風邪薬を買いにいらしたお客様に症状を尋ねると、鼻水と喉の痛みとのこと。
肩がだるいなどの風邪の徴候があるようなので、『ベンザブロックS』と『ルルAゴールドDX』を案内して、今回は後者をお買い上げ。
風邪薬は急性症状に使う物なので、2日服用して効果を感じられなければ、別な物への変更を検討するようにお話した。
置き薬や、家族での共用を考えて錠数や包数の多い物を求めるお客様もいるけど、私はお勧めしない。
夫婦なら生まれも育ちも違う訳で体質が一致するとは限らないし、親子なら年齢が違うしで、環境だって寝る時間を入れて一緒に過ごす時間が多くとも職場や学校で変わるだろうから、共通事項を見つける方が難しいので。
解熱鎮痛薬を求めて来店したお客様に、主な症状を聞き出したところ、頭痛と肩こりで、事務仕事をしており、あまり歩きまわる事もできないという。
血の巡りが悪くなっているのが原因かもしれないとお話して、『釣藤散』を勧めてみた。
高血圧傾向のある人向けだけど、肩こりからくる頭痛であれば効果が期待できる。
今日は、昼過ぎで仕事を上がり急いで家に帰って、慌ただしく昼食を摂り簡単に旅行の支度。
普段は、「GW? 連休? ナニソレ、美味しいの?」だけど、同僚の希望休と入れ替えを了承したら、たまたま2連休となった。
ってか、休み自体が久しぶり過ぎて、どう過ごして良いのかワカラン状態なので、里帰りしている奥さんと次郎を追う事にした。
女友達とデートも考えたんだけど、「私も里帰り中~♪」とフラれたし(´・ω・`)
高速バスで読もうと思って本屋に立ち寄り、山本弘先生のSF小説『去年はいい年になるだろう』の上下巻を買ったものの、作者自身が主人公のメタ作品で、序盤の「奥さんLOVE」にお腹いっぱいです(笑)
人類を幸福にするために未来からやってきたというロボットによって世界が改変されていくのが、地味に怖い。
渋滞を覚悟していたのに、道路状況が良過ぎて本当に序盤で到着してしまった。
奥さんの実家に着くと、すぐに夕飯。
とはいえ、奥さんの実家は家族揃っての夕食が基本で、なおかつ18時頃だから私一人での食事となった。
実のところ、昔から一家団欒とか大家族が集まってというのが苦手なので、一人での食事の方が落ち着く。
義母が、蕗(ふき)を採っていてくれて有り難く頂いた。
苦くて美味しい(´¬`)
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市販薬の名前はブランド名だから名前の一部が違えば成分も効能も違う
お客様から、肌荒れの治療に使う『PAIR A錠』と『PAIR漢方エキス』の違いについて尋ねられた。
メーカーとしてはブランド名を浸透させたいんだろうけど、ほとんどのお客様にとっては惑わせるだけにしか思えない。
痛み止めの『バファリン』とか、風邪薬の『パブロン』だとか、市販薬の名前は多くがブランド名だから、一見して同じ名前のようでも内容は大きく違う。
どのくらい違うかというと、成分の一部のみならず、全く成分が違って効能効果が適さないなんていうのも珍しくない。
今回の場合、『PAIR A錠』の方は皮膚の材料になるヨクイニンとビタミンB6・B2と、新陳代謝を促すL-システインやグルクロノラクトンが入っていて、どちらかというと栄養剤に近い。(あくまで私見)
一方、『PAIR漢方エキス』の方は名前の通り漢方薬で、というか『桂枝茯苓丸』そのもので、なんでその名前を全面に出さないのかと不思議に思うんだけど、漢方薬に年寄り臭いとか効くのに時間がかかりそうというような負のイメージを持っている人向けなのかもしれない。
一般的に『桂枝茯苓丸』は、生理不順や更年期障害といった婦人疾患に用いる物と思われているから、それを皮膚疾患にターゲットを絞って販売するというのは、ドラッグストアでは漢方薬が症状とは関係無く棚の一角に集められて孤立してたりするので、皮膚疾患の棚に置いてもらえるというのは、販売機会を増やす戦略としては良いと思う。
けど、同時にそれがかえって、分かりにくくしているんだから、物を売るというのは難しい。
いずれにせよ、皮膚疾患での『桂枝茯苓丸』は血流を良くする事で、体の一部に停滞する悪いモノを体外に排除し、皮膚の再生に必要な栄養を行き渡らせるのが目的となる。
