3歳の子供の咳に病院で処方された薬が効かないということで相談を受け、現物を持ってきていたので調べたところ、咳止めの他にアレルギーの薬も出ているようだった。 担当医が抗生剤を出してくれなかったと不満を漏らされたけど、それは悪いことではない。 抗生剤は菌を倒す薬であって風邪の原因となるウイルスにはそもそも効かないし、主訴が咳だけだというのであれば抗生剤を使う理由がそもそも無い。 そして、抗生剤は副作…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
薬の効果とリスクが、分からなければ確認を
お客様から、花粉症に病院で処方されてる薬が効かないと相談を受けたので調べてみると、『アレグラ』の後発品で症状が出てから使用しているということが分かった。 それでは効かないはずである。 なにしろ予防薬なんだから。 そして、知人からもらった『コルゲン鼻炎フィルム』が効いたというので、処方された薬とは作用機序が仕方が違うことを説明し、併用しないようにとお話しした上で『アレグラ』をお買い上げいただいた。…
病は気から? 治すための思い込みは大事
風邪薬を買いに来たお客様の、喉の痛みと発熱という主訴から判断し『ルルアタックEX』を案内したところ、お客様自身は『エスタックイブFT』が目に付いたようだったので、処方による効能の違いを説明した。 『エスタックイブFT』にも解熱鎮痛剤のイブプロフェンが入っているから悪くないものの、喉の炎症を抑えるトラネキサム酸は欲しいところ。 すると、実は『ベンザブロックLプラス』を服用し始めたばかりで家に残…
無駄弾を撃たないように気をつけよう
先日、花粉症の鼻炎(鼻づまり)に『葛根湯』を購入しようとしたところを『葛根湯加川きゅう辛夷』に変更して頂いたお客様が再訪。 鼻炎は楽になったそうなのだが、今度は喉に痛みがあるということから『桔梗湯』を勧めた。 常備薬に『葛根湯』も買って頂けるというので、喉の痛みむ風邪のさいには『桔梗湯』と併用すると効果的なことをお知らせした。 花粉症に『アレグラ』を求めて来店したお客様に、取り扱っていないこと…
本当に丸ごと野菜のポトフ
やや高齢のお客様から、食事が不味いという相談を受けた。 最近受けた相談の中では、格段に難しい(・_・;) 亜鉛は飲んでいるそうだけど、喉に通る前の口に入れたときが味気無いとのこと。 機能の低下を考え『竹茹温胆湯』を案内してみたところ、パッケージに疲労とあるため「疲れてはいない」というお話だったが、乗り換え先として『安中散』と『四逆散』の合方の『爽和』を紹介した上で、試していただくことになった。 …
善い顔をした悪がいる、悪い顔をした善がいる
お客様から、最初は「善玉菌に効くヤツを」と注文されたので『新ビオフェルミン』かなと思ったんだけど、「違う」というので詳しく訊いてみると検診で悪玉コレステロールの数値が高かったらしい。 ただ最近では、悪玉コレステロールの考え方も変わってきている。 血管がボロボロになっていたりした人の血液中から発見されたため、当初は悪玉コレステロールが原因と考えられて「悪玉」と命名されてしまったけど、研究が進み実は…
合わなかった薬は記録しておくのが重要
やや高齢のお客様が風邪薬の棚で迷っている様子だったので声を掛けてみたところ、「風邪薬を選ぶのは難しい」と言われた。 普段は置き薬を使っていて、それもできるだけ使わないようにしていると言う。 風邪は基本的に自然に治るものであるから、その対応は良いこと。 そう答えて話が弾んで、ようやく主訴が喉の痛みだという話に辿り着いた。 長い(笑) 喉の痛みだけならばと『駆風解毒湯』を紹介しつつ胃炎の可能性を話し…
興味を持つと勉強も捗る………はず
奥さんが喉の痛みを訴えていると、お客様から相談を受けた。 発症したのは昨日からで他に症状はないというお話から、喉に特化した薬をとお話しして『ペラックT』と『駆風解毒湯』を案内した。 喉の痛み方について尋ねてみたけど分からないそうで、以前に見たことがあるという『ペラックT』を購入された。 養生についてお話ししてみたのだが、興味無さげだった。 わざわざ奥さんのために薬を買ってきてあげるのに、そういう…
担当医との連絡は密に取ってもらいたい
涙がよく出るというお客様から相談を受け、ドライアイの可能性をお話ししつつ、加齢による眼球の表面のたるみに反応してるのかもしれないことをお話した。 『養潤水』を案内したが、目ヤニが出ることもあるというので、患部の修復に優れる『新緑水』の方を勧めてお買い上げいただいた。 父親の痔の薬を求めて来店したお客様であったが、しかし病院で薬が処方されているというのに内容が不明なうえ、患部に出血があるという以…
お薬手帳は治療方針の地図であり設計図であり
『アレジオン』を使うのは初めてというお客様、予防薬として使うのが有用なことは知らない様子だったため、花粉予測を活用するように説明した。 症状が激しければ、『パブロン鼻炎薬』や『ストナリニ』など他の物に乗り換えて、症状が治まってきてから使う方法もあることは案内した上で『アレジオン』をお買い上げいただいた。 ネットの掲示板やレビューで「効かない」と書かれているのをメーカーの研究員さんが、たいそう気に…