• タグ別アーカイブ: 五苓黄解
  • 薬を飲むタイミングの「食間」「食前」「食後」っていつ? 特定の銘柄の薬を足で探すのは難しい

     お客様から胃薬の棚を尋ねられ、売り場に案内しつつヒアリングすると、胃のむかつきとのことで食べた直後に痛みも感じるというため胃の機能が低下している可能性お話して『スクラート胃腸薬S』と『セルベール整胃』を勧めたところ、前者をお買い上げいただいた。
     飲み方を訊かれて、「食間」を「食事と食事の間の時間」と説明したら、「食間ってそういう意味!?」と驚かれた。
     どうやら、食事中と思っていた模様(;^ω^)
     ありがちな勘違いではある。
     目安としては、前の食事か次の食事の予定とは2時間くらい離れているのが理想。
     現在なら、スマホの目覚まし機能やカレンダー通知機能などを利用するのが良いだろう。
     ちなみに、「食前」は30分くらい前なので食事の用意を始めるタイミングと思っておけば、まず間違えることは無いはず。
     そして「食後」は30分以内だから、もう食事が目の前に並んでいたら薬も並べておいたほうが、忘れないのではないかと思う。
     お客様には、お雑煮は温かくて具も身体に良いけれど、お餅は消化に悪いので避けるようにと伝えた。

     やや高齢のお客様から、かすみ目に『スマイル40プレミアムDX』と『Vロートアクティブプレミアム』の比較を尋ねられ、痒みや充血などが無ければ前者が適応することを説明した。
     また、価格と効き目は比例しないことをお話して、『養潤水』と病院で処方されることの多いビタミンB12の『ソフトサンティアひとみストレッチ』を紹介した。
     それから内服薬として『牛車腎気丸』を紹介したところ、多くの薬が処方されていると分かり、まず担当医に相談することを勧めた。
     目薬も成分について治療中の病気や処方されている薬と関係するため、お薬手帳を普段から持ち歩くようお願いすると、本日は買わずにお帰りになった。
     普段から持ち歩いていれば、出先で事故に遭って気を失っている場合でも救急隊員や医師が確認しやすいし、大規模災害によって避難所暮らしになったときに特例として医師の診察を受けなくても薬を受け取ったり、救援物資に積み込みを依頼したりできる。

     若いお客様が『ホットアイマスク』を購入される前に、外用消炎剤の棚を見ていたので声をかけてみたところ、『ロイヒジェル』を探しているというので調べてみるとフェルビナク製剤だったため、『ディフェンダゲル』などが同じ処方であることを説明した。
     特定の銘柄を足で探すのは難しいことと、どうしても同じ銘柄が欲しい場合は、適応しそうか店頭で相談してからネット通販を利用するよう勧めた。
     よく売り場をぐるりと見て回って、何も言わずに立ち去る人がいるけれど、そのうちの何人かは同様に何か特定の銘柄を探しているのだろう。
     でも薬には同じ処方の別銘柄は多くあり、売り場のスペースは限られるため、同じ処方の薬を何種類も置くことはできない。
     また、先述したように探している薬が症状に適応しているかは分からない。
     そして、お店によって薬のレイアウトが違うから、同じジャンルに並んでいるとは限らない。
     例えば『オロナインH軟膏』は皮膚に使うから皮膚薬の棚にあるお店もあれば、処方内容はワセリンに消毒薬を合わせた物なので消毒薬の棚に置いてある店もある。
     たまに、お客様が友人同士とか家族とできていて「○○無いね」と一緒に来て帰っていかれるのだけれど、実は置いてあるので教えようと思っても、お客様の足が早くて追いつけないなんてこともある(^_^;)