なので、こと肌荒れの治療としては、『PAIR A錠』と『PAIR漢方エキス』の併用がオススメ。
オススメだけど、なんだか悪質なセット販売のようであるな(;´∀`)
そうそう、詳しくお話を聞いている中で、鼻づまりで病院から『荊芥連翹湯』が処方されていて、医師からは肌荒れにも聞くと説明されたそうなんだけど、お客様自身は鼻づまりは軽減したものの、肌荒れについての効果は感じられないと言っていた。
確かに『荊芥連翹湯』の効能下記にニキビとあるから、効能書きだけで考えるとそう間違いではないものの、生薬構成から見ると冷やし過ぎて、血流を悪くして皮膚の再生を遅らせるとも考えられる。
同じニキビでも、熱感のある赤いニキビには向いていても、今回のお客様のようにニキビに色が無いタイプでは効果は期待できない。
思うに鼻づまりも、血流が悪くて上半身の局所に熱がこもってしまう事で体液が水分不足になっているのが原因なのではなかろうか。
ちょっとその病院に通院するのも心配になったので、漢方薬に詳しい病院を紹介して、『PAIR A錠』と『PAIR漢方エキス』の両方をお買い上げ頂けた。
胃痛の相談で、お客様がみえた。
空腹時でも食べても痛むそうで、仕事の関係で朝・昼を食べずに16時頃に軽食、22時以降に普通の食事というサイクルらしい。
それは無茶ですね( ̄▽ ̄|||
『安中散』に痛み止めの『芍薬甘草湯』が入っている『大正漢方胃腸薬』を案内したけど、痛みが治まらないようでしたら病院に行ってみて下さいな。
一方、仕事でのストレスも思い当たるそうなので、痛みが治まって胃の不快感が残るようでしたら『安中散加茯苓』に切り替えましょうとお話した。
あっ、あと果物やヨーグルトは好きだそうなので、それでしたら朝になんとか食べて下さいとも付け加えた。響声破笛丸(きょうせいはてきがん)
声が出にくい、しわがれ声、咽喉の痛み適応症状 声の出しすぎによる次の諸症:
声が出にくい、しわがれ声、咽喉の痛み用方・容量(錠剤製品の場合) 1日3回、大人(15歳以上)1回1包(8丸)を食前にお湯または水で服用してください。
組成(顆粒製品の場合) 1日量(24丸)中、次の成分を含みます。
レンギョウ(連翹)1.25g センキュウ(川きゅう)0.5g
キキョウ(桔梗)1.25g カシ(訶子)0.5g
カンゾウ(甘草)1.25g アセンヤク(阿仙薬)1.0g
シュクシャ(縮砂)0.5g ハッカ(薄荷葉)2.0g
上記成分より精製した水製エキス1.0g含有します。類似処方鑑別 桔梗湯 風邪などによる扁桃炎、扁桃周囲炎に用いる。
使用上の注意 1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
(1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
(2)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)2.服用に際して、次のことに注意してください
(1)定められた用法、用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
(1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。4.保管及び取扱い上の注意
(1)小児の手のとどかない所に保管してください。
(2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。5.その他
本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。肩こりや頭痛にも冷やすのと温めるのとがありまして
『葛根湯』を購入されるお客様に、念の為に用途を尋ねた。
「風邪の初期には葛根湯」と言われているけど、その「初期」というのが世間的には「熱の出始め」、それも一日経っても初期の範疇に入るらしく、『葛根湯』の使用時期を逸していたりするので。
ところが今回は、肩こりとのことだった。
風邪にばかり気を取られて、肩こりに使うのを失念してた(;´Д`)
たまに頭痛にもなるらしく、以前に『釣藤散』を服用した事があるものの、効かなかったそうな。
