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  • 自己判断での市販薬の併用は事故のもと

     『駆風解毒湯』を見ていたお客様に声を掛けてみたところ、喉がイガイガして咳に もなるとのお話だった。
     喉が痛むわけではないそうなので、胃を悪くして体内が乾燥してる可能性をお話しし、『麦門冬湯』をお買い上げいただいた。
     喉のイガイガ感は、炎症よりも乾燥の影響が考えられ、胃薬を兼ねている『麦門冬湯』は上半身を潤してくれる。

     お客様が、『ルルアタックEX』などの喉の痛みを主訴とする風邪薬を見ていたので声をかけたところ、咳と頭痛が3日ほど前から続いているとのこと。
     てっきりご本人かと思ったら患者はご主人で、発熱や鼻の症状は無く喉に引っかかるような咳き込み方のうえ、頭痛はズキズキするようだ。
     話から風邪ではなく、胃を悪くしてるように思える。
     そこで、風邪薬よりも頭痛薬と咳止めの組み合わせを提案すると、頭痛には『イブ』を使ったというので銘柄を確認してみたら、『イブクイック頭痛薬』だった。
     『イブ』シリーズは、さすがに主成分のイブプロフェンを名前にしているだけあって、基本の処方は変わらないけど、市販薬の中には同じ名前を冠していても、成分が縁もゆかりもないという事があるから、必ず特定が必要。
     無印の『イブ』には胃の保護成分が入っていないのに対して、『イブクイック頭痛薬』には入っているから良かったと思ったら、他に風邪薬も一緒に使ったと分かった。
     しかし 、その銘柄を覚えていなかったため本人に電話をしてもらうと、『新コンタックかぜEX』だった。
     ギャフンΣ(゚∀゚ノ)ノ
     同シリーズの『新コンタックかぜ総合』なら大丈夫だけど、『新コンタックかぜEX』だとイブプロフェンが重なってるじゃないですか。
     直ちに問題があるわけではないが、成分が重なる時には総量に気をつけないといけない。
     どうも、成分表示は見ていなかったらしい。
     そして服用直後は症状が軽減するものの、またぶり返してしまうそう。
     改めて胃を悪くしている可能性を話しし『麦門冬湯』を案内して、咳き込みがひどい場合にと『ブロン錠エース』を紹介すると両方お買い上げいただいた。
     『イブクイック頭痛薬』はまだ残っているそうなので、頭痛には併用して構わないことを伝えたうえで、補足として『呉茱萸湯』を例にズキズキする頭痛と胃の関係を説明した。
     ズキズキする頭痛は、一般的に何らかの原因で血管が縮こまり血流が少なくなった後に、急に血管が拡張して勢いのついた血流が血管内を刺激することで起きる炎症である。
     その原因の一つが胃に関係し、胃の働きが悪くなることで水分代謝も滞り、当然のことながら血液の大部分は水分であるため、水分不足の血液が流れにくくなった後に、また回復すると急激な血流によって血管の炎症を招く。
     つまり、血流を安定化させることがズキズキする頭痛の回避策となる。
     その回避策は、物理的に物は熱を加えなければ自然に熱が発散していくから、温める方に力を入れるという事になる。
     つまり、ぬるめのお湯で入浴時間を長くしたり、温かい物を飲んで体を中から温め、夏野菜は避けるということ。

     