     お客様から『新キャベ2』と『液キャベ』の違いを尋ねられ、胃もたれがあり、これから飲み会に行くというので後者の方が飲酒に向いた処方であることを説明した。
     また、お酒の好きならばと『タナベ胃腸薬ウルソ』も紹介してみたけれど、価格が高いというため飲み会向けに『五苓黄解』を案内すると、そちらを購入された。
     事前に牛乳を飲んでアルコールの吸収を遅らせることや、刺身のツマの大根とか揚げ物についてくるキャベツが胃薬として働くので積極的に食べるのが良いことを伝えると、それはご存知だった。

     

  • 薬の情報の出し方と加減が難しい件

     お客様が、これから飲み会とのことで胃薬のドリンク剤について質問を受けた。
     お酒をメインに考えるか脂質や食事の量に対応するかで選ぶ物が変わってくることを説明し、お酒なら『五苓黄解』や『ヘパリーゼドリンク2』を、食事をメインに考えるのなら『レバウルソドリンク』をと案内した。
     また、ドリンク剤ではないが二日酔い対策に『ハイチオールCプラス』を紹介した。
     皮膚をケアする飲み薬は、新陳代謝を補助するからアルコールの分解にも役立つんである。
     しかし、お酒を多く飲むか食事を多く食べるか迷うから出直すと帰られてしまった。
     ありゃん、迷わせてしまったか。
     私ならば、お酒一択なんだけど。
     ちなみに飲み会に出たら、刺身のツマの大根と揚げ物についてくるキャベツは必ず食べるのが良い。
     大根は消化を助けるし、キャベツはそれこそ『キャベジンα』の主成分の発見につながった食べ物なので。

     お客様が『パイロンSα』をレジに持ってきたけれど主訴は喉の痛みと咳で、発熱や鼻炎は無いというため、『ベンザブロックせき止め』を提案し変更となった。
     この季節だと花粉症が喉に出ることもあることを説明し、喉への負担を軽減するために食事を柔らかい物に変更するよう勧めた。

     同じく『パイロンSα』をレジに持ってきたお客様にヒアリングすると、主訴は喉の痛みと咳で他の症状は無いというため、やはり『ベンザブロック咳止め』を勧めて変更となった。
     以前に『麦門冬湯』を紹介したことがあるお客様で、その時は効いたとのこと。
     そして今回は喉が痛いため、風邪と思ったという。
     風邪かどうかは店頭で診断はできないから分からないけど、体に入れる薬の成分は少ないに越したことはない。
     風邪薬の成分の代謝で体が疲れて、本格的な風邪に進行してしまうこともあるので。
     それにしても、なかなか始めから相談をしてもらえるようになるのは、難しいようである。

     

     

     

  • 『ガスター10』が適応するタイプは逆流性食道炎の疑いもあります

     お客様から『ヘパリーゼHiプラス』が二日酔いに効くか尋ねられたので、疲労を伴う場合に向いているものの二日酔いに使うには価格と釣り合わないかもとお話した。
     二日酔いの一番の原因は脱水症状であることを説明し『五苓黄解』を紹介したうえで、『ヘパリーゼHiプラス』をそのままお買い上げとなった。
     お客様には、飲み会に参加するさいには胃に準備運動をさせるのと脱水症状を防ぐために直前に温かい物を飲んでおき、刺身のツマの大根と揚げ物に付いてくるキャベツを食べるよう勧めた。
     大根は胃薬として働くし、それこそキャベツは『キャベジン』の開発のきっかけになったくらいなので。
     飲み会では、大抵の人が食べないから独り占めしてしまえば良いんである( ̄ー ̄)ニヤリ

     お客様から『ガスター10』を求められたけれど、薬剤師でなければ販売できない第一類医薬品であることと、リスク管理の面で軽々に使える薬ではないことを説明した。
     特に『ガスター10』が適応するタイプは、「焼けるような感じがする」「ジリジリする感じがする」「苦い水が上がってくる」といった症状で、これらは逆流性食道炎の疑いもある。
     ただ、健康な人でも1日に約50回は胃液が逆流していることをお話したうえで、『ギャクリア』(六君子湯)や『スクラート胃腸薬』を紹介したところ、家に『パンシロンG』があるというため、先に使ってみるよう提案し、お帰りになった。
     あっ、そうそう、健康な人は胃液が逆流したところで、ちゃんと粘膜が保護しているし影響を受けてもすぐに修復されるので心配はいりません。

