お薬手帳は治療方針の地図であり設計図であり

 『』を使うのは初めてというお客様、予防薬として使うのが有用なことは知らない様子だったため、花粉予測を活用するように説明した。
 症状が激しければ、『パブロン鼻炎薬』や『ストナリニ』など他の物に乗り換えて、症状が治まってきてから使う方法もあることは案内した上で『』をお買い上げいただいた。
 ネットの掲示板やレビューで「効かない」と書かれているのをメーカーの研究員さんが、たいそう気に病んでいたし。

 『アースレッドキッチンダイニング用』を購入されるお客様に、卵には効かないので2週間ほどしてからまた焚くのが良いことを説明した。
 すると、東北からいらしたそうで、ゴキブリ自体を初めて見て生態などについても知らないとのことだった。
 ワンルームであれば、扉や押入れなどを開け放して隠れるところを無くすよう勧めた。
 あと、近所の人が燻蒸剤を焚くとゴキブリが逃げ込んでくるため、早い者勝ちだと伝えたら、えらく感謝された。

 花粉症の薬を買いにいらしたお客様に、症状が強く出ている場合には『パブロン鼻炎薬』などの対症療法が適していることを説明したところ、症状はまだ初期だそうなので予防的運用で効果のある『』を紹介すると、購入を決められた 。
 ところが、お会計の段になってから病院で降圧剤が処方されていると分かった。
 お薬手帳は持っていなかったが、薬の名前覚えていたので調べてみたら、その薬は高血圧症で第一選択にはしない旨の注意書きがあった。
 薬剤師からは特に説明を受けてないと言っていたが、詳細が不明でもあるため、担当医には『』を服用したことを報告するようお願いして販売した。
 ううん、うっかり第一選択にしないということを、患者さんに言ってしまったのは失敗であった。
 本当は、こういう時にこそお薬手帳は必要。
 他に服用している薬や、今までの服用履歴を確認することで、担当医の治療方針などが見えてくることがある。
 そうすれば、なぜ主訴に対してその薬が処方されているのか予想がつき、不用意な質問を患者さんにしてしまうのも回避できる。
 ま、言い訳ですが(;´Д`)トホホ……。

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