• タグ別アーカイブ: 十味敗毒湯
  • お客様の信頼を得て分かり合える道は遠く険しい

     お客様が『アレグラFX』を購入されるさいにヒアリングしたところ、 アトピー性皮膚炎に病院から処方されていて、次に病院に行くまでのつなぎとのことだった。

     成人の息子さんも同じだそうで、他に顔にステロイド剤が処方されており、それをしょっちゅう使っていて鼻が酒渣(赤鼻)のようになっているとのことだった。

     症状が軽い時には薬も弱い物に変更した方が良いはずなのだが、担当医の判断が分からないので、迂闊なことは言えない。

     漢方薬なら『白虎加人参湯』『黄連解毒湯』が候補に考えられるし、『十味敗毒湯』も使えるかもしれないと思うのだけれど。

     お客様は引っ越してきたばかりで周囲の病院を知らないと言うため、漢方薬に詳しい病院を紹介してみた。

     また、息子さんはチョコレートが大好きでアイスもよく食べ、風呂は熱いお湯に短時間という入り方だそうなので、いずれもアトピー性皮膚炎には良くないことを伝えた。

     私もアトピー性皮膚炎で苦しんだ口だが、体の免疫機能を緩めてしまう甘い物の過度の摂取は避け、免疫機能を司る腸を冷やさないために積極的に温かいものを飲み、免疫機能を安定させるよう入浴はぬるめのお湯に長めに入るようにして改善した。


     いつも『新ルルAゴールドS』を購入される常連のお客様から、「長く飲んでちゃ駄目か」と訊かれたので、好ましくないと答えると、咳は無く鼻炎で飲んでいるというため鼻炎薬を提案したところ、内服薬ではなく点鼻薬の『スットノーズαプラス』を購入された。

     友人が一年中コンコンとカラ咳をしてるというので、それは風邪ではなく胃炎の可能性もあることをお話すると、「そうなの!?」と驚かれた。

     そして、私の居ない時に『新ルルAゴールドS』を二箱も購入していることが分かった。

     私がこのお店に来て以来、もう3年以上の付き合いになるはずなのに、未だにこんな状態である。

     

  • 治りかけの風邪に風邪薬は不要です! 薬を使うタイミングも考えましょう

     お客様から麻の手袋を求められ、置いていないため綿の手袋の方を案内した。

     主訴はアトピーと乾癬で、患部は手の関節だけでなく全身にも出ているそうで、通院はしていて何か内服薬と塗り薬が処方されているという。

     漢方薬として『十味敗毒湯』『温清飲』『排膿散及湯』を紹介したところ、お客様はまだ漢方薬を使った事は無いというので、担当医に相談してみるよう勧めた。

     その後、他のお客様がレジに来たため綿の手袋を買っていかれたかどうかは分からない。


     お客様が『新コンタックかぜ総合』を購入されたが、患者であるご主人の主訴は鼻炎と咳が少しで、すでに日が経っており症状は弱まってきているというため、薬を飲まなくても良いのではと伝えた。

     特に総合風邪薬の効能は「諸症状の緩和」で、そのために身体機能を落としてしまうから、むしろ治りを遅らせてしまう。

     夕飯は刺身だというので温かい物も一緒にと勧めると、鍋の残りで雑炊にすると言われて、「ぜひそれを」と答えた。

     

  • 皮膚疾患に使う『排膿散及湯』と『十味敗毒湯』の違いは?

     夫婦のお客様が来店し、ご主人から喉スプレーをと注文されたので売り場を案内し、抗炎症系のアズレン製剤の『アズリート』を紹介すると、お買い上げになった。

     患者は奥さんで、主訴は喉の痛みなのは当然として一週間前から続いており、今は少し落ち着いているそうだが痛むのは喉の奥というため、胃炎の可能性をお話しして消化に良い食事をするよう勧めた。

     喉の痛みが風邪だとしても前倒しで食事を消化の良い物に変えることで、内臓を休めるのが本当に体を休めることになりますと説明した。

     熱が出て寝込んでから消化の良い食事をするという人が多いと思うが、消化するのにもエネルギーが必要で、風邪を治すエネルギーが割かれてしまうから、それでは手遅れなんである。

