気軽に問い合わせできる、行きつけのドラッグストアーを持っておこう

 高齢のお客様が『サンテ40』を購入するさいに、以前は『スマイル40』を使っていたということで、価格が高い方が効くか尋ねられた。
 価格が安い目薬は処方が古く開発費を回収済みだったりするからであり、高いからといって特別に良い成分が入っている訳ではないため、価格と効き目には直接的な関係は無いことを説明した。
 すると疲れ目に、家に残っていた『アルガード』を使っていたというので、抗アレルギー用の目薬は疲れ目には適応しないことを伝えた。
 こういう、適応しないのに「近くにあったから」と効能の異なる薬を使ってしまうケースは案外と多くて困る( ´Д`)=3
 お客様には、営業時間中に電話をしていただければ、家にある薬が適応するか案内できますので、お電話下さいと伝えた。
 行きつけのドラッグストアーを持っておくというのは、そういう時に遠慮無く問い合わせができるということなんである。

 若い女性のお客様からドリンク剤を求められ、医薬品と医薬部外品があることを伝えると部外品で良いとのことだったが、包装したりリボンを付けられるか尋ねられたため用途を訊いたところ、彼氏が出張するのでプレゼントにとのお話だった。
 医薬品の方が効果が期待できることを説明したうえで、ちょうど販売許容期限が迫っていて半額になっている高級ドリンク剤があるから、それをお勧めしてお買い上げいただいた。
 そして値引きシールを丁寧に剥がして、プレゼント用の包装とリボンシールを付けた。
 お客様は予算をちょっと上回る程度で高めのプレゼントを用意できて、彼氏の方は高級感と品質で喜んでもらえれば、うちのお店は販売許容期限が迫っている商品を処分できて、三方メデタイと思うのだけどどうか(*´∀`*)

 『ロイシン』を求めてお客様が来店したけれど、生憎とうちのお店には置いていない。
 ロイシンというのはタンパク質を筋肉に変えるスイッチとなるアミノ酸の一種であるものの、スイッチばかりあっても仕方がないので、卵などを摂取する方がよほど効果的なことをお話した。
 しかしまぁ企業も次から次へと、目新しい物を市場に投入してきますな。
 消費者の方も本当に必要かどうか考えないと、踊らされてしまうことになるので要注意(`・ω・´)キリッ

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