同じタイプの薬でも、目標や目的が違うことがあります

 若いカップルのお客様が皮膚カウンターの棚の前で迷っていたので声をかけてみたところ、彼氏が口内炎というため『オルテクサー』と『口内軟膏大正クイックケア』は同じ処方であることを説明した。
 違いとしては、後者にミント味が付いてるくらい。
 また、パッチタイプの『口内炎パッチ大正クイックケア』は土台が口腔内に残り、『トラフルダイレクト』は溶けることを伝えた。
 土台が溶ける方が便利に思われるが、食事をするさいに食べ物が患部に当たって痛いという場合には、溶けてしまっては困るという判断もあるだろう。
 ちなみに、前者の土台部分は飲み込んでしまっても大丈夫である。
 今回のお客様は、その『口内炎パッチ大正クイックケア』を購入された。
 口内炎によくなるというため、口に現れる症状は胃からきていると考えられることを説明し、『半夏瀉心湯』を紹介した。
 それから、入浴せずにシャワーで済ませているというので、太い血管が通っている背中側に重点的に浴びるよう勧めた。
 皮膚の材料を運ぶのは血液だし、内臓の働きを良くするのにも血流が変わってくるから、やはり入浴してもらうのが一番である。

 お客様が、『エスタックイブファインEX』の値引き品をレジに持ってきたけれど、主訴は喉の痛みと軽い咳で、他に鼻炎が少しあるというものの喉の痛みがメインだというため、トラネキサム酸の入っている『ルルアタックEX』を勧めて変更となった。
 薬は処方内容によって効果の目標や目的が違うから、「安いのがお得」とはならない。
 お客様には、患部である喉への刺激を避けるために、口の中で崩れる食事を勧めた。
 普通に食事をして、炎症してる患部を擦ってしまうと良くないので。

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