     お客様からは、「勉強になった」と言っていただけた。

    Screenshot of www.amazon.co.jp

     常連のお客様から『排膿散及湯』『十味敗毒湯』の違いを尋ねられ、前者は抗生物質の市販薬が塗り薬しかないため内服薬として代わりに活用することができ、名前の通り化膿した症状に適応するのに対して、後者は患部が痒くジュクジュクと湿り気があっても化膿していないタイプの皮膚疾患に用いることを説明した。

     すると、頻尿に用いる『ハルンケア』(八味地黄丸)と『ジェントスルー』(八味地黄丸加五味子麦門冬』の違いも質問され、前者が体質的に中庸であるのに対して後者は体力が低下しているか消化器官が弱い人に適応すると説明したところ、以前に『竜胆瀉肝湯』を使って合わなかったというため『ジェントスルー』の方が良いでしょうと伝えたところ購入された。

     『竜胆瀉肝湯』は体力が充実している人で、排尿時に熱く感じるような場合に適応する。

    Screenshot of www.amazon.co.jp

     

     

  • 薬の相談をして買わないという選択肢は、常にお客様側にあります

     お客様が『エスタックイブ』や『パブロンエースPro』などを比較していたので声をかけてみたところ、『ペラックT』を使ってイマイチだったとのこと。

     主訴は鼻水と喉の痛みと咳で、さらにヒアリングしてみると『バファリンルナi』も併用してるという。

     咳があるのであれば総合風邪薬を使うのに適してはいるので、鼻水に合わせて『エスタックイブNT』を案内すると、病院を受診していてお薬手帳があるというため確認したところ、『柴胡桂枝乾姜湯』『十味敗毒湯』だった。

     後者は皮膚疾患の漢方薬だが、前者は更年期障害に用いられるものの風邪にも使えるので市販の風邪薬は不要に思える。

     また、咳はそれほどでなく、『ペラックT』も『バファリンルナi』も1日しか使っていないというので、処方されている漢方薬とも併用できるから継続してみるよう勧め、本日はお買い上げは無しとなった。

    Screenshot of www.amazon.co.jp

     お客様が『ベンザブロックS』をレジに持ってきたけれど、主訴は鼻水と喉の痛みで咳は無いというため、鼻炎薬を提案したところ家にあるそうで、無印の『イブ』も持っているとのことから併用できることをお話しし、本日の購入は無しとなった。

     ただ、よく『イブA』と無印の『イブ』との区別がついていないお客様もいて、『イブA』にはカフェインが入っているため鼻炎薬の方にもカフェインが入ってると重複してしまい併用できないので、注意が必要。

     また、喉の痛みが酷くなければ、鼻炎薬の効能書きに「のどの痛み」と入っていることもあり、単独でも効果が期待できるから確認してみると良い。

     とはいえ自己判断は危険だから、店頭で相談してみてほしい。

     薬は相談したら買わなければならいないという物ではないので。

     買わないという選択肢は、常にお客様側にある。

    Screenshot of www.amazon.co.jp

     お客様が『新ルルA錠s』をレジに持ってきたけれど、主訴は咳のみというので咳止めを提案したが、レジが混んできたため他のお客様の対応している間に咳止めの棚を見ていたものの、結局は『新ルルA錠s』を買っていかれた。

     起きていない症状の成分が体に入れば体の方はその処理をしなければならないから、それが負担になって無駄なエネルギーを消費してしまう、本格的な風邪に進んでしまうこともあり、私は総合の風邪薬はあまり勧めない 。

     特に『新ルルA錠s』のように、わざと内臓の機能を低下させて症状を抑える成分が入っていると、副作用で体がだるくなっても風邪でだるくなったのと区別がつかなくなるので、経過観察の判断が難しくなってしまう。

    Screenshot of www.amazon.co.jp

     常連のお客様から、ドライアイのためクールタイプの目薬で涙を出したいと相談された。

     調剤してもらっている薬局の薬剤師からは「市販薬でいいんじゃない?」と言われたそうで、涙の成分に近い目薬を多くさしてみる方法を提案し、『ソフトサンティア』をお買い上げいただいた。

    Screenshot of www.amazon.co.jp

     

     

