• タグ別アーカイブ: 風邪
  • 飲んでる薬があったら先に教えて下さいな

     咳止めを求めて来店したお客様が漢方薬の棚を眺めていて、『麦門冬湯』『五虎湯』の違いを尋ねられた。
     『麦門冬湯』は肺を潤して乾燥性の咳を止め、『五虎湯』は麻黄で熱を発散し石膏で冷やして熱感のある咳を止めますと説明。
     お客様は、かなり体格がガッシリしていて体力もあるようなので、『麦門冬湯』では効きが弱いだろうと思い、『五虎湯』の方を勧めた。
     そして、お会計をする段になってから、ロキソニンを服用していることを告げられた。
     ありゃん、やらかしちゃったよ(;´・ω・)
     他に服用している薬が無いか、早い段階で尋ねるべきだった。
     まぁ、ロキソニンとぶつかる事は無いけど、「漢方薬だから安心」みたいなことを仰るので、そんな事はありませんよと説明し、担当の医師にも市販で咳止めを買った事を知らせて下さいねと念押しした。
     お薬手帳は家にあるそうなので、ついでに『五虎湯』の成分の部分を貼り付けちゃって下さいな。
     処方薬と市販薬とを一元管理した方が良いですから。
     あと、お薬手帳は家に置いておくより、普段から持ち歩きましょう。
     出先での災害や事故から救助された時に、救護の参考になりますから。
     以前に知人のレスキュー隊員からも、「助けても痛み止めすら使えない」って言われているので。
     発熱したという事で、『バファリン』を求めて来店したお客様に、『ルルアタックFX』を案内したところ、パッケージの効能に「さむけ」と書いてあるため、適応しないと思われた。
     確かに寒気は無いらしいんだけど、まだ汗をかいていない様子なので、これからさらに発熱すると予想。
     成分に含まれている麻黄つながりで『麻黄湯』の説明をしたら、現代薬と漢方薬のハイブリッドという点に納得いったらしく、お買い上げいただいた。
     中学生の娘さんが喉の痛みを訴えているという事で、母親が来店。
     『駆風解毒湯』を案内してみたが、頭痛など風邪の予感がすると本人が言ってるそうなので『銀翹散』の方に変更した。
     ううん、又聞きで薬を選ぶのって難しいんだよねぇ。
     携帯電話などで直接お話ができると良いのだけれど、こちらから持ちかける訳にもいかず。

     

  • 癲癇(てんかん)はドラッグストアじゃ難しい

     高校生の息子さんのことで、母親が来店。
     咳が続いていて、体力を消耗気味とのこと。
     熱などの風邪の症状は無く、もともと胃腸が弱くて、お腹を壊しやすいそう。
     効能には胃腸に関することは書いてないけど、胃薬としても働く『麦門冬湯』を咳止めに案内したところ、栄養ドリンクも希望されたため『ゼナジンジャー』を勧めた。
     温めた方が良いだろうと思って。
     あと、お腹を下しやすい事については、『胃苓湯』と『半夏瀉心湯』を紹介しておいた。
     ついでに自身のダイエットについても相談され、肌色は良く小柄ながら体格はしっかりしているので、『防風通聖散』を紹介して、お買い上げいただいた。
     すると、帰り際に小学生の息子さんの癲癇(てんかん)についても相談された。
     うーむ、癲癇は難しい。
     病態が様々で、病院との連携も必要だから店頭で「コレを試してみて下さい」とは言えない。
     一応候補としては、神経面を鎮める『柴胡桂枝湯』『柴胡加竜骨牡蛎湯』といった柴胡剤と、痙攣を緩和する『芍薬甘草湯』が候補になるのだけれど。
     紙に書き出して、担当の医師に相談してみるようにお話した。
     よほど漢方薬嫌いという医師でなければ、文献を調べて対応してくれるはず。
     駄目なようなら、漢方内科の病院があるので紹介しますと付け加えた。
     老夫婦が、成人の娘さんの座骨神経痛のためにと湿布を求めて来店した。
     しかし娘さんの座骨神経痛は出産によるものだそうで、授乳もしているそうなので、通院している病院で処方してもらうように勧めた。
     座骨神経痛なら、『疎経活血湯』という漢方薬が使えそうではあるけれど、それとて授乳中となるとどうか。
     今回は、紹介せずじまい。
     せめて医師に相談してみるように、お話しておくべきだったか。

