり乾燥?
     『麦門冬湯』と、声を使う仕事だろうから『響声破笛丸』を案内して、お買い上げ頂いた。
     あと、風邪の予防に『柴胡桂枝湯』も案内しておいた。

     高齢のお客様から風邪の相談を受けたけど、耳が遠いため対応は娘さん。
     こういう場合、子供相手の時もそうなんだけど、説明そのものは本人に向かって話しかけるべきなのか、間に立つ人にするべきなのか迷う。
     心理学の講習会では、あくまで本人に向かってと教わった。
     でも、間に立つ人によっては、なんで自分に向かって言わないんだとか思われそうで……。
     とりあえず今回の主訴は、喉の痛みと痰と鼻水とのこと。
     そして、『ルルアタックEX』と『新ルルAゴールド』をレジに持ってきて、その比較を質問された上での風邪の相談。
     しかし詳しく症状を尋ねてみると、症状が現れてからすでに4日も経過しているというから、どちらも適応外である可能性が高い。
     鼻水については垂れてくるほどではないようだから、体内の乾燥を緩和するために『麦門冬湯』を勧めてみた。
     それと、買い物カゴには『ルル滋養内服液』と『ルル滋養内服液ゴールド』が入っていたので、用途を確認すると栄養剤として使おうと思っているというので、大棗の入っている後者の方を勧め、『麦門冬湯』と一緒にお買い上げ頂いた。

     やや高齢のお客様が、『苛性ソーダ』を求めて来店したけど、劇物の取扱をしていない事を説明した。
     いずれにしろ取扱店でも、購入時には印鑑が必要な事を説明をしたら驚かれた。
     用途を尋ねると、オリーブの実のアク抜きに使うそうで、ネットでレシピを見たらしい。
     そういう使い方があるとは、知らなかった。
     レシピを書いた人も、入手に関して注意ぐらい添えておけば良いのに。
     とりあえず目的はハッキリしているし、他のお店を探して回るのも大変そうだし、近所のドラッグストアーに電話で問い合わせてみたところ取り扱っていると分かったため、お客様をそちらに案内した。
     近所の店舗さん、あとヨロシク( `・∀・´)ノ

     
     

     

  • 桔梗石膏(ききょうせっこう)
    扁桃炎、扁桃周囲炎、去痰、排膿

    【第2類医薬品】JPS桔梗石膏エキス錠N 200錠 4987438060867
    適応症状 

     扁桃炎、扁桃周囲炎、去痰、排膿

    用方・容量(顆粒製品の場合) 

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合) 

     3錠中(6.0g)に、次の成分を含みます。
       ききょう(桔梗) 2.0g
       せっこう(石膏) 5.0g
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス1.54g含有します。

    類似処方鑑別 

    駆風解毒湯  本方よりも長期化したり、風邪が治った後に咽喉の痛みだけが取れない場合に用いる。

    葛根湯  比較的体力のある人で、咽・喉頭部の炎症はあるが、疼痛は比較的軽度で、頭痛、項背部のこわばりなどを訴える場合に用いる。

    使用上の注意 

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)
     (4)アルドステロン症の患者。  (5)ミオパチーのある患者。
     (6)低カリウム血症のある患者。  (7)フロセミド、エタクリン酸またはチアジド系利尿剤との併用により血清カリウム値の低下があらわれやすくなるので、注意すること。


    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。


    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。


    4.保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    5.その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。


     

  • 桔梗湯(ききょうとう)
    扁桃炎、扁桃周囲炎

    適応症状 

     咽喉が腫れて痛む次の症状:
     扁桃炎、扁桃周囲炎

    用方・容量(顆粒製品の場合) 

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合) 

     7.5g中に、次の成分を含みます。
       ききょう(桔梗) 2.0g
      かんぞう(甘草) 3.0g
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス1.25g含有します。

    類似処方鑑別 

    駆風解毒湯  本方よりも長期化したり、風邪が治った後に咽喉の痛みだけが取れない場合に用いる。

    葛根湯  比較的体力のある人で、咽・喉頭部の炎症はあるが、疼痛は比較的軽度で、頭痛、項背部のこわばりなどを訴える場合に用いる。

    荊芥連翹湯  咽・喉頭部の炎症が慢性化した体力中等度の人で、皮膚の色が浅黒く、手足の裏に汗をかきやすく、腹直筋が全体に緊張している場合に用いる。

    使用上の注意 

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)
     (4)アルドステロン症の患者。
     (5)ミオパチーのある患者。
     (6)低カリウム血症のある患者。
     (7)フロセミド、エタクリン酸またはチアジド系利尿剤との併用により血清カリウム値の低下があらわれやすくなるので、注意すること。


    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。


    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。


    4.保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    5.その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。


     

  • 医者に取り合ってもらえなかったら患者さんはどうすれば?

     『葛根湯』を購入されたお客様に、「発熱するまで」が適応期と説明して、発熱時の『麻黄湯』と、解熱後の『柴胡桂枝湯』を紹介した。
     また、喉が痛い時には『桔梗湯』を併用するか、『銀翹散』の方を使うよう伝えた。
     『葛根湯』自体は、本部からの送り込みで山のように在庫があるから、何も考えずに買い込んでくれると助かるんだけどねー。

     のどトローチを求めて来店されたお客様に、使った事がある物を尋ねると、『新コルゲンコーワートローチ』との事だったのだけれど、その時に効いたかは覚えていないというので、現在の症状の方を重ねて尋ねた。
     人間は得てして、成功体験を反復しがちなはずなのに、何故か自分の体調を回復させるために使う薬については、効いたか覚えていなくて、でも前に使ったからという理由で同じ物をチョイスするという人が多い気がする。
     統計を取った訳じゃないから、気がするだけかもしれないけど。
     今回の症状は、喉が乾燥してエアコン等の風を吸い込むと咳が出るそうなので、『麦門冬湯』が適応しそう。
     即断もできないため、さらに詳しく話を訊いてみたところでは、数日前に風邪をひいて病院で抗生物質などを処方され、風邪が治った後の喉の痛みを担当医に伝えても、「風邪は治ってますから」と取り合ってもらえなかったとか。
     お客様の一方的な話だから鵜呑みにはできないけど、それが事実なら「なんだその医者( ̄^ ̄)=3」ってなモンである。
    「医は仁術」(医術は、病を治すのではなく人を助ける術)のはずではなかったか。
     よほど気が強くないと、「他の医者に変えてくれ」とは言いにくいよなぁ。
     それに、大きい病院じゃなくて個人の診療所だったら、病院を変えるとまた初診料が必要になるし。
     どこぞの、医者と敵対するのを煽るような「病院不要論」には与したくないけど、具体的にどうすればというのが思いつかない。
     せいぜい、相手も人間だから、「アナタだけが頼りなんです」と煽ててみせるのも手だけど、それで適当に解熱鎮痛薬とか処方されても困るしねぇ。
     少しでも薬の知識があれば、希望する薬を処方してもらえないか、お願いする事はできるかもしれないけど。
     今回の主訴は喉の痛みよりも、咳き込む方のようだったので、やはり『麦門冬湯』を勧めて、お買い上げ頂いた。
     それと、体を冷やすと、かえって体の方は温めようと不要な熱を出して体内が乾燥してしまうため、キュウリなどを避けるようお話したら、キュウリは大好きとの事だったので、咳が出ている間だけでも控えましょうと伝えた。