     お客様から『ロキソニン』を注文されたけれど、うちのお店には置いていないので化学構造式の似ている『イブプロフェン』でも代用できることを伝えると興味を持たれたので、『グレランビット』を紹介したところ購入された。
     主訴は頭痛で、ズキズキするタイプというため胃の不具合と関係することをお話すると、思い当たるようだった。
     締め付けられるタイプの頭痛ならば肩こりと連動していると考えられるので体を動かした方が楽になるが、ズキズキするタイプは内臓も含めて体を休めた方が良いので消化しやすく胃腸に優しい食事をするよう勧めた。
     ちなみに、朝方に頭が重く午後にかけて楽になっていくタイプは血圧が関係してると考えられ『釣藤散』が適応するし、ズキズキするタイプには『呉茱萸湯』が、締め付けられるタイプには上半身の血行を良くする『葛根湯』が使える。

     

     

     

  • 薬の年齢制限を気にされるのは良いことです

     やや高齢のお客様から「水虫の薬を」と求められ爪の間に塗るとのことだったが、患者はご主人で、病院での診断を受けたことは無いという。
     『エクシブWきわケアジェル』を案内したうえで水虫に湿疹の薬は大丈夫だけれど、その反対は抗真菌剤が刺激物でもあるため、患部を悪化させてしまう可能性を説明した。
     本人に相談してみるとのことで今回は別件に『ムヒS』を購入されたため、痒み止めとしてだけではなく湿疹にも使えることを伝えた。

     若いお客様が来店し、『アルピタン』や『ハリー胃腸薬』にウコンなどを検討していたようなので声をかけてみた、二日酔いに知人からさっきの商品を紹介されたらしい。
     しかし、頭重感が顕著で熱感もあるようだったため、脱水症状を改善し熱を下ろす『アルピタン』(五苓黄解)を案内して試していただくことになった。
     二日酔いの原因の一つは脱水症状であるため、飲酒をする前に水分を補給しておくよう勧めた。
     また、飲み会などに参加した時には刺身のツマの大根と揚げ物についてくるキャベツは、食べておくのが良いですと伝えた。
     大根もキャベツも胃薬として働き、それがまた水分代謝を良くするので二日酔いの予防になる。
     それに大根とキャベツは他の人はあまり食べないから、自分だけ二日酔い対策をするのに向いている( ̄ー ̄)ニヤリ

     お客様から中学生の子供がトイレに入ると長いため、修学旅行中の便意を止めたいとの相談を受け『小中学生用ストッパ下痢止めEX』を案内して、お買い上げいただいた。
     でも、パッケージに5歳から14歳用とあり、子供は15歳になるため気にされたけれど、薬の年齢制限は成分によるものや剤形によるものなど様々で、『小中学生用ストッパ下痢止めEX』に関しては問題無いことを説明した。
     もちろん、年齢制限を気にされるのは良いことですとも伝えた。
     また、受験生でストレスの影響を受けやすいというお話があったため『桂枝加芍薬湯』を紹介してみたけれど、そちらには興味は持たれなかった。
     子供がトイレでは前かがみの変な姿勢で排便していると心配していたけれど、背筋を伸ばすと直腸に蓋をするような形になるので、スムーズな排便のためには前かがみになるのが良いことをお話した。

     

