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ニキビと食中毒の意外な関係? ニキビ専用薬を使うか抗生剤を使うか相談したほうが良い理由

 夫婦のお客様が来店し、『クレアラシル』を見ていて「ニキビの薬を」と注文されたが、ご主人の患部が面疔(めんちょう)にも見えるため、ニキビと面疔の違いを説明した。

 ニキビの原因となるのはアクネ菌が多く、面疔は黄色ブドウ球菌であることが多い。

 そして両者は実は敵対関係にあり、アクネ菌は黄色ブドウ球菌の繁殖を抑制する働きがあって実は食中毒を防いでいるんである。

 症状としてはアクネ菌よりも黄色ブドウ球菌の方が皮膚を化膿させてしまうので、面疔の場合は抗生物質が効果的。

 医学的には、どちらも「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚疾患だから同じといえ、アクネ菌で重症化することはまず無いが、面疔は悪化すると患部がより深くへと進行してしまう可能性があるから油断できない。

 また、ニキビを気にして手で触っていると、患部が汚染され面疔になっていまうことが少なくない。

 以上のことから、お客様に『テラマイシン』などの抗生剤を勧めたところ、家に『テラ・コートリル』があるというので、ステロイド剤は菌への免疫力が落ちるものの炎症を抑える効果は高いので、開封済みであれば先に使ってみてはと提案した。

 しかし、ご本人がニキビと強調されるので、炎症が落ち着いてから『ペアアクネクリームW』に乗り換えてはとお話しして、本日はお帰りになった。

 病院を受診したことは無いそうで、養生として患部を洗いすぎないことと、患部を気にして触らないようにすること、そして温かい物を積極的に飲んだり入浴したりして体温を高めに保ち、菌への抵抗力を上げるよう勧めた。

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 お客様から風邪薬の売り場を尋ねられたが、主訴は鼻水と喉の痛みと微熱であり、症状は昨日からで咳は無く、家に『バファリンA』があって鼻水は透明だということだから、少なくとも鼻水は体を温めれば治まる可能性をお話しして、『バファリンA』との併用に『ペラックT』を提案したところ、お買い上げいただいた。

 風邪の時に身体を休めるというのは内臓も含めて休めることでもあるので、無理に栄養を摂ろうと食事をせずに、消化に良い物を量を控えるようにと伝えた。

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 高齢のお客様から、肩の痛みに『ロキソニンS』を求められヒアリングすると、友人からもらって効いたからだという。

 うちのお店には第一類の薬は置いていないので、イブプロフェン製剤でも代用できることをお話しした。

 ところが、かかりつけ医でも鎮痛剤を3回変え、『ロキソニンテープ』も処方されているという。

 そのうえ『ロキソニン』の内服薬も処方してもらっていて、医師にこれ以上は頼めないと思い買いにいらした模様。

 他人との薬のやり取りは気をつけることと、市販薬を使ったら担当医に報告するようお願いした。

 病院を変えてみてはとお話するも、もう30年来だから変えるつもりはないというため、医師から紹介してもらってはどうかとお話し、今日のところはお帰りになった。

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ニキビの原因菌とオデキの原因菌の違い

 お客様から中学生の子供のニキビの相談を受け、薬を使うのは初めてとのことだったので、成長期と大人になってからのニキビは違うことを説明したうえで、『クレアラシル』と『ビフナイト』を案内し、前者をお買い上げいただいた。

 ニキビの違いとしては成長期のニキビは細胞が活発で、しかしその成長の速度が不均質なことから細胞同士が押し合いへし合いしているところへアクネ菌が入り炎症してしまうのに対して、大人のニキビは栄養の偏りやストレスなどで肌の状態が悪くなったところへアクネ菌が侵入してしまうんである。

 だから成長期のニキビは炎症を抑えるのが優先で、大人のニキビは皮膚の表面を早めに壊して新陳代謝を促すようにするのだ。

 気をつけなければならないのは患部の洗いすぎで、皮膚を守る菌まで洗い流してしまうと、より状態を悪化させてしまう。

 だから石鹸や洗顔料を泡立てて、その泡を肌に乗せたら、こすらずにそのまま洗い流す。

 汚れは泡に吸い寄せられるから、それで十分なんである。

 また気をつけなければならないのは、ニキビとオデキとの鑑別である。

 ニキビの原因の9割以上がアクネ菌なのに対して、オデキの場合は黄色ブドウ球菌が原因であることが多い。

 そしてオデキには抗生物質や、炎症が強い時には副腎皮質ホルモンを合わせた薬を使う。

 たまにニキビ用の薬を買いに来たお客様に患部を見せてもらい、診察はできないのでお客様自身に患部を押してもらうと、硬く痛みがあるケースに出くわして、オデキ用の薬を案内するなんてことも。

