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薬の勉強をすると使い道の無い無駄な知識もついてきます

 やや高齢のお客様が『トラベルミン』をレジに持ってきたけれど、比較的眠くなりやすいことを伝えると困るようだったため『センパアQT』を案内して変更となった。

 歳を取ってから酔いやすくなったそうで、路線バスでも酔ってしまうことがあるという。

 漢方薬の『苓桂朮甘湯』が使えそうではあるものの、急いでる様子だったので案内できなかった。

 酔い止め薬を選んでいる時間を相談に当ててもらえれば、教えられたのになと思うと残念。


 お客様が『葛根湯』を購入されるさいに、喉の痛みや咳、発熱には適応しないことを伝えると、喉の違和感が今朝からというため間に合うと考えられることを伝えた。

 『葛根湯』の効能に興味を持たれたようなので、上半身を温めて症状を軽減することを説明し、出先が寒い時や朝に気力が湧かない時にも使えることをお話した。


 お客様が『トラベルミンR』を購入される際に比較的眠くなりやすいことを伝えると、パッケージには眠気の比較的少ない成分配合と書いてあった。

 おそらく無水カフェインが入っているからと考えられるため、コーヒーなどを飲むか確認したところ飲まないということと、以前にも使ったというお話からそのままお買い上げいただいた。

 以前に使ったときの体験だというのも、重要な情報。

 乗り物酔いになりにくいようにする方法として、乗る前の食事は温かい物にして、乗ってから飲める冷たい飲み物を用意しておくようにお話した。

 腸は体温より低い物を受け付けないので、酔わないようにと軽くサンドイッチやヨーグルトというような食事をすると、温まるまで胃に取っておいて胃が重くなってしまうんである。

 そして冷たい物を飲むと胃の働きは悪くなるので、胃の働きが悪くなれば吐こうとする力も弱くなるという次第。

 ちなみに、鎮痛剤や酔い止め薬に処方されることが多いスコポラミン臭化水素酸塩水和物は、昔は自白剤として使われたそうだ。

 だからなんだっていう話だけど。

 薬の勉強をすると無駄な知識がついてくる。

 

市販薬を選ぶときには、効能書きより成分に目を向けよう

 やや高齢の夫婦のお客様が来店し、ご主人が膝の痛みに『サロメチール』を使っていたというため、同じ処方の『トクホンチールOX』を案内した。

 すると、成分による効果の違いに興味を持たれたのでフェルビナク製剤を紹介したところ、そちらの購入を決められ、マッサージしながら塗る方法もあるとお話するとゲルタイプをお買い上げいただいた。


 常連のお客様から『アレジオン』と『アレグラFX』の違いを尋ねられ、どちらも予防薬として使うと効果的なことを説明すると、以前に息子さんが花粉症の鼻づまりに使って効かなかったとのこと。

 訊かなかったのは薬との相性の可能性も考えられるが、他の抗ヒスタミン薬で症状が落ち着いてから改めて使ってみてはとお話した。

 漢方薬の『葛根湯加川きゅう辛夷』『荊芥連翹湯』『辛夷清肺湯』を紹介してみたけれど、息子さんは嫌がるかもしれないというため、『ロートアルガードクイックチュアブル』を案内し、購入を決められた。

 ちなみに紹介した漢方薬の使い分けとしては、鼻づまりと鼻水を行ったり来たりするのなら『葛根湯加川きゅう辛夷』を、鼻づまりが強く寝られないくらいなら『荊芥連翹湯』を、鼻が詰まって鼻汁が喉に落ちてくる場合には『辛夷清肺湯』となる。

 ご主人には以前に、蕁麻疹(じんましん)に『タウロミン錠』を案内してお使いいただき、その時に主成分の『十味敗毒湯』を病院で処方してもらうよう勧めたけれど、仕事が忙しく行けずじまいとのお話だった。

 ご主人の症状に『アレジオン』や『アレグラFX』が使えるか訊かれ、確かに病院では皮膚疾患にも処方されることはあるが、薬理的には痒みへの効果が弱いことをお話し、『ムヒかゆみ止めAZ錠』を勧めて一緒にお買い上げいただいた。