  • 嘔吐と下痢は生命維持のための大事な反応

     お客様から、吐き気のある風邪に使える風邪薬をとの相談を受け、市販薬では『柴胡桂枝湯』の一択しか無いことを説明して、お買い上げ頂くことになった。
     ドラッグストアーの風邪薬の棚を見てもらえば分かるけど、「のどの痛み」や「咳」、「発熱」に「鼻水・鼻づまり」とパッケージに書いてある風邪薬は数あれど、「吐き気」と書いてある風邪薬は現代薬には無いはずである。
     次点としては、『桂枝湯』『かっ香正気散』というところだろうか。
     お会計をしてから患者について尋ねると「家族です」とお話しされ、「奥様ですか?」と確認したら「そうです」とのことだった。
     どうして、そういう重要な情報を最初に出さないで隠そうとするのかよく分からない(;´Д`)
     妊娠の有無やら授乳の有無はもちろん、婦人疾患の関係とか、他に服用している薬とか、こちらには訊きたいことが山ほどあるんだけど、あまり根掘り葉掘り質問すると嫌がられるから、遠慮しいしいで対応していると、こういうことになる。
     ドラッグストアーで薬を買う時の基本として、「1.誰が使うのか 2.どんな症状か 3.いつ頃から 4.他に使っている薬はあるか」は最低限、伝えてくださいな。
     奥さんはフルーツなら食べられると言っているそうで、体を冷やすと抵抗力は落ちるから判断に迷うところ。
     今夜は温かいスープをと勧め、フルーツを食べるのであれば昼間の方が良いでしょうとお話した。
     あと、吐き気でとどまらず実際に吐いてしまうような状況だと、『柴胡桂枝湯』も飲んだそばから吐いてしまう可能性があるため、そのさいには水に溶いてスプーンで少しずつ舐めるように服用する方法を教えた。

     『ヘパリーゼ』の小分けを買われる常連のお客様から、『ストッパ下痢止めEX』の試供品を求められたため、食中りの時には使わないようお話して渡したところ驚かれた。
     そもそも吐いたり下痢をしたりというのは毒素を早く出すための生体反応なので、 ストレスであるとか冷たい物を飲みすぎたというような下痢とは区別しなければならない。
     アルコールの飲み過ぎによる下痢も同じで、吐くのと同様に体外に排泄して生命を維持しようとしているのだ。
     ただし、水分も出てしまうため水分補給は欠かさないこと。
     その水分も普通に飲むと吐いてしまうし、体に吸収できずに排泄されてしまうので、やはり舐めるように飲むか、ゼリー飲料を使うと良い。
     漢方薬では、冷たい飲み物を飲みすぎた時の下痢には『胃苓湯』が適応し、アルコールによる下痢や二日酔いには『五苓黄解』を用いて、食中りには『柴胡桂枝湯』が解毒を助ける。
     そして食中りの下痢の場合は、毒素の排出が目的だから、吐き気があるかどうかというのは目安の一つになる。

     

  • 親の選択を子供本人のものとして良いものか

     『ヘパリーゼ』を見ていたお客様に声を掛けてみたところ、二日酔い対策の物を探してるというので、胃のムカつきに適応する『ソルマック』と、頭痛などを伴う脱水症状に適応する『五苓黄解』を紹介した。
     でも、今回は見に来ただけと、購入には至らず。
     事前の二日酔い対策には、最初にビールといった冷たい物から飲み始めるのを避け、温かいお茶などを飲んで胃に準備体操をさせるよう勧めた。
     これは、アルコール摂取による脱水症状を防ぐのにも役立つ。
     また、飲み会なんかでは刺身のツマの大根や、揚げ物の付け合せのキャベツを食べておくようにとお話した。
     下手な役者を「当たらない」から「大根役者」と呼ぶという俗説があるように、大根は消化を助けるし、キャベツは『キャベジン』自体がアピールしているように胃腸の粘膜を修復してくれるんである。

     別なお客様から、二日酔い対策に『ヘパリーゼ』の効果について尋ねられた。
     肝臓分解物を原料にしていることを前面に押し出して宣伝している『ヘパリーゼ』ではあるけど、その実、効能として認められているのは疲労回復であることを説明。
     そして二日酔いは、肝臓がアルコールの代謝が追いつかないというよりは、脱水症状と上半身に熱が滞留するのが直接的な原因なため、『五苓黄解』の方が向いている。
     代謝機能を高めるという観点で言うのならと、『ハイチオールC+』といったシミ・ソバカスに使う皮膚ケアのビタミン剤も役に立つことを紹介した。
     あと、『ヘパリーゼ』で肝臓を助けようと思うのなら、効能に「肝臓疾患」と明記されている『ネオレバルミン』の方が断然お勧め。
     本日は、『五苓黄解』をお買い上げ頂いた。