  • 『正露丸』のように、同じ名前の薬でも処方内容が異なる薬があります

     高齢のお客様から、寝ていると息が鳴って息苦しいとの相談を受けたけれど、検診では医師から「歳だから」と言われたそうだ。

     確かに加齢により喉の奥が垂れ下がって喉が塞がることがあると説明したうえで、気道を開く『南天のど飴』を紹介し、お買い上げいただいた。

     そして寝る時には仰向けでいるより、適度に寝返りを打つことと、枕を専門のスタッフのいるお店で相談して変えてみることを提案した。

     お客様から「歳を取るのは嫌だね」と言われたけれど、特に通院をしたり薬を飲んだりしていないというため「それは、なによりです」とお話して、また何かあればご相談をと伝えた。


     高校生を連れた親子のお客様から『バファリンルナi』を求められたので、売り場を案内したうえで用途を確認したところ生理痛だというため、専用薬として『エルペインコーワ』も紹介した。

     しかし肝心の、使う当事者であるはずの高校生の子はフラフラと何処かへ行ってしまい、『エルペインコーワ』は鎮痛剤だけではなく内臓の働きをわざと悪くすることで生理痛を軽減することを、お客様に説明した。

     ちなみに、効能に書いていないので自己判断で使うことは勧められないが、胃痛に使う『ブスコパン』も同様に生理痛に有効である。

     お客様が本人にお話をしたうえで、『バファリンルナi』をお買い上げいただいた。

     これまた本人がすぐにいなくなってしまったので、お客様には将来的に本人が生理痛を当たり前だと思って大病を見逃してしまうといけないので、年に一度は検診を受けさせるよう勧めた。

     うちの奥さんは若い頃から生理痛が重い方で、妊娠初期に子宮筋腫が発覚し子供を諦めるかどうかという選択を迫られた。

     その時の医師の見立てでは、筋腫の大きさからして「若い頃からあったはず」と指摘された。

     そして、子宮筋腫が大きくなるのが先か胎児が大きくなるのが先かという状況の中で入院し、最終的には子宮ごと子供を摘出して産むこととなった。

     なので、うちは一人っ子。

     もっと早くに子宮筋腫に気づいていれば他の対処も考えられた訳で、生理痛が重いことを当たり前と思って慣れてしまうと怖いんである。


     お客様が『パブロン鼻炎カプセルSα』をレジに持ってきたけれど、以前に『アレジオン』を使ったことがあり、現在の症状は激しくないというため『アレジオン』の継続を勧め変更となった。

     『パブロン鼻炎カプセルSα』などの鼻炎薬は、例えるなら水風船に針が刺さって割れた後に水浸しになったのを掃除するようなもので、『アレジオン』や『アレグラ』は水風船にセロテープを貼って割れないようにする、つまり花粉に反応しないようにするのが目的の薬なので、花粉が飛んでいようが飛んでいまいが毎日通して飲むのが効果的なんである。

     そして花粉症は、花粉を外敵と間違えて攻撃してしまうことで起き、その敵味方の識別は腸が行なっている。

     そのため腸の働きが正常になれば敵味方の識別も正しく行なわれ、花粉への攻撃が止んで症状が軽減するから、食べ過ぎに気をつけて積極的に温かい物を飲み、下半身に厚着をするなど腸の働きを整えるのが良い。

     そんなお話をしていたら、レジに並んだ後ろのお客様にも興味を持ってもらえた。


     お客様から花粉症に使う日邦薬品工業の緑の『タウロミン錠』について問い合わせがあり調べたところ、興和薬品の『タウロミン』に整腸剤を加えてあるようだった。

     花粉症と腸の関係からすると、良い処方のように思える。

     『正露丸』がそうであるように、同じ名前の薬でも処方内容が異なることがあるので、よく確認してもらいたい。

     ただお客様は病院に通院しているというため、現代薬と合方した『タウロミン』でなくとも、漢方薬単独の『十味敗毒湯』を処方してもらってはどうかと提案した。


     

     

     

  • 市販薬を選ぶときには、効能書きより成分に目を向けよう

     やや高齢の夫婦のお客様が来店し、ご主人が膝の痛みに『サロメチール』を使っていたというため、同じ処方の『トクホンチールOX』を案内した。

     すると、成分による効果の違いに興味を持たれたのでフェルビナク製剤を紹介したところ、そちらの購入を決められ、マッサージしながら塗る方法もあるとお話するとゲルタイプをお買い上げいただいた。


