薬を売るから自動販売機にはなれない

 やや高齢のお客様から『エスタロンモカ』を求められ売り場を案内すると、購入したのは液剤の2本入り一箱だったが、いつも3倍飲んでいると自慢された。
 飲まないでいると手が震えるなどの、カフェインによる離脱症状は自覚しているようだった。
 せめてカフェインの量の少ない物をと、『スパークユンケル』を紹介してみたけれど効かないとのことで、「自重して下さい」とはお願いした。
 原理原則でいうのなら販売は断るべきだし、かといって違法な薬物な訳ではないから強制力は無いし、うちで断っても他の店で買うかもしれないことを考えると、うちに通ってもらうほうがそのうち指導のキッカケをつかめるかもしれないし。
 販売を断るべきか、うちでの購入を続けてもらうべきか、悩ましいところ。

 お客様が『ルルアタックEX』を購入されるさいにヒアリングすると、主訴は喉の痛みと咳と頭痛とのことで、適応することを伝えた。
 そのうえで、喉の痛みや咳だけの場合には風邪薬よりも症状別な対応をした方が体への負担を減らせることを説明した。
 また、咳は衝撃で内臓にもダメージを与えるので、食欲があっても消化に良い食事をして量を控え、内臓を休ませるよう勧めた。

 やや高齢のお客様が『ストレージH』(半夏厚朴湯)を購入されるさいにヒアリングしてみたところ、ストレス性の咳らしく使用経験もあるとのこと。
 ただ、病院で他に薬を処方してもらっているそうなので、担当医に『半夏厚朴湯』を処方してもらえないか相談してみてはと提案した。
 実は逆流性食道炎の疑いがあり、医師から検査を勧められているものの、結果が怖くて断ってるという。
 健康な人でも1日に50回は胃液が逆流しているから、怖がる必要は無いことをお話した。
 お客様は医師の前だと症状が和らいでしまうそうで、「話して楽になった」と言っていただけた。

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