お客様が『エスタックイブFT』をレジに持ってきたのだけれど、患者はご主人で発熱と疲労があり、すでに3日ほど経過していて、昼間は一旦熱が下がるものの夜にまた上がるという。 風邪としては後期に入っていると考えられるため、解熱剤は体力を消耗してしまうと説明して『柴胡桂枝湯』を勧め変更となった。 食欲が無いのでドリンクゼリーで過ごしていると言われ、それは良い対応ですと伝えたうえで、体を休めるというのは内…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
似た効能の薬は成分を比較するのが大事
夫婦のお客様が来店し、外用消炎剤を求められた。 奥さんが一ヶ月ほど前から五十肩で、薬を使うのは初めてとのことから、成分によって鎮痛効果と浸透力が違うことを説明した。 そして、最初に鎮痛効果の高い物を使い、痛みが弱まったら薬も弱い物へ乗り換えるようお話して、今回はインドメタシン製剤の『ボルタレンローション』をお買い上げいただいた。 また、温めると少し楽になるというため、『独活葛根湯』も紹介してみた…
手軽に買えるということは消費者が勉強しなければならない
お客様が『整腸薬ラクサレット』と『ザ・ガード整腸錠α³+』と『第一三共胃腸薬』を一緒に購入されるので、念のために使い方を確認してみた。 整腸薬は飲み比べたいとのことだったが、『第一三共胃腸薬』は併用するつもりだったことから、マグネシウムなどの鉱物類が重複すると腎臓に負担がかかることを伝えた。 また、体内に入る乳酸菌は体にとっては初めは敵でもあるため相性が効き目に影響することと、その乳酸菌と体が仲…
患者さんとの考え方がスレ違い
お客様から『キズパワーパッド』の売り場を尋ねられて案内したのだけれど、使い方として怪我をした直後に患部を洗って使う物で、患部が乾いていたりカサブタができたりしててからでは適さないことを説明すると残念がられた。 状態を詳しく訊くと、すでに塞がった傷痕を消したいとのことだったため『アットノン』シリーズを案内したところ、ローションタイプを日に1回塗っていただけというため、ガーゼや絆創膏で患部を保護しな…
風邪においての現代薬と漢方薬の使い分け
お客様が『アデロンゴールド』と『葛根湯』を見較べていて乾いた咳をしていたため気にかけていたところ、両方をレジに持ってきたので『葛根湯』は乾燥性の咳には適応しないことを伝えた。 すると『アデロンゴールド』は自分用で、『葛根湯』は小学生の子供用に常備しておくとのことだった。 『葛根湯』の適用について興味を示されたので、風邪に限らず肩こりなど上半身を温めると改善する症状に適応することを説明し、喉が痛む…
ピアスをしている人は抗生物質を常備しましょう
お客様から『マキロンS』を求められ、念のため『マキロンS』が傷口の再生を助けるに対して、傷口の疼きを抑える『デシンA』もあることを説明したところ、ピアスの穴の消毒に使うとのことだった。 それだと、皮膚の再生を促す『マキロンS』はむしろ邪魔かもしれない。 安い方が良いとの要望もあったため、消毒だけの『キズニコ』を案内して購入された。 家に抗生物質の塗り薬は無いというため、常備薬として『テラマイシン…
本物の医者のニセ医学に御用心
『新セデス錠』を手にしたお客様から『ロキソニン』の取り扱いを訊かれたので、置いていないこととイブプロフェン製剤が構造式が近いので、必要なら代用できることを説明したうえで、さらに成分違いの『セデス・ハイ』を提案してみると、『イブA』でも良いのか尋ねられたため、問題無いことを説明して『イブA』をお買い上げいただいた。 『セデス』シリーズは、『新セデス錠』の主成分がアセトアミノフェン、『セデス・ハイ…
障害年金の相談は社労士に
常連のお客様が『リナールBBドリンクライト』を購入しようとされたけれど、詳しく訊くと口の周囲がピリピリと乾燥したように痛むとのことだった。 ビタミン剤を飲んだ方が良いかと尋ねられたので「その通り」と答えたうえで、3日分しかない液剤よりも錠剤で少し長く継続した方が望ましいことをお話して、『トラフルBB チャージ』を勧め、お買い上げいただいた。 それと、口には胃の症状が現れることを説明し、しばらくは…
相談第一! 薬を買わなくても構いません
お客様から、風邪以外に喉が痛くなることがあるのか訊かれたので、外部からの侵入だとウイルスだけでなく花粉でも起こり、喉の奥の場合は胃炎や逆流性食道炎でもなることを説明した。 すると、主訴は喉の痛みと血痰で、風邪薬を飲んだけど治らなかったとのことだった。 使った風邪薬の銘柄は不明なものの、意外と総合風邪薬には喉の炎症を抑える成分が入っていないことを伝えた。 血痰については医師からは「問題無い」と言わ…
声を出しにくい時には響かせる発声法を
お客様から声嗄れの相談を受け『響声破笛丸』を案内すると家にあるというので、そちらを先に使ってはと勧めたうえで『パブロントローチAZ』を紹介し、お買い上げいただいた。 声も出しにくいようだったため、下の前歯の裏に舌先を当ててアーチ状にし、上の前歯に息を流して上顎に当ててを響かせる発声法を教えた。 これは演劇をやってる人の発声法の一つで、上顎に息を当てて頭蓋骨をスピーカー代わりに響かせることにより、…