  • 店頭での患者さんの確認が大事

     中学生連れのお客様が『キンカン』を持ってきたさいに、虫刺されとしては蚊ぐらいにしか効かないことを説明したところ、『ムヒクール』に変更され、ついでに娘さんが以前に病院から処方された薬で薬疹を起こしたことがあり、安全な鎮痛薬をと相談を受けた。
     しかし、処方された薬を覚えていないそうなので『バファリンシリーズ』を例に、系統による選別が重要なことを説明した。
     例えば『バファリンA』と『バファリンルナi』とでは、同じ銘柄であっても成分は縁もゆかりも無い、赤の他人みたいな関係である。
     また、漢方薬で頭痛と肩こりが連動している場合の『ズッキノン』(釣藤散)を紹介すると、学習塾の冷房が強いという話だったので、上半身を温める『葛根湯』を提案し、勉強によるストレスのケースに『コリッシュ』(治肩背拘急方)も紹介した。
     この時点になって、患者は連れている中学生ではなく上のお子さんの高校生だと分かった。
     ありゃん、思い込みは駄目ですな(^_^;)
     ちゃんと患者さんの確認をしないと。
     詳しくお話を訊くと、お風呂に入っても入っても頭痛や肩こりが楽にならないようなので、上半身を温めるのは適さない可能性が出てきた。
     そこで、適応の簡易鑑別法として、冷たい水と温かいお湯を飲み比べて、症状が軽減するか試してみるよう勧めた。
     温かいお湯を飲んで軽減するのであれば『葛根湯』『呉茱萸湯』が適応するだろうし、冷たい水を飲んで落ち着くようなら『コリッシュ』や『釣藤散』の方が合うだろう。

     常連のご夫婦のお客様が来店し、以前からご主人が咳払いを繰り返していたので『ストレージH』(半夏厚朴湯)を試していただいたのだが、よく効いたとのことで、追加購入された。
     今日は他にも2件のお客様が、『半夏厚朴湯購入』された。
     何か気圧の関係だろうか。
     風邪や花粉症以外でも、特定の症状の患者さんは同じ日に集中したりする。
     だから、天候や気圧の予報をもとに発注しておくこともある。

     

  • 頭痛の原因は多種多様

     お客様から、ご主人の頭痛についての相談を受け、以前に『ロキソニン』を使ったことがあるというので、科学構造式の似ているイブプロフェン製剤の『イブA』を案内した。
     すると、本人はあまり薬を飲まないようにしているそうで、漢方薬はどうかと相談された。
     そうなると、ズキズキして吐き気を伴う場合の『呉茱萸湯』や、低血圧で目眩を伴う時の『苓桂朮甘湯』、肩が張り血圧の関係する『釣藤散』、暑気あたりや胃を悪くしたさいに使う『五苓散』というように、頭痛の種類を鑑別しなければならないことを説明した。
     こうして比べてみると、鎮痛剤は痛みを感じなくさせるだけで、治すものではないというのが良く分かる。
     同時に、鎮痛剤は誰が買いに来ても良い物ではないというのも分かってもらえるだろうか。
     本日のところは、本人に訊いてみるとお帰りになった。

     高校生の親子が来店し、『バファリンルナi』と『バファリンプレミアム』の違いを尋ねられ、いわゆる同銘柄のスタンダードである『バファリンA』とは縁もゆかりも無いことを基本情報に、それぞれの成分の違いを説明した。
     また、『エルペインコーワ』のように鎮痛剤に子宮の痙攣を抑える鎮痙攣薬を合わせた生理痛の薬もあるので、生理痛と頭痛薬とで薬を使い分ける方法も提案した。
     そして、娘さんは病院には行ったことがないそうなので、定期的に受診してみることを勧めた。
     毎度の生理痛が当たり前と思っていると、成人してから大病を見逃してしまう可能性があるので。
     漢方薬では、『当帰芍薬散』『桂枝茯苓丸』を体質に合わせて選び生理前から服用すると、期間中の随伴症状が軽減されるから、辛い時だけ鎮痛剤を併用することで、鎮痛剤の利用回数を減らす方法もお勧めである。
     本日は、『バファリンルナi』をお買い上げいただき、お会計のさいに母親が自身は頭痛だと話されたので、ズキズキする頭痛なら胃と関係があり『呉茱萸湯』を、肩が張ったりお湯を飲んで楽になるようなら上半身を温める『葛根湯』が適応することを伝えた。

     