     常連のお客様から『アレジオン』と『アレグラFX』の違いを尋ねられ、どちらも予防薬として使うと効果的なことを説明すると、以前に息子さんが花粉症の鼻づまりに使って効かなかったとのこと。

     訊かなかったのは薬との相性の可能性も考えられるが、他の抗ヒスタミン薬で症状が落ち着いてから改めて使ってみてはとお話した。

     漢方薬の『葛根湯加川きゅう辛夷』『荊芥連翹湯』『辛夷清肺湯』を紹介してみたけれど、息子さんは嫌がるかもしれないというため、『ロートアルガードクイックチュアブル』を案内し、購入を決められた。

     ちなみに紹介した漢方薬の使い分けとしては、鼻づまりと鼻水を行ったり来たりするのなら『葛根湯加川きゅう辛夷』を、鼻づまりが強く寝られないくらいなら『荊芥連翹湯』を、鼻が詰まって鼻汁が喉に落ちてくる場合には『辛夷清肺湯』となる。

     ご主人には以前に、蕁麻疹(じんましん)に『タウロミン錠』を案内してお使いいただき、その時に主成分の『十味敗毒湯』を病院で処方してもらうよう勧めたけれど、仕事が忙しく行けずじまいとのお話だった。

     ご主人の症状に『アレジオン』や『アレグラFX』が使えるか訊かれ、確かに病院では皮膚疾患にも処方されることはあるが、薬理的には痒みへの効果が弱いことをお話し、『ムヒかゆみ止めAZ錠』を勧めて一緒にお買い上げいただいた。

     またアレルギー反応は防衛機能の異常であり、敵味方の識別は腸が担っているため、腸内環境を整える養生法として、お腹周りを温め食べ過ぎないよう勧めた。

     甘い物は好きだというので、それで脳を満足させて食べる総量を減らす方法を提案した。

     お客様の家庭では乳酸菌飲料などを飲んでいるというので、それは良いことですとお話した。

     入浴すると症状が落ち着くとはいうもののカラスの行水だそうなので、ぬるめのお湯に長く入るよう勧めた。


     お客様から喉の痛みと咳の相談を受けトローチを希望されたので、患部を冷やす『龍角散ダイレクトトローチ』と、抗炎症剤の『パブロントローチAZ』を案内すると、前者をお買い上げいただいた。

     使うのはご主人で、喉の炎症が胃にも広がるかもしれないから、消化に良いお食事をとお話したけれど、耳には入らなかったようだ。

     

  • 子供と大人では肌の乾燥対策が違う

     お客様から『メンタームEXプラス』を肌の痒みと乾燥がある3歳の子供に使って大丈夫か尋ねられ、尿素入りのため子供がチクチクした刺激を嫌がるかもしれないので、『メンソレータムAD』か、痒みには虫刺されの薬を使って、保水にワセリンを使う方法を提案してみた。

     今回は刺激があっても、奥さんが好んでいて自身に使うとのことで、そのまま購入された。

     お客様には、保水機能が未発達で乾燥する子供と、保水機能が衰えてきて乾燥する大人では対処方法が違うことを伝えた。

     言ってしまうと子供は表面をワセリンで覆ってしまえば充分で、大人になるにつれて皮膚を潤すヘパリン類似物質を使ったり、水分をガッチリと捕まえておく尿素入りの物を使うのだ。


     夫婦のお客様が来店し、奥さんの蕁麻疹に『液体ムヒS』が使えるか訊かれたので有効なことを伝えて、お買い上げいただいた。

     ただ、寝ている時になるそうなので『レスタミン錠』や『アレルギール錠』、あるいは現代薬と『十味敗毒湯』を合わせた『タウロミン錠』といった内服薬も検討するように伝えた。


     常連の高齢のお客様から、温感で小さい湿布をと注文されて『点温膏K』を案内したところ、以前に骨折して鉄板を入れた足に貼るとのことで大きめの物も希望されたため『ハリックス55EX温感ハーフ』も紹介すると両方を購入された。