 またアレルギー反応は防衛機能の異常であり、敵味方の識別は腸が担っているため、腸内環境を整える養生法として、お腹周りを温め食べ過ぎないよう勧めた。

 甘い物は好きだというので、それで脳を満足させて食べる総量を減らす方法を提案した。

 お客様の家庭では乳酸菌飲料などを飲んでいるというので、それは良いことですとお話した。

 入浴すると症状が落ち着くとはいうもののカラスの行水だそうなので、ぬるめのお湯に長く入るよう勧めた。


 お客様から喉の痛みと咳の相談を受けトローチを希望されたので、患部を冷やす『龍角散ダイレクトトローチ』と、抗炎症剤の『パブロントローチAZ』を案内すると、前者をお買い上げいただいた。

 使うのはご主人で、喉の炎症が胃にも広がるかもしれないから、消化に良いお食事をとお話したけれど、耳には入らなかったようだ。

 

患者自身が「風邪」と断定するのはNG? 店頭では誰も診断できません

 先日に水虫の薬を買いにいらして、帯状疱疹で受診している担当医に相談するよう勧めたお客様が再訪した。

 病院で水虫と確定したそうで、『ミコナゾール』が処方されたとのこと。

 使い切ったら市販薬を買いに来るから、と言われた。

 わざわざいらしたのは、「先生が褒めていたのを伝えに来たんだ」とのことで、嬉しいやら恥ずかしいやら(´∀`*)テレテレ


 お客様が『エスタックイブNT』をレジに持ってきたけれど、主訴は鼻づまりと喉の痛みで咳は無く、家に『バファリンA』があるというので、それを鼻炎薬と併用する方法を提案した。

 もしくは、喉の痛みが弱ければ鼻炎薬の効能に喉の痛みもあるため、単独でも使えることをお話した。

 しかし迷われたため、効能に鼻づまりは書いていないものの成分からすると喉の痛みと一緒に対応できる『銀翹散』を紹介したところ、試していただくことになった。

 お客様の家には『葛根湯』があるとのことだったが、上半身を温めてしまうので適応しないことを伝えた。


 お客様が『パブロンエースPro』をレジに持ってきたけれど、主訴は喉の痛みと鼻水で咳は無いというため、『ペラックT』と鼻炎薬の組み合わせを提案した。

 しかし風邪薬を希望されたので、鼻炎の成分を増やしてある『ルルアタックNX』を案内して、 お買い上げいただいた。

 鼻の症状が出ている時は胃を悪くしている可能性があるため、消化に良い食事にして食べ過ぎないようにと伝えた。


 高齢のお客様が『パブロンエースPro』を選ばれたけれど、主訴は喉の痛みと鼻水で咳は無く、声も弱々しかったため、むしろ薬による体力の低下が心配なことをお話し、鼻水は温かい物を積極的に飲むなどで対応し、喉の痛みには『ペラックT』を勧めた。

 しかし風邪薬を希望されたので、『パブロンメディカルN』を案内し、変更していただいた。

 不埒な輩がいるかもしれないからあまり書かないけれど、市販の風邪薬の多くで採用されている咳止めは、覚醒剤系と麻薬系なので、咳が無い時に使った場合の体への負担は無視できない。

 咳止めの入っていない風邪薬となると、『PL顆粒』などのごく一部の製品化のみ。

 そして、風邪というのは医学的には肺から上の上気道炎のことであり、診断できるのは医師だけという点を考えると、患者自身が「風邪」と断定するのはオカシイし、もちろん私たち登録販売者や薬剤師だって確定できない。

 だからこそ市販薬は、病名ではなく「症状」に対応することに限定されている。

 一方で、ジャンル分けされていないと選びにくいから「風邪薬」というカテゴリーがある訳だけれど、それはあくまで参考程度の話。

 そのうえ総合風邪薬であっても、処方内容によっては得手不得手の症状がある。

 なのでまずは、風邪薬と決め打ちで選ぶのではなく症状に合わせ、鎮痛剤や鼻炎薬、喉の薬に咳止めなどを俯瞰して、横断的に検討するのを勧めたい。

 もし分かりにくければ、そのために薬は友人販売されているので、立ってる者は親でも使えのごとく、立ってる店員は遠慮無く使ってほしいところ。


 お客様から、喉の痛みに『駆風解毒湯』を求められ販売したものの、湿った咳の音をしていたため内臓が冷えている可能性をお話し、積極的に温かい物を飲んで、入浴したり下半身に厚着をしたりと、体を保温するよう勧めた。

 

