奥さんから液体の下剤を頼まれたとのことでお客様が来店したのだが、薬の名前はを分からず、病院で処方され「目薬みたいな形」というので『マルツエキス』だと思われる。 在宅介護サービスで働いてる友人から、介護に行った先の家族に「目薬です」と言われて渡されたのが『マルツエキス』だったなんて話を聞いたことがある。 まぁ、下剤とはいえ『マルツエキス』は麦芽糖なんで、目に挿しても害はないけど笑えない(^_^;)…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
薬を買ってオシマイじゃないですよん
お客様から、咳と喉の痛みの相談を受けた。 患者は奥さんで、昨日から熱は無いものの昼も夜も咳き込んでいるというお話から、体内に熱が篭っている可能性をお話しして、患部を冷やしつつ熱を発散する『五虎湯』と、咳き込みで眠れないようであればと中枢神経に作用する『アネトンせき止めZ錠』を案内したところ、『五虎湯』を購入された。 そして、入浴と温かい物を飲むことで、体が炎症を起こすのを抑えられることを伝えた。…
熱が下がれば、もう風邪薬の出番は終わり
やや高齢のお客様が『ソフトサンティア』を求めて来店したが、白内障の目薬の代わりにしているというお話。 病院自体は、もう2年くらい行っていないそうで、「緑内障じゃないから」とおっしゃっていた。 確かに白内障は治る病気ではないが、かといって他の症状を併発することもあるので、年に一度でも病状の確認をするよう勧めたうえで『ソフトサンティア』をお買い上げいただいた。 なにせ、ただの塩水なんで。(涙に近い成…
胃炎には2種類あります
『ペラックT』をレジに持ってきたお客様から、「14歳の子供だけど、体格いいから大丈夫よね」と尋ねられ、この薬自体は大丈夫ですと答えたが、薬の年齢制限は成分による脳への影響や内臓への影響で指定だったり、単純に剤形の飲みにくさだったりと、理由が違うこともあることを説明した。 中には、体格さえ良ければ年齢制限があっても大丈夫と考えるお客様もいるので、この点は注意喚起が必要だ。 その子供は、3日くらい前…
薬の継続が必要かどうかの判断も必要
外用消炎剤の棚を見ているお客様に声を掛けると、最初は案内を断られたが、その後に質問されたので詳しく訊いてみると、足の裏のアーチ部分と脹脛(ふくらはぎ)が痛むとのことだった。 成分によって鎮痛効果と浸透力が違うことを説明し、症状から局所麻酔の入っている『トクホンチールOX』を紹介したが、お客様自信が浸透力のあるフェルビナク製剤に興味を持たれたので、試してみてはと勧め『アンメルツゴールドEX』をお買…
蓄膿症は鼻詰まりだけか鼻汁が喉に落ちてくるかの鑑別が重要
初めから蓄膿症ということで来店されたお客様に、『荊芥連翹湯』と『チクナイン』(辛夷清肺湯)を案内したうえで、鼻汁が喉に落ちてくるのかを確認したところ、落ちてくるのと喉にネバネバ感があり口の中が臭うというお話があった。 そしてストレスの話をすると思いあたるようだったため、『半夏厚朴湯』も紹介しつつ、今回は鼻汁という実態があることから『チクナイン』を勧めてお買い上げいただいた。 それから、入浴をする…
警告を無視するのは怖いこと
やや高齢のお客様が、運動の後の腰痛とのことで湿布は冷感が良いか尋ねられた。 初期は炎症を抑えるために冷やすのが良いものの、鎮痛効果や浸透力での薬剤の違いの方が重要なことを説明し、今まで『ハリックス55EX』を使ってるというお話から今回は『ハリックスIDプラス』を勧めて購入していただいた。 運動をされるのであればと、事前に飲む薬として『疎経活血湯』を紹介した。 するとお客様は、「痛いのは大事だよね…
頼りになるかと問われれば自信は無いわけですが……
携帯用の『セイロガン糖衣A』をレジに持ってきたお客様に『正露丸』と処方内容が違うことを説明したところ、どちらが良いか尋ねられた。 『正露丸』から、抗炎症作用のある生薬を二つ抜いたのが『セイロガン糖衣A』で、『正露丸』自体が飲む消毒薬として有効な物だから、『セイロガン糖衣A』は、腸内の消毒に特化した物と云えるだろう。 だから、どちらが良いかは用途による。 確認すると海外に行かれるというので、一番怖…
お客様の選択が全てです
お客様から、『イソジンうがい薬』と『新コルゲンうがい薬』の違いを質問された。 うーん、単純に言えば『イソジンうがい薬』の主成分であるポビドンヨードは、細菌や真菌だけでなくウイルスにも効果を発揮して、『新コルゲンうがい薬』の主成分である塩化セチルピリジニウムは、ウイルスへの効果が期待できないくらい。 一方、『新コルゲンうがい薬』には抗炎症のグリチルリチン酸二カリウムが入っており、『イソジンうがい薬…
やかましかったら すみまっせーん(あ○ロックンロール←コレで「アニマルロックンロール」)
やや高齢のお客様が『ストッパ下痢止めEX』と『セイロガン糖衣A』をレジに持ってきたさいに、『正露丸』と糖衣錠では処方内容が違うことを説明したところ、『正露丸』に変更を決められた。 『正露丸』は飲む消毒薬でもあるため、食中りの時には『ストッパ』のような物で下痢を止めずに、悪いモノを出し切った方が良い事を話しして、両方の使い分けが大事なことを伝えた。 そういう意味では、こうして性格の違う下痢に対処す…