     ただ、いずれもあくまで温感であるため、鉄板が入っている足を温めるとなるとカイロなどを使った方が良いことを伝えた。

     他に『アンメルツヨコヨコA』のロングタイプが欲しいからと『アンメルツNEO液ロング』を購入されようとしたけれど成分が異なり、主成分のジクロフェナクトリウムは血流にも入っていくことから、複数の処方薬を服用しているお客様には勧められないことを説明した。

     海外にスキーに行くとのことで標高が高いようなため、血流を良くし保水をして温める力も強い『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介すると、これまた一緒に購入された。

     保険の適応薬だから、病院で処方してもらうよう勧めたのに。

     こちらから紹介すると買われてしまうから、油断できない(^_^;)

     お客様からは「助かる」と、おっしゃっていただけたけれど。

     

  • 錠剤を割ったり砕いて良いかは担当医や調剤した薬剤師に確認を

     お客様から『フェミニーナ軟膏S』の効果について尋ねられ、『デリケアb』があまり効かなかったとのことから、弱い局所麻酔が入っている分だけ効果が期待できることをお話すると購入を決められた。

     アトピーもあり『アレルギール錠』で胃の不具合が起きたというため、『タウロミン錠』を紹介した。

     『タウロミン錠』は漢方の『十味敗毒湯』と現代薬を合わせた処方である。

    Screenshot of www.amazon.co.jp

     お客様が同じメーカーのパッケージ違いの『猪苓湯』を見比べていたので、声をかけてみたが案内は断られた。

     しかしその後も長考されていたため再び近づくと、やっと違いについて質問されたので同じメーカーの錠剤と顆粒の違いであり、効果は変わらないことを説明したところ、今回は錠剤を購入された。

     また、『猪苓湯』を基本として排尿時に灼熱感がある場合の『竜胆瀉肝湯』、疲労感がある時に使う『ボーコレン』(五淋散)、元々が体質虚弱や加齢による排尿異常に適応する『ユリナールb』(清心蓮子飲)との使い分けを教えた。

     そしてこれらを効果的に使うためには、積極的に温かい物を飲んだり入浴をしたり下半身に厚着して、体内を暖かく保つのが必要なことを伝えた。

    Screenshot of www.amazon.co.jp

     やや高齢のお客様から、当初は薬を包むゼリーのような物をと求められ『服薬ゼリー』を案内したが、詳しく用途を尋ねると高齢の母親が服用している血栓を防ぐ薬の錠剤が大きく、訪問看護師から砕いて飲ませてはと言われたとのこと。

     ちょっ、看護師さ~ん(;´Д`)

     割線の無い錠剤を砕くと効果が弱まったり逆に強く出過ぎてしまうから勧められないことを説明すると、他のドラッグストアーの薬剤師からも同様のことを言われたという。

     ちなみに、一見すると割線のように見える線がある錠剤も、実は他の錠剤との区別のために入れてるだけで、割って良い薬とは限らないので注意が必要。

     その薬剤師からは、病院の窓口に電話してはと助言を受けたというため私も賛同し、お客様はお帰りになられた。

     それから、本人は『アクエリアス』が好きだそうなので、薬を砕く許可が得られたら片栗粉でトロミをつけてはとお話したのだが、それも薬剤師から言われたそうだ。

     そこまで説明を受けていて、どうして『服薬ゼリー』のような物を探しに来たのだろうか。

     しかも、私が用途を尋ねなかったら、そのまま買う気でいたみたいだし……。

     思いがけず、セカンドオピニオンのようなことになったのは良かったけど。

     これまたちなみに、「セカンドオピニオン」というのは単に主治医とは違う医者に患者が自由にかかることではなく、主治医からの紹介状と診療データを携えて、主治医の治療方針への見解を求めることである。

     もし主治医とは違う見解が出されたとしても、セカンドオピニオンの医師に治療を代わってもらうということではない。

    Screenshot of www.amazon.co.jp

     

     

  • 入浴後に痒くなるという人は入り方をチェック

     お客様から『オロナインH軟膏』を求められたけれど、直前に『メモA』や『ジンマート』といった系統の違う物なども見ていたので、『ジンマート』はあせもの薬と似た処方であることを説明すると、あせもの薬は家にあり、患者さんは息子で痒みを訴えているという。

