お客様から、鼻水の症状があり眠くならない物をと注文されたので、現代薬として即効性がありながら眠気を催しにくいとされる『アルガードクイックチュアブル』と、継続することで効果を発揮する『アレグラFX』と『アレジオン』、そして眠くなる成分が一切入っていない漢方薬の『小青竜湯』を案内した。
すると、『葛根湯』を飲んだとのことだったが一回だけだというので、もっと服用すれば効果を期待できることをお話すると本日はお帰りになられた。
透明な鼻水は内臓の冷えが原因と考えられるため、積極的に温かい物を飲んで半身を厚着するよう勧めた。
お客様から風邪の相談を受け、昨日に37.5度くらいに発熱したとのことだったが、今は平熱で鼻の症状は無く、残っているのは咳と喉の痛みだという。
そして家に『バファリンA』があるというため、喉の痛みは『バファリンA』に面倒を見させて、咳止め薬を使うよう提案し、痰が絡むとのことから『ブロン錠エース』をお買い上げいただいた。
家には『葛根湯』があるとのことだったが、タイミング的には遅いことをお話した。
上半身を温める『葛根湯』では、余計に喉が痛んで咳になってしまうからだ。
またお客様の家には『桔梗湯』もあるというため、『ブロン錠エース』と併用できることを伝えた。
家に置いてある薬を適切に使わないのはモッタイナイので、電話ででも問い合わせてもらえればお答えしますよん。
家に置いてある薬箱を持ってきてもらって無料点検とか、需要あるかしらん。
効能が同じ薬のチェックとか、常備しておくと安心な薬の案内とか。
基本は、鎮痛剤と咳止めと鼻炎薬の三種類に、お腹の薬として『正露丸』(糖衣錠は除く)と胃腸炎に適応する『柴胡桂枝湯』、塗り薬には抗生物質の『テラマイシン軟膏』とステロイド剤の『フルコートf』というところ。
捻挫や突き指などの初期の処置は冷やすことだから外用消炎剤は無くても大丈夫だし、鎮痛剤を服用すれば良い。
消毒薬も欲しいかもしれないけど、ちょっとした傷は水道水で洗えば充分で、化膿を防ぐのは抗生物質の方が良い。
虫刺されの痒み止めもあると、あせもなどに応用できるから揃えておくのが良いかもしれないが、ひとまずステロイド剤があれば急場はしのげる。
胃薬もあれば便利かもしれないものの、原因も様々なら症状も様々なため、食事を摂らないか消化の良い物に切り替えて、症状に合う物をそのつど買ったほうが効果的だ。
とまぁ、薬箱の無料点検でアドバイスするとすれば、こんな具合。
今回のお客様のケースだと、最初期に『葛根湯』と『桔梗湯』を併用するのが適切だったと思う。
お客様が『フィニッシュコーワ』と『ヴィックスドロップ』をレジに持ってきたさいに、どちらも消毒型で炎症には弱いことをお話したところ興味を持たれたので、喉の痛みに抗炎症アズレン製剤の『アズリートスプレー』と『パブロントローチAZ』を案内した。
すると『アズリートスプレー』と『ヴィックスドロップ』の組み合わせで、お買い上げ頂いた。
痛むのは喉の手前とのことで、何かの侵入を防いでいるとも考えられる。
もし喉の奥の方が痛む場合には胃炎の可能性をお話して、同じ喉の痛みでもアプローチが変わることを伝えた。
なので、出来れば自分で選ぶ前に店員に声をかけて相談してもらいたい。