熱が下がれば、もう風邪薬の出番は終わり

 やや高齢のお客様が『ソフトサンティア』を求めて来店したが、白内障の目薬の代わりにしているというお話。
 病院自体は、もう2年くらい行っていないそうで、「緑内障じゃないから」とおっしゃっていた。
 確かに白内障は治る病気ではないが、かといって他の症状を併発することもあるので、年に一度でも病状の確認をするよう勧めたうえで『ソフトサンティア』をお買い上げいただいた。
 なにせ、ただの塩水なんで。(涙に近い成分)

 鼻炎薬を求めて来店したお客様に、『ルキノン鼻炎カプセル』と『パブロン鼻炎カプセルSα』を案内したうえで、症状が軽ければ『葛根湯』をと提案したところ、飲んだけど効かなかったという。
 鼻水は透明だというから内臓の冷えが原因と考えられるが、『葛根湯』くらいでは温める力が弱かったか。
 そこで、より体を温める『小青竜湯』を紹介しお買い上げいただいた。

 風邪薬を求めて来店したお客様に症状を尋ねると、主訴は咳と鼻水で、熱は下がっていないものの熱っぽいという。
 鼻水は透明だそうなので、風邪としては峠を越え、内臓が冷えている一方、体内が乾燥していると考えられることを説明した。
 すると、鼻水はそれほどでもないというので、痰がひっかかるというお話から『麦門冬湯』と『ブロン錠エース』を紹介し、後者をお買い上げいただいた。
 鼻水の方は、お風呂に入り温かい物を飲んで、下半身に厚着をすることで対処するよう伝えた。

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