     

  • かっ香正気散(かっこうしょうきさん)
    ………夏の感冒(夏風邪・夏かぜ)、暑さによる食欲不振・下痢・全身倦怠感

    適応症状 

     夏の感冒(夏風邪・夏かぜ)、暑さによる食欲不振・下痢・全身倦怠感

    用方・容量(液剤製品の場合) 

     成人(15歳以上)1回1本1日3回、食前または食感に服用して下さい。
     小児には服用させないで下さい。

    組成(液剤製品の場合) 

     1日量3本(90ml)中、次の成分を含みます。
       びゃくじゅつ  3.0g
       そよう 1.0g
       はんげ      3.0g   
       かっこう    1.0g
       ぶくりょう   3.0g   
       だいふくひ   1.0g
       こうぼく    2.0g  
       たいそう    2.0g
       ちんぴ     2.0g  
       しょうきょう  1.0g
       ききょう    1.5g  
       かんぞう    1.0g
       びゃくし    1.0g
     添加物として、白糖、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、エタノール、パラベン、安息香酸Na、香料を含有しています。

    類似処方鑑別 

    柴胡桂枝湯  体力中等度で心窩部に振水音がなく、季助下部の抵抗・圧痛および腹直筋の緊張を認め、しばしば腹痛を訴える場合に用いる。

    補中益気湯  気力が乏しい。手足倦怠。疲労。食欲不振。るい痩。あらゆる病気中の体力維持。

    使用上の注意 

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)
     (4)長期運用により低カリウム血症、血圧上昇などが現れる場合があるので観察を充分に行う事。


    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。


    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。


    4.保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    5. その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。

     

  • 総合の風邪薬も悪くないけど、症状別に使い分ける方法も

     仁丹を求めて来店した患者さんに症状を尋ねてみると、喉が痛んで咳が出るという。
     アレルギーカードを所持していて、アセチルサルチル酸によりアナフィラキシーを起こすため、医師からも総合風邪薬は避けるようにと言われているとのことだった。
     仁丹を買おうと思ったのも、それが理由。
     もう少し症状を詳しく尋ねたところ、痰が切れにくく喉に絡むようというので、体内が乾燥していると判断して『麦門冬湯』を案内して、お買い上げいただいた。
     あっ、そうそう、担当の医師には、服用したことを伝えて下さいねと念押し。
     遠くに住んでいる成人の息子さんに、置き薬として風邪薬を送ってあげたいというご相談。
     自分で通販で買うんじゃないかとも思ったけど、それを言うのは野暮だろう。
    「良く効くのを」との注文だったけど、この「良く効くのを」というフレーズが曲者。
     もちろん成分によって効果の強弱はあるけれど、本人との相性というものもある。
     なにより、風邪の症状というのは広範囲に及び、その症状の出方は体質と原因によって違う物。
     総合よりも、症状に合わせて飲み分けたほうが効果的ですよと説明して、熱風邪向けの『ルルアタックFX』と喉風邪向けの『ルルアタックEX』を紹介したところ、両方をお買い上げいただけた。
     

     