ジェネリック(後発医薬品)にも二種類ある

 夫婦のお客様が来店し、『バファリンA』の「ジェネリック(後発医薬品)を」と注文されたので『バリファックス』を案内して、お買い上げいただいた。

 奥さんが頭痛と肩こりというお話から、緊張性頭痛と考えられるため上半身を温めて血行を良くする『葛根湯』を使ってみてはと提案した。

 ちなみにジェネリックにも二つあって、一般的に認知されているジェネリックは期限切れになった先発品の特許を基にした有効成分を用いるものの製造工程や添加物などに違いがあり、効能効果が同じとは言い切れない面がある。

 もう一つは、「オーソライズドジェネリック」というもので、 添加物や製造方法も同じなため、一部の例外を除いて試験を省くことができる。


 お客様が『ベンザブロックL』を購入されるさいにヒアリングしてみると、患者は奥さんで、喉の痛みと発熱の他に咳もあるというため、適応する事を伝えた。

 お客様には入浴して身体を温めることと、体を休めるためには内臓も含めて休める必要があるので、食べ過ぎないようにとお話すると驚かれた。

 入浴が良くないとされたのは、まだ内風呂の普及率が低くて家に帰るまでに湯冷めをしてしまうのと、風邪をひいたら栄養を摂らなければならないとされたのは、戦後に日本全体が貧しかった頃の話である。


 高齢の夫婦のお客様から『イソジンうがい薬』を求められたけれど、現に喉が痛む時には刺激物でもあるので避けたほうが良いことと、毎日うがいをしているのであれば水道水で充分とお話ししたところ、今度はトローチを求められたので抗炎症成分の入った『パブロントローチAZ』を案内して、お買い上げいただいた。

 ただ、不安なのか『イソジンうがい薬』小容量の物も一緒に購入された。

 喉が痛むのは奥さんで、湿った音の咳をしていたため内臓が冷えている可能性をお話して、積極的に温かい物を飲むよう勧めた。

 お客様からは、「教えてもらって良かった」と言ってもらえた。

 

患者さんと連絡が取れるのならヒアリングさせてほしい

 若いお客様が『ベンザブロックS』を持ってきたさいに咳があるか尋ねたところ、頼まれ物で本人に連絡が取れるというので確認していただいたうえで販売した。

 ただ、症状が咳と鼻炎であるならば、総合の風邪薬よりも咳止めには鼻の症状を面倒見る成分が、鼻炎薬にも喉を潤す成分が入っているから、それらの方が身体への負担は少ないと考えられる。

 本当のところ、電話を代わってもらえた方が患者さん本人に症状をしっかりヒアリングできるのだけど。


 お客様から、慢性鼻炎の薬をとのことで『チクナイン』(辛夷清肺湯)の場所を尋ねられたため、売り場を案内したうえでヒアリングしたところ、鼻汁が喉に落ちてこないようだったため『葛根湯加川きゅう辛夷』『荊芥連翹湯』も紹介した。

 そして鼻づまりにより匂いを感じないということから、『荊芥連翹湯』を勧めてお買い上げいただいた。

 『辛夷清肺湯』が適応するのは胃の機能が低下している場合で、『葛根湯加川きゅう辛夷』は鼻づまりだけでなく鼻水にもなる場合に用いる。

 ところが、お会計をしてから病院で処方された薬があるというお話が出たものの、何を処方されたかは分からなかった。

 担当医からは慢性鼻炎については「様子を見ましょう」と言われて以来行っていないそうだが、比較した三つの漢方薬はいずれも保険の適用薬なので、改めて受診してみるよう勧めた。


 お客様から浣腸の場所を尋ねられ売り場を案内すると、高齢の母親が便秘で、一週間ほどすると腹痛のみならず腰痛も訴えているとのことだった。

 内服薬に『オイルデル』や『サトラックス』なども考えたが、複数の薬を処方されていると分かり、担当医に相談したことが無いというため、服用している薬の副作用の可能性を説明したうえで浣腸をお買い上げいただいた。

 ただ今までも浣腸を使ったさいには、便が硬く浣腸液しか出なかったというため、浣腸した後はしばらく我慢することと、洋式便座では和式便器にまたがるのと同じ姿勢になるよう、足を高く置ける台を使う方法を教えた。

 もしくは、胸が膝につくぐらいに前かがみになるのが良い。

 人間は立っている時には漏れないように弁で腸が塞がれる形になり、腰を曲げると開くので、便座に背筋を伸ばして座ってしまうと排便しにくくなるのだ。

 