 ちなみに、アクネ菌は黄色ブドウ球菌だけでなく食中毒の原因になる他の菌に対しても抑制する働きがあるので、いなと困るんである。

 あっ、そうそう、最初から塗り薬を希望されることが多いものだんだから、すっかり忘れていたけど飲み薬もあります。

 漢方薬の『清上防風湯』がそれで、炎症が強い場合には『黄連解毒湯』を、ニキビ痕が気になる場合の皮膚の修復には『桂枝茯苓丸加よくいにん』が候補になる。


 親子のお客様が来店し、高校生の子供がニキビとのことで『ペアアクネクリームW』を求められたけれど、使うのは初めてというため患部を見せてもらうと、額で赤みが強く、成長期のニキビには抗炎症の成分が入った『クレアラシル』や『ビフナイト』の方が適応することを説明し、後者をお買い上げいただいた。

 薬のお会計を終えたら本人はどこかへ行っていなくなってしまったため、父親に患部の洗い方を教え、ニキビが気になって患部を触るのも良くないので、手が肩より上に上がりそうになったら下ろす癖をつけるようにと伝えた。


 やや高齢のお客様から水虫の薬を求められたけれど、患部は足の指の間で、何十年も繰り返していると言うため、まず受診して水虫と確定してからの購入を勧めた。

 すると帯状疱疹の治療を皮膚科で受けているものの、水虫については相談したら水虫ごときでと怒られると思いしていないとのことだった。

 お客様は精神的に不安定なようで、医者への不信の話を終始していて、共感を示しつつ担当医への相談をするように持っていくのが大変。

 水虫が手に移ることもあると説明すると驚かれ、だからこそ医師に相談しても怒られませんよとお話をして、本日はお帰り頂いた。

 

ニキビとオデキ、水虫と湿疹、皮膚疾患は見分けが大事

 お客様が『ペアアクネクリームW』を購入するさいにヒアリングすると、以前にも使ったことがあるとのことだったが、念のため白ニキビに向いていることを説明すると、顎の下に白ニキビができていたので適応しそう。

 ニキビとオデキを勘違いしてるケースもあるから、初めからニキビの薬を目的に買いに来たお客様にも、こうして確認しておかなければならない。

 お客様は髪が当たってしまうのも原因かもと言っていたが、それ以上に患部が気になって、つい触ってしまう可能性もお話して、手が肩より上に上がったら意識して下ろすようにとお話した。

 また、洗顔をしすぎると皮膚を守る常在菌も倒してしまうし、ニキビの原因であるアクネ菌は食中毒を防ぐ役割を担っているので、洗い過ぎに気をつけるよう伝えた。

 具体的には、洗顔フォームや石鹸をよく泡立てて、顔に泡をつけたらそのまま擦らずに洗い流すだけで充分。

 他に内服薬として『十味敗毒湯』を紹介したかったものの、次のお客様がレジに並んでしまったためできなかった。

 赤ニキビなら、『清上防風湯』『黄連解毒湯』が適応する。

 『ペアアクネクリームW』をレジに持って来る前にニキビの相談をしてもらえていれば、内服薬も候補に挙げられたのだけれど。

 やや高齢のお客様が、ご主人から水虫の薬を頼まれたとのことだったけれど、病院を受診したことはないというため、湿疹と間違えて水虫の薬を使ってしまうと良くない場合があることをお話したうえで、『ラミシールATクリーム』をお買い上げいただいた。

 水虫かどうか判断する方法の一つに、家族も感染しているかというのがあるのだが、お風呂の足拭きマットは家族で使い分けているとのことだった。

 足拭きマットを使い分けてるというのは、もちろん良いこと。

 なれど素人目には水虫と湿疹の区別は難しいので、一度は受診しておくよう勧めた。

 やや高齢のお客様から、外反母趾のサポートグッズを求められたが、うちのお店では取り扱っていないことをお話して、また受診したことが無いというため、病院に行ってみるよう勧めた。