  • 嘘の結婚記念日

     嘘の結婚のつもりで、エイプリルフールの仏滅の日に結婚したはずなのに、もう10年越えか。
     次郎まで、「ああ、そういうことね(笑)」とか言い出すし。
     何が、「そういうこと」なんだ(^_^;)
     中学生になった娘さんの鼻炎の相談で、母親が来店。
     年齢が年齢なので、まずは『パブロン鼻炎カプセル小児用』を案内したけど、「眠くならない物を」との要望を受けたため、漢方薬の『小青龍湯』(鼻水・クシャミ)と『葛根湯加川きゅう辛夷』(鼻づまり)を紹介した。
     しかし、漢方薬に躊躇したのか、今日のところは、「本人に確認してみます」と帰られた。
     うーん、まぁ仕方ないかぁ。
     高校生の息子さんが、のどの痛みを訴えているとのことで、母親が来店。
     これまた眠くならない物をとの要望を受けて、『駆風解毒湯』をお勧めして、お買い上げいただいた。
     花粉症の季節、熱などの風邪の兆候は無いようだから、もしかすると花粉症が喉に来ているのかもしれませんと説明して、肺を潤す『麦門冬湯』も紹介しておいた。
     喉の症状について花粉症の話をすると、半分くらいのお客様には驚かれる。

     

  • 竹じょ温胆湯(ちくじょうんたんとう)
    ………インフルエンザ、風邪、肺炎などの回復期に熱が長引いたり、また平熱になっても、気分がさっぱりせず、咳や痰が多くて安眠ができない場合


    適応症状

     インフルエンザ、風邪、肺炎などの回復期に熱が長引いたり、また平熱になっても、気分がさっぱりせず、咳や痰が多くて安眠ができない場合

    用方・容量(顆粒製品の場合)

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合)

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
       ハンゲ(半夏) 5.0g          サイコ(柴胡) 3.0g
       バクモンドウトウ(麦門冬)3.0g   ブクリョウ(茯苓) 3.0g
       キキョウ(桔梗) 2.0g        キジツ(枳実) 2.0g
       コウブシ(香附子) 2.0g       チンピ(陳皮) 2.0g
       オウレン(黄連) 1.0g        カンゾウ(甘草) 1.0g
       ショウキョウ(生姜) 1.0g      ニンジン(人参) 1.0g
       チクジョ(竹じょ) 3.0g
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス5.5g含有します。

    類似処方鑑別

    柴陥湯
     体力中等度の人で、強い咳が出て、痰が切れにくく、咳のたびに胸が痛み、胸脇苦満を認める場合に用いる。

    麦門冬湯
     
    体力中等度、もしくはそれ以下の人の激しい咳嗽で、粘秱で切れにくい痰を伴い、嗄声がある場合に用いる。

    小青龍湯
     体力中等度の人で、喘鳴、咳嗽、呼吸困難、鼻症状などを訴え、泡沫水様性の痰、水様性鼻汁、クシャミなどを伴う場合に用いる。

    滋陰至宝湯
     体力の低下した人で、全身倦怠感、食欲不振、咳嗽、喀痰はあるが、不眠や不安などの精神神経症状を伴わない場合に用いる。

    参蘇飲
     比較的体力の低下した胃腸虚弱な人の感冒で、頭痛、発熱、心窩部膨満感などと共に、軽度の咳嗽、喀痰などを伴う場合に用いる。

    使用上の注意

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)
     (4)長期運用により低カリウム血症、血圧上昇などが現れる場合があるので観察を充分に行う事。


    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。


    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。


    4.保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    5.その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。


     

  • 参蘇飲(じんそいん)
    ………感冒(風邪)、咳(セキ)


    適応症状

     感冒(風邪)、咳(セキ)

    用方・容量(顆粒製品の場合)

     1日3回、成人1回1包(3.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合)

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
       半夏(ハンゲ)3.0g      茯苓(ブクリョウ)3.0g
       葛根(カッコン)2.0g     桔梗(キキョウ)2.0g
       陳皮(チンピ)2.0g      大棗(タイソウ)1.5g
       人参(ニンジン)1.5g     甘草(カンゾウ)1.0g
       枳実(キジツ)1.0g       蘇葉(ソヨウ)1.0g
       生姜(ショウキョウ)0.5g    前胡(ゼンコ)2.0g
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス4.5g含有します。