『釣藤散』は、どちらかというと高血圧気味の人向けで、血流を改善しつつ上半身を冷やす傾向があるから、それが合わないのなら上半身を温める『葛根湯』の方が適しているかもしれない。
なので、語りが酷い場合には『独活葛根湯』も試してみて下さいと紹介した。
目薬を買いに来た高齢のお客様から、涙が出やすいという相談をされた。
不得意な分野で相談されると、正直逃げ出したくなります。(オイオイ)
痒みは無いとの事だったけど、何かに敏感になって排出しようとしているのだろうと考え、ファーストチョイスとして『ロートアルガードマイルド』を案内した。
『葛根湯』を買いに来たお客様から、「風邪の初期で」と相談され、すでに発熱している場合には『麻黄湯』が適応する事を説明すると、まだ発熱は無いようであったが『麻黄湯』も一緒にお買い上げいただけた。
これで風邪の後期の『柴胡桂枝湯』まで案内できて、三つセットで売れると良いのだけれど。
商売の面でも、風邪の段階的な治療のためにも。あからさまに漢方薬を嫌がる医師もいる
『口内炎パッチA』を求めて来店したお客様に『半夏瀉心湯』を案内しようと思ったら、すでに病院で処方されているという。
ありゃ(笑)
差し支えなければ、その病院を教えていただけますかとお願いした。
うちのお店は、どうにも取り扱っている漢方薬の種類が少なく、また慢性疾患のアドバイスとなると店頭では限界があるので、漢方薬に詳しい、あるいは漢方薬を処方してもらえる病院の情報が欲しいので。
中には、あからさまに漢方薬を嫌がる医師もいるし(;´・ω・)
今どきは、現代薬と漢方薬の併用も珍しくないと思うんだけどねぇ。
自分が肺炎で入院した時も、持病の喘息に『半夏厚朴湯』を使っていたので担当医に処方してもらえるか尋ねたら、「そんなの効くんですか?」って言われた。
いや、自分の領分を侵されたみたいで気分を害したというのもあるのかもしれんけど、その返し方はどうなのよって思ったし、そう思うなら調べなさいよって思ったもんだ。
ってか、担当医は違うけど、同じ病院で診察受けて「風邪ですね」って帰された翌朝に救急車で運び込まれたんだよね。
「もっと早く来てれば良かったのに」って言われたもんだから、「昨日来たんですけどね」って答えて、もう出会いの時点で最悪だったというのもあるσ(^◇^;)。
夜間の頻尿の相談を、やや高齢のお客様から受けた。
夜中に何度もトイレに起きて、寝不足気味というから大変。
ところが食生活を尋ねたら、もともと胃が悪いらしく、おかゆを食べているのに、夜に林檎のすり下ろしも食べているという。
ありゃん、夜に体を冷やしちゃ駄目じゃないですか(^_^;)
林檎が好きだとおっしゃるので、それは朝か昼間に食べましょうとお話した。
そのうえで、以前に『ハルンケア』(『八味地黄丸』)を服用して効果を感じられなかったというので、胃が弱いことを考慮し『ジェントスルー』(『八味地黄丸加五味子』)を勧めた。
五味子が加齢による疲労を助け、麦門冬が胃を助ける事を期待して。
小学生の子供が2人、風邪をひいたようだという事で、お客様が来店。
ただ、2人とも同じ症状で、鼻づまりと咳があるものの、悪寒や熱は無いという。
ううん、花粉症などのアレルギー性鼻炎のようにも思えるし、でも2人同時というのは、やっぱり風邪なのか。
でも、2人が本当に同じ症状なのかというも疑問だし。
咳は少ないようだし、鼻汁が喉に落ちてくるみたいという話からは、『辛夷清肺湯』が適応しそうなんだけど判断しづらい。
『ムヒのこども鼻炎シロップ』と『パブロン学童用』も候補に加えたけど、お客様自身を迷わせてしまったらしく、本日は購入に至らず。
……ううん、失敗(;´・ω・)
とりあえず、胃が弱っていると思いますので、本人に食欲があっても食事は消化の良い物にしてあげて下さいと伝えるのが精一杯だった。お会計してからの相談もアリですよ
便秘に『コーラックファースト』を購入したお客様が、レジで会計を済ませてから、初めての服用で不安だと相談してきた。
それなら買う前に相談してくれれば良いのに……、とこういうケースは最初の頃は思っていたけど、実は会計を済ませてからの方が良かったりする。
なにしろ一度は買っているので、これから案内する薬は、あくまで紹介であり、勧められたからといって無理に買う必要は無い。
