高齢のお客様が『サンテ40』を購入するさいに、以前は『スマイル40』を使っていたということで、価格が高い方が効くか尋ねられた。 価格が安い目薬は処方が古く開発費を回収済みだったりするからであり、高いからといって特別に良い成分が入っている訳ではないため、価格と効き目には直接的な関係は無いことを説明した。 すると疲れ目に、家に残っていた『アルガード』を使っていたというので、抗アレルギー用の目薬は…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
乳酸菌を活かすのも、あせもの予防も入浴で
幼児を連れたお客様が『ヤクルトBL整腸薬』を求めて来店したけれど、置いていないため近くのドラッグストアーを紹介した。 お腹が冷えやすいというお話だったので、長めの入浴や温かい物を積極的に飲むといったことを「重ねる」のが必要と伝えた。 体の不調は、なかなか一つの事だけでは解決しないのである。 ただ、小さい子供がいるとゆっくりお風呂に入るというのは難しいかもしれないから、誰かに子供を見てもらえ…
便秘薬を使うのは自覚症状のある時に
幼児を連れたお客様が『命の母ホワイト』を購入されるさいに念の為、肉体的な疲労に向いていて精神的な不安感には『命の母A』が適応することを伝えた。 主訴は生理時の不安感やイライラだというので『命の母A』の方が合うようにも思えたものの、体格の細いお客様だったので『命の母ホワイト』が適応するかと思い、そのままお買い上げ頂いた。 それから、生理の予定の前から服用を始めてみるよう勧めた。 高齢のお客様…
ヤケドをしたら薬を買いに来るより患部を冷やすのが最優先
子供を連れたお客様が『ムヒパッチA』を購入されるさいに、パッチにも薬の強弱があることを伝えると興味を持たれたので、『マキロンパッチエース』にはステロイド剤が入っており、より患部の炎症が強い場合に向いていることを説明した。 やや高齢のお客様がヤケドの薬を求めて来店したけれど、ヤケド痕を目立たなくしていく薬はあっても直接的にヤケドを治す薬は無いことを説明し状態を確認すると、カーラーで額をヤケドした…
発熱に解熱剤を使うと長引くこともあります
お客様から『イブA』と『バファリンA』の比較を尋ねられ、成分の違いを説明したけれど、主訴は発熱で、すでに三日目になり病院からも解熱剤が処方されたとのことだった。 その解熱剤が切れるため代わりの物を買いに来たというのに、処方内容は不明で服用して6時間ほどすると、また熱が上がってくるというお話だった。 んー、まぁ体は発熱して治したい訳だからねぇ。 発熱することによってウイルスや菌に対抗したり、…
親しくても安易に薬の銘柄を指定して勧めないで
『ロキソニン』を求めてお客様が来店したけれど、置いていないことと、薬剤師のいるお店で勤務中にしか買えないことを説明して、近くのドラッグストアーを紹介した。 そのうえで『ロキソニン』でなければならない理由が無ければ、イブプロフェン製剤でも代用できることをお話したところ興味を持たれたので、主訴を確認すると頭痛とのことだった。 痛みを伝えるホルモンと、胃を保護する指示を出すホルモンは同じであり、ズ…
情報は多ければ良いというものではない
お客様が『トラフル軟膏PROクイック』と『トラフル軟膏』を比較しており、前者にステロイド剤が入っていることを確認されたので、内容の違いを理解してる様子だった。 高校生の息子さんが口内炎ということで、同じくステロイド剤の『ケナログ軟膏』も案内したうえで、内服薬として炎症を抑える『黄連解毒湯』と、多くの口内の原因となるストレスに対応する『半夏瀉心湯』も紹介した。 『ケナログ軟膏』は初めてだと感触…
家族の薬を買いに来たケースは対応が本当に難しい
『葛根湯』と『コルゲンコーワトローチ』を一緒に購入されるお客様に、それぞれの特性をお話したところ『コルゲンコーワトローチ』は自分が使うのではないとのこと。 『葛根湯』は上半身を温めて症状を治すのが目的なので、喉が痛かったり咳のある風邪には向かないし、発熱してからでは使うには遅い。 そして『コルゲンコーワトローチ』は喉のトローチとしては消毒系なので、炎症や痛みには効きが弱い。 『コルゲンコー…
病院で処方されるのと同じ成分の薬でも明記されてる効能は違うことが
やや高齢のお客様が『新ルルAゴールドS』を購入しようとしたけれど、喉の痛み以外の症状は無いそうなので喉の痛みに特化してはどうかと提案した。 すると、家にあった『新ルルAゴールドS』を服用していて、もうすぐなくなりそうなため買い置きのつもりだったとのことだったが、『ペラックT』に変更となった。 市販の総合風邪薬は何をどう選んでも咳止めの成分が含まれていて、それが体への負担となるし、鼻炎の成分は…
デキる男は専門家に質問して上手く使いこなす
『タナベ胃腸薬ウルソ』を購入するお客様に使用経験を尋ねてみると初めてとのことだったのでヒアリングしたところ、主訴は胃もたれだという。 胃もたれには大きく分けて三つあり、たまたま胃の機能を超えて飲食してしまった場合と、胃の機能が低下している場合、そして脂質や肉類が腸で消化しきれない場合 だ。 胃の機能を超えてしまった場合は消化剤が有効であり、機能が低下してるなら健胃剤が必要となって、腸での消化…