人間の痛覚センサーは案外と馬鹿

 『命の母A』をレジに持ってきたお客様から、適応について質問されたので、生理関係の諸症状の他に、特に精神不安が強い時に適応することを説明した。
 詳しくはヒアリングできなかったけど、そのまま購入された事からすると、おそらく思い当たるのだろう。
 もう少し詳しく訊いた方が良かったかなとも思うが、引き際も肝心なので。

 若いお客様が『メンソレータム』を買いに来たけど、耳たぶが赤く腫れていて傷口が膿んでいるように見えたため用途を尋ねたら、やはりピアス痕に使っていて、使い切ったため追加をと思ったらしい。
 アチャーである(ノД`)
 『メンソレータム』は局所刺激で痛みを感じなくさせるだけで、患部を治す訳ではない。
 局所刺激というのは局所麻酔とも違って、局所麻酔が患部を麻痺させて感じなくさせるとすれば、局所刺激は例えば痒いところを叩くと痒みを感じなくなるみたいなもので、実は別な痛みにすり替えるだけ。
 そう説明して、抗生物質の入っている『クロマイN軟膏』を案内してお買い上げ頂いた。
 また、うちのお店では扱っていないけど、ネット通販で『排膿散及湯』を入手するよう勧めた。
 名前が効能を表していて、「膿を排除して散らす」この漢方薬は、菌が介在する虫歯や喉の痛みなどにも応用できるので、常備薬に加えておくと役に立つ機会があるはずである。
 販売しているメーカーが限られていて、なんとか入荷ルート無いかな(´・ω・`)

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