そんな安心感が、お客様自身にあるのか、詳しい症状や環境などの踏み込んだ質問をしやすく、価格帯をあまり気にせずに純粋に効能効果で候補の薬を紹介できるため、お話も良く聞いていただけるから。
今回のお客様は、普段は便秘になった事は無く、風邪をひいた後に便通が今まで通りに回復しないとのことだった。
食べる量が減ったのと、服用した風邪薬で体内が乾燥したのが原因と考えられ、便秘自体はあまり心配せずとも大丈夫でしょうとお話して、まずは1錠から服用して調節するよう勧めた。
もし『コーラックファースト』が合わないと感じたら、『大黄甘草湯』を試してみるようにも伝えた。
『ボーコレン』(『五淋散』)を選ばれたお客様に、念の為に服用経験を尋ねてみた。
初めてとの事だったけど、ハッキリとした痛みがあり、下半身の冷えを強く感じるそうなので、適応すると考えてそのまま販売。
私の感覚では、『五淋散』はもっと高齢者向けのように思うんだけど、『ボーコレン』のパッケージデザインがそうであるように、若い女性向けと考えて良いのかな。
喘息と鼻炎とアトピーと不眠なら、自分の体で試せるんだけど。
まぁ、全部の薬をそうやって試す訳にもいかないので、資料で勉強。
それでもやっぱり、実際に服用された人の感想は参考になるので、できましたら後で教えて下さいm(_ _)m一人の患者さんが現れたら同じ症状の患者さんが多くいるもので
小学校高学年の子供が、一週間ほど前に風邪をひいて、その後に鼻づまりと咳の症状が残っているという事で、親子で来店。
患者さん本人が一緒だと、非常に助かる。
特に子供の場合は、症状を上手く親に伝えられず、それでいて親の方で意識しないまま自分の経験とすり替わった症状を、「本人が言っていた」というように伝言ゲームになりがちなので。
親御さんの方は、子供用の風邪薬(アセトアミノフェン系)を買おうと思っていたようだけれど、すでに熱がひいてるところに飲ませてはかえって疲労させてしまう。
本人に症状を尋ねてみると、鼻汁が喉に落ちてくるというので『辛夷清肺湯』を案内した。
とはいえ、お金を出すのは親御さんだし、もちろん子供の事を心配しているだろうから、現在の症状では風邪薬は適さない事や、『辛夷清肺湯』の効能を説明する。
その点、名前が効能を表しているので説明しやすい。
すなわち、「洟(はな)を通して肺を清める」のです。
それと、食欲が戻っているように見えて、依然として胃は弱っているはずなので、今しばらく消化に良い食事をするように伝えた。
本人は、人参は嫌いなものの大根は食べられるそうだから、そこはもう「大根が食べられる! それはイイですね。昔から、胃薬や咳止めに良いと伝えられています(*^o^*)」と強調。
……なんか、嘘っぽく聞こえるな。
いや、ホントなんですよ。
花粉症というお客様から、アレルギーの体質改善のために、乳酸菌の入っている整腸剤について相談されたので、『ザ・ガードコーワ』を勧めた。
これは、他のお店の薬剤師さんから強く薦められた物。
納豆菌が乳酸菌の増殖を助けるそうで、『ビオフェルミン』より効果が期待できるそうな。
そして、便秘気味の人は便通を良くし、下痢しやすい人は改善するというように、腸の活動を安定させると。
この腸の活動が、免疫異常によるアレルギーと密接に関係しているらしい。
咳止めと栄養剤を求めて来店したお客様に、いつ頃から咳が出ているのかを尋ねると、一週間ほど前に風邪をひいて咳だけ残ったとのこと。
「一週間」というフレーズは厳密ではないんだろうけど、やっぱり気候と関係があるせいか、来る時には似たような症状のお客様がまとまっていらして、関係する薬の在庫がヤバイ事になる。
その在庫を気にしつつ、体内を潤して咳を鎮める『麦門冬湯』と、咳での疲労に合う『HPヒストミンゴールド液』を案内した。
……が、もう少し咳の状態を突っ込んで訊いてみたら、寝る時よりも外に出たりして体を動かすと咳込みが激しくなるという。
むぅ、『五虎湯』の方が適しているかもと思い直し、変更を提案してお買い上げいただいた。
激しい咳が落ち着いたら、『麦門冬湯』に切り替えましょうとも付け加えて。
という訳で、意図してなかったけど『麦門冬湯』の在庫が確保できた。
さーて発注、発注ε=ε=ε=┌(;*´Д`)ノパタパタパタ苦しい時には一時凌ぎでも構わないと思ってしまうのは仕方ないけど
鼻炎の相談で、お客様が来店。