     高校生の娘さんを連れてお客様が来店し、娘さんの首の後に急に発疹が現れたと相談された。
     当初は痒みが強かったものの、今はそれほどではないそう。
     しかし患部を見せてもらうと、赤みが濃く爛れているように見えるため、病院の受診を勧めた。
     しかし、3日後から修学旅行があり様子を見たいという。
     ううん、それこそ今日中にでも病院で診てもらった方が良いと思うんだけどなぁ……。
     なのに、仕方なくステロイド剤を案内したら、例によってステロイド剤だからと警戒された。
     現在では皮膚炎には最初に強い薬を使って、症状に合わせて段階的に弱い薬に換えていくという手法が主流なことを説明したうえで、ステロイド剤としては弱めの『ロコイダンクリーム』を勧めると、今度は肌が弱いことを心配された。
     そのことを心配するのであれば、この発疹の方こそを心配して受診して欲しいんですが(;´Д`)
     肌が弱いからといって弱い薬で大丈夫ということが無いように、強い薬に必ずしも肌が敏感に反応するとも限らず、相性によることをお話して、とりあえず『ロコイダンクリーム』を試して頂くことになった。
     そして、お会計の段になって、寒冷蕁麻疹なのか寒暖差アレルギーなのか、太ももにも湿疹が現れるというお話が出たため、内服薬として『十味敗毒湯』を紹介した。
     とりあえず、今回は『ロコイダンクリーム』のみで様子を見てみるということに。
     しかしなんだね、お客様が、どういう優先順位を付けているのかを推し量るのは難しいですな。
     しかも、親子連れの場合は、どうしたって親のほうが主導権を取ってしまい、その希望が本当に本人のものなのかも分らない。
     大事な修学旅行の前に病院に行っておくというのは、本人の後学のためにもなると思うんだけどね。
     これから進学したり就職したりするとして、「病院は後で」と学習してしまうとマズイんじゃないかと。

     

  • 胃を癒やすことで口内炎を治す

     以前に口内炎に『半夏瀉心湯』を案内して使って頂いたお客様から、同じく効能書きに「口内炎」とある『黄連解毒湯』との違いを質問された。
     『黄連解毒湯』は、体の表裏上下の関係無く冷やす生薬で構成されており、炎症全般に使う物で、体質改善とは違い頓服的に用いる。
     そういう意味では、名が体を表していると云えるだろう。
     これからの季節では、日焼けしすぎて肌がピリピリと痛むときにもお役立ち( ´∀`)b
     一方、『半夏瀉心湯』は名前で云えば「胸のつかえ感を下ろす」物で、特にストレス性の胃炎に使い、制酸剤を繰り返し服用している人や、鳩尾(みぞおち)に指の第一関節までを入れようとすると痛い人に適応する。
     そして、口内炎の原因は歯が口腔内に当たるなどを別として、胃の不具合と関係があり、胃を癒やすことで口内炎を治すため、繰り返し口内炎になるような人は少しばかり長く服用すると効果的。
     特に半夏は、ストレスによる緊張を緩和してくれる。
     ちなみに、つかえ感が胃よりも上部、気管支に影響して「痰が出ないのに痰がある感じがする」とか、喉が絞まる感じがして咳払いが多い人は、『半夏厚朴湯』の方が適応する。
     そう説明すると、やはりストレスのほうが気になるらしく、今回も『半夏瀉心湯』を購入された。

