先日、『ルルアタックFX』を案内したお客様が再訪した。 悪寒が続くものの熱が上がらず、『ルルアタックFX』を服用した後に、お腹を下したとのこと。 ありゃん(;´・ω・) 疲労があるそうだから、熱を出す体力が無いのかもしれない。 前回が、ヒアリング不足だったか………。 『麻黄附子細辛湯』で熱を出させたいところだけど、うちの店には置いていない。 代替策として、すでに風邪で胃腸炎になっていると考えられ…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
自分の家の薬箱には漢方薬
『小青龍湯』を買いにいらしたお客様のお話によると、今回は中学生の息子さんの鼻炎のためにとのことで、以前から家族でも使っており常備薬にしているとか。 息子さんが受験生だそうなので、風邪の予防と疲労回復に『柴胡桂枝湯』を紹介し、試験での緊張を軽減するために『半夏厚朴湯』という物がありますとお話したら、実際に息子さんは、緊張すると声がかすれて出にくくなるというので、適応することを説明した。 まぁ、今回…
「いつものこと」と思ってしまうと危険
やや高齢のお客様から、胃痛と胃もたれの相談を受けた。 以前はならなかったのに、最近になって起きるようになったらしい。 でも、血圧の薬や腰痛の薬の他に、その薬から胃を守るための胃薬も病院から処方されているというのに、お薬手帳も現物も家に置いてきたそうな。 うちの母親なら、小一時間ばかり説教してやるのに(`・ω・´) 担当医に相談するよう勧めたうえで、『大正漢方胃腸薬』を紹介した。 これなら、『安中…
風邪薬は不要だ!!……と煽ってみるテスト
幼児連れの中国系と思われるお客様から、9ヶ月の幼児の風邪の相談を受けた。 といっても、お客様の子供のことではないらしい。 知人の子供だそうで、症状は鼻水と咳だと、たどたどしい日本語でどうにか理解。 本来、2歳以下の子供の場合は、適応範囲の年齢向けの薬があっても、まずは病院へと指導するのが基本なんだけど、まずはお客様の要望に応えるのも基本なのが、難しいところ。 ひとまず子供用のシロップを案内してみ…
無許可販売の『バイアグラ』の半分以上は偽物だとか
やや高齢のお客様が、成人の息子さんから鎮痛剤を頼まれたとのことで来店。 お客様自身が『バファリンA』を選択したうえで、他のバファリン製品との違いを質問されたので、同じ名前を冠していても記号などが付いていると、全く成分が違うこともありますと説明した。 そして息子さんの症状を訊いてみると、頭痛の他に発熱や鼻の症状あり、どうやら風邪のようだ。 だとすれば、効能に解熱とあっても『バファリン』だけでは力不…
専門職の知り合いを頼ると後で困ることも
手荒れと足の付根のかぶれについて、お客様から相談を受けた。 皮膚疾患は苦手分野なので、正直他の人にバトンタッチしたい。 でも、私一人しかいない現実(;´・ω・) 病院で塗り薬は処方されているらしいんだけど、内容は不明だとのこと。 手については、その薬を塗っている間は改善するそうで、担当医からは足の付根にも使えると説明を受けて使ってみたら、かえって痒みが強まってしまったそうな。 それは、担当医か調…
判断力を鈍らせてしまう親心
お客様から最初に受けた相談が四十肩という話だったので、『独活葛根湯』を紹介したところ、腰痛もあり、温めると楽になるとの事だったため、『桂枝加苓朮附湯』を案内した。 しかし、肩の痛みより先に腰痛の方が起きたと分かったうえ、特定の方向に捻ると痛むというお話と、冷え症ではない点から『疎経活血湯』を勧めてみると、試してみるということで、お買い上げ頂けた。 9歳の子供の風邪の相談を受けたのだけれど、明日…
病気や怪我の時は親馬鹿でないと
やや高齢のお客様が訪れて、病院で処方されている薬について質問された。 現物を持参していたけれど、薬の説明書は捨ててしまったそうな。 そもそも、調剤してもらった薬局か、処方してもらった病院に問い合わせれば良いのにと思うものの、何か事情があるのだろうと受け入れなければ、勝手な判断で使用したり、あるいは使用をやめてしまったりという、さらに好ましくない事態になりかねない。 パッケージの隅に書いてある印字…
親心は良いんだけど……
お客様から、手荒れに使う物をと頼まれたので皮膚の薬の棚を案内したけど、「コレじゃない」というのでハンドケアの棚の方を案内すると、しばらくして戻ってきて、「やっぱり薬がいい」と相談された。 そこで、『ケラチナミンコーワW』を勧めてみたけど、反応は鈍め。 痒みは無いそうで、ご本人は「保湿だけできれば充分」と思われているようだった。 でも、皮膚の材料は血液で運ばれる訳だけど、材料が届くのが滞って、皮膚…
解熱は、ジャンプしようと屈んだところを蹴り倒している
お客様から、『龍角散』と『龍角散ダイレクト』の違いを質問された。 正直、良く分からないので、成分で比較してみると、どうやら前者が炎症を抑えるために冷やす物が主体なのに対して、後者は血行を良くするニンジンと保湿するアセンヤクが追加されている。 そう説明して、何か具体的な症状が出ているのか尋ねたところ、喉が痛いという。 風邪の兆候は無いようだったから、『桔梗湯』と『駆風解毒湯』を案内したうえで、風邪…