  • 売るべきか売らざるべきか、それが問題だ

     『独活葛根湯』と『ドキシン錠』を見比べているお客様に声を掛けてみたところ、ご主人が五十肩に『独活葛根湯』を使っているものの飲みにくいと言っているため、もっと錠剤の小さい物は無いかと探しに来たそう。
     ありゃん、錠剤の大きさとなると分からないなぁ(^-^;
     そして詳しくお話を訊くと、ご主人は精神科を受診していて薬を処方されているそう。
     でも、お薬手帳は持参していないうえ、服用している薬の内容は不明。
     じゃあ『独活葛根湯』はというと、ご主人が自分で選んで買ったらしい。
     あうっ、それは駄目なパターン(;´Д`)
     精神面が胃腸の働きに関係していたら『独活葛根湯』は避けたほうが良いかもしれないし、『ドキシン錠』は筋弛緩剤が入っているから服用している薬との併用がマズイ可能性がある。
     むしろストレスが関係している場合には、『コリッシュ』(治肩背拘急方)のほうが向いているかもしれないので紹介してみると、ご主人は頭痛持ちであり、これまた自分で『イブA』を使って頭痛は治まっても肩の痛みは消えず、『独活葛根湯』にしても効いていないらしい。
     それは、ますます適応していないという事では……。
     仕事で重い物を運んだりしているという話からすると、上昇する熱を下ろす『桃核承気湯』や、上半身を温める『葛根湯』とは違い、熱を冷まして気を巡らせ血流を改善する『疎経活血湯』も候補になりそうなので紹介した。
     そのうえで、精神科の医師には肩の痛みについては伝えていないというから、紹介した漢方薬の使用も含めて相談してみるよう勧めた。
     科目が違っても、症状が関連するかの判断や他の医師を紹介してもらえるかもしれないと思って、とにかく悩んでる症状は全部伝えたほうが良いです。
     あと、お客様自身も頭痛になることがあり、頭が重く感じる頭痛だそうだから寒暖差が影響していると考えられ、『呉茱萸湯』を案内した。
     本日のところは相談のみとなり、漢方薬に詳しい病院を紹介した。

     やや高齢のお客様から、80代の母親が嘔吐していると相談を受けた。
     3日ほど前に吐いて、それからほとんど食事をしていないということで最初は胃腸薬を注文されたんだけど、甲状腺の治療を受けていて薬を処方されているというので調べてみたら、高齢者には副作用が出やすいうえ、他の薬との相互作用を起こしやすい性質のある薬だった。
     しかも、普通に服用していても心臓に負担が掛かる薬である。
     病院に連れて行ってもらいたいところではあるけれど、老々介護で連れて行くのも大変だとという。
     うーんうーん、ドラッグストアーの店頭では手に余るナリよ(´・ω・`)
     処方されている薬の作用機序を調べ直して、今日も吐いたそうだけど下痢は無いというお話から、『半夏瀉心湯』『柴胡桂枝湯』を候補にし、体力の低下を考慮して『柴胡桂枝湯』を試して頂くことになった。
     すると、介護食を一緒に購入されたけど、無理に食べさせないことと、『柴胡桂枝湯』にしても一回の服用量を減らして小分けにするよう勧めた。
     いずれにしても、受診は検討してください。
     あと、お薬手帳に記録して担当医への報告もお忘れなく。
     お会計を済ませて、ヤレヤレと思ったら、実は緑内障もあると告げられた……。
     『柴胡桂枝湯』は問題無いけど、後出しはヤメテーヽ(;´Д`)ノ

     

  • 人に勧める責任の重さ

     小学生の子供に酔い止め薬をとのことでお客様が来店し、以前にドロップタイプを使ったというお話だったから、『トラベロップQQ』と『チュロップ』を紹介した。
     そのさいに、成分によって体との相性があることや、目的によって眠くなりやすい薬との使い分けについてのお話をした。
     必ず酔ってしまうならいっそ寝てしまった方が良いかもしれないけど、バスツアーとかじゃ寝ちゃモッタイナイですからね。
     まったく眠くなる成分の入っていない物では、天井が回るような酔い方をする人向けの『苓桂朮甘湯』や、頭痛を伴う酔い方をする人向けの『呉茱萸湯』なんかがオススメ。
     今回は『チュロップ』を購入して頂き、乗車前の食事は温かい物にしておくと、消化しだい腸に送られるので酔いにくくなることを伝えた。
     乗ってからは、冷たい飲み物をチビチビと飲むことで、胃を麻痺させて酔いを誤魔化せる。