     お客様から『ヘパリーゼ』の場所を訊かれ、案内しつつ用途を尋ねると、飲みに行く時に使うとのこと。
     肝臓が心配であれば『ネオレバルミン』を、二日酔いにはアルコールによる脱水症状を防ぎ熱を下ろす『五苓黄解』を候補に加えてみてくださいと案内した。
     また、アルコールではなく食事での胃もたれが予想される場合には、『六君子湯』を事前に服用しておくと胃の負担を軽減できますと紹介してみた。
     お客様の話によれば、実のところ『ヘパリーゼ』が効いてるのかは分からないそうで、興味は持って頂けたものの、本日のところは『ヘパリーゼ』を購入。
     飲み会の前に、温かいお茶を飲んで胃に準備運動をさせつつ水分を補給(脱水症状を防ぐのが目的なのでノンカフェインが最適)しておき、飲み会の席では胃薬にもなるキャベツの千切りや刺し身の付け合せの大根のツマを、他の人よりも食べておくよう勧めた。

     やや高齢のお客様が、庭仕事をしていたら首の周りを虫に刺されたと、虫刺されの薬を求めて来店。
     以前に病院で処方されたジフェンヒドラミンのクリームを使ったそうだけど、患部の腕を見せてもらったら随分と大きく腫れていた。
     お客様は蚊だと思ってるみたいだったが、これは違うんじゃないか。
    「虫刺され」という呼び方が一般的ではあるものの、実際に刺すのは針のような口蚊だけで、ブヨやダニといったその他の虫は強力な顎で皮膚を食い千切っているので、字義としては「虫に喰われた」が正しい。
     だからなんだという話だけど、要するに「虫刺され」と思って予後を甘く見てはいけない。
     お客様には、虫刺されの薬よりはステロイド剤での短期決戦を提案し、ステロイド剤を紹介したら、これまた以前に病院で処方された塗り薬があり、まだ開封後間もないとことで、本日はお買い上げに至らず。
     ステロイド剤には強さのランクがあるため、本当は確認したかったんだけど、薬の名前をお客様が覚えていなかった。
     いや、覚えていないのが普通ではありますが。
     そのためにお薬手帳がある訳で、家に置いておかずに持ち歩くように勧めた。
     一応は、ステロイド剤が処方された時に担当医からは、あまり強くないという説明を受けたみたいだけど。
     アテには、ならないだろうなぁ……(;´・ω・)

     

  • 患者さんの連れが適応しない薬を勧めるのに困ることも

     お客様が、のどスプレーの『フィニッシュA』をレジに持ってきたけど、痛むのは喉の奥だという。
     喉の奥だと、逆流性食道炎や胃炎が原因の可能性も考えられる。
     その場合は、殺菌消毒系の物は合わなかったりするため、炎症を抑えるアズレン系ののどスプレーを勧めたうえで、内服薬の『パブロントローチAZ』や『マードレトローチ』と『駆風解毒湯』を案内した。
     でも、のどスプレーを希望されていたので、アズレン系ののどスプレーをお買い上げ。
     一応は、頭重感や鼻炎など風邪の兆候が無いことからすると、胃炎の可能性は外せないので、消化に良い食事をするようにお話した。

