咳と鼻水の相談を、お客様から受けた。 症状は昨日から現れたようだけど、発熱などは無いことからすると、寒さと気圧の変化に体がついていけなくて起きたもので、風邪ではないのかもしれない。 鼻水は放っておくと垂れてくるという程ではないそうだから、咳止めだけでも良いかもしれない。 咳の方はというと、夜に激しく出るという話だったため『五虎湯』を筆頭に、根本的には体内の乾燥を潤す『麦門冬湯』が必要になり、冷や…
- カテゴリー別アーカイブ 北園マガジン
信じるか信じないかはアナタ次第
北欧系と思われるお客様が来店され、英語ではないため(いや、英語だって分かりゃしないけど)戸惑ったら、同伴の人が通訳してくれてホッ=3 主訴は咳らしく、発熱などの風邪に関連しそうな症状は無い様子。 そのため、起きていない症状まで効能に含まれている風邪薬より、咳に対応した薬のほうが体への負担が少なくて済むことを説明したうえで、痰が出るとのことから『五虎湯』と『ブロン錠エース』を案内すると、「タブレッ…
市販薬の「効能」の意味
常連のお客様が以前に私が勧めた『ハイクタンD』をまとめ買いされようとするので、どうかしましたかと尋ねると疲れが抜けないとのこと。 もともと精神不安があり病院での治療も受けているため、お薬手帳も拝見したところ漢方薬も幾つか処方されていた。 しかし、今まで肝臓に働きかけてイライラを鎮める『柴胡加竜骨牡蛎湯』や、緊張を緩和させ気管を開く『半夏厚朴湯』を使ったことがあるものの、どれも良い結果を得られなか…
オシッコすると頭痛や目眩がする人は要注意
お客様から、高齢の母親の床擦れの相談を受けた。 専用の当て布のような物を考えているようだったけど、うちのお店では該当するような物を取り扱っていないことを説明すると、担当医からはサランラップを巻くよう勧められたという。 要するに、湿潤療法である。 あと、床擦れという字面から擦り傷みたいに誤解されることがあるけれど、正確には同じ姿勢でいることにより、自重で骨が神経や血管を押し潰される内出血で、…
情報が無いと推理もできません
旦那さんの咳止めをと、お客様から相談を受けた。 数日前に風邪で発熱したそうなので、体内が乾燥している可能性をお話したところ、薬で眠くなると困ると言われたため、『麦門冬湯』を案内した。 しかし、漢方薬は嫌がるかもとのことで『ベンザブロックせき止め』を勧めてお買い上げ頂いた。 入っているメチルエフェドリン塩酸塩はdl体だから、眠くなりにくいはず。 ノスカピンの副作用に眠気の可能性はあるものの、発現率…
トイレに行きたい時には本当に困るσ(^◇^;)。
未就学の子供が鼻水と咳とのことで、お客様から薬を求められた。 発熱は無いそうだから咳止めをメインに考えたけど、お客様の風邪が移ったかもしれないというお話と、鼻水に色があったというので『ハブロンS小児液』を案内した。 お客様自身も風邪薬を希望され、鼻炎主体の『ルルアタックNX』と喉の痛み主体の『ルルアタックEX』を案内したところ、喉の痛みが主訴ということで、後者を購入された。 そして、子供がスポイ…
ま、ちょっと覚悟はしておけ(byさだまさし)
傷薬の『メモA』のチューブタイプを求めて、お客様が来店。 不勉強で、チューブタイプがあるのを知らなかった。 缶入りだけかと思ってたよ(;´Д`) 取り扱っていないことを伝え、中身は『オロナインH軟膏』に虫刺されなんかの痒み止めを入れたような内容なので、用途的に近い『オイラックスA』を紹介しようとしたんだけど、「無いならイイです!!」と叫んですぐに帰られてしまった。 どんな理由があるか知らないけど…
成長期のニキビと大人のニキビは違います
『ヨクイニン』を求めて来店したお客様に売り場を案内しつつ用途を尋ねると、自分と高校生の娘さんのニキビに一緒に使おうと思っているとお話された。 大変申し上げにくいのですが、成長期のニキビと大人のニキビは違います。 成長期のニキビは体の仕組みが変わる過程での機能亢進みたいなもので、原因のアクネ菌に過剰に対抗してしまったり、皮膚の形成時に脂質や栄養が偏って起きる。 娘さんの症状を訊いてみたら、両頬に赤…
育児疲れにも栄養ドリンクより強い味方
やや高齢のお客様から、鎮痛座薬の『アデフロニック』を処方されていて使ったものの、お腹の調子が悪く漏れてしまったようだから飲み薬をと求められた。 でも、脊柱狭窄症と診断されていて他にも内服薬が処方されているというのに、お薬手帳を持っておらず、「なんでもいいのよ」と言われても、そういう訳にはいきませぬ(・_・;) しかも、今まで市販の薬は風邪薬さえ使ったことが無いそうなんで、処方薬との飲み合わせを無…
喘息で息苦しい時の寝方
喘息だというお客様から、市販薬の相談を受けた。 病院からは吸入器が処方されているものの、短時間に繰り返して使うことができず、咳よりも息苦しいのがツライという。 今はどうか知らないけど、私が小児喘息で使っていた頃の吸入器の注意書きには、「まれに心臓が止まることがあります」みたいなことが書いてあったと記憶している。 さて、お客様は現代薬での咳止めを考えていたみたいだけど、吸入器と併用するには神経に作…