     常連のお客様がマスク用の抗菌ガーゼを求めて来店されたけど、マスク用という限定した使い方に適した物は置いていない。
     最近は使い捨てだから、繰り返し使う理由を尋ねてみたら、子供用のマスクを手作りするんだとか。
     どうやら、ネットに手作りマスクのレシピが載っており、抗菌ガーゼを使うよう勧めてあるらしい。
     むぅ、意図は分かったし、書き手さんも誠実であるのだろう。
     ただ、ちゃんと選択するのであれば、抗菌ガーゼは必ずしも必要無い。
     そもそも手作りするようなマスクでは、菌やウイルスのような小さい物は防げないので。
     ただし、それでもマスクをする意味はあ。
     汚染した飛沫を周囲に飛ばさず、また直接的に受けるのは防げるうえ、例えばインフルエンザウイルスなら呼気に含まれる湿気と体温で活動を抑えることができるから。

     以前に、飼猫の歯槽膿漏の相談を受け、『排膿散及湯』を紹介したお客様が来店。
     ネット通販で取り寄せ、飲ませてみたら効果があり腫れが引いたそう。
     動物は専門外で、自分の飼猫に試したことがある程度だけど、効いてなによりでした。
     そして、それまで他の猫によく手を出して喧嘩をしていたのが、大人しくなったとか。
     歯槽膿漏で、イラついてたんですかねω(=^・ω・^=)ω ?

     やや高齢のお客様が『葛根湯』をレジに持ってきたさいに、すでに発熱している場合と、喉の痛みや咳には適応しないことを伝えたら大層驚かれた。
     主訴を確認すると咳だけで、むしろ他に風邪の兆候は無いそう。
     『葛根湯』は上半身を温めて風邪の初期を乗り切らせるのが効能なため、喉の痛みは強くし、上半身を乾燥させて咳を招いてしまうのだけれど、お客様はいつも咳が出たら「風邪の初期」と思って使っていたらしい。
     じゃあ、それで良くなったのかというと、熱が出たりはしなかったから効いてると思っていたようなんだけど、咳が治まるわけでは無かったみたい。
     ううん、それは「効いてない」のではないでしょうか(^_^;)
     どうも、以前に人から勧められて『葛根湯』を使ったらしい。
     その知人を連れて来い、お説教してやるから( ̄^ ̄)=3
     とは言わなかったけど、喉が乾く感じがするというので『麦門冬湯』を案内してお買い上げ頂いた。

     

  • 五苓散(ごれいさん)
    浮腫、ネフローゼ、二日酔い、急性胃腸カタル、下痢、悪心、嘔吐、めまい、胃内停水、頭痛、尿毒症、暑気あたり、糖尿病

    適応症状 

     口渇、尿量減少するものの次の症状:
     浮腫、ネフローゼ、二日酔い、急性胃腸カタル、下痢、悪心、嘔吐、めまい、胃内停水、頭痛、尿毒症、暑気あたり、糖尿病

    用方・容量(顆粒製品の場合) 

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合) 

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
      タクシャ(沢瀉)4.0g   
      ソウジュツ(蒼朮)3.0g
      チョレイ(猪苓)3.0g
       ブクリョウ(茯苓)3.0g
      ケイヒ(桂皮)1.5g
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス2.0g含有します。

    類似処方鑑別 

    猪苓湯
     尿量減少、口渇という症状は同じだが、さらに排尿痛、尿の淋癧、排尿後不快感などのある場合に用いる。

    八味地黄丸
     
    中年以降老齢者に用いることが多く、口渇ならびに頻尿、多尿、乏尿、排尿痛、夜間尿などの排尿異常を訴え、その他倦怠感、腰部の冷え・痛みの症状のある場合に用いる。なお、腹診上、下腹部の軟弱無力が認められる。

    呉茱萸湯
     冷え性の人で発作性に強い頭痛が起こり、それに伴って嘔吐がある場合に用いる。

    苓桂朮甘湯
     のぼせ、めまい、身体動揺感などの症状があって、尿量減少、口渇、嘔吐の症状が顕著でない場合に用いる。

    使用上の注意 

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)発疹、痒み等の過敏症状があらわれる事がある。
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)


    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。


    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。


    4.保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    5.その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。


     

