お客様から『ロキソニン』を求められたけれど置いていないため、化学構造式が似ているイブプロフェン製剤で代用できる可能性をお話した。 用途を尋ねると頭痛とのことで普段は我慢しているというから、我慢すると神経はより鋭敏になって弱い痛みにも反応するようになってしまい、また我慢するのは体力を消耗して風邪などを誘発する原因となことを説明した。 痛み方については考えたことが無いというお話だったが、偏頭痛の…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
お客様が選んだ物を役に立たないとも言いにくい
以前に、風邪のぶり返しによる鼻炎と咳で来店したお客様が再訪。 『パブロン鼻炎カプセルSα』を使っていただき改善したとのことで、今回は冷えが原因と考えられる膝痛があり、病院で湿布は処方してもらったものの、ドラッグストアーでサポーターを買ってみてはと勧められたという。 しかしお客様の膝周りが太く、うちのお店ではサポーターの種類が少ないため、近所の別なドラッグストアーに連絡して案内した。 お客様…
総合風邪薬でも得意な症状が違います
お客様から風邪薬を求められたけれど、患者は15歳の娘さんで主訴は鼻水であり、花粉症を持っているというため鼻炎薬を提案したところ、家に『アレグラ』があるという。 ただ、『アレグラ』は予防薬として一定期間を通して服用した方が効果的で、またすでに症状が強く出ている場合には効いてくるまで日数が必要になることを説明した。 症状は強く出ているようで、受験勉強もあるため眠くなりにくいものを要望されたから、…
鉄剤の安全な使い方を知るためにも一度は受診を
お客様が『ファイチ』を購入されるさいに、鉄剤は胃に負担がかかることを伝えると、知らない様子だった。 貧血と目眩(めまい)の症状があり、毎年検診にひっかかっているということから、安全な使い方を知るためにも一度は受診してみるよう勧めた。 また、目眩にも種類があり、天井が回るような目眩は水分代謝の異常で『苓桂朮甘湯』が候補となって、雲の上をフワフワと歩くような目眩は血圧の影響が考えられ『釣藤散』が…
ネットで調べた薬の情報は店頭で再確認を
夫婦のお客様からリップクリームの売り場を尋ねられ、もし現に唇が割れているようであれば薬品をとお話したところで、レジが混んで来てしまったため他の人に売り場を案内してもらった。 後でお客様のもとに駆けつけ、唇の荒れは胃も関係することを伝えた。 胃から食道を経て、唇までつながっているので、口で起きてることは胃でも起きている可能性があるのだ。 お客様が『葛根湯』を購入されるさいに、喉が強く痛む場合…
皮膚の乾燥対策は、蒸発を防ぎ、潤して、水分を捕まえておく
やや高齢の夫婦のお客様が来店し、ご主人が『メンターム』をまとめ買いしようとして奥さんに止められると、「どうせまだ倉庫にあるんだよ」言われるので、「目の届かないところに保管するのは禁止されているので在庫は出ているだけです」と伝えると、手元に2個残して戻していただけた。 いや買い占めていただいても構わないのだけれど、お金を出すのは奥さんの方のようだったし。 それから、水絆創膏の『エキバンA』を使…
水絆創膏の下地に患部を治す薬を使う方法があります
やや高齢のお客様から水絆創膏を求められ『エキバンA』を案内したうえでヒアリングすると、指先の割れに以前に使ったことはあり、家には患部を修復する『ヒビエイド』のような薬が残っているというため、それを下地として塗るように勧めた。 また、手洗いのさいにはハンドソープなどを使わずに、キッチンペーパーでこすり洗いをするようお話した。 手を洗ってからキッチンペーパーで拭き取るのではなく、石鹸代わりにキッ…
身近に医療者がいても相談しにくい?
お客様から、『ヘパリーゼGX』を求められたけれど、取り扱っていないことを説明した。 用途は処方されている薬による肥満と疲労だそうで、たまたま訪れたお店の薬剤師から勧められたという。 調べてみるとウルソとタイソウが入っており、疲れが取れた気がするということからも適応してるんだろうとは考えられる。 ただ、病院に行くのはもう嫌というため、かかりつけの薬剤師を持つように勧めたところ、息子さんが卵と…
良いことは真似しましょう
若いお客様が整腸剤の棚で迷っている様子だったため声をかけてみたけれど、案内は断られた。 しかし、しばらくしてから質問され、乳酸菌が腸まで届きにくいことや相性があるといったお話をしたところ、ストレス性の下痢に『大正漢方胃腸薬』を使っているというので、『爽和』と『太田漢方胃腸薬2』も紹介して説明した。 『大正漢方胃腸薬』には体の中を安らかにする『安中散』に、痙攣と痛みを抑える『芍薬甘草湯』が入っ…
薬を売るから自動販売機にはなれない
やや高齢のお客様から『エスタロンモカ』を求められ売り場を案内すると、購入したのは液剤の2本入り一箱だったが、いつも3倍飲んでいると自慢された。 飲まないでいると手が震えるなどの、カフェインによる離脱症状は自覚しているようだった。 せめてカフェインの量の少ない物をと、『スパークユンケル』を紹介してみたけれど効かないとのことで、「自重して下さい」とはお願いした。 原理原則でいうのなら販売は断る…