     となると単なる消毒薬でしかない『オロナインH軟膏』では役に立たないはずで、詳しくお話を訊くと『メンソレータムAD』が効かなかったためだとのことだった。

     患部が赤くなっているそうなので弱いステロイド剤の『ロコイダンクリーム』を案内すると家には、もう少し強めのステロイド剤である『フルコートf』があるというため、先に使ってみるよう勧め、お帰りになった。

     息子さんは入浴後にも痒くなるそうだが、お湯の温度と入浴している時間を確認するようお話した。

     例えば熱いお湯に入ると血管が収縮して、それでいて入浴時間が短いと上がった直後に血管が急に開いて血液が血管の内壁をこすって炎症を起こし、それが痒みの原因になることがあるからだ。

     それを避けるには、ぬるめのお湯に入ってから追い焚きをしてゆったり入るのが良い。

     病院には行く予定というため、飲み薬に『ムヒAZ錠』と『十味敗毒湯』を紹介した。

     それから、家にはある薬を使って良いか迷ったら電話で問い合わせてくださいと伝えた。

     すると帰りぎわになって、息子さんは薬剤師を目指して勉強していると分かり、親の方がナーバスになっているのではないかと思われた。


     奥さんから乾燥肌のクリームを頼まれたというお客様が来店したのだけれど、銘柄が不明だった。

     いくつか商品を見せてゆくと『ユースキンS』だと思いだされたものの、今度はポンプ式だったと言われて分からなくなってしまった。

     しかしお客様が手で示されたのは掌で押す動作だったが、実際には指で押すタイプの『ユースキンSローション』だった。

     しかし、乾燥肌に使うので安い物があればと要望されたので、『桃の葉ローション』を案内すると桃の香りがすると思われたらしく、パッケージには無香料と書いていないため迷われたが試していただくことになった。

     それから奥さんは、『ユースキンA』やワセリン製品はベタつくことから嫌がってローションを選んでいるというお話だったが、ベタつくとなると塗りぎている可能性があることを伝えた。

     例えば手の甲の範囲であれば、指ですくったら取りすぎ。

     米粒程度の量で十分なんである。

     

  • ニキビとオデキ、水虫と湿疹、皮膚疾患は見分けが大事

     お客様が『ペアアクネクリームW』を購入するさいにヒアリングすると、以前にも使ったことがあるとのことだったが、念のため白ニキビに向いていることを説明すると、顎の下に白ニキビができていたので適応しそう。

     ニキビとオデキを勘違いしてるケースもあるから、初めからニキビの薬を目的に買いに来たお客様にも、こうして確認しておかなければならない。

     お客様は髪が当たってしまうのも原因かもと言っていたが、それ以上に患部が気になって、つい触ってしまう可能性もお話して、手が肩より上に上がったら意識して下ろすようにとお話した。

     また、洗顔をしすぎると皮膚を守る常在菌も倒してしまうし、ニキビの原因であるアクネ菌は食中毒を防ぐ役割を担っているので、洗い過ぎに気をつけるよう伝えた。

     具体的には、洗顔フォームや石鹸をよく泡立てて、顔に泡をつけたらそのまま擦らずに洗い流すだけで充分。

     他に内服薬として『十味敗毒湯』を紹介したかったものの、次のお客様がレジに並んでしまったためできなかった。

     赤ニキビなら、『清上防風湯』『黄連解毒湯』が適応する。

     『ペアアクネクリームW』をレジに持って来る前にニキビの相談をしてもらえていれば、内服薬も候補に挙げられたのだけれど。

     やや高齢のお客様が、ご主人から水虫の薬を頼まれたとのことだったけれど、病院を受診したことはないというため、湿疹と間違えて水虫の薬を使ってしまうと良くない場合があることをお話したうえで、『ラミシールATクリーム』をお買い上げいただいた。

     水虫かどうか判断する方法の一つに、家族も感染しているかというのがあるのだが、お風呂の足拭きマットは家族で使い分けているとのことだった。

     足拭きマットを使い分けてるというのは、もちろん良いこと。

     なれど素人目には水虫と湿疹の区別は難しいので、一度は受診しておくよう勧めた。

     やや高齢のお客様から、外反母趾のサポートグッズを求められたが、うちのお店では取り扱っていないことをお話して、また受診したことが無いというため、病院に行ってみるよう勧めた。