 

使う薬の特性を確認しましょう

 『葛根湯』を購入されるお客様に、喉の痛みや咳が出ている場合と発熱時には不適切なことを伝えた。

 患者は中学生で、鼻水と喉の痛みがあり「鼻水が出ているから風邪かも」と言われたため、透明な鼻水の場合は風邪とは限らずアレルギーの反応や内臓が冷えていると考えられることと、喉の痛みは胃炎とも関係することを説明した。

 喉の痛みの強さによるが、鼻水は体を温めれば改善する可能性があり、その点では『葛根湯』は適応するので、そのまま購入となった。

 ただ、クシャミもあるらしく、クシャミは体力を失うので内臓を温めて消化に良い食事をするよう伝えた。

 病院に耳鼻咽喉科があるくらいで、鼻と喉は繋がっており、そしてそのまま胃にも連なっているので関係するんである。

 また喉の痛みには、普通の食事をして食べ物が患部にこすれるのが良くないため、やはり食事を胃に優しい物にするのが良い。

 やや高齢のお客様が『第一三共胃腸薬プラス』と『スクラート胃腸薬S』を一緒に購入するので用途を尋ねたところ、前者を食後に後者を食前に服用しているという。

 いやいやいやいやいや、どちらも処方内容は近いから片方だけでも良いのではとお話して、今回は前者のみをお買い上げいただいた。

 もし胃腸薬を重ねて飲みたいというのであれば、もちろんお勧めはしないが、成分が違って効能が違う物を揃えておいた方が良いとお話をして、腸の消化力を改善する『タナベ胃腸薬ウルソ』を紹介した。

 お客様からは、「教えてくれてありがとう」と言われた。

 お客様から『ムヒベビー』を求められ、使うのは小学生だというため、メントールの入っていない汗疹(あせも)の薬が家にあれば代用できることを伝えたうえで、お買い上げいただいた。

 お客様からニキビの薬をと求められ、患部の頭頂部は白いというお話から『ペアアクネクリームW』を案内し、お買い上げいただいた。

 ただ、患部を見せてもらっていないため本当にニキビだったのかは分からず、成分表示を取っておくよう伝えた。

 オデキをニキビと勘違いしてるケースも考えられ、その場合は抗生剤の『テラマイシン』などを使った方が良いからだ。

 来店したのが閉店時間でレジの電源を落とす直前だったため、落ち着いてヒアリングできなかった。

 

薬の相談をできない大人にならないために

 お客様から最初は医薬部外品の『チョコラBB シリーズ』のドリンク剤について、どれがニキビに効果的か相談され、医薬品の『チョコラBB』の錠剤を提案したところ、高校生である本人が服用して気持ち悪くなってしまったとのこと。

 確かに、あの甘いコーティングを苦手な人はいる。

 もしくは、ビタミンB特有の匂いか。

 また、便秘が関係するかもと『ビオフェルミンS』について尋ねられたけれど、お腹が苦しいということは無く、三日に一度は出ているというお話から、必ずしも毎日の排便は必要無いことをお話した。

 毎日の排便の習慣というのは、小学校低学年時代の生活習慣の練習から来る誤解である。

 習慣づけとしては悪くは無いが、個々人の身体機能の違いを無視している点については注意が必要。

 本人には病院から何か塗る薬が処方されているようなのだけれど、お薬手帳が無くて内容は不明だった。

 内服薬に『清上防風湯』を紹介し、病院に通っているのであれば処方してもらえないか担当医に相談してみるよう勧めた。

 また、余計なことながら、お店での薬の購入の練習を本人にさせてみてはと、お話した。

 なにしろ、うちの次郎(中1)もニキビでドラッグストアーに薬を買いに行かせたら、店員に相談せずに自分で選んで塗り薬を買ってきて、しかもそれは大人ニキビ用だった。

 お前は、普段俺からいったい何を聞いてるんだと呆れ( ´Д`)=3

 自分の病状を他人に伝えて相談するというのは案外と難しく、練習しないとできないものなのだ。

 大げさな話をすると、以前に一人暮らしの大学生が体調不良で119番に電話をしたところ症状を上手く伝えられず、消防本部の通信指令課職員から「タクシーで行けますか」という問いに、「タクシーの番号が分かれば自分で行けると思います」と答えたことから、自力で病院に行けると判断され死亡してしまったケースもある。