     日焼けの相談でお客様が来店したんだけど、これがもう見事なくらい顔だけでなく太ももや腕も真っ赤で、完全にヤケド状態。
     日焼けしたのは昨日だというから、できれば昨日の段階で来てもらいたかった。
     お客様にもヤケドと同じ状態であることを説明し、痛痒さを抑えるために抗炎症成分の入っている『フリージローション』(桃の葉ローション)を勧めた。
     そして、一緒に日焼けケアの内服薬として『黄連解毒湯』を案内したところ、液剤を希望された。
     どうも、液剤のほうが効きが早いと思われているようだった。
     こむら返りに使う『芍薬甘草湯』でも服用後15分ほど、風邪に用いる『葛根湯』も1時間以内には効いてくるもので、剤形はあまり早さに関係しないことを説明したうえで、一応は『五苓黄解』の液剤を紹介した。
     全身の日焼けは全身ヤケドと同じで、実のところ内臓、特に胃腸にもダメージを受けていると考えられるから、熱を降ろしつつつ水分代謝を改善する『五苓黄解』という選択は有効ではある。
     ただ、一日あたりの価格面では、やはり『黄連解毒湯』の方がお得感がある。
     その辺りも説明すると、『フリージローション』と『黄連解毒湯』を一緒に購入して頂けることになった。
     他に、布団に敷く『エコシート』を買おうとされたけど、あくまで冷感であって熱を下げる訳ではないので費用対効果の点で勧められないことを説明し、『冷えピタ』の方を大量に購入して頂いた。
     私としては、『冷えピタ』も勧められなくて、二重にしたビニール袋に氷を入れた方が良いんだけど。
     まぁ、この場合「何かしら買いたい」というのもお客様の要望だからということで。
     そうそう、『アロエ軟膏』はどうかとも訊かれたけど、痒み止めの成分が入っていないから今の段階では早く、使うとすれば痛痒さが治まってからのケアでの乗り換え先にとお話した。
     あと、皮膚の炎症を軽減するには、温かい食事をして内臓を温めるよう勧めた。
     これは、体としては炎症を起すことで新陳代謝を活性化して皮膚の再生を促そうとするんだけど、いわばそれが痛痒い訳で、体が火照るからといってそこで冷たい物を飲んでしまうと、体の方は「体が冷えちゃう。もっと熱を出さなきゃ!!」と頑張ってしまい、より炎症症状が酷くなってしまうのだ。
     温かい物を飲むことで、体の方は「自分で無理に温めなくてもイイか(・∀・)」と落ち着き、ダメージを受けている胃腸も労(いたわ)ることができる。
     ………お客様と一緒にいた友人らしい人が、たびたび口を挟んできて、湿疹の薬なんかをお客様に勧めるんで、それを阻止するのに苦労した(;´Д`)
     なにせお客様とその人の関係性が分からないから、強く否定して面目を潰すようなマネはできないし、さりとて同意する訳にもいかないし。
     お客様は私の方の話を聞いてくれたけど、なんだったんだろうあの友人の行動は。
     親切心なのか、お客様の役に立つ自分をアピールしたかったのか謎。

     

  • お薬手帳を持ち歩いて下さい、大事なことなので2度言います何度でも言います

     常連のお客様から、両腕と太ももの湿疹の相談を受けた。
     痒みは強くなく、病院では色素を沈着させないための塗り薬が処方されてるそうなんだけど、内容は不明。
     お薬手帳を持ち歩くように、繰り返しお客様には言い続けてるつもりなのに………。
     季節の変わり目ごとになるそうなので、日光や寒暖差によるアレルギーなのかも?
     あるいは、両腕と太ももでは発症の経緯が違うとも考えられる。
     実は、私も季節の変わり目に太ももに湿疹ができたり、衣替えで着る物が変わると布地に反応するらしく首周りに発疹が起きるんだよねぇ。
     そこで自分も使っている『十味敗毒湯』を案内してみたけど、価格の安い物をと希望され、同じ棚に並べていた『ネオビタホワイトプラス』を購入された。
     そして、同じ棚の『ハイチオールC+』を二日酔いに使っているという話を聞いた。
     ああ、L-システインがアルコールの分解を早める働きがあるからか。
     って、添付文書を良く見たら「二日酔いの原因物質の分解を助け、症状を改善します。」と、しっかりと書いてあったわ(;´∀`)
     私は、『五苓黄解』を一推(いちお)しなので、アウトオブ眼中だったよ。
     それはともかく、お薬手帳には市販薬の成分表示も貼って、持ち歩いて下さいね~( 」゚Д゚)」!!

