やや高齢のお客様が『ホッカイロ』を求めて来店され、足の甲の痛みということだったので『桂枝加苓朮附湯』も案内しようかなと思ったら、以前に『疎経活血湯』を紹介したお客様だった。 『疎経活血湯』は病院で処方してもらったそうなのだが、合わなかったのか効果が出ず、現在は代わりに処方された『芍薬甘草湯』を頓服的に用いて少し効いているとのことだった。 ありゃん、見立て違いだったかしらん(^_^;) 季節的にカ…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
本人に伝えても伝わりきれないから、家族の相談はもっと本人に伝わらないだろう
お客様から『パブロン鼻炎カプセルα』の連用について質問され、好ましくないことを伝えると病院での処方薬はどうなのかと訊かれたので、処方薬の連用は医師の監督下にあることが前提ですとお答えした。 他に『アレジオン』との違いも質問され、症状がすでに出ている時には『パブロン鼻炎カプセルα』など抗ヒスタミン薬を使い、『アレジオン』や『アレグラ』などは予防薬として活用するのが望ましいことを伝えた。 そして、お…
勝率3割は高いか低いか
やや高齢のお客様から、水虫の薬をとの注文を受け『ダマリンL』を案内したうえで菌の有無を確認したところ、水虫になったのは10年以上前のことで今は痒くもないとのこと。 それならどうして薬をと思ったら、予防薬が欲しいというお話。 予防薬は無いことと、予防法としては殺菌消毒の薬用石鹸を使うよう伝えたところ、公衆浴場の足拭きマットなどが気になっているようだった。 そういうことだと、やはり家に帰ってか…
やって後悔するか、やらないで後悔するか
お客様から『強力わかもと』を注文されたので、売り場を案内すると酵母の働きを質問されたため、ビタミンなど摂取した栄養を代謝して体内で働くのを助けるものですと説明した。 酵母で老化予防を謳ってる健康食品とかあるけど、代謝するというのは老化の促進なんじゃないかね? いや、言葉遊びみたいなもんですが。 酵母の働きによって発酵することでお酒ができる訳で、それはつまり腐敗するのと現象としては同じ。 言い換え…
患者さんに合う物をコーディネートするということ
お客様から、成人の息子さんの鼻づまりに漢方系でと指定された。 しかし、症状を確認すると「花粉症ではない」と言うものの、鼻づまり以外の症状は不明。 こういう時は、現代薬の方が選ぶの楽なんだけどな(苦笑) とりあえず、風邪にも花粉症にも使える『葛根湯加川きゅう辛夷』を案内してお買い上げいただいた。 やや高齢のお客様から、成人の息子さんがだるさを訴えているということで「感冒薬でいいんだけど」と注文さ…
買わなくたって良いんですよん
うがい薬を求めて来店した、やや高齢のお客様に現に喉が痛む時には避けるようお話ししたところ、イガイガするとのことだった。 風邪で病院から処方されている薬があるらしく、内容は覚えていないようだが抗生物質は出ているようなので、副作用で体内が乾燥してる可能性を伝えて『麦門冬湯』を紹介した。 担当医からは、うがいを勧められたそうだが、それも薬を使っての話ではなかったそう。 だから私からも、水道水で十分なこ…
インキンの見分け方
やや高齢の客様からインキンに使うということで何か薬をと注文されたので『ダマリンL』を案内しつつ、保菌しているのは確実なのか尋ねたところ、前に「オロナミン」で治ったと言われた。 おそらく『オロナイン軟膏』の事だと思うのだが、治ると場所が移るという話のため、インキンではない可能性をお話して『デリケアM’s』も紹介した。 患部の色など状態を訊いてみたが、ちゃんと見たことが無いというため受診…
イメージが先行する薬
高齢のお客様が来店し、ご主人が退院してきて口内炎のようだというお話で相談を受けたのだが、どうも舌が乾くか炎症している模様。 本人は唾が出るように「ガムでも」と頼んだらしいのだけれど、入れ歯だという話なので抗炎症剤であるアズレンの『のどスプレー』を提案してみたものの、病院から処方されている薬が多いようなので、お薬手帳を見せていただくか病院に市販薬で使って良いものがあるかを問い合わせてみるよう勧めた…
個人輸入代行の薬はコワイよ
やや高齢のお客様が『パブロン鼻炎カプセルSα』を2箱購入されるので、まとめ買いは好ましくない事と長期連用は避けるようお話ししたところ、 以前は『アネトンせき止めZ錠』を繰り返し使っていて、その目的は元気になるためだという。 ミ( ノ_ _)ノ=3ズコーッ!! 要するに、副作用として現れる興奮や反対の倦怠感を目的にしているのだ。 この手の目的外使用に対しては販売を拒むのが本筋ではあるが、ちょうど近…
お客様の要望を第一にとばかりで良いものか迷う
8歳の子供が口内炎ということで貼る物を希望されたので、『口内炎パッチ大正クイックケア』はパッチ本体は溶けないことを説明したうえで、フィルムが溶けて薬効の成分が同じな『トラフルダイレクト』を紹介した。 まっすぐ『トラフルダイレクト』を出すだけでも良いんたけど、似たような薬でも成分の違いなんかがあることを知っておいてもらいたいので、ちょっとだけ遠回り。 すると、『のどぬ~るスプレー』を使っていたとい…