 体調不良のせいで思考力が鈍っていたとも考えられ、そういう非常事態において的確に対処できるかは、スポーツでもなんでも練習したことがあるか無いかで違ってくる。

 練習したことがあれば、反射的に対応できる確率はグンと上がるので。

 中学生の娘さんを連れたお客様から、頭痛に『イブ』を使うと眠くなるから他の物をとの相談を受けたのだが、詳しく確認してみると使っていたのは無印ではなく『イブA』のようなので、アリルイソプロピルアセチル尿素が原因と思われることを説明した。

 これが入っていることで、より痛みを感じにくくなるわけだが、睡眠薬に使うくらいの成分だから眠くなるのも当然。

 おそらくお客様が選んで買ったんだろうけど、それこそ買ったお店で最初に相談するか成分について相談するべきだった。

 大人でさえそうなのだから、やはり薬を買う練習は子供の頃からしておかないと駄目なんじゃなかろうか。

 眠くなる成分の入っていない『バファリンルナi』と『グレランビット』を案内し、前者をお買い上げいただいた。

 あっ、どちらも15歳以下は使用できません、念のため。

 本人にヒアリングするとズキズキする頭痛のようなので、胃の不具合と関係する可能性をお話して、体の仕組み上、痛みを伝達するホルモンと胃の保護を支持するホルモンが同じなため、そのホルモンを阻害するということは胃の保護機能が低下するということであり、服用するさいには消化の良い食事をするようにと伝えた。

 

薬の頼まれものは情報不足で困る

 中学生の子供を連れたお客様が『アトキュア』などを見ていたため気にかけていたところ、子供の方は『ペアアクネクリームW』

を母親に預けて、どこかへ行ってしまった。

 仕方がないので、お会計するさいに母親にニキビの状態を確認するとともに、『ペアアクネクリームW』は大人ニキビ向けであることを説明し、『クレアラシル』に変更となった。

 成長期に細胞が均一に増えないことで起こるニキビと、大人になってからバリア機能の低下と不摂生なんかでなるニキビとでは対処も異なるのだ。

 成長期のニキビは、まず炎症を抑えるのを優先する。

 本人を呼び戻してもらうと額にニキビがあり、病院で処方された塗り薬が効かなかったというのだけれど、お薬手帳も現物も持参しておらず内容は分からなかった。

 皮膚の薬には抗生剤と抗炎症剤と皮膚再生の促進剤と種類があり、どの薬を使っていたかというのは重要な情報であることと、ニキビの治療には長期的な対応が必要なことを説明した。

 すでに3年ほど続いているそうだから気持ちは分かるけれど、思春期のニキビは体が正常に成長している証拠でもあるので、二十歳になるまでに綺麗になればと思って地道に治療するようお話した。

 また、前髪が額にかかっているため、体の方は敵と誤認して攻撃してしまうことも炎症の原因として考えられるので、前髪を切るか上げるよう勧めた。

 これもまた、隠したくなる気持ちは年頃だから分かるのだけれど。

 そして入浴せずにシャワー派だというため、不要物の回収と皮膚の材料の配布に血流が大きく関わることを説明し、入浴の大切さをお話した。

 自分の体のことだから、もっと関心を持って親に頼らず、専門家に相談する練習もしてもらいたいところ。

 お客様がご主人から『ノーシン』を頼まれたとのことで来店し『ノーシン錠』を案内したのだけれどパッケージが違うとのお話で、リニューアルの可能性と同ブランドの別物かもと説明したが、成分を覚えていないため特定できなかった。

 しかし用途を確認したところ、飲酒による頭痛だと言うので、原因は脱水症状であることを説明し『アルピタン』(五苓散)を紹介すると購入された。

 お客様には、もしご主人が気に入らなければ未開封のままなら返品に応じますと伝えた。

 頼まれ物は情報不足なことが多いから、対応に困ってしまう。

 一方、スマホで写真を撮ってきておいてもらえると特定には助かるものの、同じ物が無い場合に同成分の他のブランドでも良いのか、あるいは症状に合わせて他の成分でも良いのかという、依頼者自身の情報が足りないから、どのみち困ったりする。