主な症状は鼻づまりで、鼻水は垂れるほどではなく、熱感などの風邪の徴候があるようなので、『ベンザブロックL』を勧めた。
痰が切れないという相談を受けたのだけれど、病院で処方された薬を服用していたそうで内容は不明とのこと。
お薬手帳は家に置いてきており、出直して来るのは面倒な様子。
安全性を考えて『麦門冬湯』を勧めてみたが、現代薬を希望されたため『ストナ去痰カプセル』を案内した。
お薬手帳って、本当に浸透していない。
せめて薬を買いに出る時に持って行こう、と思ってもらいたい。
処方箋の薬を出した店では、お薬手帳について、どんなふうに説明してるんだろう。
私は、事故や災害を例に出して携行する事と、市販薬の成分表示の部分を切り貼りして、一冊で病院の薬と一緒に管理する事を勧めている。
そういや、地元の薬剤師会の偉い人が、保険点数の改定で薬局で薬を処方する時に、お薬手帳に処方した薬の内容を記入しないと点数が付かなくなったってボヤいてたな。
いや、面倒というのではなく、持ってこない人が多いから。
お薬手帳は命綱ですよー、よー、よー(」´Д`)」
息子さんがラグビーの試合中に突き指をしてしまい、病院に行ったところ、特に薬も出されず冷やすように言われ、息子さんから湿布を頼まれて来店したお客様。
いつも最初に病院を推奨してるけど、痛み止めすら処方されない事があるのね。
これは、不勉強でした(^_^;)
とはいえ、指だと湿布より塗り薬が良いのではないでしょうかと提案。
テーピングはしているようだし、医師から薬の処方をされていないのなら湿布も買わなくて良いかもと話してしまったら、買い物を控える事になった。
しまった、せめて『バンテリンゲル』くらいは売りつけておけば良かった(;´∀`)
来店時に、すでに咳き込んでたので声をかけたら、風邪の後に咳が残り、明け方に咳で目覚めるほどだという。
服用していた風邪薬は、自分で店頭で選んだ物らしいのだけれど、まったく覚えていないそうな。
これほど咳き込んでるのなら『五虎湯』が良いだろうと勧めたら、「一ヶ月くらいすれば自然に治るから今止まればイイ!」と怒鳴りつけられたため、『ブロン錠』を勧めてお買い上げとなった。
ううん、漢方薬は治癒に時間がかかると思われたのかな。
「風邪には葛根湯」というキャッチフレーズがあるくらいで、慢性疾患の治療でなければ早く効く漢方薬もあるんだけど。
ってか、怒鳴られる謂れは無いと思うんだけどなー。
苦しくて気が立っていたのかな。
だとすれば、気持ちは分かる。
私は喘息持ちだから、発作が出た時には「今だけ咳が止まれば死んでもいい」って思っちゃうもの。
でも、『五虎湯』で咳を止めて、『麦門冬湯』で乾燥を取り除いた方が良いのになぁ。
もう少し、落ち着いて話を聞いて欲しかった。
………説得する技術が無かったか(´・ω・`)ドラッグストアの手には余る相談
一週間ほど前に風邪をひいて治ったものの、その後に激しい咳き込みと喉の痛みがあるという相談。
『ベンザブロックせき止め』の液剤を服用したそうだけど、良くならないらしい。
体内の乾燥を取る『麦門冬湯』と患部を冷やす『五虎湯』を案内してみたが、現代薬をとの希望があったため『ルルアタックEX』を勧めた。
風邪の常備薬について、お客様から相談を受けた。
喉の風邪になる事が多いそうなので、総合かぜ薬より喉の風邪に照準を絞った物を備えるのが良いでしょうとお話した。
そのうえで、症状がハッキリと出る前の、ごく初期の段階から服用できる『銀翹散』を紹介してお買い上げ。
ご主人の頼まれ物ということで、排尿痛の薬を買いにお客様が来店。
抗癌剤で治療中だそうで、排尿痛については医療ミスで膀胱に損傷を受けたからだという。
あのぅ、ドラッグストアの手には余るんですが……(;´Д`)
この「頼まれ物」というのは、どうにも対応に困る。
食べ物じゃないから、お好みでお選び下さいという訳にはいかない。
さりとて、頼んだ人がどんな人か分からないから、もしも頼まれた人が怒られたりしたらと思うと簡単には断れないし、他の店で今度はなんの質問もせずに適当な薬を買ってしまったら、そっちの方が怖い。
うーん、うーん、排尿痛には『猪苓湯』が第一候補だけど、患部の炎症が顕著なら『竜胆瀉肝湯』だろうし……。
いやいやいや、そもそも今回は抗癌剤で治療中なのだから、効果より安全性を優先しないと。