    類似処方鑑別

    葛根湯 比較的強壮な人が、感冒の初期に悪寒、発熱、頭痛、項背部のこわばりなどがある場合に用いる。

    香蘇散 胃腸虚弱な人の感冒、その他の発熱の初期で、不安、不眠傾向がより顕著な場合に用いる。

    小柴胡湯 体力中等度の人で、微熱が長引き、肋骨弓下部に抵抗・圧痛(胸脇苦満)があり、咳や痰が多く、口中不快感、食欲不振などを訴える場合に用いる。

    柴胡桂枝乾姜湯 体力中等度以下の人で、小柴胡湯の使用目標に準じ、動悸、盗汗、不眠、不安などを伴う場合に用いる。

    使用上の注意

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)


    2.副作用
     (1)電解質代謝:長期連用により低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重の増加等の偽アルドステロン症が現れる事があるので、観察を充分に行い、異常が認められた場合には投与を中止する事。また、低カリウム血症の結果としてミオパチーが現れる事がある。


    3.保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    4.その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。


     

  • 桂枝湯(けいしとう)
    ………体力の衰えた時の風邪の初期

    適応症状 

     体力の衰えた時の風邪の初期

    用方・容量(顆粒製品の場合) 

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合) 

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
         ケイヒ(桂皮)4.0g
         シャクヤク(芍薬)4.0g
         タイソウ(大棗)4.0g
         カンゾウ(甘草)2.0g
        ショウキョウ(生姜)1.5g
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス2.25g含有します。

    類似処方鑑別 

    麻黄湯
     比較的体力の充実している人で、悪寒、発熱、頭痛はあるが、自然発汗が無く、腰痛、関節痛、筋肉痛などを訴える場合に用いる。

    葛根湯
     
    比較的体力のある人で麻黄湯の場合と似ているが、首筋から項背部がこわばる場合に用いる。

    香蘇散
     体質虚弱な人で、胃腸が弱く、気鬱の傾向にある場合に用いる。

    使用上の注意 

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)
     (4)長期運用により低カリウム血症、血圧上昇などが現れる場合があるので観察を充分に行う事。


    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。


    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。


    4.保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    5.その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。

     

  • 川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)
    風邪、血の道症、頭痛


    適応症状 

     風邪、血の道症、頭痛

    用方・容量(顆粒製品の場合) 

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合) 

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
       コウブシ(香附子) 4.0g
       センキュウ(川きゅう) 3.0g
       ケイガイ(荊芥) 2.0g
       ハッカ(薄荷) 2.0g
       ビャクシ(白し) 2.0g  
       ボウフウ(防風) 2.0g
      カンゾウ(甘草) 1.5g
       キョウカツ(きょう活) 2.0g
      チャヨウ(茶葉) 1.5g
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス3.25g含有します。

    類似処方鑑別 

    葛根湯
     体力中程度の人を中心に、風邪などで急に頭痛を訴え、発汗の無い場合に用いる。

    桂枝湯
     
    比較的体力の低下した人が、風邪などで急に頭痛を訴えた場合で、自然発汗しているものに用いる。

    加味逍遙散
     更年期または月経不順のある虚弱体質の女性で、頭痛の他、肩こり、めまい、不眠、不安など不定愁訴の多い場合に用いる。

    釣藤散
     中年以降の慢性の頭痛で、動脈硬化や高血圧の傾向のある場合に用いる。

    五苓散
     口渇、尿量減少のみられる頭痛に用いる。

    桂枝人参湯
     比較的体力の低下した人の頭痛で、胃アトニーなどの胃腸症状のある場合に用いる。

    半夏白朮天麻湯
     桂枝人参湯の場合よりさらに体力が低下した人に用いる。

    使用上の注意 

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)


    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。


    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。


    4.保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    5.その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。


     

