『アレグラFX』や『アレジオン』は、鼻炎薬の中でも特に使い方の確認が必要です

 お客様が『』と『』を比較していたので声をかけてみたけれど、案内は断られて『新コンタック600プラス』を購入されるので、念のためヒアリングしてみた。
 以前には『』を使っていたそうなので、『』と同様に花粉症の予防薬として効果的なことをお話した。
 花粉と反応させないことが主眼だから、雨が降って花粉が飛んでいないからと服用しないと翌日には反応してしまう可能性があるため、天候や花粉の飛散状況に関わらず毎日欠かさず連用しなければならないのだが、お客様がそうやって使っていたかは分からない。
 またその特性から、すでに症状が激しくなってからだと使うには手遅れで、すぐに効く人もいるものの、しっかりとした効果が現れるまで1週間以上かかるケースもあり、その間に「効かない」と判断して服用をやめてしまう患者さんもいる。
 症状が顕著な場合には、今回の『新コンタック600プラス』や『パブロン鼻炎カプセルSα』などを使って症状が軽減してから乗り換えるか、効いてくるまで漢方薬を併用する方法、あるいは点鼻薬や目薬で補助することが必要となる。
 今回のお客様が、どういう理由で『新コンタック600プラス』を選ばれたのかは分からない。
 話してもらえないことは仕方ないので、花粉症は腸の働きが関係することから、養生には腸の環境を整えるのが大事と伝えた。

 子供を連れたお客様が『』を購入されるさいに、使い方について説明を受けたことがあるか尋ねると「分からない」とのことだったので、お会計をしながら花粉が飛んでいない日も通して飲むのが効果的なことを説明した。
 その理由についてもお話したいところだったけれど、「急いでる」というため、できなかった。

 夫婦のお客様が鼻炎薬の棚を見ているところに声をかけてみると、主人が鼻づまりと鼻水を行ったり来たりしており、『アレグラ FX』を以前に使い、効くまでに日数がかかったというため、本来は予防薬として使う物であることと運用の仕方を教え、点鼻薬を併用するか他の鼻炎薬で症状を軽減してから使う方法を提案した。
 今回のように鼻づまりと鼻水を行ったり来たりしている場合には、現代薬単独より生薬の入った『アネトンアルメディ鼻炎錠』か、漢方薬の『葛根湯加川きゅう辛夷』が向いていると紹介したところ、前者をお買い上げいただいた。
 鼻水やクシャミがメインなら『小青竜湯』で体内を温めるのが効果的だし、鼻が詰まる一方ならば上半身を強力に冷す『荊芥連翹湯』の出番で、もし詰まった鼻汁が喉に落ちてくるようだと胃を悪くしていると考えられ『辛夷清肺湯』が候補となる。
 そしてお客様には、腸の働きを整えることを勧め、食べ過ぎも駄目とお話した。
 花粉症は外敵の侵入を監視している腸が、正しく判断できなくて花粉を外的とみなし、過剰に防御して起こる症状。
 食べ過ぎて腸が消化に忙しくなると、外部から来たモノが敵か判別するのに手を抜いて、とりあえず攻撃ということになってしまう。
 だから、症状が激しく出ているようなら食事は消化に良い物にして、腸に楽をさせてあげることが大事。
 また、温めて血行を良くするのも腸が働きやすくするのに有効だから、入浴したり下半身に厚着をしたりするのが手軽な養生法で、ヨーグルトや漬物など乳酸菌のある物を飲食するのも腸内環境を整えるのに役立つ。

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