  • お客様の代わりに調べるお仕事

     ビタミン剤の棚で長考しているお客様がいらしたので声を掛けてみたけど、案内は断られた。
     ようやくチラシに載っていた『キューピーコーワゴールドα』に決めて購入されたので、会計後に袋に詰めながら、血流の改善には『キューピーコーワゴルドαプラス』の方がお勧めですと説明したところ、興味を持ったようだった。
     そして、以前に服用していたという『Q&PゴールドA』について質問されたため、ニンニク抽出成分の『オキソアミヂン末』を主成分とした疲労回復のビタミン剤であるものの、指定医薬部外品で、効果としては穏やかな傾向であることを説明した。
     個人的には、「サプリメントよりはマシ」程度に思ってるんだけど、どうなんでしょ(・_・?
     その後も、『チョコラBB』や『ハイチオールC+』などの違いについても次々と質問され、それらは皮膚の材料であることを説明。
     ビタミン剤や栄養剤は目的別に選択するように勧め、パッケージに書いてある宣伝文句や効能書きは、法的な制約のもとで限定的なことしか書いていないため、詳細は成分などを調べなければならない事を伝えた。
     どうして最初に案内を申し出た時に断られたのか分からないくらい、質問責めに合ってしまったσ(^◇^;)。
     私なんかは、良く分からないことは、まず店員に訊いて、選ぶ時間のショートカットをしようと思うんだけど。
     この辺りの機微が分かれば、お客様に、また別なアプローチの仕方があるのかもしれない。

     頭痛の相談でいらしたお客様から、胃に優しい鎮痛薬をとの要望を承ったので、『イブクイック』と『バファリンプレミアム』を紹介した。
     それから詳しく症状を尋ねると、季節の変わり目に起きやすく、痛み方はズキズキするとのことで、以前には『ロキソニン』を服用したことがあり、その時には吐いてしまったという。
     ありゃん、それは頭痛と胃弱が関係するかも。
     『苓桂朮甘湯』を案内してみると、パッケージに書いてある、目眩(めまい)や耳鳴りも思い当たるそうな。
     そして、以前に病院で漢方薬を処方された事があり、それはそれで効いたというのだけれど、名前は覚えていなかった。
     それが『苓桂朮甘湯』でないとしたら、たぶん『呉茱萸湯』ではないかと推測。
     とりあえず今日のところは、『イブクイック』を購入された。
     もう少し強く、『苓桂朮甘湯』をプッシュしてみた方が良かったかなぁ。
     お客様の要望を汲み取りつつ、より適応しそうな薬の方を勧めるのって難しい。

     

  • 効能書きだけでは適応するか分からない

     『ズッキノン』(釣藤散)を購入されるお客様に、念のため今までに服用した事があるのかを尋ねて確認した。
     どうしてもパッケージに書いてある効能で選ばれるけれど、その効能に書いてある症状の原因は千差万別で、適応するとは限らないので。
     まぁ、その点『ズッキノン』は、法律的には色々と厳しい制約がある中で、パッケージに血流と肩こりについても書いてあるから、親切ではある。
     今回のお客様の場合、以前から服用しているそうなので問題は無さそう。
     ただ、頭痛や肩こりが胃の不調から起きる事もあることをお話したところ、胃を悪くしている感じはあるという。
     『ズッキノン』はそのまま購入されたが、改善が見られなければ改めて相談して頂くよう伝えた。
     時間が無さそうだったから、具体的な候補を案内できなかったので。
     店頭にある物では『苓桂朮甘湯』を、病院で処方の相談をするのなら『呉茱萸湯』かな。

     喉の痛みと鼻水の相談で、お客様が来店。
     頭重などの風邪の兆候は無いとのこと。
     喉がイガイガして、鼻水が出るものの垂れてくるほどではないそうで、花粉症は思い当たるらしい。
     しかし、詳しく症状の話を聞いてみると、鼻水は主訴ではなく、体の中が冷えていて、そのために体が無理に熱を出そうとして喉で炎症を起こしている印象。
     そこで、『ペラックT』と『駆風解毒湯』を案内した。
     すると、これから3日ほど出張で家には帰れないと分かったため、出張先のドラッグストアーでも入手しやすいだろうと思い、『ペラックT』の方を勧めた。