薬の得手不得手を考えるために患者さんの情報が必要です

 子供を連れたお客様から『葛根湯』の場所を尋ねられ、売り場を案内したうえで、喉の痛みや咳、発熱には適応しないことを伝えると「効きが弱いんですね」と勘違いされたため、上半身を温めて治すので温めると具合が悪くなる症状には使えないと説明した。

 比較として上半身を冷やして治す『銀翹散』を紹介すると、常備薬にとのことで一緒に購入された。

 お客様には、『葛根湯』は家に置いておくより持ち歩いて、出先が寒かった時や具合が悪くなる予感がしたら早め早めに飲むのが効果的と伝えた。


 子供を連れたお客様から『ハナノア』を求められ売り場を案内したうえで、花粉症の対策には腸の働きを良くするために長めの入浴やお腹周りの方が大事なことをお話した。

 というのも花粉症は花粉を外敵と勘違いして攻撃をすることで起きる症状で、その敵味方の識別をしているのが腸だからだ。

 ヨーグルトが花粉症に効くと言われているのも、ヨーグルトが効くのではなく、腸の機能が正常になると敵味方の識別も適切に行われるようになって、花粉への攻撃をやめるんである。


 夫婦のお客様が来店し、痰の絡みに『響声破笛丸』で良いか尋ねられたが、奥さんからタバコを吸ってるという情報があったため『ダスモック』(清肺湯)を案内して、お買い上げいただいた。

 比較として上半身を潤して痰を出しやすくする『麦門冬湯』と、実際には痰が絡んでいないのに引っかかっている気がする「梅核気(ばいかくき)」の場合に気道を開く『半夏厚朴湯』を紹介した。


 高齢のお客様が、転んで顔を打ち付けたとのことで『キズパワーパッド』が使えるか訊かれたけれど、目の横に擦り傷程度だったので『ワセリン』で充分と答えると、実際に塗っているとのことだった。

 冷やした方が良いかも質問され、直後であればその通りであるものの、昨日の事だというため、患部が発熱していなければ骨も大丈夫と考えられることを伝えた。

 後で傷痕が気になるようであれば、別な薬を紹介しますと『アットノンEX』を想定して伝えた。

 

喉の痛みに鼻炎薬が使えて、喉の痛みに効く薬は鼻づまりにも効く

 お客様が『パブロンSゴールドW』をレジに持ってきたさいにヒアリングすると、患者は家族で、咳は無く主訴は発熱と喉の痛みというため、鎮痛剤を使ってみてはと提案したところ家に『バファリンA』があるというので『ペラックT』との併用を勧めた。

 一旦は『バファリンA』を使うとのことで帰られたが、また戻ってきて、頼まれ物だからと『パブロンSゴールドW』を購入された。

 うーむ、かえって迷惑になってしまったか。


 『パブロンSゴールドW』をレジに持ってきたお客様に症状を確認すると、咳は無く主訴は鼻づまりと喉の痛みというので、風邪薬としては『パブロンメディカルN』と『エスタックイブNT』を案内し、他に鼻炎薬と『ペラックT』の併用も提案した。

 喉の痛みが強くなければ鼻炎薬の『パブロン鼻炎カプセルSα』や『コンタック600プラス』などの効能書きにも、「喉の痛み」とあるくらいで使える。

 鼻炎薬に「喉の痛み」の効能があることを知らない人は多く、だから咳が無いのに風邪薬を選択してしまうのだろう。

 お客様には『銀翹散』も紹介してみたが、漢方薬に強い拒否感を示されたため『パブロンメディカルN』の方を勧めてお買い上げいただいた。

 また、鼻から喉への炎症は胃にも広がるかもしれないとお話して、胃に優しい食事を勧めた。

 反対に胃を悪くすると繋がっている喉や鼻の症状が起きることもあるので、いずれにしろ消化しやすい食事に切り替えた方が良い。

 鼻と喉が繋がっているからこそ、鼻炎薬の効能に「喉の痛み」があることを、もっと知ってもらえれば薬の選択の幅が広がるはず。

 『銀翹散』は効能書きに鼻づまりとは書いていないが、処方内容からすれば有効で、喉の炎症が治まれば鼻の炎症も治まるし。

 まぁ、効能に書いていない目的外使用は積極的には勧められないけれど、知識として知っておいて損は無いかと。


 男性のお客様が子供用オムツと一緒に『葛根湯』を購入されるさいに、喉の痛みや咳、発熱には適応しないことを伝えると驚かれたので、上半身を温めて改善する症状にお使い下さいと説明した。