     胃腸薬の棚で漢方薬を眺めているお客様に声を掛けてみたけど、一端は案内を断られた。
     その後、『半夏瀉心湯』をレジに持ってきて相談を受けたところ、主訴はお腹が鳴るということだった。
     昨日にゼリー飲料とヨーグルトを食べてから、お臍の上辺りが鳴り、下痢にはならないものの、お腹に不快感があるという。
     それと、病院で処方されている「ガスターのような物」を常用しているというお話で、お薬手帳は無いけど薬の説明書は持っているというので拝見。
     物は『パリエット』で、確かに胃酸の分泌を抑える薬だった。
     ふむぅ、そういう事でしたら、制酸剤を繰り返し使うような人に『半夏瀉心湯』はお勧めなので、適応しそうですね。
     そのままお買い上げ頂くことになり、保険適用薬だから合うようであれば、担当医に処方してもらえないか相談してみるようお話した。
     それと、養生として半身浴をして内蔵を積極的に温めるよう勧めた。
     あっ、そうそう、薬単独の説明書じゃなくて、お薬手帳を持ち歩いて下さいね~( 」゚Д゚)」!!

     

  • 通常の3倍が許されるのはシャアだけ

     『ロキソニン』を求めてお客様が来店したものの、置いていないため近くのドラッグストアーを紹介した。
     ただ、用途は頭痛で、「ロキソニンが一番効いたから」と言うのだけれど、他にどんな鎮痛剤を使ったことがあるのかは不明。
     失礼だから深くは訊きませんが、数種類の鎮痛剤を比較して使ったことがあるのかとは疑問に思う。
     成分によって効くプロセスは違うし、体との相性、症状との相性というものもある。
     なんにしても出先で入手しにくい鎮痛剤に頼るのは困ることもあるはずなので、先方の薬剤師さんから『ロキソニン』を購入する際に、他の候補についても相談してみるよう勧めた。

     やや高齢のお客様が『駆風解毒湯』をレジに持ってきて、成人の息子さんが今朝に悪寒があり、家に有った『葛根湯』を飲ませてみたけど、まだ『葛根湯』で行けそうか尋ねられた。
     『駆風解毒湯』を選んだということは、喉の痛みもあるのだろう。
     発熱してきたら『麻黄湯』に切り替えるという前提で、まだ『葛根湯』で大丈夫でしょうと答えた。
     でも話しぶりからすると、お客様自身も漢方薬には詳しそうで、自身がインフルエンザと思われる時には『銀翹散』を通常の3倍量飲んだと言っていた。
     いや、でも、インフルエンザで『銀翹散』というのは私は考えないなぁ。
     それこそ『麻黄湯』の出番なんじゃ……。
     3倍量というのも、人には勧められない(^_^;)
     それに、よほど熱証か実証でないと、体が冷えすぎてしまうのでは?
     これは、今後の勉強としておこうφ(..)

     夫婦で来店したお客様から、『葛根湯』は粉と液剤では、どちらが早く効くかと尋ねられ、治験データでは1時間以内には効いてくるので、たいして違わないことを説明した。
     むしろ、『葛根湯』の効果の成否は、早め早めのタイミングで飲むことだと付け加えて。
     理想としては家に置いておかずに持ち歩いて、「頭が痛い……かな?」とか「悪寒がする……気がする」というくらいの初期に出先で飲んでしまえば、そのまま風邪に進行せずに終わらせることもできる。
     という訳で、持ち歩きのしやすさの点からも粉の方を購入された。
     また、授乳中の服用についても質問され、大丈夫ですと答えた。
     他に、旦那さんが、飲み会が近いということで二日酔い対策に『五苓黄解』を紹介した。
     そのうえで、参加する直前に温かい物を飲んで胃にウォームアップさせておく事と、飲み会では刺身のツマの大根や、揚げ物の付け合せのキャベツを積極的に食べるように勧めた。
     テーブルマナーのうえでも、ツマや付け合わせを食べるのは良いことなんだそうだし、大根もキャベツも胃薬として働き、それでいて飲み会では誰も手を付けなかったりするので、自分だけ悪酔いを避けるのに適しています(⌒▽⌒)