 

毒にも薬にもならないもので気が安らぐならそれも良し

 お客様が高齢の母親から『グリシン』を頼まれたとのことだが、病院から処方された睡眠薬を使い切り、その代わりだと言うので「そこまでの効果は期待できない」ことを説明した。

 すると、『ウット』や『ドリエル』などの睡眠補助剤に興味を持たれたけれど、お薬手帳を持参しておらず処方されている薬は「ピンクの粒」というだけで内容が不明だった。

 次に病院に行く時までのつなぎだからというものの、他にも多くの薬を処方されているようなため、むしろ薬は避けた方が良いと判断し、グリシンの入っている『グリナ』を案内してお買い上げいただいた。

 もちろん健康食品だから薬より安全ということはないのだけれど、まあただのアミノ酸なので害も無いはずである。

 お客様には、加齢により睡眠時間が分散されることを説明してみたのだが、おそらく本人が納得しないというお話だったし、無趣味なため気を紛らわせるのも難しいというので、毒にも薬にもならないもので気が安らぐなら、それを優先するしかない。

 お客様から『クリアレックスW』の頭皮ニキビについての効果を尋ねられ、洗いすぎない方が良い事をお話した。

 病院では内服の抗生剤が処方されていたようだが、最近は行っていないという。

 患部からは膿が出ると言うので『ネオ小町』や『清上防風湯』を紹介してみたけれど、興味は持たれなかった。

 塗り薬に『ムヒHD』も案内してみたが、本日はお話のみでお帰りとなった。

 頭皮の洗い方については、獣毛ブラシで髪の表面の汚れを落とし、頭皮自体はシャンプーを使わずにお湯で流す方法も教えた。

 頭皮の脂を落としすぎると、常在菌も流してしまい、むしろ外敵に対して無防備になってしまうので。

 入浴した後に洗髪しているということだったから、体の血行を良くしてから洗うのは良いことですと伝えた。

 それから、病院に行かなくなったのは同じ薬が処方されるのに改善しないから諦めたようだったため、同じ皮膚科でも医師により得手不得手があることをお話して、他の病院も訪ねてみるよう勧めた。

 

薬を買うには練習が必要

 夫婦のお客様が来店し、ご主人が始めに大人ニキビ向けの『ペアアクネクリームW』を手にされたのに、炎症が強かったり成長期向けの赤ニキビ向けの『ビフナイト』の方をレジに持ってきた。

 炎症の具合を尋ねると、それほどでもないと言うため『ペアアクネクリームW』を勧めて変更となったものの、ご主人からは「何でもいいんだ」と言われ、奥さんがお会計中にいなくなってしまい、養生の説明をすることができなかった。

 うにゅう(´・ω・`)

 やや高齢のお客様から『シッカロール』の場所を訊かれ売り場を案内したけれど、高校生の男の子が入浴後に痒がっているいるというため、『桃の葉ローション』を勧めた。

 すると陰部も痒いようだというため、『ワルツMクリーム』を紹介し、陰部だけでなく『桃の葉ローション』を全身に使った後に他の痒みの強い部分に使うようお話したところ、両方をお買い上げいただいた。

 ただ陰部については、インキンタムシなどの可能性も考えられるため、本人に病院を受診するよう伝えて下さいとお願いした。

 入浴はしているそうなので、それは良いことだから続けていただき、夏野菜を避けてトン汁の食材が皮膚疾患には役に立つことをお話したところ、本人は鶏肉に凝っているというため、それも良いですねと伝えた。

 良さげなことは、どんどん褒めて伸ばすスタイル(*´∀`*)

 本人が来ていれば、もっとヒアリングできるんだけどね。

 子供や孫の薬を買うときには、可能な限り同伴して下さいな。

 ヒアリングももちろんだけど、自分の症状を人に伝えるというのは案外と難しいから、練習する機会を逃さず活用してほしい。

 自分自身が患者なのに使う薬に興味を持たないとか、同伴者に任せきりだとか、そういうことだと一人暮らしで病気になったときに適切な対応が出来なかったり医療機関にかかろうとせず、大病を見逃すなんてことになりかねないので。

 