 また、家に置いておくよりも持ち歩いて、出先が寒かった時には症状が無くても服用すると体が温まり、風邪の予防に役立つことを伝えた。

 お客様がお帰りになってから、もしかして奥さんが使うのかもしれず、授乳中の可能性を忘れていたことに気がついた。

 『葛根湯』は授乳中にも服用できるものの、赤ん坊が興奮してしまうかもしれないので、授乳した後に服用するといった使い方を伝えるべきだったかもしれない。

 薬を買うお客様に「誰が使うか」を確認するのは基本中の基本であるのに、うっかりしてしまった。

 

受験生の体調・健康相談も店頭でどうぞ

 お客様から、子供用の鼻炎薬が『ムヒのこども鼻炎シロップS』しか無いのか尋ねられ、患者は6歳で主訴は鼻水のみ、粉を飲めるというため『小青竜湯』を勧めてお買い上げいただいた。

 即効性を心配されたけれど、「風邪には葛根湯」という言葉があるように漢方薬だからといって効き目が遅いということはありませんと説明した。

 臨床試験では、20分程度で効果を発揮するというデータもある。

 お客様の家は床暖房があるとのことだったが、体を直接温めるよう勧めた。

 特に昔から「頭寒足熱」と言って、下半身を温めるのが大事である。


 お客様から『ヴィックスヴェポラップ』を求められ、使ったことがないというため、成分が体温で蒸発して吸入することで効果を発揮することを説明し、塗ったら首周りの開いた服を着せるよう勧めたうえで、お買い上げいただいた。

 子供の主訴は鼻づまりということがったから、体の中に熱が循環していないことが原因と考えられるので下半身を温めるようお話した。

 また本人が寝苦しそうであれば、体を横向きにして枕を頭ではなく首に当てて頸動脈を軽く押さえると、その反対側の鼻は通るようになるはずと教えた。


 お客様から『ストッパ下痢止め』を求められ『EX』と『エルEX』を案内したところ違いを尋ねられたので、『エルEX』 には芍薬が入っていて、緊張や腹痛を和らげることを説明した。

 すると使うのは受験生で、事前に飲ませて予防になるかと訊かれたため、わざと内臓の働きを悪くすることで下痢を止める仕組みなので、予防的に飲むのは好ましくないことを説明し、『桂枝加芍薬湯』を紹介した。

 本日は『ストッパ下痢止めエルEX』をお買い上げいただき、試験当日の朝食は温かくて噛む必要の無い物をと勧めた。


 お客様から子供用の栄養ドリンクをと注文され、『リポビタンキッズ』と『リポビタンJr.』を案内し、受験生に飲ませるというので後者には血流を良くする成分も入っていることを説明したところ、そちらの購入を決められた。

 また、『柴胡桂枝湯』を自分用に購入されたので、気持ちを落ち着かせる作用もあることを説明し、受験生の子供にも飲ませてみてはとお話した。

 受験生の緊張緩和には、『半夏厚朴湯』も勧めたいところ。

 

処方された薬を飲み切らなければならないか後からでも確認を

 お客様が『新ルルAゴールドS』を購入されたけど、咳があるか尋ねると患者は彼女で、症状は発熱のみであり、家には『イブ』があるというため、まずはそちらを単独で使うよう勧めた。

 もし食欲があっても、体を休めるのは内臓も含めてなので、消化に良い物を量を控えて食べるように伝えた。


 お客様から咳止めの飴をと注文され、『浅田飴』と『南天のど飴』を案内したが、病院で処方された薬があるというので確認すると『葛根湯加川きゅう辛夷』『五虎湯』だった。

 『五虎湯』を優先して使うようお話したうえで、『浅田飴』だと麻黄が重なるため『南天のど飴』の方を勧めて、お買い上げいただいた。

 そしてお客様は『葛根湯加川きゅう辛夷』を一週間ほど服用していて、もう鼻炎は治っているというため、上半身を温める作用から咳の原因になっている可能性をお話した。

 私から直接 、服用の中止を勧めることもできないので、調剤してもらった薬局に相談してみるよう勧めた。

 抗生剤のように処方された薬は飲み切らなければならないケースもあるが、服用し続けることによって副作用が出ることもあるので、病院の担当医か調剤してもらった薬局に相談するのが一番なのに、なぜか相談をしないで薬は飲み続けたまま自分で他に市販薬を買う人が少なくない。