     お客様から、『太田胃散』と『大正漢方胃腸薬』の違いを質問された。
     主訴は胃もたれという事なので、それを踏まえてザックリと説明。
     『太田胃散』は胃の働きを助ける健胃剤で、『大正漢方胃腸薬』は痛み止めの『芍薬甘草』の入った胃の安定剤というように。
     本当はもっと違うんだけど、主訴に対してどの説明を省くかというのも時には必要なテクニック。
     そして、これが難しい。
     なにしろ、お客様の言う主訴が、本当の主訴ではないケースもあったりするから。
     お客様の思い込みや単なる言い間違い、あるいはお客様自身が主訴には関係無いと判断して併発している別な症状を言わなかったり、とにかく言ってることが全てではないので。
     そうなると、省いた説明の中にこそ思い当たる症状や、その原因に関係した事柄があるなんてケースも想定される訳で、説明することの取捨選択をしながら、追加の質問も考え、聞いた話から情報を整理して、取りこぼしの無いように、かつ分かりやすく言葉を選ぶ。
     ……うう、目眩が(@_@;)
     今回のお客様は、痛みは無いとのことで『太田胃散』をお買い上げ。




     

  • 呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
    ………習慣性偏頭痛、習慣性頭痛、嘔吐、脚気、衝心

    【第2類医薬品】クラシエ薬品 呉茱萸湯エキス顆粒 24包
    適応症状 

     手足の冷えやすい中等度以上の体力のものの次の症状:
     習慣性偏頭痛、習慣性頭痛、嘔吐、脚気、衝心

    用方・容量(顆粒製品の場合) 

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合) 

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
      タイソウ(大棗)4.0g  
      ゴシュユ(呉茱萸)3.0g
      ニンジン(人參)2.0g
       ショウキョウ(生姜)1.5g
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス2.25g含有します。

    類似処方鑑別 

    釣藤散  中年以降の人で、高血圧の傾向があって、とくに早朝時に頭痛を訴える事が多く、肩こり、めまい、耳鳴、のぼせなどの症状を伴う場合。

    五苓散  頭痛の症状は本方の場合と似ているが、体質的に冷え症ではなく、肩こりが弱く、口渇、尿量減少の傾向がある場合に用いる。

    使用上の注意 

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。


    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。


    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。


    4. 保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    5. その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。


     

  • 胃腸の風邪に柴胡桂枝湯

     小学校高学年の娘さんの頭痛と肩こりの相談を、お客様から受けた。
     病院では原因不明と言われたそう。
     お腹を壊しやすいそうなので、水分の代謝異常が頭痛に関係しているのかもしれない。
     『呉茱萸湯』が適応しそうだけど、うちには置いていないんだよねぇ。
     肩こりとの関連を考えると、本来は高血圧の中年以降向けの『釣藤散』も候補になるものの、市販薬だと15歳以下は服用できない事になっている。
     医療用なら、低学年からでも使えるのに。
     とにかく、うちのお店では対応できないため、漢方薬に詳しい病院を紹介した。
     咳と痰の薬をとお客様に求められ、『パイロンS』を案内した。
     熱は無いものの、風邪になりそうと言っていたので。
     喉の乾燥感が残ったら、『麦門冬湯』に移るよう勧めておいた。
     『麻黄湯』をレジに持ってきたお客様に症状を尋ねてみたら、微熱があって胃が気持ち悪いという。
     家に『太田胃散』があるそうで、一緒に服用して良いか質問されたけど、そもそも胃の具合が悪くなっている風邪には『麻黄湯』は適さないため、『柴胡桂枝湯』の方を勧めた。
     ご主人の代わりに来店したお客様から、風邪の相談。
     今は微熱で、普段から風邪をひきやすく、仕事で疲労しているという事から、胃腸障害を起こしていると推測し、『柴胡桂枝湯』を案内した。
     お客様は、微熱を「風邪のひき始め」と考えているみたいだったけど、ここのところ急に暑くなってきているし、仕事の疲労が重なって、熱を出す体力が無い可能性を説明した。
     なので、食事の方も消化の良い物に切り替えるよう、お話した。