お客様が外用消炎剤の棚で迷ってる様子だったので声をかけてみたところ、運動後の軽い筋肉痛に『エアーサロンパスジェット』を使っていて薬剤が散ってしまうのがモッタイナイと思い、貼る物を探しているとのことだった。 メーカーさんには申し訳ないけど、スプレータイプは効率が悪いとは私も思う。 痛くなる訳では無いそうなので、インドメタシン製剤より鎮痛効果を落としても良いのではとお話して、浸透力のあるフェルビナク…
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薬は銘柄ではなく成分で選ぶ物だということを知ってもらいたい
以前に常連のお客様に『オンジ』を紹介していたところ、今回歯痛で歯科医から抗生物質を処方されているというため、オンジは抗炎症の補助にもなることをお話すると、お買い上げいただいた。 『オンジ』の市販での効能はあくまで「物忘れ」なので、抗炎症作用の方メインにすることにはできないけれど、知識の一つとして覚えておいてもらうのは悪くはないだろう。 お客様が『デシンA』を求めて来店され、同じ消毒薬でも『マキ…
初めから薬を指定されるのは惜しい
お客様から睡眠補助剤を求められヒアリングしたところ、今まで薬を使ったことは無く、寝るまでに2時間ほどかかり眠りも浅いという。 単味剤の『ドリエル』と複合薬の『ウット』を紹介したうえで、肝臓と胃が機能的に弱っている可能性をお話した。 漢方的には、肝臓が不調だと寝付くのに時間がかかり、胃が不具合を起こすと眠りが浅くなって、腎機能が低下すると中途覚醒しやすくなる。 お年寄りが夜中に目を覚ましがちになっ…
痒みを我慢すると、より弱い痒みに敏感になる
お客様が『カンポアズマ』をレジに持ってきたさいに、寒冷による咳に適していることを伝えると、よく分かっていないようだったが前回も使ったことがあり、喘息もあるというのでそのまま販売した。 『ダスモック』(清肺湯)も考えたのだけれど、タバコを吸っていないというため、乾燥性の咳に使う『麦門冬湯』と、 体内に熱が篭って出る咳に適応する『五虎湯』も紹介しておいた。 それと、人間の体は機械ではないし原因が異な…
誰かのために薬を買うときには本人へのヒアリングを忘れずに
お客様が『エスタックイブFT』をレジに持ってきたのだけれど、患者はご主人で発熱と疲労があり、すでに3日ほど経過していて、昼間は一旦熱が下がるものの夜にまた上がるという。 風邪としては後期に入っていると考えられるため、解熱剤は体力を消耗してしまうと説明して『柴胡桂枝湯』を勧め変更となった。 食欲が無いのでドリンクゼリーで過ごしていると言われ、それは良い対応ですと伝えたうえで、体を休めるというのは内…
似た効能の薬は成分を比較するのが大事
夫婦のお客様が来店し、外用消炎剤を求められた。 奥さんが一ヶ月ほど前から五十肩で、薬を使うのは初めてとのことから、成分によって鎮痛効果と浸透力が違うことを説明した。 そして、最初に鎮痛効果の高い物を使い、痛みが弱まったら薬も弱い物へ乗り換えるようお話して、今回はインドメタシン製剤の『ボルタレンローション』をお買い上げいただいた。 また、温めると少し楽になるというため、『独活葛根湯』も紹介してみた…
手軽に買えるということは消費者が勉強しなければならない
お客様が『整腸薬ラクサレット』と『ザ・ガード整腸錠α³+』と『第一三共胃腸薬』を一緒に購入されるので、念のために使い方を確認してみた。 整腸薬は飲み比べたいとのことだったが、『第一三共胃腸薬』は併用するつもりだったことから、マグネシウムなどの鉱物類が重複すると腎臓に負担がかかることを伝えた。 また、体内に入る乳酸菌は体にとっては初めは敵でもあるため相性が効き目に影響することと、その乳酸菌と体が仲…
患者さんとの考え方がスレ違い
お客様から『キズパワーパッド』の売り場を尋ねられて案内したのだけれど、使い方として怪我をした直後に患部を洗って使う物で、患部が乾いていたりカサブタができたりしててからでは適さないことを説明すると残念がられた。 状態を詳しく訊くと、すでに塞がった傷痕を消したいとのことだったため『アットノン』シリーズを案内したところ、ローションタイプを日に1回塗っていただけというため、ガーゼや絆創膏で患部を保護しな…
風邪においての現代薬と漢方薬の使い分け
お客様が『アデロンゴールド』と『葛根湯』を見較べていて乾いた咳をしていたため気にかけていたところ、両方をレジに持ってきたので『葛根湯』は乾燥性の咳には適応しないことを伝えた。 すると『アデロンゴールド』は自分用で、『葛根湯』は小学生の子供用に常備しておくとのことだった。 『葛根湯』の適用について興味を示されたので、風邪に限らず肩こりなど上半身を温めると改善する症状に適応することを説明し、喉が痛む…
ピアスをしている人は抗生物質を常備しましょう
お客様から『マキロンS』を求められ、念のため『マキロンS』が傷口の再生を助けるに対して、傷口の疼きを抑える『デシンA』もあることを説明したところ、ピアスの穴の消毒に使うとのことだった。 それだと、皮膚の再生を促す『マキロンS』はむしろ邪魔かもしれない。 安い方が良いとの要望もあったため、消毒だけの『キズニコ』を案内して購入された。 家に抗生物質の塗り薬は無いというため、常備薬として『テラマイシン…