自分の症状を言語化して人に伝えるというのは案外と難しい

 子供を連れたお客様から酔い止めの薬を求められ「飲みやすいのじゃなく、良く効くのを」と言われたけれど、薬の効き目は相性や体調も関係することを説明した。

 使ったことがある物を尋ねると『トラベルミンファミリー』で、お客様も子供も使用感を覚えていないようだった。

 しかし、効かなかった記憶が無いのであれば、あえて変更しない方が良いのではとお話してお買い上げいただいた。

 眠くなりにくい酔い止めの薬として漢方薬に興味を持たれたので、吐き気だけで治ることが多い場合の『苓桂朮甘湯』と、実際に吐いてしまう人向けの『五苓散』を紹介した。

 また、乗車前には温かい物を飲んで温かい食事をすると酔いにくくなり、乗車後には冷たい物を少しずつ飲むと吐き気を弱められることを伝えた。

 お客様がニキビ用の石鹸を探しにいらしたけれど、高校生の子供が患者とのことだったので、洗い方は石鹸の泡を肌に乗せて流すだけで良いことと、思春期のニキビは皮膚の成長速度の不具合でも起きるため、洗いすぎないようにとお話した。

 塗り薬として抗炎症の『ビフナイト』と、内服薬に『清上防風湯』を紹介したところ、病院からは抗生物質の塗り薬が処方されているという。

 そして、お尻にもできているというので『ネオ小町』を案内したうえで、ぜひ本人に薬を買う練習をさせてみるよう勧めた。

 というのも、自分の症状を言語化して人に伝えるというのは案外と難しい。

 何事も大人になって急に実践というのは、無理なんである。

 それから、症状や原因として思い当たることなどは本人でなければ分からないことが多く、代理人では情報が足りないからだ。

 また、本人もお客様もシャワー派のようなので、皮膚の再生には入浴して血流を良くすることが大事なことをお話した。

 それから本人はスポーツをしているようだがコーラなどが好きだとのことだったから、炭酸水で割って飲むよう勧めてはどうかと提案した。

 炭酸水で割れば、一回で摂取する糖分を減らすことができる。

 

強い炎症は抑え、炎症が落ち着いたらケアに移行

 お客様から、ニキビに『チョコラBB』を服用していて、『ネオ小町』に乗り換えても良いいか尋ねられたので、前者は皮膚の再生で後者は抗炎症と排膿というように目的が違うことを説明した。

 考え方としては、炎症が強い時に『ネオ小町』を使って、落ち着いたら皮膚の再生に『チョコラBB』を使うのが良い。

 『ネオ小町』が新商品か訊かれたため、摩耶堂製薬は個人薬局にしか卸していなかったのが、ロート製薬の子会社になって扱えるなったことをお話した。

 また、ニキビの他に傷の化膿や喉の痛みなどにも使えることを伝えた。

 ニキビに関しては肌には防御する菌もいるので洗い過ぎは駄目なため、洗顔の泡を乗せたら泡が汚れを引き寄せるから、こすらずに流すよう勧めた。

 また、シャワー派だというので、膚の再生と菌と戦うには高めの体温が必要であることから、温かい物を積極的に飲むのも養生法の一つであることを伝えた。

 もちろん、入浴するのが一番である。

 やや高齢のお客様が、口内炎に『ケナログA』を購入されたけれど、いつも『ケナログA』だと言うので患部の修復向けの薬に乗り換える方法もあることを伝えた。

 ステロイド剤の『ケナログA』は、確かに抗炎症作用が強いから痛みも治まるけど、症状が落ち着いてきたら薬も抗炎症の弱い物や皮膚の再生を促す物に乗り換えたほうが良い。

 お客様から薬用シャンプーの相談を受けたが、詳しく訊くと以前に頭皮の痒みを抑える市販薬を使い、オマケで付いていた試供品のシャンプーを探してるとのことだった。

 お客様の記憶を頼りに調べ『メディクイックH頭皮のメディカルシャンプー』と分かったものの、使用したさいに効果があったのかは不明とのこと。

 使った薬のことを尋ねると、「欲しいのはシャンプーだから」と言われて教えてもらえなかった。

 頭皮が腫れてるように見えるので、悪化してからよりも先に病院で調べてもらうよう勧めた。

 真菌性、いわゆる水虫の可能性もお話すると知らないようだったから、やはり専門家に診てもらうよう重ねて伝えた。

 
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