それを言ったら、何を選んでも駄目な訳で……。
ここは、体力に関係無く、比較的高齢者に用いる『五淋散』を勧めておこう、と消極的選択で案内した。
そのうえで、担当の医師には服用した事を報告するように念押しし、夜はまだ冷えるので腹巻きをするように付け加えた。葛根湯(かっこんとう)
………感冒・風邪の初期、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、鼻かぜ、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み、上半身の神経痛、蕁麻疹(ジンマシン)created by Rinker¥1,655 (2025/08/19 10:37:50時点 楽天市場調べ-詳細)適応症状 自然発汗が無く、頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるものの次の諸症:
感冒・風邪の初期、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、鼻かぜ、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み、上半身の神経痛、蕁麻疹(ジンマシン)用方・容量(顆粒製品の場合) 1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。顆粒組成(ツムラ製品の場合) 錠剤組成(オースギ製品の場合) 3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
葛根(カッコン)4.0g
大棗(タイソウ)3.0g
麻黄(マオウ)3.0g
甘草(カンゾウ)2.0g
桂皮(ケイヒ)2.0g
芍薬(シャクヤク)2.0g
生姜(ショウキョウ)2.0g
以上の割合に混合した生薬より得たエキス3.75.g含有します。1日量15錠(または3包)中、次の成分を含みます。
葛根(カッコン)4.0g
大棗(タイソウ)3.0g
麻黄(マオウ)3.0g
甘草(カンゾウ)2.0g
桂皮(ケイヒ)2.0g
芍薬(シャクヤク)2.0g
生姜(ショウキョウ)1.0g
以上の割合に混合した生薬より得たエキス3.3.g含有します。
添加物として、黄色5号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキを含有する。類似処方鑑別 麻黄湯 感冒で体質は本方と似ているが、項背部のこわばりよりも関節痛や筋肉痛が顕著で、咳嗽の激しい場合に用いる。 桂枝湯 虚弱体質で自然にじっとりと汗ばむ場合に用いる。
真武湯 老人などで、熱よりも悪寒が強く、無気力で手足が冷える場合に用いる。
使用上の注意 1.次の人は服用前に医師または薬剤師に相談してください
(1)体の虚弱な人。 発汗傾向の著しい人。病後の衰弱期、著しく体力の衰えている人。
(2)食欲減退、悪心、嘔吐のある人。著しく胃腸虚弱な人。(軟便、下痢、胃部不快感、食欲不振等の胃腸障害を起こすことがある。)
(3)血圧の高い人または高齢者。
(4)心臓または腎臓に障害のある人。狭心症、心筋梗塞など循環器系の障害がある人、または既往歴のある人。
(5)むくみのある人。
(6)今までに薬により発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
(7)妊婦または妊娠していると思われる婦人。
(8)医師の治療を受けている人。2.服用に際して、次のことに注意してください
(1)定められた用法、用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
(1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。4. 保管及び取扱い上の注意
(1)小児の手のとどかない所に保管してください。
(2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。5. その他
本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。