  • モンスター谷亮子が出馬表明

     外注で訪問したら、お客さん本人は入院中だった。
     家にいるのは、年老いた母親だけ。
     営業さん、どういう仕事の取り方してるのよ。
     同じ会社なら頼もしいかもしれないけど、正直引くわ。
     さすがに本人不在で請け負う訳にはいかず、担当した営業に連絡取ろうと思ったら今日は休み。
     その上司の承認を得て、本人が退院してから対応する事にした。
     一応、私の出張費は貰っておく。
     なんだか体調が優れない。
     珍しく頭痛がする。
     風邪の前兆か?
     小柴胡湯(しょうさいことう)を飲んでおく。
     頭痛の漢方薬じゃないけど、風邪の予防として。
     家に帰ると、次郎が大泣きしている。
     てっきり奥さんに叱られたのかと思ったら、私が帰ってきて『ドラえもん』のDVD観れなくなると思って泣き出したんだと奥さんの話。
     なんだよー。
     聞けば、保育園から帰ってきてから、ずーっと観ていたそうな。
     風呂入れー\(`O´θ/ キック
     『TVタックル』で、「選択制夫婦別姓」の話題。
     例によって田嶋陽子女史が、声高に賛成意見を述べる。
     私も以前は、選択制で夫婦別姓は良いのではないかと思っていた。
     特に反対派の意見として多く出される、「日本的家族崩壊説」には今でも「馬鹿じゃねーの」と思っている。
     でも、帰化しない在日の隠れ蓑(日本人のフリをする)に使われる可能性があることを知ってからは反対の立場。
     番組中では、田嶋女史は、「最近では事実婚が増えている」という理由を賛成意見に加えてたけど、それなら事実婚の権利を拡充する法整備をすれば、「選択制夫婦別姓」は「いらない」という事になるんじゃないのか?
     谷亮子が民主党から出馬するというニュース。
     http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1474202.html
     さっそく、ネットで話題になっていて、このネタに笑った。
    「そういやなんだっけ? 浦沢直樹の漫画から愛称もらった柔道の女」
    「あー、あいつだろ? モンスター!」
    「そうそう、モンスター!」

     ブスでもスポーツや格闘は実力主義だから、当初は応援していたんだけど(「柔ちゃん」と呼ばれるのだけは許せない。『YAWARA!』への冒涜だ)、後輩育成に本当に関心が無いんだと知ってからアンチに転向。
     オリンピックに出場となれば、体力的なピークは20代。
     その世代で活躍したのなら、同じくその世代に道を譲るべきなのに、未だに現役に留まり、後輩の出場枠を狭めているのは、必ず柔道界の未来を衰退させるだろう。
     大舞台に乗ることで実力が飛躍的に伸びる可能性を、この柔道馬鹿(褒め言葉にあらず)は、潰しているのだ。
     しかも今回、参院選に出馬する傍ら、ロンドンオリンピックも目指すという。
     そんな片手間で政治家をやるつもりなのかと呆れる。
     政策について、「スポーツ振興であったり、スポーツの環境を整えたりすることに携わりたい。子育てしながらいろいろなことにチャレンジしているが、国民の皆様、誰もが望む国づくりをしたい」と抱負を述べたそうだが、国民全員がスポーツ振興を望んでる訳じゃないぞ。
     記者会見では、小沢・鳩山の金の問題や、普天間基地の問題などで民主党の支持が国民の間で揺らいでる事への感想を求められたにも関わらず、「地球を覆うほどの愛で頑張りたい」とかはぐらかしていたし。
     ここで、不正や至らない点は正していきたいとか言えば感心もしたのに、早くも不誠実さを現してしまったように思える。
     まさか、「谷でも金」の後「ママでも金」に続いて「政治では金(カネ)」とかいうキャッチフレーズを望んでるのか。
     困ったことに、比例での出馬だから、民主党への投票がそのまま当選させてしまう可能性があるんだよね。
     まだ、立ち上がれ日本から擁立されるらしい杉村太蔵氏の方がマシ。
     http://exawarosu.net/archives/3140136.html
     杉村氏は、当選当初の言動だけが一人歩きした感があるけど、ちゃんとその後は勉強していたし、スポーツ振興に関しても、谷よりもまともな考えを述べていたもの。