 しかもその時に、店頭で相談もせずに買ってしまう。

 その点からすると今回は最初に声をかけていただいたのは良いことだし、処方された薬があれば分かるのが重要。

 お薬手帳を持たずに、処方薬が分からないなんてことが圧倒的に多い。


 お客様から『バファリンA』と『バファリンプレミアム』の違いを質問され、前者はアスピリンで後者はイブプロフェンとアセトアミノフェンという二つの鎮痛解熱剤が処方されていることを説明した。

 考え方の一つとして、アスピリンは末梢神経の痛みに適しているので歯痛などに向いている。

 お客様の症状はズキズキするタイプの頭痛だというので、胃の不具合と関係することをお話した。

 頭が締め付けられるタイプの緊張性頭痛であれば鎮痛剤よりも、上半身の血行を良くする『葛根湯』の方が適応する。

 他に目薬について尋ねられ、売り場を案内すると種類の多さに驚いている様子だったため、効き目と価格には関係無い事をお話して『スマイル40EX』を基本に、症状に合わせて成分を確認し選ぶ方法を教えた。

 しばらく長考されていたが、本日はお帰りになることに。

 目については疲れ目だということだったので、目の周りを温めることも有効なことを伝えた。


 

 

アレもコレも入っている総合風邪薬は便利だけどリスクもあります

 お客様が『エスタックイブファインEX』を購入されるさいに症状を尋ねると常備薬とのことだったので、咳が無い場合には服用を控えるようお話すると驚かれた。

 総合の風邪薬は、解熱鎮痛剤と鼻炎薬と咳止めが入っているのが基本の処方であり、起きていない症状の成分は体に入れば処理しなければならず、その処理に無駄なエネルギーを使い、かえって風邪を進行させてしまう可能性があるのだ。

 特に咳止めの成分は、多くのメーカーで麻薬系成分と覚醒剤系成分を採用しているから、咳による体力の消耗のリスクと比べて有用な時に限定して使うほうが良い。

 だから、常備薬として置いておくのなら総合の風邪薬よりも、 鎮痛剤と鼻炎薬と咳止め薬を個別に揃えておくと、体への負担も少なく財布にも優しいはずである

 ただし、症状に合わせてそれぞれを併用するさいにはカフェインの重複などに注意。

 店頭で相談してもらえれば、併用できる組み合わせで薬を案内できます。


 お客様から『パブロン50』を注文されたけれど置いていない事をお話し、処方内容は鎮痛解熱剤のアセトアミノフェンと上半身に保水しながら咳を緩和する『麦門冬湯』を組み合わせた物なので、個別に併用すれば似た処方になるし、咳だけで熱が無いのであれば『麦門冬湯』を単独で使うことを勧めた。

 『パブロン50』を探していたのは、以前にジヒドロコデインが入った咳止めを飲んで便秘になってしまった事があるからだそうだ。

 なるほど確かにジヒドロコデインは、内臓の働きをわざと低下させることで咳を止めるので、同様に腸の働きも悪くなって便秘になってしまう。

 私が、咳の無い時に総合風邪薬を飲むのを避けるように云っているのも、こういう点を心配してのことだ。

 今回は、『麦門冬湯』をお買い上げいただいた。


 お客様が『葛根湯』を購入されるさいに、喉の痛みや咳、発熱には適応しないことを伝えると風邪の予防だというので、体力の低下を防ぐ『柴胡桂枝湯』を案内し、リラックス効果も期待できることをお話すると一緒にお買い上げいただいた。

 使うのは受験生の子供だというため、『葛根湯』を使う場合は早め早めの服用が有効なことと、上半身を温めて血流を良くするので思考力の低下を防ぎ、肩こりにも使えることをお話した。

 また、緊張すると咳払いをするタイプなら、『半夏厚朴湯』も「受験生御用達し」ですと紹介した。


 常連のお客様が来店し、足の爪が剥がれそうと相談をされたので、『ワセリン』か『オロナインH軟膏』で患部を保護したうえで、絆創膏を貼るくらいしか手が無いことを説明し、後者と絆創膏を一緒にお買い上げいただいた。

 
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